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教科書に日本神話が復活

  • 2010/04/07(水) 01:10:07

 来年4月から使用される小学校1・2年生用の国語の教科書に、”因幡の白ウサギ”や”ヤマタノオロチ”といった日本神話が採用されることになったそうだ。

ちなみに現行の教科書で日本神話を載せているのはゼロとのことだが、今の日本で珍しく良いニュースだと思う。

参考記事 

記事中で、ある高校の先生が「今の子供たちは日本人としての誇りがなく自国への関心が薄いため、国際社会に出て外国人に”日本”について聞かれてもきちんんと答えることができない。バックボーンがわからない人間は国際的にも信用されない」と指摘なさっているが同感だ。

現代の日本社会の中だけで暮らしていると、日本の国や日本人というものへの意識が薄らいでいきがちになるが、いざ外国人に囲まれて暮らしてみると、逆に「日本の国や日本人とは何か」を意識することが多くなるのではないだろうか。

外国の人から「日本はどんな国?どんな文化があるの?」と聞かれるその時になって返答に困り、「よく考えてみると、自分は日本のことについて意外と知らなかった」と気づかされることもあると思う。

どうしてそうなってしまったかというと、戦後の日本では日本の国や日本人というものに対し誇りを持つことを悪とする価値観が支配し、日本の国や日本人というものへの意識が薄ければ薄いほど、その人は”おりこうさん”のインテリとされてきたからだ。

それこそ、戦後日本のインテリ層が脳内でつくりあげてきた理想の”地球市民”像である。

それだけならまだしも、「それが日本の国のため」などと言いながら自分が生まれ育った国の恥部を外国に向かって積極的に吹聴する者ほど、理想の地球市民とされてきた。

だが、もしも「私は自分の家のために言いますが、父親は若い頃犯罪者だったんです。自分の母親はとても腹黒くて嫌なヤツなんです」と大声で言いふらす人がいたら、あなたは友達になりたいと思うだろうか?

たとえ言っている内容が事実であったとしても、私なら自分の親兄弟の恥部をすすんで言いふらすようなそんな人物を信用する気には全くならない。

そうするのは本人の自由だが、「病的な潔癖症患者」としか思えない。

もしそんな人物とお近づきになりたいと思うことがあるとしたら、その人物の属する家庭を崩壊させる目的で、自らの親兄弟を貶め足を引っ張ることを善と考えるその愚か者を利用してやろうと考えた時ぐらいだろう。

「決して完璧な善人でも大富豪でもなかったけれども、自分を育ててくれた両親を誇りに思っている」
そう言う人ならぜひ友達になりたいと思う。

 イタリアやスペインなど国家統合が進んでいるヨーロッパでも、強烈なカンパニリスモ(地元びいき根性)を感じることが少なくない。

欧州のサッカークラブが、本拠地とする都市の住民から熱烈な支持と応援を受けるのもそのせいだろう。

日本では南米の移民国家を”人種のるつぼ”と形容することが多いが、イタリア移民の子孫やドイツ移民の子孫といったように自らのルーツを大切にしながら意外とすみわけがハッキリしていることも多いように思われる。

金属を溶かして合金をつくるときに使用するるつぼというよりは”人種のモザイク”といった方が正確なのではないか。

記事の中で小学校の先生が「神話を読んで自分の住む郷土や国を知って好きになり、これからの日本の社会をよくするために貢献しようという子供がどんどん増えていけばいい」とおっしゃっているが私もそう思う。

自分の住む郷土や国を良く知って愛着を感じれば、同じように外国の人が自分の国に誇りを持つことが理解でき、外国の人や外国の文化を尊重する気持ちも芽生えてくることだろう。

それこそ理想の地球市民像だと考える。

 さて日本の神話についてだが、現代の人権というモノサシからすると”とんでもない話”も多いのだが、今の日本人がすっかり忘れてしまっている思想がつまっていて個人的には面白い。

例えば、中国から儒教の長男相続という習慣が伝わる以前の古代日本では、「最初の子は出来が悪い」という思想があったらしく末子相続であったと言われる。

イザナギとイザナミが大八洲の国=日本を生んだ時、最初に生まれた島が”できそこない”で思いのほか小さい島だった。

イザナギとイザナミはこれに不満で恥に思い、吾恥(アハヂ)の島と名づけた。(日本書紀)

この島は、今の日本のどこにあたるかお分かりだろうか?

アハヂの島→アワジ島→淡路島

日本書紀ではイザナギとイザナミが最初に生んだのは淡路島で、日本列島を生もうとしてできた失敗作?とされているである。

次に生んだのが本州・四国・九州などで、ここに至ってようやく日本列島が誕生した。

ちなみにこの神話の異伝として、淡路島を生むまえにヒルコ(蛭子)を生んだとする話もあり、やはり出来の悪かったヒルコは葦船に乗せられて海に流されてしまうのだが、このヒルコが別の場所に流れ着いてえびす様となったとされる話が伝わっているところもある。

来年の教科書にも採用されるという海幸・山幸の神話だが、海幸ことホノスソリノミコトが兄であり、山幸ことヒコホホデミノミコトが弟という関係で、兄の釣り針をなくしたことをきっかけに兄から意地悪をされた山幸は海底に行って釣り針を探し出し、最終的には意地悪をした兄が悔い改めて弟に従うというストーリーだ。

ちなみにこの神話では、兄である海幸はかつて九州南部にいた異民族・隼人(ハヤト)の祖とされており、弟の山幸は神武天皇の祖父であり大和民族の祖とされているのも非常に興味深い。

この海幸・山幸の神話はどうやらもともと隼人族に伝わっていた神話であり、これと似たストーリーの話はインドネシアなど東南アジアにも存在するらしく、隼人や大和民族の起源とあわせてこれまた興味深い。

関連記事・日本人はどこから来たか?

さらにカムヤマトイワレヒコノミコト(神武天皇)も長子ではなく第四子で、大阪湾から上陸しようとした時、ナガスネビコとの戦で長男のイツセノミコトが矢傷を負って後に亡くなってしまう。

結局ナガスネビコを討って初代天皇に即位したのがカムヤマトイワレヒコノミコトだったというわけだ。

他にも全部皆さんにご紹介できないのが大変残念なのだが、どうして昼と夜ができたのか、どうして人間が一生懸命食料を生産しなくてはならなくなったのかといった話もあって、日本神話は面白い。

古代日本人の豊かな想像力を実感させられる。

せっかく日本語を母語として生まれたのだから、一度は日本書紀や古事記を読んでみるのもいいかもしれない。


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歴史と伝統は

国語がメディアの影響でかつてないねじ曲がり方をしている様子について、国語学者の皆さんは一様に鷹揚に受け止めていますが、果たしてそれで良いのでしょうか、と言おうとしていたところにこれです。やはりどこかで揺り戻しは起こるものですね。天啓と言うべきことでしょう。
否定のしようがないこの地での年月の積み重ねは、左巻きの方々は今まで臭いものに蓋をすることで乗り切ってきましたが、国難によってその蓋にも限界が出てきたということでしょう。
恥も外聞も、誇りもすべて受け入れるのが国を背負う者の運命です。一部を負わずに身内を糾弾し、先祖を否定することがいかに天に唾する行為であるか、左巻きであるが故に解らない…でしょうねぇ。どこかに後ろめたさを抱えているから無茶苦茶な論理の外圧でさえ強く出られないのです。
渡辺喜(びぐ)美代表が「立ち枯れ日本」と聞き違えたようですが、「たちあがれ日本」でなく「開き直れ日本」が必要だと思います。

  • 投稿者: クマのプータロー
  • 2010/04/08(木) 07:47:36
  • [編集]

教える方が心配

おはようございます。 donnatです。

神話が復活したことはいいことですね!
私などは、国語を排して日本古代、中世、近代、現代の4つに日本史を分け、その中で人物史と古典、和歌、俳句などを教える方が合理的だと思っています。
歴史的な背景の中に語られた物語があるので、歴史と国語でそれぞれのパーツを別に教えるのは非生産的です。
さらに、国語代わりに習字を入れることを奨励します。

もっとも今の教師にそれをやれと言ってできる教師がいるとはおもいません。
日本の欠点はやはり教師の質の低下だと思います。

そうそう、教師で思い出しましたが、私の高校の現国の教師に、古典が専門の先生がおり、授業中は黒板に向かってひたすら書き続ける。話が脱線すると1つの授業が脱線した話で終わってしまう教師がいました。
教師としては落第点ですが、教養人としては最高点だったと思います。文部省の方針の為か、そういうユニークな教師が減ったと私は思っております。

  • 投稿者: donnat
  • 2010/04/08(木) 09:06:35
  • [編集]

取敢えずは喜ばしい。

後は現場の教師に資質とやる気が備わっているかですね。
何しろ戦後我が国を席捲している怪しげな似非唯物論風思考ときたら本当に滅茶苦茶なんだから。(嘆

  • 投稿者: 火天大有
  • 2010/04/08(木) 12:47:51
  • [編集]

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  • 投稿者: -
  • 2010/04/09(金) 00:47:40
  • [編集]

クマのプータローさん

>恥も外聞も、誇りもすべて受け入れるのが国を背負う者の運命です。

けだし名言です。

>「たちあがれ日本」でなく「開き直れ日本」が必要だと思います。

確かに現代日本人には良い意味での開き直りが必要だと思います。

60年前の日本人に誤りも多々あったかもしれない。でも今を生きる日本人にとっては「だからどうした」ですよ!

別に60年前の韓国人・中国人・アメリカ人・イギリス人・ドイツ人・ロシア人が完璧超人だったわけではありません。

戦後60年の日本人だって曲がりなりにもちゃんとやったと思います。
世界平均からすれば上出来です。

それをいつまでも過去を振り返っては引け目を感じ、「反省、反省」とウジウジやっている左翼は暗い、暗すぎる。

そうではなくて、現代日本人がこれからどう生きるかが一番重要です。


こんばんはdonnatさん

>私などは、国語を排して日本古代、中世、近代、現代の4つに日本史を分け、その中で人物史と古典、和歌、俳句などを教える方が合理的だと思っています。

なるほど。日本史が”立体的”に学べそうで良いですね。


火天大有さん

>後は現場の教師に資質とやる気が備わっているかですね。

donnatさんもおっしゃっていますが、そこが一番の問題でしょう。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2010/04/09(金) 01:03:54
  • [編集]

ぷっぷ さん

そのブログとその団体について怪しいという情報はこちらも得ております。

ただ、当方では真偽を確かめるすべを持っておりませんので、残念ながらご希望には添いかねます。

今後も続報には注意していくつもりですが、現状ではなにとぞご理解をお願いします

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2010/04/10(土) 01:34:41
  • [編集]

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