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小泉首相の演説はいったい何だったのか?

  • 2005/04/25(月) 23:54:41

 中国における反日デモ騒ぎは、どうやら峠をこえたようである。

24日珠海で行われたデモは、中国公安当局が主催者数人を拘束して解散させ、
http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20050424-00000034-mai-int


また25日には、デモをネットで呼びかけた中国人を公安当局が逆探知して拘束した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050425-00000150-jij-int

 4月17日の中川大臣の「中国投資はリスクがある」という発言以降、日本側の抗議に一向に耳を貸さず、中国国民の暴動を黙認していた中国政府が、全力を上げて暴力デモ隊をつぶし、日本製品ボイコットの自制を国民に呼びかけ、中国の投資市場としての信頼性を保とうと必死に右往左往している状況が続いている。

中国のような独裁国家なら、本気を出せばデモ隊を鎮圧し首謀者を逮捕するぐらいは朝飯前なのは、はじめからわかりきっていたことだ。

そして単なる日本側の口先だけの抗議では、中国政府のデモ隊の野放しをやめさせられないことも、以前指摘した通りである。

 こうして”愛国無罪運動”を奨励していた中国政府が実質的に日本側に譲歩して、中国人デモ隊の暴力行為の防止が達成され、日本側が外交的な勝利を得たタイミングで出た、22日ジャカルタでの小泉首相の演説はいったい何だったのだろうか?
http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20050422-00000611-jij-pol


 今回の暴動騒ぎは、中国・韓国側の「日本は過去を反省し、歴史を直視せよ」というお決まりのスローガンで始まった。 それに対して、日本側はデモ隊の暴力行為に対する謝罪と賠償を求めた。

そして全世界が、日本と中国というアジアの二大大国のぶつかり合いの行方をかたずを飲んで見守った。

当然世界の国々にとっては、たとえ日本の主張に正当性があったとしても自国の利益のため、負け組に乗るわけにはいかないから、勝敗が決するまで動けない。

日本が正しいのは明白だから、世界各国の政府は黙っていても日本の味方をしてくれると考えるのは大間違いだ。 外交の世界はそんなに甘いものではない。

 そのようなタイミングで小泉首相の「謝罪演説」が出た。この演説がたとえ、特定の国に対しての謝罪ではなかったにしても、世界はどうみただろう?

私の記憶が確かなら、シンガポール政府はこれまで沈黙を守っていたはずだが、首相の演説直後に日本への強い批判声明を発表した。

http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20050422-00000427-reu-int


華人国家のなかでシンガポールだけは、今までデモなどの強い反日運動がみられなかったはずだ。

昨年、シンガポールのリー・シェンロン首相は、台湾問題がらみで中国の逆鱗にふれて、激しい非難を受けたばかりであるが、

「日本から”敗北宣言”もでたし、ここで”戦勝国・中国”に忠誠を誓っておかなければ、あとからどのような報復がくるかわからない」とシンガポール政府が考えたとみるのは、うがち過ぎだろうか?

 結局小泉首相の「謝罪演説」とは、中国の暴力デモ隊がこてんぱんにやられて総退却をしている状況で、降伏文書にサインしてしまったようなものに思えてくる。

しかも、あれほど「謝罪と反省」を求めていた中・韓の演説に対する反応は、「口先だけでは信じられない。行動で示せ」だった。

日本が日韓基本条約で五億ドルの経済援助を韓国に与え、「行動で示した」ときも、ノ・ムヒョン大統領の言い分は「これで終わったとは思うな。もっと謝罪・賠償しろ」だった。

結局どんなことをしようと、中国も韓国も、はなから日本を許す気など無かったのである。

クロフネは「反日とは『日本人は過去を絶対反省しない』というドグマ(教義)を持つ宗教である」と断定せざるを得ない。

中・韓の反日教徒にとって、「日本人すべてが過去を反省する」ことなど、そもそもあってはならないのである。

こう考えると、ジャカルタでの小泉首相の演説は、いったい何だったのであろうか。

 一方、「謝罪演説」で日中首脳会談が実現したのだからよかったのだという意見もあるようだが、

もしそうなら、中国国内の暴動が収束し日本側の要求が達成されつつある状況で、そこまであせって日中首脳会談を開催する必要性は果たしてあったのか、そうまでしてこぎつけた今回の首脳会談の成果とは何だったのかという疑問がわいてくる。

小泉首相が胡主席に求めたことは、もう沈静化に向かっている反日デモについての適切な対処であり、それに対して、胡氏から明確な返答は無かった。

胡氏は日本側に「日中共同声明の原則遵守」と「反省を行動で示すこと」を求めた。

そして両首脳は、「日中関係は重要であるという認識で一致した」というが、そんなことははじめからわかりきっている。

別段、新しい成果があったわけではなく、日中関係が前進したとも思えない。 むしろ小泉首相の自己満足と中国側の国内むけ宣伝に利用されただけという感もある。

町村外相が中国の反日歴史教科書の是正を求めると発表したことについては強く支持するが、

「謝罪演説」までして開催しなければならなかった首脳会談とも思えないのである。

この問題に関して娘通信♪さんが鋭い考察をなさっているので、ぜひご一読をおすすめする。

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