初めていらっしゃった方へ

スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

中2病外交の対価

  • 2010/02/19(金) 00:22:59

 大規模リコール問題にゆれるトヨタ自動車だが大和総研の試算によれば、トヨタ問題の影響で日本車の生産が30万台減少した場合、5万人が失業し自動車用鋼鈑の生産など関連産業の売上減少や雇用の消失・労働者の所得低下なども含めて6092億円が失われ、日本のGDPが0.12%押し下げられるという。

参考記事 

 以前ちょっとだけ触れた、アメリカのマスコミから袋叩きにあっているトヨタの大規模リコール問題だが、大西洋を越えて英フィナンシャルタイムズや仏のルモンドなどにも大きく取り上げられ、欧州でもトヨタは非難の矢面に立たされている。

ただアメリカでは最近微妙に風向きが変わってきたそうで、トヨタが生産工場を置いているミシシッピなど4人の州知事が共同でトヨタを擁護する声明を発表した。

トヨタを叩きすぎるとアメリカ自身にもブーメランが返ってくるということだろう。

最近フォードもリコールを届け出た。さてアメリカ政府はどう対応するか。

 オバマ民主党政権下で起こったトヨタの大規模リコール問題。

ついクリントン民主党政権下の2000年夏に起こった、日本のブリヂストンのアメリカ子会社・ファイアストン製タイヤが”原因”とされる事故と大規模リコール問題を思い出してしまった。

この問題でトヨタの対応が一番まずかったのは間違いない。

だがこれほどまでの大騒ぎになったのは様々な理由がからみあってのことだろう。

まあ「アメリカの陰謀」とまでは言わないが、サブプライム不況で世界のどの国も自国産業を保護したい誘惑にかられながら、「近隣窮乏化政策!」との批判を受けたくないために我慢していた。

サブプライムショックではクライスラーはおろかGMまで破綻した。これによってトヨタが事実上世界ナンバーワン企業になり自動車王国アメリカのプライドはズタズタになってしまった。

オバマ政権も医療保険制度改革が「社会主義!」と批判を受けて支持率が低迷ぎみ。

そうした中、何年も前からくすぶっていたトヨタのリコール問題をオバマ政権は発見してしまった。

ヨーロッパも、ギリシャやポルトガル・アイルランドなどの財政悪化と累積債務問題をかかえ、EU崩壊の瀬戸際に立たされている状況でトヨタのニュースが舞い込んできた。

サブプライム不況で世界中がイライラしてスケープゴート(生贄)を探しているときに、トヨタというカモがネギしょってノコノコとやって来た。大方そんなところではないか。

しかも日本が民主党政権にかわったことで露骨な親中・反米外交を推し進めるようになり、アメリカの対アジア戦略にも不透明感が漂い始めている。

アメリカの国益を損なう日本への”お仕置き”としてリコール問題が利用された面もあるのではないか。

トヨタのリコール問題は何年も前からくすぶっていたのに、今までアメリカ当局は本気で調査や制裁に乗り出すことはなかった。

トヨタは、日本の自民党政権とアメリカの共和党政権との蜜月関係が天与のものと勘違いしてあぐらをかき、油断しきっていたのではないか。

アメリカと日本の政権交代による地政学的リスクに対するマネジメントがまったくできていなかったのでは?と思う。

 今アメリカと摩擦をかかえている国は日本だけではない。中国もそうだ。

貿易摩擦と報復合戦、チベットやグーグルの問題、台湾への武器売却。

こうしたことが原因からか、中国は今アメリカ国債の保有を減らしているそうだが、にもかかわらず中国がアメリカから袋叩きにあうようなことはない。

それはなぜかと言えば、中国が自前の軍事力(核ミサイル)と情報収集力(スパイ網)を持っているからだろう。

だからこそ「アメリカ国債を売るぞ」という中国の牽制球が効く。

 逆に日本は自前の軍事力と情報収集力を持たず、戦後一貫してそれらをアメリカに頼ってきた。

アメリカの助けがなければ日本は自分の命と財産を守れず、家を暖め工場や交通機関を動かすエネルギーや食料も安定確保が危うくなる。

質の高い情報が手に入らなければ世界で今なにが起こっているかを理解できず、首相官邸も正しい決断ができない。

東京に何を伝え何を伝えないかは、CIAやDIA・NSAを動かすワシントンが決める。

トヨタが袋叩きにあっても、民主連立政権の亀井金融相が「郵貯でアメリカ国債を買います」と答えるしかないのは、そういうことだろう。

民主党があれほどシッポを振って忠誠を尽くしたのに、中国はまったく助けてくれない。

売れなくなった日本車を全部中国が引き取り、尖閣諸島・東シナ海ガス田を日本のものと認めるなんてことは期待すべくもない。

もし日本が自前の軍事力を持っていたら、オバマ政権のラフード運輸長官が「トヨタに乗るな!」などと、マスコミに軽々しく口走ったりしたかどうか。

民主連立政権の反米親中路線は外交ブレーンである寺島実郎氏が策定したものらしいが、リコール問題の影響で日本車が世界で30万台売れなくなれば、日本人5万人が失業し6000億円の利益が失われるという。

日本の失業率が上昇し景気が悪化すれば国民の怒りは鳩山政権へと向かい、民主党の支持率低下へと直撃する。

民主連立政権の”中2病外交”の対価は非常に高くついたようだ。

鳩山政権を苦しめる普天間問題だって、日本が自前の軍事力を持ってさえいえば日本政府が基地の配置をアメリカの許可を必要とすることなく柔軟に決定することができる。

 世界のたいていの左翼政党は軍事力の効能をよく理解し、必要とされる最低限度の軍事力の整備やその行使をためらうことはなかった。

アメリカ民主党のオバマ大統領はノーベル平和賞の受賞スピーチで「正義の戦争」があることを認めた。

フランスは左翼政党の力が強いところだが、長かった社会党政権下でもフランスの独自外交を支える核兵器と武器輸出という二つのツールを手放すことはなかった。

中国共産党はガチガチの軍国主義者だ。ソビエト共産党や韓国のノムヒョン政権もそうだった。

ところが日本の左翼だけは、ガラパゴス諸島の動物のように世界の流れから取り残されて独自の進化?をとげた結果、「非武装中立・平和主義」という世界でも珍しい鳴き声をあげる。

それこそこの日本が、長いこと中国をうわまわる経済力を誇りながら、いまだに自前の軍事力を持たない理由だ。

諜報機関や偵察衛星など情報収集力の整備も、やれ特高警察だ、治安維持法の再来だと言ってはつぶしてしまった。

そして日本の左翼が待ち望み熱烈に支持する鳩山政権を苦しめているのが、世界第2位の経済力を持ちながら自前の軍事力を持たない未熟国家・日本という皮肉。

民主・社民連立政権とその支持勢力は今、国際社会のリアリズム(現実)から厳しいレッスンを受けているわけだが、政権が崩壊して下野するのが先か、「非武装中立・平和主義」という自分達を苦しめる妄想を捨てるのが先か、見物ではある。

日本の5万人の失業者と6000億円を失う企業はたまったものではないが。




↑マスコミが伝えないことを一人でも多くの日本人に伝えるため、あなたの力をお貸しください↓
人気blogランキング


関連記事・潮目が変わりつつある世界政治とノンキな鳩山政権

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

信用取引とは???

おはようござます。 donnatです。

トヨタのリコール問題ですが、私は日本政府の認識の甘さに疑問を覚えます。今、日本が円高で悩んでいるのはそれだけの国際的な信用力があるからです。借金まみれのこの国の政府に信用力は皆無です。では、何に信用力があるのかと言えば、経済力です。この経済力の基盤が企業であり、トヨタです。
このトヨタを始める日本の企業の価値が暴落しているのです。
これに危機感を覚えない日本政府に私は危機感を覚えます。
金本位制でない現在の通貨は、信用取引の手形のようなものです。債務不履行になった企業は悲惨です。

政府においては軍事力も信用の材料の1つであり、日本はそれが異常に小さいのですが、潜水艦を作る技術は高い評価を得ています。実際に作るか、交渉材料にすることができるのですが、中2の思考力の日本政府にはそういう発想がないのでしょうか???

いずれにしろ、日本の信用力が失われる前に気づいてもらいたいものです。ジンバブエにはなりたくないものです。

  • 投稿者: donnat
  • 2010/02/19(金) 09:51:38
  • [編集]

今日?の産経新聞のネットに「外国人参政権判決の園部元最高裁判事が衝撃告白」という記事が載っていました。{http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100219/plc1002190020000-n1.htm
一応報告を致します。

  • 投稿者: ゆっきー
  • 2010/02/19(金) 19:19:31
  • [編集]

コピペで申し訳無いが、事情が事情なので、拡散させてもらいます。

(緊急情報 「選択的夫婦別姓制度を取り入れる民法改正案」の国会提出が喫緊の課題)

>重要なのは、反対運動に残されている期間は2月中だということです。

http://archive.mag2.com/0000279610/index.html

  • 投稿者: 無名戦士
  • 2010/02/19(金) 23:07:17
  • [編集]

こんばんは、donnatさん

>トヨタのリコール問題ですが、私は日本政府の認識の甘さに疑問を覚えます。
>このトヨタを始める日本の企業の価値が暴落しているのです。

おっしゃる通りです。

左翼労働組合が成立させた鳩山政権は反日本企業・反ビジネスであり、日本企業の価値暴落にすすんで手を貸しているようなところがあります。

>いずれにしろ、日本の信用力が失われる前に気づいてもらいたいものです。ジンバブエにはなりたくないものです。

経済にせよ外交にせよ軍事にせよ信用は一番重要です。

民主党政権は日本の信用力を落とすばかり。まさに亡国の危機です。


ゆっきーさん

私もその記事は読みました。さっそく取り上げましたのでよろしければどうぞ。


無名戦士さん

これは明確に憲法違反とは言えないだけに、売国三法の中では一番阻止が難しそうです。
なんとかならないものか...

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2010/02/20(土) 01:09:44
  • [編集]

創業家だからこそ

渡辺社長時代から、「トヨタウェイ」という言葉がトヨタの役員から沢山発せられるようになったのですが、その結果がこのざまです。経済誌では大変ショッキングな言葉でGMに対する戦略を披露していたりしましたが、「客が悪い」的な意味にとられてしまった横山常務はその権化のような人なのかもしれませんね。
「田舎もん」と開き直って我が道を歩んできたトヨタの脱皮を滞りなく行えるのは創業家をおいて他にないでしょう。世界に販路を広げたら三河弁が通じなかった、かつてアメリカに修行に出たころの謙虚さはそこにはありませんでした。

しかし、たたき過ぎかと連邦政府が悔い改めるのは時間の問題だと思われます。短期的には日本が沈みますが、連邦政府は経済制裁で自国の食料輸出先を他国に奪われ続けてきたDNAがまだ残っているようです。

民主党の中二病外交は寺島氏のドラフトではないですか。おっしゃることは立派ですが、それが国会議員のセンセイに全く意図が伝わらないのでは中二病の原因と言えるのではないでしょうか。

  • 投稿者: クマのプータロー
  • 2010/02/20(土) 08:21:13
  • [編集]

ブレーキ優位

日産車は、アクセルとブレーキを同時に踏むと、ブレーキが優先され、アクセルは遮断され車は止まるそうです。
ベンツもそう成っていると言っています。
トヨタはそうなっていないようです。

なぜ、フロアマットに引掛っかったのが原因だなどと言い訳していないで、そのシステムを採用した車を出さなかったのでしょうかね。
またこの事を、どのテレビ局も言わないのは変ですね。

  • 投稿者: 八目山人
  • 2010/02/20(土) 17:37:37
  • [編集]

クマのプータローさん

>しかし、たたき過ぎかと連邦政府が悔い改めるのは時間の問題だと思われます。

オバマ政権は支持率のテコ入れのためにトヨタ叩きに精を出しているところがありますが、在米トヨタ工場の労働者が失業すればブーメランはワシントンへ返ってきます。

トヨタがこの問題を早期に収拾したいなら、そのあたりがヒントになるでしょう。

>民主党の中二病外交は寺島氏のドラフトではないですか。

寺島氏は何をどうしたいのかサッパリ見えてきません。今やワシントンでも全く相手にされないらしいですけど。


八目山人さん

>日産車は、アクセルとブレーキを同時に踏むと、ブレーキが優先され、アクセルは遮断され車は止まるそうです。

トヨタ車の設計にはフェイルセーフの思想が組みこまれていなかったということでしょうか。

また自動車の電装品に対する携帯電話等の電波干渉を防止するための対策も必要でしょう。

トヨタといえばジャスト・イン・タイム方式が有名ですが、これもフェイルセーフ思想の欠如の典型のように思えます。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2010/02/20(土) 23:57:32
  • [編集]

サヨク評論家政権の必然

我が国の国民の多くが、戦後日教組による悪質洗脳のお蔭で、自分が不快と感じる情報を拒否する小児病に陥ってしまっている。
そこに無責任なマスコミ評論家集団である民主党である。
評論家の多くは概ね無責任であるが、テレビ御用評論家は特に日和見で無責任である。
そんな連中に政権を任せた、これは或る意味必然ですね。

  • 投稿者: 火天大有
  • 2010/02/21(日) 14:49:14
  • [編集]

火天大有さん

レスを1ヵ所にまとめました。

>北海道で冬季アジア大会が開催された時、韓国が優勝すると何故か北朝鮮国歌が流れると言う『ミス』が連続しました。

そんなことがありましたか。

北海道に沖縄と、国境の最前線が着実に周辺国の工作の場となっていることがあからさますぎます。

>我が国の国民の多くが、戦後日教組による悪質洗脳のお蔭で、自分が不快と感じる情報を拒否する小児病に陥ってしまっている。

そうした小児病はどこの国の大衆にでも見られるものですが、日本もその例外ではありません。

”リアル”でもそうですが残念ながら”ネット”でもそうだと思います。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2010/02/23(火) 00:30:17
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する


・いつもコメント&TBありがとうございます。

アダルト系ブログからの、サイトポリシーに違反したコメント・TBが後を断たないため、受信したコメント・TBを管理人が審査することにしました。

サイトポリシーに違反したものについては予告無く破棄します。

また問題の無いコメント・TBを頂いても表示されるまで少し時間がかかります。 悪しからず御諒承ください。

「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れると、管理人だけが読める非公開コメントになります。 非公開コメントを下さる方のプライバシーを尊重し、あえてお返事をしておりませんが、「公開コメントでも良いのでレスが欲しい」という方は、非公開コメントにその旨をお書き添えください。
                

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。