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今そこにある脅威・中国の新帝国主義

  • 2010/02/02(火) 00:52:08

 日中関係のニュースというと今日は歴史共同研究一色なのだろうが、当ブログではまず東シナ海ガス田問題を取り上げたい。

本当はもっと早く取り上げたかったのだが、限られた時間の中では自分が収集した情報をすべて記事にするというわけにはいかない。

国益の観点から取捨選択を行い、その時点において最優先すべき事案だけが記事となり、それ以外の話題は情報を収集していても大部分はボツになってしまうというわけである。

 さて本題に入ろう。

先月17日に日中外相会談が行われたが、東シナ海のガス田問題について、岡田外相は2008年6月に合意した共同開発案を日中間の条約という形で早期にとりまとめるよう中国側に促した。

またガス田”白樺”(中国名・春暁)での単独開発強行の姿勢を崩さない中国に抗議したが、これに中国側が激しく反発。

中国の楊外相は「中国は白樺に主権を有している」と主張し、さらに白樺は共同開発の対象ではないと言明した。

参考記事 

 08年6月に福田政権が中国側と”合意”した東シナ海ガス田の共同開発計画の雲行きが怪しくなってきた。

共同開発に関する日中間の条約締結が遅々として進まない一方で、中国は最大のガス・原油埋蔵量を誇る白樺は共同開発の対象ではないと言い出した。

結局のところ、中国はガス田の共同開発に関する条約を日本と締結するつもりは最初からなかったのではないだろうか。

親中派の福田政権を手なづけるために共同開発合意という懐柔策を打ち出して日本側の対中脅威論を牽制しつつ、白樺・樫といったガス田には一切日本にタッチさせず、着々と単独開発の既成事実を積み上げる。

その間、条約は締結せずに合意という口約束の状態に留めておく。

こうやって時間稼ぎをしておいて、中国の国力・軍事力が圧倒的に日本を上回った時点で単独開発に舵を切り、日本の抗議に対しては「必ず共同開発するとは約束していない。そんな条約も存在しないし、中国の提示した条件に不満なら日本に”開発参加”を許さない」でシラを切り、日本に泣き寝入りさせるという戦略なのではないだろうか。

そう疑いたくなるほど、中国の外交姿勢には誠実さが見られない。

 さらに懸念されるのが、中国の楊外相が白樺ガス田およびその掘削施設について「中国が主権を保有している」を主張したことだ。

いわゆる国連海洋法条約では、国家の主権が及ぶ範囲は自国の領土・領海(沿岸から12カイリまで)ならびにその上空までであって、排他的経済水域(EEZ 沿岸から200カイリ)とその内側にあるガス田や海上施設については領土・領海と違って沿岸国の主権が認められていない。

(沿岸国がEEZにおける天然資源を開発する権利は”主権的権利”と呼ばれ、領土・領海の主権とは区別される)

しかし中国だけはこうした国際社会の常識に従わず、基本的には公海であるEEZを自国の主権が及ぶ領海であるかのように扱っていることに、アメリカの外交関係者からも懸念の声があがっている。

参考記事 

近年頻発しているのが、中国周辺の公海上を航行するアメリカ海軍の艦艇に漁船などを装った中国政府の船が近づき進路妨害を行うという事件だ。

また領空も、領土・領海の上空で大気圏内までとするのが国際的な常識となっているが、これにも中国は従わず大気圏外の中国上空を通過する各国の軍事衛星に不快感をあらわにして、衛星撃墜を目的とする兵器の開発・実験まで実施している。

このように中国が国力・軍事力の強大化に伴い、国際社会で認められている範囲を逸脱して、まるで19世紀の帝国主義国家のように自国の領土・領海・領空を外へ外へと拡張しようとしている。

中国の露骨な領土・領海拡張主義は、当然のことながら周辺国の主権と安全を脅かすことになるわけで、真っ先にその影響を蒙るのが我が日本ということになる。

今回伝えられている通り、中国外相が白樺の主権を主張したのであれば、大変ゆゆしき事態である。

民主党政権も「東シナ海を友愛の海にする」などと寝ぼけたことを言っている場合ではない。

即刻しかるべき対抗措置を取るべきである。できるものならば。

 ところで自民党政権時代は、当時の野党やマスコミなど国内の左翼・親中勢力から、「日本の首相が靖国神社に参拝したり、日米同盟を強化したりして中国を刺激するなど稚拙な外交をやっているから、東シナ海ガス田問題も毒入りギョーザ事件も解決せんのだ」という批判をさんざん聞かされたものだ。

しかしどうだ、今の民主党政権はたかだか序列6位の中国要人に憲法違反の危険をおかしてでも天皇陛下との直接会談をセットするなど、福田政権が可愛く見えるぐらいの対中譲歩の連続だが、ガス田問題もギョーザ事件もまったく解決しないではないか。

これでわかったと思うが、別に日本が中国に対して悪いことをしたから問題が解決しなかったのではない。

日本を自らの家来ぐらいにしか考えていない中国は一国行動主義に基づき、たとえ自分が悪いことをしたとしても家来に頭を下げて賠償金を払うなんぞはメンツにかかわるから絶対にできないし、東シナ海はもちろん太平洋の西半分とその内側の島々(つまり日本列島)はもともと中国のものぐらいに考えているから、ガス田問題も日本の立場を尊重して真剣に解決するつもりなど初めからないのである。

「地球上の領土・領海を1平方センチでも多く奪わなければならない」と考える19世紀の人間が、21世紀の兵器である核弾道ミサイル・ミサイル原潜・サイバー攻撃部隊などを手にいれた。

それが現在の中国であり、今や世界にとって最大の脅威となっている。





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http://yutakarlson.blogspot.com/2010/02/blog-post.html

■四千人幹部の逃亡にみる中国のベルリン壁崩壊の兆し―この中国の乱れ具合を日本と比較してみよう!!

こんにちは。最近中国がアメリカに対して、いろいろな強硬措置をとっているようです。これを、中国の自信の現れととる人もいるようですが、私はそうとは思いません。なぜなら、それには二つの背景があるからです。まず、第一に誕生してから1年たった、オバマ政権に対してどの程度自分の言い分が通用するのか試しているということがあります。次に、表向きの経済発展とは裏腹に、実際の経済は薄氷を踏むような思いで行われています。特に、中国の高級官僚の国外逃亡の多さは目に余ります。内部を知り尽くした高級官僚の逃亡は、中国には前途がないことの現われだと考えるべきです。
詳細は、是非私のブログを御覧になってください。

  • 投稿者: yutakarlson
  • 2010/02/02(火) 11:21:56
  • [編集]

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  • 投稿者: -
  • 2010/02/02(火) 19:49:58
  • [編集]

yutakarlson さん

>最近中国がアメリカに対して、いろいろな強硬措置をとっているようです。これを、中国の自信の現れととる人もいるようですが、私はそうとは思いません。

米中関係の悪化には私も注目しています。

しかし韓国なんかもそうですが、一財産築いた人間はみんな環境の良い先進国へと移民してしまいますね。

低信頼社会は砂つぶのように人々がバラバラなのが特徴だと思います。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2010/02/02(火) 23:31:42
  • [編集]

今回も同意

但し今回の行動は支那人特有の国家分裂分派行動の始まりだと思われます。
戦前の我が国は、そこを読み違えて失敗しました。
だとしたら出先がアメリカとチキンゲームを始めた現在は外交的逆転の最高の機会と見て取れますが。
残念ながら我が国の政界に人材が払底している状況では仕方が無いですね。
毎日が切歯扼腕です。

  • 投稿者: 火天大有
  • 2010/02/04(木) 11:31:41
  • [編集]

火天大有さん

お返事をまとめさせて頂きました。

>だとしたら出先がアメリカとチキンゲームを始めた現在は外交的逆転の最高の機会と見て取れますが。

私も、絶好の機会と見ています。

しかし民主党政権では...。

むしろアメリカから日本は敵性国家と見られているのかもしれません。

>前原氏は昨日までオズオズと汚沢批判をしていた様ですが、今日は大人しいものですね。
情けないったらありゃしません。

数年前までちょっと期待していた時期がありましたが、完全に見込み違いだったようです。


>今回の長尾教授の発言には賛意を表しますが、惜しむらくは遅きに失した感が否めない事とアピール性が少ない事ですね。この点をもっと強くアピールできれば少しは世間に影響力を行使できるかと思います。

長尾教授のアピールによって、違憲判決が出るのであれば大いに成功と言えるでしょう。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2010/02/05(金) 01:09:29
  • [編集]

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