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反日勢力のラスボス(第3回)

  • 2009/12/09(水) 00:22:30

前回のつづき


<主権は誰のものか>

 「日本において主権を持つのは誰か?」と問われれば、多くの人は「国民にきまっているじゃないか」と答えるに違いない。

だが、法学の世界ではそう単純な話ではない。

民主主義体制において主権を持つのはもちろん国民であるが(国民主権)、その国民とはいったい何ぞやということをめぐる学説には大きく分けて二つある。

一つは”人民主権”(プープル主権)というもので、特定の時点における有権者に主権があるという考え方である。

(このブログでは”人民主権”で統一する)

もう一つは”狭義の国民主権”(ナシオン主権)と呼ばれるもので、特定の時点に生きている人のみならず、過去に生きた人やこれから生まれるはずの未来の人々も含めた総体を「主権を持つ国民」とみなす考え方だ。

(同じく”ナシオン主権”で統一する)

ちょっと難しいかもしれないが、人民主権とナシオン主権という二つの考え方は非常に重要なので、がんばって理解して欲しい。

 管理人クロフネはどちらを支持するかと言えば、人民主権説を取る。

主権とは、自分と自分が属する社会の将来を選択する権利と言い換えても良いと思うが、現実社会を直視すれば、もう亡くなった人やこれから生まれる予定の人も主権を保持しているというのは、机上の空論・虚構も良いところではないだろうか。

第一、もう亡くなった人が現在生きている人々に意思表明を行うことなど絶対に不可能であり、これから生まれる予定の未来の人は、生まれて大人になり有権者としての資格を得てはじめて主権を持てば何の問題もないと思われる。

よってナシオン主権という考え方には無理がありすぎる。

さらに現在生きている人々は、もう亡くなった人およびこれから生まれる未来の人におうかがいをたてないと自分達の社会のことを何も決められないというのでは、システムとして問題がありすぎる。

現在生きている人の自由権を侵し、平等主義にも反するおそれがある。

ある時点において生きている有権者(人民)が主権を持ち、主権を持つ有権者が有権者たる資格を決める。

労働の義務を果たして独立した生計を立てられない子供は大人(両親)の指導・監督を受ける必要があるから、法が定めた大人の年齢になるまで有権者としての権利を与えられなくてもやむをえないと人民が考えれば、子供は大人になるまで有権者からは外れる。

そうした意味での人民主権が、私にはしっくりくる。

 人民主権となれば、人民が直接政治に参加する直接民主制でなくてはならない、そうでなくても人民が選んだ代理人に命令(命令的委任)を与えて社会を統治させ、代理人が命令に反する行動をとった場合はすぐさま辞めさせる権利(リコール権)を人民が持たなければいけない、という主張がある。

これはいささか硬直的な考え方のように思われる。

人民主権であったとしても、バスを運転したり会社で企画書をつくったりと普段の仕事が忙しくて首都まで行っていちいち話し合いや採決に参加してはいられない、政治のことは良くわからないから職業政治家という「政治のプロ」に任せたいといった理由から、人民が代理人に統治をゆだねる間接民主制を選択しても問題は無いはずである。

また主権を持つ人民の合意にもとづいて、いったん統治を代理人(議員)に任せたら人民が彼らに直接命令を出すのを控える、その代理人(議員)の任期が終了し次の代理人を決める選挙のときに、人民にとって代理人が満足に働いたら再選させ、人民の希望あるいは命令に反した行動を取る方が多かったと判断すれば落選させるというふうに、選挙をリコールを行う国民投票的なものと位置づける形の人民主権があっても良いのではないだろうか。

実際、フランスやイタリアは人民主権をとりながら命令的委任が憲法によって禁じられている。
(フランス憲法第27条・イタリア憲法第67条)

 それでは日本国憲法では人民主権をとっているのか、はたまたナシオン主権だろうか。

結論から言えば、憲法を素直に読む限りその二つがごちゃ混ぜになってしまっている。

たとえば憲法11条では、「この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる」として、ナシオン主権を取っているかと思えば、

憲法96条では、憲法改正の承認のために「特別の国民投票」の実施を求めており、また憲法79条には先の総選挙で話題になった最高裁裁判官の国民審査制度(リコール)が定められている。

国民投票やリコールといった制度は、どちらも人民主権を前提にしていると考えられている。

日本国憲法が出来たいきさつを振り返ると、マッカーサーがGHQ民生局に憲法草案の作成を指示し、指示を受けた民生局はソビエト連邦やフィンランドなどの憲法を参考にしながらたったの10日かそこいらで草案を完成させた。

この憲法草案を敗戦直後の日本政府に受け入れさせ、それをもとにして憲法はつくられたという。

憲法草案を作成したGHQのメンバーに弁護士は何人かいたが憲法学者はおらず、ベアテ・シロタ・ゴードン女史にいたっては、当時たった22年間しか人生経験のない法の素人であった。

鼻クソもたまれば屁も垂れるGHQの生身の人間が集まって、たった10日かそこいらのやっつけ仕事で出来たのが日本国憲法の草案だったわけだ。

憲法の専門家もいなかったから、世界各国の憲法を参考につぎはぎして。

そういういきさつで出来た憲法が、人民主権とナシオン主権がゴチャ混ぜになるような矛盾を含んでいることは無理もないことだろう。

 それでは日本の法学会では、どういう議論が行われているか。

片や「日本国憲法はナシオン主権を取っているというのが通説だ」と主張すれば、他方では「いーや、日本国憲法は人民主権を取っているというのが通説」という風に真っ二つに分かれている。

いや、私の見たところナシオン(狭義の国民)主権説の方が優勢だろうか。

こういうことを言うと叱られるかもしれないが、こうした論争はちょっと滑稽(こっけい)に思える。

前述のように日本国憲法は、しょっちゅう間違いをやらかす生身の人間によって、それも22才のアメリカのお嬢ちゃんまでがまざってつくられたものだ。

にもかかわらず、まるで日本国憲法が全知全能の神が私たち日本人に与えたもうた、一点の矛盾もケガレもない”完全無欠の神聖なる大典”であるかのような前提にたって、良い年を召された日本のオジサンたちが、「ナシオン主権だ」「いーや人民主権だ」とやっているのである。

どうやら多くの日本人は、憲法や国連が相手になると途端にウブウブになってしまうようだ。

女性との交際経験の少ない男性は女性を過剰に神聖視し、自らの恋愛対象が
”純潔な処女”であるかどうかに非常に強い執着を持つ傾向にあるようだが、それとどこか似ているように思える。

 さて今回のお話はどうだったであろうか。

ちょっと難しかったかもしれないが、人民主権とナシオン主権という二つの考え方の理解は非常に重要なので、がんばってついてきて欲しい。

次回、いよいよこの問題の核心部分を衝いていこう。


次回につづく




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この記事に対するコメント

今回も良く理解できました。

有難う御座います。
かと言って日本国憲法否定論者の私には、被占領秩序の中で金魚鉢の中の争いを繰り広げている、我が国支配層の愚かさと情けなさを再確認にするだけの結果とは成りましたが。
しかし保守層の若者の勉強の為に今回も是非転載御願いします。

  • 投稿者: 火天大有
  • 2009/12/09(水) 16:27:48
  • [編集]

>女性との交際経験の少ない男性は女性を過剰に神聖視し、自らの恋愛対象が
”純潔な処女”であるかどうかに非常に強い執着を持つ傾向にあるようだが

この考えはびっくりしたし、笑えた。

日本は本来夜這い文化であり、価値観が欧米化してる若い世代がいるからだと思う。

現実「純潔な処女」とやらより、2次元の絵の方に欲情している
性的倒錯者も日本の男には多い。

電車での痴漢や下着泥棒も、日本の男に顕著な特徴だが、実は日本人は女も含めて、性的に倒錯してる人多いのだ。

http://kodansha.cplaza.ne.jp/broadcast/special/2002_05_08/content.html

要するに、「純潔な処女」とやらが、希少価値持ってしまって、マニアが出来たのは、こういう世相を反映してるからだと思われる。

●日新聞のあの記事だって、そういった日本人のある意味歪んだ
性の現実が無いなら、とっくに外国人からも反論起こってるよ。

外国人全てが、反日じゃないので。

でも異常に新卒の新入社員を取ろうとする事や、未熟な高校野球等、男のあり方でも手垢のついてない妄想的な童貞嗜好みたいな変なとこあるのも、純粋日本人。

憲法の概念闘争まで、純粋種の日本人による倒錯した嗜好が反映されるのは、非常に興味深いと思う。

他の民族や混血の立場から見れば、処女崇拝主義者とは指向性の違うだけの変態にしか見えないとこもあるかも。

そもそも日本人に、性のモラルなんてあるんだろうか?
気持ち良けりゃ何だっていいのでは?

  • 投稿者: 無名戦士
  • 2009/12/09(水) 18:49:24
  • [編集]

火天大有さん

>かと言って日本国憲法否定論者の私には、被占領秩序の中で金魚鉢の中の争いを繰り広げている、我が国支配層の愚かさと情けなさを再確認にするだけの結果とは成りましたが。

私も、新しい憲法を制定するか、現行憲法を大幅に手直しすべきという立場ですけどね。


>しかし保守層の若者の勉強の為に今回も是非転載御願いします。

こちらこそお願いいたします。


無名戦士さん

>異常に新卒の新入社員を取ろうとする事や、未熟な高校野球等、男のあり方でも手垢のついてない妄想的な童貞嗜好みたいな変なとこあるのも、純粋日本人。

何をもって性的倒錯とするかは定義が難しいので踏みこまないとしても、おっしゃる通り日本人の”純潔信仰”はやはり強いように思える。

というか、この記事で突っ込むのはそこ?(苦笑)

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2009/12/09(水) 23:14:28
  • [編集]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

  • 投稿者: -
  • 2009/12/10(木) 05:33:58
  • [編集]

>というか、この記事で突っ込むのはそこ?(苦笑)

一事が万事、日本人は綺麗事と観念闘争になって、現実に対応しない真の原因もそういうとこにあると考えてる。

民族としての深層心理的な理由で、改革出来ないなら混血化するか、純粋種が種の亡滅するか、国家破産とともに新しい憲法成立
させるか、左巻きVS混血含んだそれ以外の価値観の人々とで絶滅戦争行うかくらいしか、解決策無いのでは?

北海道独立論とか出てるが、北海道は白人系が住み着き始めてるし、沖縄は中国系の移住者も多い。

それに純粋の日本人は甘ったれだと思ったらしいが、あるメルマガにアイヌ民族の人が、書いていた内容を転載する

>北海道はアイヌモシリ(人が住む大地と言う意味です)
北海道は自然豊かなアイヌの聖地でしたが。
和人(別の言い方、シャモとも言います)によって
北海道の資源を根こそぎとり尽していきました

しかし五人組制度が存在することによって、
間接的に名主・庄屋の権威を裏付け、
住民の生活を制約すると同時に町村の自治とりまとめを
強化することには役立った。
その制度の一旦と考えて居ます。

それによって北海道の資源9割、自然4割失われたと
言われてます、それでも自給率は日本で群を抜いてます
最近は分かりませんが、夏までは200パーセントでしたね。
大事にしたい我々の聖地北海道です。

私はアイヌ民族で
権利回復の活動をしてきました。

多くの日本人、学者、役人、政治家は
現代にアイヌが存在して、過去いかなる
仕打ちを受けたか知りません。

私は多く学者、役人、政治家接してきましたが
一応彼は戦争があって日本人が何したかは分かっていますが
何をするべきかを分かって居ないのか、分かっていても出来ないのか
したくないのか???

中には自分の立場を守る為一切発言しないで避けて行きます
それも仕方が無いことですが、彼らでさえです
今 kさんが メルマガで発言して考えてくれる人が一人でも
居たらうれしいですね。

そんな中戦争について教えれる大人たちが少なくなってます
そんな中戦争を考える、考えられる人達が居ると思います?
居て欲しいと願ってますが、はたして???

現代は豊かになり過ぎて慢心していた日本があったから
現代の不況に繋がっていると私は考えます。

私は若者たちに世界を見るのも大事だが
自分の足元を見つめて前を見て欲しいと願ってます

アイヌとして(和人に昔よく言われた言葉です、アイヌをもじって
ア、犬が来た kさんどうですか?

私は酷い虐待を受けてきたじいちゃん婆ちゃんにシャモは信じるなよとよく言われました、でも時代の流れと言うことも在りますので過去に日本人がしたこと完全に許すことは出来なくても
現代に生きてる人達と共存共生しなければなりません
その難しさも考えて頂ければありがたいと思います。

  • 投稿者: 無名戦士
  • 2009/12/12(土) 20:24:36
  • [編集]

無名戦士 さん

>一事が万事、日本人は綺麗事と観念闘争になって、現実に対応しない真の原因もそういうとこにあると考えてる。

なるほどね。確かにそういった部分はある。

それであなたは改革を実現させるために、日本人の混血化をのぞんでいると。

日本社会の改革や、外国文化の良いところを取り入れることには賛成だけれども、もし今の日本人が改革が苦手だとして、それは人種とか血による遺伝だけが原因かは疑問。

明治維新なんかは当時の東アジアとしては、もっとも過激な改革だったわけだし。

>アイヌ問題

シャクシャインやコシャマインが和人と戦ったり、アイヌの人々が差別を受けたりしたことについては気の毒だったと思う。

戦いに関しては、中世という世界のどこにも人権という価値観なんかカケラもなかった時代だから。

私は人間として、和人とアイヌがどっちが上かなんてことは考えたこともないし、アイヌ文化の保護も必要だと思う。

ただ、中世から現代に至るまで双方の混血がすすんでいるし、何がしかの政治的意図を持って若いアイヌ系の人達に和人系の人々への憎悪を今になってあおっている人々がいるようにも思えてとても違和感をおぼえる。

特に「戦争」とか「北海道から資源を根こそぎ」というあたりは、どこかの半島史観と酷似している。

和人対アイヌという問題をたどると、究極的には縄文人対弥生人という問題にまで行き着くわけで、私だって一つの体に縄文系特質と弥生系特質が混ざり合っているのだから、今になってそうした傷口をほじくりかえし、”恨み”を蘇らせることが有意義なのか疑問。

このメルマガを書いた人がシャクシャインと同じ時代に生まれた生き残りというならわからないでもないけど、誰かから「人を恨むこと」を教わったのではないだろうか。

韓国を見ればわかるけど、それは誰も幸福にはしないと思う。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2009/12/13(日) 00:43:04
  • [編集]

>それであなたは改革を実現させるために、日本人の混血化をのぞんでいると。

私自身混血ですので。
でも日本の文化や伝統は素晴らしいし、愛している。
誤解しないで欲しいのは、中韓系やアイヌ系では無いけど。

国家主権の問題等は妥協する気無いし、難しい問題も保守なら是々非々で調整が取れるのではないか?と考えてる。

現実は現実として、理想とミックスさせるのは保守の方が、上手だと思うし、結構人脈の層も社会的階層に関わらず幅広いかもしれないと、判断したから。

それとは別に、左翼は危険な事やってる。

http://chiraurasouko.blogspot.com/2009/12/blog-post_868.html

天皇陛下の政治利用なんて、やってはいけない事やってる。

英連邦 カナダ政府の外交上の社交序列
       ↓
http://s02.megalodon.jp/2009-1114-1953-36/www.pch.gc.ca/pgm/ceem-cced/prtcl/address4-eng.cfm

最上位のAn Emperor は、畏れおおくも日本の皇室ただ一つのみ。

いくら混血の私でも、そういう不敬は大嫌いだし分別ある。

勘違いされると困るけど、別に特定のルーツの連中や変な思想にかぶれてない限り、別に混血だからって日本人に敵意持ってないので、意思表示しておく。

一緒くたにされるのは冗談じゃない。

  • 投稿者: 無名戦士
  • 2009/12/15(火) 00:03:50
  • [編集]

無名戦士さん

>>それであなたは改革を実現させるために、日本人の混血化をのぞんでいると。

>誤解しないで欲しいのは、中韓系やアイヌ系では無いけど。
>勘違いされると困るけど、別に特定のルーツの連中や変な思想にかぶれてない限り、別に混血だからって日本人に敵意持ってないので、意思表示しておく。

いえ、私は何も言っていません。

私は人種とか出自で人を判断しません。

その人がどう行動するかで判断する。

私をいろいろと警戒しておられるようだが、取り越し苦労では。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2009/12/16(水) 00:56:14
  • [編集]

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