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日本に銃口を向ける中国

  • 2010/04/20(火) 23:32:36

 今月10日に沖縄本島と宮古島の間を抜けて沖縄近海で軍事演習を行った中国艦隊だが、その後13日には日本固有の領土である沖ノ鳥島近海に到達し、同島を一周するように航行したことを日米の軍事関係者が明らかにしたという。

長島防衛政務官は、中国艦隊が20日現在も沖ノ鳥島近海で軍事演習を継続中だと明かした。

参考記事 

これで今回の中国軍による挑発の対象が日本であったことが明白となった。

中国艦隊の動向は海上自衛隊が監視活動にあたっているが、警戒にあたっている海自の哨戒機に対し、中国の駆逐艦が対空砲の照準を合わせるなど、きわめて軍事挑発的な姿勢を取り続けている。

参考記事 

今月初旬には、中国艦隊から飛び立ったヘリコプターが自衛隊の護衛艦に異常接近するという、挑発行為を行ったばかりだ。

中国のネット世論ではこれらを英雄行為と見なし賞賛する意見が大半だと報じられている。
中国の軍部にも世論にも、戦争の悲惨さに学ぼうという意識はカケラも見られない。

 中国は1980年代半ばに、当時の劉華清・中央軍事委員会副主席が極めて野心的な軍事戦略の大転換を打ち出した。

それまでの中国は陸軍中心の軍事戦略をとっていたが、海軍司令官出身の劉華清は中国を世界の覇権国家とすべく外征型の海・空軍を整備し、中国の周囲に排他的な中華民族のための生存圏をつくろうともくろんだ。

ここで問題となってくるのが中華民族の生存圏に外国の領土・領海・経済水域が当然のごとく含まれていることだ。

劉華清が打ち出した戦略のタイムスケジュールでは、

”再建期”  1982-2000年 中国沿岸海域の完全な防備態勢を整備

”躍進前期” 2000-2010年 第一列島線内部の制海確保

”躍進後期” 2010-2020年 第二列島線内部の制海権確保。航空母艦建造

”完成期”  2020-2040年 米海軍による太平洋、インド洋の独占的支配を阻止。米海軍と対等な海軍建設

となっている。

”躍進前期”にある第一列島線とは、日本本土-沖縄-台湾-フィリピン-ボルネオ島を結んだ線であり、2010年までにその内側を中国海軍の制海権に置くというのだが、それは日本や台湾・フィリピン・ベトナム・マレーシア等の国家主権と安全を明らかに侵すものだ。

”躍進後期”の第二列島線とは、日本の伊豆諸島-小笠原諸島-沖ノ鳥島-米領グアム・サイパン-ニューギニアを結んだ線であり、中国は2020年までに第二列島線の内側の西部太平洋全域を支配下に置くことをたくらんでいる。

そして2040年までにアメリカと対等な軍事力を備え、太平洋やインド洋など遠く外洋にまで軍事力を投射できる体制を整え、中国をアメリカとも張り合える覇権国家にしようという計画である。

中国が1980年代に打ち出したこうした軍事戦略は、時代錯誤的な軍国主義の産物としか言いようがないが、それによって最も脅威を受けるのはわが日本である。

 今回の中国艦隊による大規模な軍事演習と日本に対する軍事的挑発は、中国海軍が第一列島線を越えて第二列島線内部の制海権確保をめざす”躍進後期”に入ったことを高らかに宣言する意図があるのかもしれない。

”躍進前期”が完成されたとは言えないが、2010年開始というかねてからのタイムスケジュール通り、事を進めたいという中国軍部の意向だろうか。

胡錦涛指導部が不満が高まる軍部のガス抜きのため容認したのか、それとも自ら積極的に旗振り役となったのかはわからないが、どちらにしろ日本を筆頭とする西太平洋沿岸諸国にとって深刻な脅威であることは変わらない。

 中国の勇ましい軍事冒険主義に対し、日本側が適切な対処ができていればまだ救われるのだが、”人民解放軍の野戦司令官”を自認する人物が動かしている親中・反米の民主連立政権は迷走を続けるばかり。

それどころか、そんな中国国民に日本の参政権を与えようというのだから民主党は"loopy"(イカれている)としか言いようがない。

臆病な自尊心を持つ中国はまず東シナ海の日本近海で軍事演習をやり、日本政府がどういう態度を取るか探りを入れてきたものと思われる。

だが民主連立政権は中国に抗議や報復措置を一切取らず、中国艦隊が沖縄を横切っても「公海だから問題ない」で済ませてしまった。

これが誤ったメッセージを中国軍部に送ることになり、日本固有の領土・沖ノ鳥島を無視するような行動につながってしまった。

そもそも民主連立政権が普天間移設問題の対応に失敗して日米安保体制にほころびを生じさせたことが、西太平洋の支配を狙う中国海軍にスキを与えることになったと言えよう。

この期に及んで民主連立政権は中国側に真意を問いただすだけというのんきな対応に終始しているが、危機管理の根本から感覚がズレているとしか言いようがない。

政府・外務省は「中国軍の今回の行動は、専守防衛の枠組を逸脱したアジアの安全を脅かす極めて挑戦的かつ侵略的なもので、断じて受け入れられない」とはっきり抗議した上で、同じように中国の脅威にさらされているインドやASEAN諸国と安保協力を進めよ。

「沖ノ鳥島を日本の領土として死守することがグアムの安全につながる」と説得して、アメリカの防衛協力を取り付けよ。


 遅くとも1990年代には中国の露骨な軍備拡張に対する脅威論が日本の一部で出ていたはずだし、当ブログも6年前の開設当時から必死に警鐘を鳴らしてきた。

だが左翼勢力を中心に「中国脅威論など、過去を反省できない右翼のデマ」という情緒論が盛んに流布され、ウヤムヤにされたまま今日まで来てしまったのがこのザマだ。

エコノミストは「中国と日本は経済分業体制にあるので脅威論は間違い」と論理のすり替えを行い、雑誌・軍事研究に寄稿するような著名な軍事専門家も「中国は、数千に及ぶ老朽化した戦闘機や戦車を一対一で新型と交換しなければならないからとても予算が足りない」などと言っては中国脅威論を否定していた。

近年では、「自民党の安倍・麻生のような”勇ましいことを言う人”が首相となり稚拙な外交をやるから、中国が感情的になって問題行動を起こすのだ」とか、「中国が軍拡をやっているのはアメリカ向け。日米同盟を解消すれば日本だけは助かる」などといった、噴飯ものの主張もやはり左翼勢力から盛んに出ていた。

人間は自分が見たくないものからは目をそむけ続けるということか。

しかし左翼勢力が待ち望んだ理想の政権である民主・社民連立政権が出来ても、沖ノ鳥島や尖閣諸島といった日本固有の領土を奪うため、中国軍はハッキリと日本に銃口をつきつけている。

普天間問題が暗礁に乗り上げ日米安保体制が危機的状況になってくると、むしろ中国は日本に対する軍事挑発を激化させているではないか。


外交・安全保障のプロであるはずの外務省も「中国を刺激してはいけない」と言いながら、中国による対日軍事挑発を何十年も腫れ物にでも触るように扱ってきた。

しかし日本の外交官が言うように中国は日本が刺激したから挑戦的な態度を取ってくるのではなく、前述のように50年60年計画できわめて侵略的な軍事戦略を練り、それに従って行動しているのである。

「外国から刺激を受けたから行動する」というのは、まさしく”戦略なき行き当たりばったり国家”日本のことであり、日本の外務官僚が「自分達がそうだから中国だってそうだろう」と思いこんだところに日本の対中政策最大の失敗がある。

欧米のエリート層も中国脅威論を鼻で笑いながら、「もはや軍事力の均衡によって安全を確保する国家安全保障や地政学は時代遅れ」と見なし、「国家安全保障から”人間の安全保障”へ」という耳に心地よい理想論ばかりが論じられてきた。

問題行動を繰り返す独裁国家であっても自由主義先進国が援助と投資を行い、彼らを国際社会に積極的に参加させれば、いずれ彼らも責任ある行動を取るようになるという楽観論に満ちていた。

だが21世紀の現在、中国という偏狭な民族主義を熱狂的に支持する国民をかかえた世界最大の専制国家が、19世紀的な領土領海のあくなき拡張と極端な重商主義による近隣窮乏化政策の貫徹をたくらむ。

共産党独裁体制の中国は、世界にとってナチスドイツ・ソビエト連邦以上の脅威である。





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亡国法案『国会法改正案』に断固反対を。

『国会法改正案』が通ると、外国人参政権や外国人住民基本法などの憲法違反ともいえる法案が通りやすいそうです。
反対意見をお願い致します。

■NHKニュース―国会法改正案 後半国会の焦点に

山岡氏は、強行審議したいようです。

官僚の国会での答弁禁止を柱とした国会法の改正案をめぐって、民主党は、速やかに衆議院の議会制度協議会で議論に入りたいとしているのに対し、野党側は、政治とカネの問題の説明が先決だとして反発しており、後半国会の焦点の一つとなる見通しです。(一部抜粋)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100419/t10013924321000.html

■国会法改正強行に警戒感 禍根残すと与党内にも
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010041801000343.html

■同法案の非常に危険なことがよくわかる動画です。
売国法案作り放題!【国会法改正案】日本を独裁国家に!民主・社民了承
http://www.youtube.com/watch?v=a9GARh_YHxU

話題に関係ないことですみません。

  • 投稿者: a
  • 2010/04/21(水) 16:31:41
  • [編集]

しかし、こんな大事を殆ど報道しない日本のマスコミの緩さ
産経新聞以外で気を吐くメディアが無いものかと脱力します。

  • 投稿者: 無名戦士
  • 2010/04/21(水) 20:17:59
  • [編集]

日本沈没か??

中国の軍部は太平洋をわが海にしたと示威するためなら、それがどんな無茶でも「計画達成」=軍の司令官の地位確保・・のためやるでしょう。
 一方でアメリカ軍の将校は日本を守るために血を流すと公式コメントし、普天間基地の現状は危険であるとも認識しています。どっちが話の通じる相手なのでしょう。
 日本人に銃口を向ける隣国に抗議もできず、同盟国の大統領と会談すらできない宰相。私は政治家を呼び捨てしながら偉そうに政治談議を言う人間を蔑みますが、いまの日本の首相を呼び捨てすることは、まったくためらいません。
 事業仕分で財源も捻出できず、公約の多くを反故にしただけでなく、雇用創出は介護だの福祉だの理想論ばかり・・あの大変さを知っていれば、若者たちが嬉嬉として就労するとでも考えているのでしょうか。
もう沖縄の負担軽減も、自民党時代の10倍くらいのコストが必要でしょう。みんな税金・・それも国債ですよ(笑)
 こののち、子の間引きをせざるをえないような国に日本が落ちぶれるのなら、まさしく「鳩山」こそ最大の戦犯でしょう。
 ブリジストンのタイヤの不買運動くらいが、今の僕にできる抵抗です。先日、某大企業の集まりに参加しましたが、みーんな日本脱出を考えていました。法人税にプラスして安全保障が不安だそうです。 

  • 投稿者: SAKAKI
  • 2010/04/21(水) 22:12:22
  • [編集]

aさん

>『国会法改正案』が通ると、外国人参政権や外国人住民基本法などの憲法違反ともいえる法案が通りやすいそうです。

国会法改正案もそうなんですが、現状においてすでに民主連立政権は”強行採決”連発でして、はっきりいって自民党政権時代よりひどいです。

民主・社民などは野党時代に「自民党による”強行採決”は民主主義に対する冒涜」とかなんとか言いながらさんざん批判していたのですが、自分達が権力を握ったとたんこのザマです。

民主・社民を支持する法曹界の連中も身内の強行採決連発を見て見ぬふり。

伊藤真という人が自民の強行採決をののしりながら「立憲主義こそ唯一の民主主義」なんて言っていましたが、”司法試験のカリスマ”がちゃんちゃらおかしくてヘソで茶が沸きます。


無名戦士さん

「中国は善で日本は悪」という固定観念によって日本のマスコミ界は脳死状態にあるのでしょう。


SAKAKIさん

>先日、某大企業の集まりに参加しましたが、みーんな日本脱出を考えていました。法人税にプラスして安全保障が不安だそうです。 

まあ、脱出したくなるのも無理からぬ話ではありますね。

なぜ世界の基軸通貨発行権を握ったイギリスやアメリカが海軍力の整備に熱心であったのか、民主党の連中には一生理解不能でしょう。

鳩山一族・岡田一族を代表に、彼らも一応日本のエスタブリッシュメントのはずですが、あの体たらくですから。

ただトヨタがアメリカと中国で集団リンチ状態でして、日本企業は外へ出ても地獄・民主政権が続くかぎり日本に残るも地獄でしょうね。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2010/04/21(水) 23:31:46
  • [編集]

メビウスの環でしょうか?

そもそも官僚は政治家が真剣に腹を据えて、真の大所高所から命じれば即座に最善の策を打てるものです。
それが我が国の官僚の本質です。
しかし我が国は政治家、特に与党が駄目駄目です。
しかしその政治家を選んだのは国民です。
しかしその政治家を選ぶ様に国民を洗脳したマスゴミや日教組を遣りたい放題で放置したのも政治家な訳で・・・
こうなると鶏が先か卵が先かの問題に為って来ますね。
まあ究極は米軍のウォーギルトインフォメーションまで遡るわけですが・・・
米軍とソ連中共が仕掛けたメビウスの環を切断破壊するしか母国再生の道は無さそうですね。
それにしても右手に上海万博左手に隣国挑発とは、現代中国の体制とはイヤハヤ・・・

  • 投稿者: 火天大有
  • 2010/04/22(木) 17:04:26
  • [編集]

火天大有さん

>こうなると鶏が先か卵が先かの問題に為って来ますね。

私はやはり、民主国家においては民度の向上が先のような気がします。

そう考えると福沢諭吉先生は偉大でしたね。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2010/04/24(土) 00:54:51
  • [編集]

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