初めていらっしゃった方へ

スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

潮目が変わりつつある世界政治とノンキな鳩山政権

  • 2010/02/06(土) 00:59:43

 最近、米中関係が急速に悪化してきた。

最初のきっかけとなったのは、先月下旬アメリカのIT企業”グーグル”が、中国の共産党独裁政権による検閲やグーグル社に対するサイバー攻撃に抗議するとして「中国市場からの撤退も辞さず」と発表したことだ。

中国政府はグーグル社に対し「巨大で有望な中国市場から撤退して損失を蒙るのはグーグル社自身」と冷ややかなコメントを残したが、先月21日、アメリカのクリントン国務長官が”インターネットの自由”と題する演説を行い、国家によるネット検閲は基本的人権の侵害として中国を名指しで批判したことで一気に外交問題化した。

参考記事 

中国は即座に「内政干渉だ」と反発したが、28日ロック商務長官が「もしこの問題で進展がなければ、米企業の中国市場への参入意欲に悪い影響が出るだろう」と警告するなど、対立は一向に収まらなかった。

 その翌日、アメリカ国防総省が地対空ミサイル”パトリオット”や軍用ヘリ”ブラックホーク”など、アメリカ製兵器の台湾への売却を議会へ通告。

中国は「強烈な憤慨」を表明して武器売却の撤回を求めたがオバマ政権はつっぱね、報復として中国はアメリカとの軍事交流の中止を発表し、人権対話の中断を示唆した。

参考記事 

 今月1日になると”4年ごとの国防計画の見直し(QDR)”がオバマ政権によって発表されたが、慎重な表現ながら、弾道ミサイル・攻撃型原潜・サイバー部隊・衛星攻撃能力・空母建造などを指摘して、「(中国の軍拡は)長期的な意図について数多くの疑問がある」と警戒感を示した。

参考記事 

中国はこれにもセンシティブに反応、外務省スポークスマンが「正当で正常な(中国の)国防建設を勝手気ままに論じることは内政干渉だ」とやり返した。

 3日にはオバマ大統領が民主党上院議員との会合で、自国産業保護や為替コントロールなどいわゆる”近隣窮乏化政策”を強める中国を念頭に、「市場開放を求めて引き続き圧力をかけていく」「すでに強硬な策を試し始めている」と発言した。

 さらに翌日には今月中旬からチベット仏教の最高指導者ダライラマ法王が訪米し、オバマ大統領と会談するとギブス報道官が表明した。昨年も両者の会談が計画されたがオバマ政権は対中配慮のため延期していた。

当然のことながら中国はこの決定に猛反発し、やはりアメリカの政府・民間企業への報復を示唆している。

参考記事 

 またヨーロッパ諸国と中国との関係にも変化の兆しが現れている。

EUは「中国がEUと同じ価値観を共有しているとはいえない」とし、これまでの対中戦略を見直して今春、新たな外交政策を策定する方針を固めたという。

参考記事 


 つい最近まで”G2論”というのが外交の世界で流行っていた。

G2とはアメリカと中国のことであり、アメリカと中国が”責任ある大国”として世界の様々な問題を解決するべく、協力しながら指導力を発揮していくだろうという見方である。

”パンダハガー”でありオバマ政権の外交指南役といわれるズビグニュー・ブレジンスキー(カーター政権時代の外交責任者で米中関係強化に動いた)なんかが熱心に主張していた。

欧米が中国と関与し対中投資などの援助を与えていくことで、中国が民主化し責任ある大国となるのだとも言われ、欧米の政界・財界にも支持されてきた。

しかし中国は”責任ある大国”どころか、「自分の国さえ良ければ他の国がどんな損害をこうむったって知ったことではない」という無責任な一国行動主義の国であることが、誰の目にも明らかになってきた。(当ブログでは以前からその見方は変わっていない)

北京オリンピックを機に人権を擁護し民主化をすすめるという中国の約束はウソだった。

チベットやウイグル人への虐殺は続き、ネット検閲によって徹底した愚民化政策を取る。

為替介入で人民元の上昇を抑え輸出競争力の維持をはかる一方で、金融不安からはじまった輸出急減をカバーするための内需拡大策に自国製品を優先的に調達するなど、徹底した近隣窮乏化政策を取る。

外交では、経済成長の邪魔になる温暖化対策会議(COP15)を他の途上国を外交力で動員して叩き潰す。

北朝鮮やイランの核開発を阻止したい欧米の足をひっぱり、資源獲得のためにはスーダンやジンバブエといった世界の問題児に援助を惜しまない。

今ようやく欧米先進国はG2論が机上の空論であったことに気づいたようだ。

そうしたことが欧米の対中外交の変化につながっていると思われる。

 アメリカの場合は国内事情もからんでいる。

巨額の財政支出による大きな政府を志向してきたオバマ政権だが、その象徴が医療保険制度改革だった。

だがアメリカの有権者から「社会主義」と非難され、オバマ政権が医療保険制度改革に熱中するあまり景気対策がおろそかになったこともあって、先月19日に実施された上院議員の補欠選挙で無名の共和党候補に手痛い敗北を喫し、民主党は上院で安定多数を失った。

このためオバマ大統領は超党派路線に転換し、一般教書演説と予算教書演説で赤字削減による財政再建と雇用対策としての輸出倍増政策を打ち出した。

特に輸出倍増を実現するためには、為替介入によって輸出競争力を高めてきた中国とは利害が真っ向から対立する。

中国はサブプライム不況が原因の輸出不振への対策として内需拡大策をとっているが、自国製品優先の調達を行うなど産業保護政策を行っており、アメリカはそれに対しても苛立ちを隠さない。

アメリカ民主党を支持する労働組合からの突き上げもある。

グーグルの問題に端を発したアメリカの中国に対する強硬姿勢には、そうした事情もからんでいると思われる。

 G2論が風前の灯火となり、欧米先進国で中国に対する見方が急速に厳しくなる中、我が日本はどうかというと周回遅れの今になって親中・反米の民主党政権。

英紙エコノミストからも「鳩山政権の”対中楽観バブル”にはあきれるしかない」と批判されている。

参考記事 

今、トヨタのリコール問題がアメリカで日本バッシングに発展しそうな勢いである。

確かにトヨタが悪いのだが、アメリカ当局がトヨタ車の不具合調査をこれまであまり熱心にやらなかったのも事実。

どうして今さらの感があるのだが、トヨタも自民党政権とアメリカとの蜜月関係にあぐらをかき、油断していたのではないだろうか。

「日本は今や普天間問題で親中・反米姿勢を強める仮想敵国だし、失業対策のための輸出倍増計画にじゃまだから、おあつらえむきにリコール問題が発生したトヨタを叩いておくか、トヨタの不振で日本の失業者が増えれば日本の民主党政権にもダメージになるだろうから」

アメリカの対日外交がそのように転換しても不思議ではない気がする。

逆に反米から親米路線へ舵を切った韓国の対米輸出品がほとんど問題にならず、オバマ大統領が米韓FTAに期待を表明していることも偶然の一致だろうか。





↑マスコミが伝えないことを一人でも多くの日本人に伝えるため、あなたの力をお貸しください↓
人気blogランキング




この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

>通訳捜査官」著者の坂東忠信氏が語る
>中国人「なりすまし」不法入国の激ヤバな実態

http://ominokazuyukiblog.com/narisumashi.html

これだけでも問題あるが・・・

>日本占領後の中国の目標は日本の水。それで日本の森林を買っている。何しろ中国は水が足りない。

>水を奪うためにチベットを占領したままで、人口構成を変えて既にシナ人が最大多数民族となっている。

>中国の日本侵略の方法として、シナ人を日本人と結婚させる戦略をとっている。

>池袋が日本侵略の拠点化している。

http://ameblo.jp/worldforumnet/entry-10451527636.html

>中国企業、日本・水源地の買収計画

http://www.epochtimes.jp/jp/2009/05/html/d63386.html

以上の動きを警戒する必要がある。
地球の宝でもある、日本の「水」を奪われたり汚されたりしてはならない。

  • 投稿者: 無名戦士
  • 2010/02/07(日) 00:23:14
  • [編集]

郵政再国営化

郵政民営化は、郵便局のお金300兆円を、アメリカにあげてしまうものだ、小泉・竹中は売国奴だと言うブログに、「郵便局が国営なら、政治家の圧力で、郵便貯金を日本国債とし、それを使ってアメリカ国債を買うことができる。しかし民営化されれば、それは三菱銀行と同じになるのだから、政府が民間会社にアメリカ国債を買えと命令出来ないのと同じように、政府が民営化されたゆうちょ銀に命令を出して、アメリカ国債を買わせることは出来ないのではないか。」と書き込みました。
しかし信者には何を言っても理解してもらえませんでした。

なんか亀井が郵貯銀でアメリカ国債を買うと発言したようで、”郵政民営化はアメリカにお金を差しあげてしまうのだ派”が騒がしいようです。 その言っていることが、「民主党は小泉と同じだった。」だそうです。

  • 投稿者: 八目山人
  • 2010/02/07(日) 00:27:20
  • [編集]

内政政策の転換が迅速だと、外交姿勢の転換も明確に出るものなんですね。
分かりやすいまとめでした。

  • 投稿者: twister
  • 2010/02/08(月) 18:01:57
  • [編集]

無名戦士さん

>地球の宝でもある、日本の「水」を奪われたり汚されたりしてはならない。

同感。

淡水化プラント建設って話を聞いたから砂漠に囲まれたアラビアかと思ったら中国。

それほどヤバイんだねあの国は。


八目山人さん

>なんか亀井が郵貯銀でアメリカ国債を買うと発言したようで、”郵政民営化はアメリカにお金を差しあげてしまうのだ派”が騒がしいようです。 その言っていることが、「民主党は小泉と同じだった。」だそうです。

アーハッハッハッハ。

そいつは傑作ですね。

日本がアメリカの悪徳ペンタゴンに乗っ取られるとか言って、民主・国民新党支持を訴えていた”自称保守”が憐れです。

亀井金融相がアメリカに土下座確定ということになれば、アメリカの対中外交転換の影響が反米・親中の民主連立政権にも及んだのかもしれません。


twisterさん

アメリカも国益とリアリズムで動く国ですから、”友愛”みたいな空虚な理念外交で国益を損なうような馬鹿なマネはしません。

普通国家はそういうものですが。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2010/02/09(火) 01:03:03
  • [編集]

>日本は今や普天間問題で親中・反米姿勢を強める仮想敵国だし

ハイ全てはここです。
アメリカは新幹線構想でも突然日本の新幹線を候補から外した模様です。
魂を持たない鳩山と小沢のお蔭で我が国と民族が蒙り続けている損失は一体何百兆円に達するのでしょうか?
かって中曽根内閣の時代に東洋の不沈空母と謳われた我が国はいまや座礁してさび付いたドンガラ舟です。
早晩誰も見向く事すらしなく成るでしょう。
私は涙が止まりません。

  • 投稿者: 火天大有
  • 2010/02/09(火) 21:51:17
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する


・いつもコメント&TBありがとうございます。

アダルト系ブログからの、サイトポリシーに違反したコメント・TBが後を断たないため、受信したコメント・TBを管理人が審査することにしました。

サイトポリシーに違反したものについては予告無く破棄します。

また問題の無いコメント・TBを頂いても表示されるまで少し時間がかかります。 悪しからず御諒承ください。

「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れると、管理人だけが読める非公開コメントになります。 非公開コメントを下さる方のプライバシーを尊重し、あえてお返事をしておりませんが、「公開コメントでも良いのでレスが欲しい」という方は、非公開コメントにその旨をお書き添えください。
                

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。