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東シナ海のガス田の日中共同開発に安易に乗ってはならない。

  • 2005/04/24(日) 01:56:12

 政府は東シナ海の天然ガス田開発問題で、中国が提案する共同開発の協議に応じる方針を決めたらしい。

対象海域は東シナ海全体とすることを条件とするそうだが、しかし本当に日本の国益にかなう判断なのだろうか。

http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20050422-00000001-yom-pol


 日本側が海底の資源探索を中国に配慮してサボっていたためにはっきりしたことはわからないらしいのだが、東シナ海全体で見ると、どうも沖縄諸島の近海の方に有望な油田・ガス田があるという説がある。

それだと、中国が沖縄近海まで中国の経済水域だと主張していることとつじつまがあう。 

しかも日本が無為無策を繰り返している内に、中国は海洋調査船を沖縄近海まで派遣して、さまざまな調査を繰り返していた。

外務省の幹部は「双方が突っ張り合うだけでは進展がない。中国側に譲歩を促すため、こちらも共同開発に正面から向き合うべきだ」と言っているらしいが、こちらが譲歩をすれば中国も譲歩にお付き合いしてくれて協議が進展するとでも考えているとしたら素人以下も同然である。

日本が海底探査を中国に配慮してとりやめ、鉱区の設定を避けるという譲歩をしたとき、中国側のリアクションはどうだったのか、その外務省幹部とやらは、わずか数年前のできごとの記憶を脳に保持する能力さえないのだろうか?

 それに、中国側のいう共同開発というのは、そもそも中国の譲歩なのか?

東シナ海全体にまんべんなく地下資源があるのであれば、それもいいかもしれないが、もし日中の中間線から日本側に多くの地下資源が眠っているのであれば、東シナ海全体の共同開発で損するのは日本である。

たとえば、中間線をはさんで中国側に5、日本側に5、資源があれば損得無しだが、中国側に3、日本側に7あった場合、これを共同開発して利益を5対5でわけるのは日本側の大損であるのは、小学生でも分かる計算である。

 もし共同開発するのであれば、日中の中間線にまたがって存在するガス田・油田に限定し、そこからあがった利益は日中で折半とせよ。これ以上は絶対譲れない。

もしその条件を中国が飲まないのであれば、決裂もやむをえないだろう。 なにも交渉の妥結をあせることはない。百年後日本の利益になっていれば良いのである。

一部でガス田は日本が独力開発しても採算性に問題があるから中国に譲歩せよという主張もある。

天然ガスは輸送コストが石油と違ってやや高いからで、長大なガス・パイプラインを建設して輸送するか、液化してタンカーで運ぶかしないといけないからである。

しかし、今はコストがかかっても百年後には、天然ガスを低コストで液化する技術が開発されるかもしれない。 あせって、中国にガス田をくれてやる必要は何も無い。

もし日本の近海にガス田ではなく、大油田がみつかってから、利益を中国と折半する協定にサインしたことを後悔しても遅いのである。

交渉が決裂したら、日本は独自で資源探査を進め、鉱区を設定せよ。
そして海保の巡視艇、必要に応じて、自衛隊の護衛艦にパトロールの任務を与えよ。

この問題で、日中の武力衝突を心配する向きもあるが、クロフネは可能性は低いと思っている。

中国が東シナ海の地下資源にこだわっているのは、エネルギーショックで中国の経済発展がストップするようなことが無いようにである。

もし今現在、日中で武力衝突といった事態になれば、株価の下落や投資の冷え込みなど経済的により多くのダメージを負うのは日本ではなく中国である。

いかにそのような事態を中国政府が恐れているかは、現在、あれほど手がつけられなった反日中国人デモ隊を、中国政府がほぼ完璧に封じ込めていることからもわかる。

中国は日本とケンカはできないのである。
そしてそのことがわかっていないのは、世界でも日本政府と外務省だけである。

というわけで、今の小泉政権と日本政府で唯一、戦略的思想・国益という思想を持つ、中川大臣と経済産業省に期待します。

お願いします、中川大臣!あなただけが頼りです。

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この記事に対するコメント

メール

こんにちは、日頃から拝読させて頂いています。
シドニーに来て、約半年になりますが、こちらへ来てようやく祖国愛に目覚めました。

クロフネさんの記事は説得力があり、国益という価値判断で、比較的客観的に国際関係を論じられているところがたいへん興味深いです。

クロフネさんの記事を借りて、関係各省に意見のメールをしたく思います。

すでにそういったことはクロフネさんがご自身でされておられるのでしょうか?

  • 投稿者: Tabito@シドニー
  • 2005/04/24(日) 11:50:30
  • [編集]

Tabitoさん、はじめまして

当ブログをご愛読くださっているようで、感謝・感激です(笑)

>クロフネさんの記事を借りて、関係各省に意見のメールをしたく思います。
>すでにそういったことはクロフネさんがご自身でされておられるのでしょうか?

以前はそういうことをやった時期もありましたが、今はやっておりません。

日本の政策に意見が反映されるわけでもありませんし、そもそも彼らは返事一つよこしてきません。

本来なら第三権力たるマスコミが政府をチェックし、批判し、圧力をかけるべきなのですが、ご承知のとおり、第三権力自体が腐敗臭プンプンなわけで、お話になりません。

そこで、「小市民なりにできることはないか?」と考えた結論がブログの立ち上げだったわけです。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2005/04/25(月) 00:42:20
  • [編集]

最近の台湾の教科書について 3

清代勢力図

最近の、台湾の教科書には、4社4種類の教科書に
清代勢力図が記載されていました。

大まかには、以下の2種類にタイプが分かれている様です。

  琉球全体を清代の最大勢力範囲に含む教科書、  2冊
  宮古島?以西を清代の最大勢力範囲に含む教科書、2冊

以下に高級中學(学)や國中(9年一貫の7,8,9學年)の検定教科書の
内容を紹介しています。
(翻訳は大体ですので原文画像もご参考ください。)

  http://www2.ezbbs.net/36/underbranch/
   交流掲示板  4月9日
      

  • 投稿者: グリーン・中山
  • 2006/05/18(木) 12:58:04
  • [編集]

グリーン・中山 さん

貴重な資料ありがとうございました。

最近、国民党が中国共産党の傀儡政党のようになってきましたが、台湾の中共化が歴史教科書に影響を与えていると見た方がよいのでしょうか。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/05/19(金) 20:54:17
  • [編集]

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