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鳩山政権の天下りは、良い天下り

  • 2009/10/24(土) 00:44:13

 亀井金融・郵政”改革”相は21日、日本郵政の新社長に、かつて”ミスター大蔵省”と呼ばれたエリート官僚・斎藤次郎元大蔵事務次官を起用することを決めた。

2008年3月、自民党政権が日銀総裁に元大蔵事務次官の武藤氏をあてようとしたところ民主党が激しく反対し、民主党が多数を支配する参議院で同人事案を否決したことも記憶に新しく、その矛盾を記者から指摘された平野官房長官がしどろもどろになる一幕もあったようだ。

参考記事 

 「政治主導・脱官僚政治で真の民主主義を!」

官僚の天下り・渡りを禁止して政府の無駄をはぶき、増税も借金もせずに財源をひねりだし、それによって政策を実施して景気を回復させる」

そう国民に訴えてきた鳩山政権は、日本郵政の新社長に大蔵省(現・財務省)の元エリート官僚を就任させることを内定した。

「当分の間」と言って官僚の天下りを黙認する方向へと急転換し、政権公約を早々と破っていた鳩山政権だが、人治政治もここに極まれりである。

「自民党政権の天下りは悪い天下り。民主党政権の天下りは良い天下り」だそうだ。

鳩山首相も「(斎藤氏は)大蔵省を辞めて14年たっている。民間でも働いていた」と、見苦しい言い訳を繰り返したが、そういうのを”渡り・天下り”という。

 亀井金融・郵政改革相が新社長に元大蔵官僚をすえ、日本郵政を再国有化の方向へ持っていこうとしているウラには、仕事で民間企業並の営業努力を求められることを嫌う郵政関係者の強い意向がある。

”郵政政策研究会”が持つ100万票に代表される郵政関係者の組織票は、民主党にとって自治労・日教組にならぶ重要な票田。

(自治労・日教組と並ぶ左翼イデオロギー公務員労組”全逓信労働組合”も今や連合に吸収され、連合は民主党の最大支持母体となっている)

民主党・国民新党は選挙に勝たせてもらったその見返りとして、できるかぎり日本郵政の再国有化をめざす、というわけである。

参考記事 

 また、郵政新社長に大蔵官僚OBが就任するのは、財務省(旧大蔵省)にとっても悪い気はしない話だ。

昔は、国民が郵便貯金や簡易保険に預けたお金は郵政省から大蔵省資金運用部に預けられ、国家予算の一般会計ではなく特別会計へと組みこまれていた。

特別会計は、基本的に国会で予算審議の対象とならないので、国民の監視の目が行き届かない、官僚の”第2の財布”となってしまった。

本来は国民から預かったお金なのだが、郵政官僚から大蔵官僚へと”身内同士”でやり取りするため、官僚にとっては非常に使い勝手が良い。

国民が郵便貯金に預けたお金は”財政投融資”の名のもと、本来必要のない天下り役人用の特殊法人を運営するための財源として投入され、「天下り官僚をつくりだす元凶」として批判されてきた。

つまり国民の郵便貯金が官僚に乗っ取られ、官僚の天下り用資金に化けていたわけだ。

そのため、郵便貯金や簡易保険に預けられた国民のお金を、郵政省が大蔵省資金運用部に預けるのをやめさせ、政府系法人はなるべく経営実態をオープンにするよう求められ、チェックを受けながら金利を払って市場からお金を借りるようにシステムを変えさせられた。

こうして一度は切断された大蔵省(財務省)-郵政省コネクションだが、鳩山政権が元エリート大蔵官僚を日本郵政の新社長へと天下りさせることによって、このコネクションが形の上では復活することになる。

ある財務省幹部は「斎藤氏を通じて日本郵政とのパイプが太くなるのは悪い話ではない」と語っているそうだが、その言葉の裏にはそうした意味合いも含まれていよう。

参考記事 

これで喜ぶのは、財務官僚と公務員待遇に戻りたい郵政関係者だけ。

元エリート大蔵官僚の日本郵政社長職への天下りにより、鳩山政権が政治改革・行政改革・公務員改革を後退させようとする動きを強めてくることが予想される。

「自民党政権は無駄使いばかり」と批判してきた鳩山民主党だが、税収が30兆円台に落ち込みそうだというのに、麻生政権の組んだ当初予算88兆円を大きく上回る98兆円規模の概算要求を出してみたり、言っていることと実際にやっていることが正反対だ。

どこを探しても無駄と財源が見つからなかったから、鳩山政権が日本郵政社長に大蔵官僚を天下りさせて、国民の郵便貯金を財源にするつもりか?

今回の天下り人事の張本人である亀井金融・郵政相は「来年度予算は100兆円以上にしないといけない」と主張しているが。

参考記事 

 何度も言っているが、鳩山首相も小沢幹事長も岡田外相も、みんな自民党・旧竹下派”経世会”出身の政治家だ。

経世会と言えば、小沢氏の”師”であり佐川事件で逮捕された金丸元幹事長が思い出されるが、金丸元幹事長といえば郵政利権のボス。

竹下派・経世会はロッキード汚職で逮捕された田中角栄首相の派閥・田中派にルーツを持つ、自民党でも一番汚れた派閥であった。

多くの日本国民が民主党政権を誕生させたことで、日本の政治改革は腐敗ドロドロだった1980年代以前まで退行したかのようだ。

 ところで亀井金融・郵政相は「良い談合はある」と前代未聞の失言をして、公正取引委員会から注意を受けた。さらに驚いたことは何の反省もなくケロッとしていることだ。

参考記事 

鳩山政権のモラルの無さには、ただただ呆れるほかない。

「鳩山政権の談合は、良い談合」

「鳩山政権の天下りは、良い天下り」

「鳩山政権の借金は、良い借金」

 民主党に投票した多くの国民は「マニフェストなんて全部できなくてもいい、せめて民主党が行政改革・公務員改革をやって、政府の無駄使い・天下りさえ根絶してくれたら」と強く期待し、改革の実現を夢見たことだと思う。

しかし、もうじゅうぶん気が済んだろう。

民主党に入れた日本国民は悪い夢を見ていたのである。それも最悪の。





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官僚の比ではない、腐敗しまくっている地方公務員の天下り

 官僚もそうですが、もっとヒドイのは地方公務員の天下り。
 彼らは官僚と違って人数は多すぎるし(地方公務員300万人)、定年まで居座って、能力に見合わないほどの高水準給料(人件費・税金)をさんざんに懐に入れた上で、補助金垂れ流しの地方自治体外郭団体に天下って、さらに税金にタカルわけですから、税金の無駄遣いとしては官僚の比ではありません。そして、阿久根市で問題になっている勧奨退職割増73%なんてことをやってるのですから、即刻に止めさせないと地方の疲弊は更に進むでしょう。
 都市部に比して雇用も少ない地方でも、自治体外郭団体は至る所にあります。そして、地元住民の貴重な就職先を奪って、定年後も天下る地方公務員。しかも、社会の役にはほとんど立ってない。
 まさに、地方公務員の天下り実態こそ深刻なのですが、民主党は一切手を付けず、鉄板でスルーなのでしょうね・・・

  • 投稿者: チャロ
  • 2009/10/24(土) 02:31:43
  • [編集]

渡り鳥

デンスケさん(斎藤氏が麻雀で和了るときに「デーン」と言う癖からついたあだ名:ソースはテリー伊藤「お笑い大蔵省(ry」)が渡り続けて14年間、ここまで来ているのは明白ではないですか。公正な処遇とは思えません。大蔵省の慣例でもそろそろご退場願う時期です。

  • 投稿者: クマのプータロー
  • 2009/10/24(土) 08:37:46
  • [編集]

郵貯=政府の財布

>国民の郵便貯金を財源にするつもりか?

私も、そう思いましたね。
たとえ意図していなかったとしても結果的には、ほぼ間違いなくそうなるでしょう。

確か池田信夫氏のブログでも、同じような意見でした。


民主党は明らかに不良品だと思います。どんなに頭を捻ったって使い道のない代物です。

  • 投稿者: じゃん
  • 2009/10/24(土) 14:17:26
  • [編集]

まあ典型的ですけど

我が国に棲息する甘ったれ似非サヨクの典型的なご都合スタンダードですね。www
これを見るたびに私は連中を怒鳴りたく殴りたくなります。
何故かと言うと、いくら基準の理由を問い質してもマトモな答えが返ってきた例が無い。
まあ気分と空気で動いている、いかにも日本らしいと言えば日本らしい集団ですね。
でも政権を盗って更にこのリアリズムの無さは頭を抱えたく成ります。
因みに某テレビ局のニュース特集で過去の映像を振り返りながら、福田派を腐った官僚政治の権化、田中派を官僚政治と闘ったヒーロー集団と紹介していました。
その田中派は中心を構成している民主党は素晴らしいのだそうです。
あまりの牽強付会ぶりに呑みかけのお茶を噴出してしまいました。
いやはや酷い世の中に成ったものです。

  • 投稿者: 火天大有
  • 2009/10/24(土) 15:42:37
  • [編集]

自分に甘く他人に厳しく、二重基準のオンパレード。二枚舌も何のその、全く実績も出してないのに意義があると訴える姿は正しく口先だけの存在。日本人のみならず普通の道徳観を持っている人間なら明らかに非難の対象ですが、それにも関わらず持ち上げる連中は一体何なんでしょうか?
今回の民主党擁護は、見た物をそのまま判断できない人が多く、人間は見たい物しか見えないというのはよく言ったものだなとある種感心しました。騙される方が悪いというのは些か暴論の面もありますが、こういった人に対しては確かにその通りだと頷くしかないと思います。

  • 投稿者: 初心者
  • 2009/10/24(土) 17:07:50
  • [編集]

保守の人達は日本の次代の希望となるかもしれない。
別に欧米や混血嫌いの閉鎖的ナショナリストじゃないのが解ったので。


http://chiraurasouko.blogspot.com/2009/09/29k.html
http://chiraurasouko.blogspot.com/2009/09/blog-post_10.html

このサイトのチラ裏をよく見て欲しい。

投資家も察知し始めた。

http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/1785805.html

もし金融戦争になるなら、すでにアメリカは準備を終えている。

http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-38374320090603


http://blog.nikkeibp.co.jp/money/gold/toshima/2009/10/post_776.html

保守で投資してる人は、注意して欲しい。

  • 投稿者: 無名戦士
  • 2009/10/24(土) 19:18:43
  • [編集]

チャロ さん

>官僚もそうですが、もっとヒドイのは地方公務員の天下り。

同感です。

私も本来は地方分権に賛成なのですが、これがあるのでまだ時機尚早と言わざるを得ません。

この上、民主党は地方公務員に労働基本権を認めて権利を向上させるそうですから、なお一層ひどくなりそうです。


クマのプータローさん

少なくとも民主党政権だけは、やってはいけない人事だと思います。


じゃん さん

>たとえ意図していなかったとしても結果的には、ほぼ間違いなくそうなるでしょう。

やはりそうなりますか。

不況時には、国が財政を出動して景気の下支えをしてやる必要がありますが、問題は官僚はお金の使い方が下手というところです。

投資に失敗しても、しょせん他人のカネですから。

投資の乗数効果が低くなれば、景気回復への効果も低くなってしまいます。

実際、日本の公共事業の乗数効果は年々小さくなっています。

政府・銀行・企業が協力して、民間の投資が伸びる方向へと日本を向かわせるべきだと思います。


火天大有さん

>因みに某テレビ局のニュース特集で過去の映像を振り返りながら、福田派を腐った官僚政治の権化、田中派を官僚政治と闘ったヒーロー集団と紹介していました。

どこのアホTV局でしょうか?気になります。


初心者さん

>それにも関わらず持ち上げる連中は一体何なんでしょうか?
今回の民主党擁護は、見た物をそのまま判断できない人が多く、人間は見たい物しか見えないというのはよく言ったものだなとある種感心しました。

自分の選択が間違いだったとは認めたくないんじゃないでしょうか。

間違いを認めることは、自分の全人格が否定されるような気がして。


無名戦士さん

>保守の人達は日本の次代の希望となるかもしれない。
別に欧米や混血嫌いの閉鎖的ナショナリストじゃないのが解ったので。

普通の人もいろいろいるように、まあ、保守もいろいろだと思います。

中には、軍国主義を礼賛したり、外国人嫌いの攘夷派もいます。
あとはなりますましも。

でもそれがすべてではありません。

特に、保守派を快く思わない連中が、保守全体を外国人差別主義者で民主主義の敵であるかのようなプロパガンダを流しており、保守派をそうしたイメージ先行で見る人がいるのは大変残念です。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2009/10/25(日) 00:39:04
  • [編集]

はじめまして。二年ほど前からクロフネさんのブログを訪問させていただいてましたが、
コメするのは初めてです。
貴ブログの冷静・透徹な論説にはいつも勉強させていただいております。


私の周囲も、最近は(特に家族は、私のしつこい周知活動が功を奏したのか)
徐々に「目覚め」つつあるんですが、いまだに
「防衛・軍事の議論 → 右翼反動の軍国主義復活の陰謀」
という短絡的考えの人も多いです。


一方で、民族主義的な(≒ややもすれば感情的な)方々もいて、「左翼・在日・民主党=反日」と叫んで憚らない(たしかに大抵はそうですが)勢力がいるのも事実でして・・・
クロフネさんもおっしゃっているように、『是々非々』という言葉の大切さをかみ締める今日この頃です。


戦後のわが国政治の最大の悲劇は、「まともな野党の不在」という点につきるかと思います。
戦後の「個人は至上、家族愛・祖国愛は旧来の陋習」という、過度な<民主主義的(笑)教育>のせいで、「保革左右の差はあれど、祖国への忠誠、国家観・国益観は共有している!」という状態を再構築できなかった点です。
だから、自民党が失態を犯しても、代わりを担える現実的左派政党(ex,英国労働党みたいな)が発生できなかった、と。
・・・・・・もしかして、わが国に二大政党制は向いていない?



夕刻の空を眺めて憂国の思いを感じつつ、高校の学年閉鎖のせいでだされた多量の宿題を解く
今日この頃です。

クロフネさんも、皆さんも、何卒ご自愛を。
長文失礼。

  • 投稿者: 惰性参謀
  • 2009/10/25(日) 15:41:39
  • [編集]

惰性参謀さん

 こちらこそはじめまして、惰性参謀さん。

当ブログをご贔屓にしてくださっているようでありがとうございます。


>『是々非々』という言葉の大切さをかみ締める今日この頃です。

善悪二元論に陥らないこととあわせて、大変重要なことだと思います。

でも善悪二元論でスパッと切った方が断然わかりやすく、大衆ウケが良いのも事実ですね。
チェ・ラ・ヴィータ!(それが人生さ)


> 戦後のわが国政治の最大の悲劇は、「まともな野党の不在」という点につきるかと思います。
戦後の「個人は至上、家族愛・祖国愛は旧来の陋習」という、過度な<民主主義的(笑)教育>のせいで、「保革左右の差はあれど、祖国への忠誠、国家観・国益観は共有している!」という状態を再構築できなかった点です。


まったく同感です。

民主党の外交・安保政策や国家観がまともなものであったなら、多少の腐敗や経験不足に目をつぶっても私は支持していたことでしょう。

しかし、鳩山首相にしろ小沢幹事長にしろ岡田外相にしろ、ニセの罪悪感と自虐思想を植えつけられ思考停止に陥っている戦後日本人そのものです。

自民党にさえ、河野洋平やら加藤紘一みたいなのがいましたし。

政治的な立場の違いはあっても、少なくとも国益を最優先に考える政党のみで政権を交代していくシステムをつくりあげるというのが私の野心であります。

>クロフネさんも、皆さんも、何卒ご自愛を。

お気遣いに感謝いたします。

ところで「大量の宿題」ということは現役の高校生さんですか?

日本にとって大切な、前途有望な若者ではないですか!

私の現役時代はもっとノンキで政治のことはあんまり関心がなかったですね。

 「今時の若い者は」という言葉もありますが、私は日本の若い世代に期待しております。

暗黒面に落ちてしまった団塊世代を中心に、現在40代半ばから上はもう手遅れだと思っています。

そうそう、現役高校生の世代では自虐教育はどの程度浸透しているのでしょうか。

お時間があるときで結構ですので、もしよろしかったらレポートをお願いします。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2009/10/26(月) 22:48:39
  • [編集]

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