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歴史の書き換えが不気味に進行中
- 2009/09/09(水) 23:38:52
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)のデビッド・ピリング アジア編集長が「日本にとって素晴らしい日」と題してこんな記事を書いている。
「台湾や韓国のように日本の有権者も、ひとつの政治集団から別の集団に、権力を平和的に移動させたのだから。これは1955年以来、初めてのこと。中国共産党に匹敵するほど権力を長く独占していた自民党の覇権的支配をついに打倒した」
「日本人のほとんどは、東アジアでもっとも政治的に成熟している大人な国は日本だと、そう思い込んでいるだろうから。しかし実際にはある意味で、日本は未だにアジアでも政治的に遅れた国だ。1987年に軍政が終焉した韓国でも、そして国民党の半世紀にわたる一党支配が2000年にようやく終わった台湾でも、すでに何度も政権交代を経験している。しかし日本ではこれまで、一度しか政権交代できていなかったのだ」
(太字は管理人による)
参考記事
「日本は未だにアジアでも政治的に遅れた国」
日本人の民度は、韓国人や台湾人より劣ると言わんばかりの記事。
デビッド・ピリングなる人物を私は残念ながらよく存じ上げないが、無知と偏見から”野蛮で遅れた日本人”を見下し、”説教”にかこつけてこのような人種差別的主張を垂れ流すタイプの欧米マスコミ人は少なからずいるもので、はっきりいって虫唾が走る。
この、日本の政治史にまったく無知な英国人?は自己の主張を裏づけるソースとして、元官僚で民主党の熱烈な支持者らしい日本人の、「これで日本もやっと、台湾や韓国なみになったということだ」という発言を引いている。
(この自虐っぷりが民主支持者らしい)
反日マスコミの代表・毎日新聞社の日本人が在日欧米人に、「日本人はみんな変態です。性的倒錯者ばかりです」という内容の英文記事を盛んに書かせていたのとそっくりな構図だが、正確なウラも取らずに日本人のお友達?の妄想を鵜呑みにして全世界に垂れ流す。
ピリング氏はプロのジャーナリストとしての資格を欠いていると思う。
日本はアジアでも政治的に遅れた国?
初めて日本の有権者は権力を平和的に移動させた?
ハ!
デタラメさ加減に呆れ果て、開いた口がふさがらない。
さあ、事実にもとづいた話をしよう。
1947年に自由党を中心とした吉田内閣(第1次)から社会党を中心とした片山内閣へと政権交代が実現している。
片山連立政権をひきついだ芦田内閣が崩壊した後、首班指名された民主自由党の吉田茂による内閣(第2次)が成立、1949年に吉田内閣は議会を解散・総選挙を行い、民自党が勝利することで第3次吉田内閣が発足した。
この時の総選挙でも事実上の政権交代が国民によってなされている。
さらに第5次吉田内閣が崩壊したあとに成立した第1次鳩山内閣が1954年解散総選挙を実施、鳩山一郎の民主党が第1党となって吉田の自由党(民主自由党から1950年に改称)が下野。
第1次鳩山内閣の成立を国民が追認する形で、自由党から民主党中心の内閣へとここでも政権交代が起こっている。
近いところでは記憶も新しい1994年、政治改革をやるやると言って結局できずに解散(うそつき解散)した宮沢自民党が、国民による政治改革ブーム・新党ブームの追い風を受けた新生党・新党さきがけ・日本新党らに敗北。
ここでも日本の有権者は、非自民の細川連立政権へと平和的な政権交代を実現させている。
ピリング氏とFTが世界に垂れ流す、「日本はこれまで一度しか政権交代していない」「1955年以来、初めて日本の有権者は平和的に権力を移動させた」なんて報道は大嘘も良いところ。
戦後の日本に限っても、これまで何度も平和的な権力の移行が成し遂げられてきた。
1955年以来どころか、たった15年ほど前に日本でも政権交代が起こっているのだ!
ピリング氏が一番勘違いしているところが正にこの部分なのだが、「民主化が政治の成熟化の証し」と言いたいのであれば、政権交代がいつ起こったかではなく、選挙による平和的な権力の移行を可能にする民主主義システムがいつ導入されたかを基準にしなければいけない。
確かに1955年の保守合同から94年の細川・非自民政権成立まで40年近く政権交代は起こらなかったが、だからといって日本が韓国や台湾にも劣る独裁国家だったということにはならない。
その間、日本の有権者は変えようと思えばいつでも政権を変えられたからだ。
国民は投票という民主的な手続きによって「あえて政権交代しない」という道を40年間選択し続けたというだけにすぎない。
それを民主主義の欠如と言うことはできない。
それでは日本に初めて民主主義のシステムが導入されたのはいつのことか。
再び事実に基づいた話をしよう。
日本はアジアで最も早く近代的な憲法を制定し、不完全ながらも民主的な選挙を実施して議会を開設した国である。
(実は1876年にオスマントルコ帝国がミトハト憲法を制定し議会開設を定めたのだが、すぐさま皇帝が専制政治を復活させ実質的に機能しなかった)
日本そしてアジア初の民主的選挙が実施されたのは1890年。
その結果、さらなる民主化を求める立憲自由党など”民党”が衆議院の過半数を占めた。
これらの偉業は、民主主義を望む日本人自身の努力によって成し遂げられた。
韓国の軍国主義政権が終焉した1987年からさかのぼること97年前、台湾の国民党が一党独裁を放棄し、民主的選挙の実施を認めた1996年から106年も前のできごとだ。
一体どこの国が韓国や台湾より政治的に遅れているって?
FTのアジア編集長よ!
当時の内閣は長州・薩摩出身の官僚が主導したが、有権者が選んだ議会の同意を得なければ予算や法律を成立させることはできなかったため議会は何度も内閣を退陣へと追いこみ、限定的な政権交代を実現させていた。
1898年には第3次伊藤内閣を退陣させ、初の政党内閣である大隈内閣が誕生している。
20世紀になると有権者の民主化への要求はさらに高まり、1918年には藩閥出身でも貴族でもない平民から身を起こし立憲政友会総裁の地位にのぼりつめた原敬ひきいる内閣が誕生した。
つづいて憲政会を中心とする”護憲三派”が選挙に勝利して清浦内閣を倒し、またしても日本の有権者は政権交代を実現させた。その時誕生した加藤内閣は25歳以上の男子すべてを有権者とする普通選挙法を1925年に成立させることになる。
日本の民主化の歴史にとって画期的なこの時代は”大正デモクラシー”と呼ばれた。
その後も不完全ながら国民の手で民主化への努力が続けられたが、犬養内閣を最後に軍によってその息の根を止められてしまったのは大変残念であった。
韓国や台湾の独裁政権は、国民に政権選択の自由を認めなかった。
韓国や台湾の独裁政権が倒れる100年も前から日本人は民主化への努力をスタートさせ、不完全なものではあったが、政権を交代させる権利を国民が勝ち取っていったのである。
日本人のほとんどが思い込んでいるんじゃない。
つい10年前・20年前にようやく独裁政治を終わらせた韓国や台湾と比べて、日本は東アジアでもっとも政治的に成熟している大人の国というのはまぎれもない事実だ。
少なくともこれまでの日本の憲政史において、韓国のように国会内で意見の違う人に向かってチェーンソーを振り回した人はいないと思うが、ピリング氏は日本より韓国国会の方が”進歩的”なのでお気に召したらしい。
さて”野蛮で遅れた日本人”のために”ありがたいお説教”をしてくれるピリング氏とまったく同じことを言っている人物がもう一人いる。
民主党の鳩山代表だ。
鳩山代表は、オバマ大統領との初の電話会談において、「民主党の勝利はオバマ大統領のおかげだ。日本では初めて民主的な手続きで政権交代が行われた」と、日本がいかに遅れた国かということをさっそく”ご注進”した。
参考記事
外国の首脳相手に、何ら根拠がない”日本の欠点”を告げ口する。
これから内閣総理大臣になり、日本人の利益を代表する人間のすることだろうか!
15年前に起こった政権交代のとき、細川連立政権の内閣官房副長官をつとめたのは誰あろう、現在の鳩山由紀夫・民主党代表その人(当時さきがけ所属)であったという事実をよもや忘れたとは言わせない。
(細川連立政権の実質的な最高権力者は小沢一郎・新生党代表幹事であった)
それとも鳩山氏や民主党は、自分達がつぶしてしまった細川連立政権という過去を抹殺すべき”黒歴史”として、はじめから存在しなかったことにするべく内外のマスコミを動員しようとしているのだろうか。
フィナンシャルタイムズだけではない。
番組名は覚えていないが左傾化著しいNHKラジオでも「日本の政権交代は54年ぶり」と垂れ流すのを聞いた。
中国・人民日報のウェブ版・人民網でも「62年を経て初めて(日本で)政権交代」という見出しが躍ったという。
今朝の産経でも、元財務官僚で”ミスター円”とかつて呼ばれた有名な民主党支持者も「これは平和革命である」とはしゃいでいた。
これらの現象は、国家にとって不都合な事件は”真理省”によってかたっぱしから抹消され、はじめから無かったことにされてしまうという、あのオーウェルの小説”1984年”に出てくる全体主義国家そっくりで、気味が悪いったらありゃしない。
勝者は歴史を書き換えたがるのが常だ。
もっと大きな視点から見れば、鳩山代表と民主党は「日本で初めて民主的な手続きで政権交代が行われた。それを達成したのは我が民主党だ」と世界中に宣伝することで、太平洋戦争以前はもちろんのこと民主党政権が誕生した2009年より前の日本の歴史を、「独裁政権が続いた暗黒の時代」として真っ黒に塗りかえるつもりではないのか?
それによって民主党政権誕生に歴史的正統性を与えたいと思っているのではないか。
私も見つけしだいメールや電話で抗議しようと思う。
「日本で初めて平和的な政権交代が実現した」
「日本はアジアでも政治的に遅れた国だ」
もし民主党やマスコミが過去の歴史をこうやって塗りかえようとしたら、
日本人の名誉を守るために断固戦って欲しい。
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記事の途中から「ピリング」が「ビリング」となってしまいました。
おわびして訂正します。
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記事紹介
普段なら記事を参照・引用させて頂いたりしてエントリーをあげていますが、今回は全文が重要だと思うので、紹介してみようと思います。 一読...
- From: 出涸らしブログ |
- 2009/09/11(金) 13:21:52
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この記事に対するコメント
クロフネさん
いつも有意義なブログをありがとうございます。
さて、ご指摘の点ですが、わたしも報道等でこの手の主張がなされると思わずテレビに向かってツッコミを入れてしまいます。
しかし、これは自民・保守勢力にも落ち度はあったといえると思います。例えば、以前(わたしの記憶が正しければ)小泉元総理とブッシュ大統領の会談の際、ブッシュ氏が太平洋戦争前、アジアには民主主義国家はなかったと述べたのですが、小泉氏はそのことにツッコミを入れませんでした。
日本が議会制民主主義を欧米から導入したときは不完全なかたちでスタートしたのですが、時代を追って成熟させてきました。しかし、その成熟が途上であり様々な安全装置が取り付けられる前に軍部によって無効化されてしまったのです。つまり、大東亜戦争の終結前15年程度は議会制民主主義がうまく機能しなかったというのが事実であり、このこと自体は現代においても、あるいはどこの国においても起こりえることなのです(数年前の米大統領選の投票システム騒ぎ、今回の選挙における偏向報道に基づく世論誘導などは民主主義のシステムが正しく機能しているのか大きな疑問符が付くところです)。
ところが、左翼教育に押されてか、自民・保守勢力は上記の点を国民に向かって、世界に向かって発信しませんでした。このような小さな努力を怠ってきたきたツケが今まわってきたのであり、「黙っていても正義(正論)は勝つ」という甘い考えが相手につけ込まれる隙を与えてしまうのでしょう。
わたしが考える保守勢力の最大の欠点は、発信力の欠如と思います。前回の投稿で「保守勢力の述べることは正論だが自己満足で終わっており、一般に対する浸透という点では敗北を喫している」と書きました。
左翼勢力は、その実態は平和でも平等でも自由でもないのに「平和主義、平等主義、自由主義」を掲げており、一般の人はそのような美しい言葉に引き寄せられているのでしょう。買い物下手の人はよく中身も吟味せずにパッケージを見てなんとなくつられて買ってしまうものです。しかし、商品を「いかに手に取ってもらい、いかに買ってもらうか」ということは商業戦術上重要なことであるのも事実です。この点で左翼勢力は成功を収めており、”敵”ながら学ぶことは多いと思います。
今やメディアと一蓮托生であるサヨク勢力は、相互補完の関係を保ちつつ自分たちの保身のための社会体制を作り上げようとすることでしょう(歴史教育も含む)。というより、偏向報道によって国民の事実を知る権利は既に奪われており、次のステップとして言論の自由が奪われることが考えられます(具体的にはネットの言論に対する干渉)。これを食い止めるためには”国益”を軸とする保守的自由思想を一般に浸透させることが不可欠です。なぜなら、民主主義は「数の力」が本質なのですから!
クロフネさんのブログは論証がしっかりしつつも読みやすく、一般に対する浸透という点で大いに役立っていると思います。
わたしも保守支持者の一人としてその一助になれればと思っております。
民主主義
よく、マッカーサーが日本に民主主義をくれた、と言う人が居ます。(厚木基地内に、厚木市民が立てたマッカーサーの銅像にも、そう刻まれています。)
岡崎久彦氏は、大正14年の普通選挙法の実施をもって、日本に完全な民主主義が完成したと仰っています。つまり日本は大正時代から民主主義国であったと。
昭和初期の、立憲政友会と立憲民政党の、保守二党での選挙による政権交代は、父からよく聞かされました。
冷戦時代に、ソ連の僕であった社会党に政権を任せるなどと言う事は、日本国民もアメリカ政府も認めることなど出来なかった。これが政権交代が無かったほとんど全ての理由です。
政権が変わらないから遅れているなどと言うなら、確かスエーデンでは社会民主党が、40年間政権与党だったことがあるはずです。それならその期間のスエーデンは、政治的に遅れた独裁国家だったという事になってしまいます。
このビリングという男は何も知らないくせに、アジア人など遅れた存在でしかないと決め付けて、日本人をさげすんでいるのです。
この記事は半分皮肉を込めて書かれてるんじゃないでしょうか?
すでに退官した某公務員氏の発言は、政権交代というお題目のために安定した政治を行っていた自民党を引きずり落とし国家が危険な方向に向かっているにも関わらずそれを民主主義だとか素晴らしい賛美し、挙句の果てに「これで日本もやっと、台湾や韓国なみになったということだ」なんて言い出してしまったと。台湾や韓国みたいな斜陽の新興国の何処がまともな民主主義国だ? ありゃ衆愚政治だろ。其処と一緒になったって事は後退してんだよ。お前アホと違うか?と呆れてるような気も…。
最後の段落の、
「その証拠に30日の夜、こんなことがあった。あるイタリアのテレビ・プロデューサーが「民主主義の歴史的勝利をあちこちで祝っている日本人の画像をとってこい」と、カメラマンを外に送り出したのだが、そんな光景はどこにもなかったのだという。「何も録画できなかったんだ」とこのプロデューサーは嘆いていた。」
という文章は、今回政権交代を賛美している愚かな日本人とはこういう連中だという紹介記事ですと暗に示してる気もするのです。一応イギリスの発行誌ですしそういう面もあると穿ってみてみました。
無名戦士 さん
>いつも有意義なブログをありがとうございます。
いろんな方からこういったお言葉をかけて頂いて、こちらこそ感謝しております。
>小泉元総理とブッシュ大統領の会談の際、ブッシュ氏が太平洋戦争前、アジアには民主主義国家はなかったと述べたのですが、小泉氏はそのことにツッコミを入れませんでした。
私も良く覚えてます。
このブログの下の方に埋まっていると思いますが、私もブッシュ氏にはツッコミを入れておきました。
>買い物下手の人はよく中身も吟味せずにパッケージを見てなんとなくつられて買ってしまうものです。しかし、商品を「いかに手に取ってもらい、いかに買ってもらうか」ということは商業戦術上重要なことであるのも事実です。この点で左翼勢力は成功を収めており、”敵”ながら学ぶことは多いと思います。
こうした分野での発信力の弱さというのは強く同意です。
特に自民保守派の方はそういう傾向があると思います。
外交安保でしっかりとした政策を打ち出すのは王道ですが、自分の生活で精一杯の有権者が大多数なわけですから、そういった多数派が今一番何を望んでいるか、そこをピンポイントで直撃する”ニンジン”も必要だと思います。
八目山人さん
>確かスエーデンでは社会民主党が、40年間政権与党だったことがあるはずです。
それは知りませんでした。あそこは社民主義が強かったですから。勉強になりました。
しっかしビリングという人物、いけすかないですね。
初心者 さん
>この記事は半分皮肉を込めて書かれてるんじゃないでしょうか?
そうだったら良いのですが、1955年以来はじめての政権交代と「」もつけず言いきっちゃってますから..。
事実でないことを読者に向かって断言してしまったということは、あってはいけないことだと思います。
最後の部分は確かに皮肉だと思いますが、「やっと台湾や韓国並になったけど、日本もまだまだだね」といった種類のものと私は理解しました。
鳩山代表の妻は朝鮮人
鳩山代表の妻、幸夫人は朝鮮人だった。
父親は朝鮮北部出身の貿易商。
鳩山代表が 「朝鮮の為に・・・民主党」
を叫ぶ訳がよく分かった。
外国人参政権付与を始めとする売国政策も。
妻は金星人・・・ひだりまえ発言女王
夫は売国奴・・・地球温暖化対策日本滅亡王
まあ、イギリスのファイナンシャルタイムズ紙といってみても、書いた人で代わりますから。たぶん、韓国系イギリス人だと推測します。台湾系イギリス人の外相人だと中国のこと悪く言わないだろうし、内省人だと日本のことを馬鹿にしないでしょう。
あれ?イギリス紙?米国紙?と最初思っても、他国人になるのが大好きな韓国系は、イギリス人に成りすまして偏ったことを書きます。確かに中韓よりの妙なイギリス人もたまにはいますがね。ほんの少数です。
でも、ファイナンシャルタイムズの編集長が許可して刷り上った雑誌ということは紛れもないので、ここはきちんと嫌疑感があると文句を言ったほうがいいと思います。日本人は、文句をいわないから、その反対に文句ばっかりいうこれらの人たちに負けてしまうのです。弱いもの。。それは情報戦。
あ、それから国の成熟度というランキングが英国かどっかの国で行われていましたが、日本は、5位ぐらいだったと思います。上位は、ヨーロッパ系。スイスとか、オランダだったと思います。
そのない役で政治の腐敗具合がありましたが、かなり日本はクリーンで高得点でしたよ。だからやっぱりこの著者は、韓国系イギリス人認定です。いくらなんでも全大統領が毎回、警察にしょっ引かれる韓国より悪いとは普通の人だったら思わないでしょ。。
いつにもまして、クロフネさんの怒りが伝わってくる記事でした。
日本の民主主義的な政治形態は、日本が諸外国に学び自国に合ったものへと熟成させた歴史あるものであるはずが、いつのまにか戦勝国から与えられたものとして教育されてしまっていますね。
恥ずかしながら日本についての自ら勉強を始めるつい一年ほど前まで、私もそう思っていたような気がします。強く関心のある事で無かった為にそう感じる次第です。
そういった教育を流布させる事によって、「日本は劣っていた」「アメリカは凄い!」と言う万歳志向を作り上げたのだと考えると、きっちりと国力を殺ぐ策謀力には感心すら覚えます。
よく記事を参照させて頂いたりトラックバックを貼らせて頂いたりしておりますが、自分の周囲の人にもこういった「正しい日本の歴史」を知って貰う為にも、クロフネさんの今回のエントリーを、拙ブログにて紹介させて頂こうと思います。
このコメントがクロフネさんの目にとまる頃には、エントリーが済んでいるとは思いますが宜しくお願いします。
当然ですが、問題等ありましたらご連絡いただければ対応致します。
これからもたくさんの良記事を楽しみにしております。
実は、日本の民主主義は江戸時代に既に始まっていました。各村では村民の入札(投票)によって選ばれた名主・庄屋(代議士)達が藩と交渉する場(議会)を設け、年貢の取り決めや政治改革など行われていたのです。藩政は領民の支持があって初めて可能になり、藩主といえど頭越しに年貢を取り立てたりすることができなかったのです。農民一揆にしても実際は、藩主への直談版や抗議のデモ行進のようなものが大半であり、暴動を起こせばさすがに首謀者の首ははねられたものの、
村の運営にしても必ず寄り合い(議会)によって決定され、村民全員は議決権・評議権を持っていました。
草の根レベルでは既に民主主義が存在し、アメリカなどなかった時代から実行していたのです。
こうした下地があったからこそ、明治に入ってから薩長藩閥政府に対する反動として自由民権運動、民選議員設立建白書提出などの政治運動が起こってきたわけです。
いきなり何もないところから、こうした運動が起こるわけがありません。
どうも我々日本人は、未だに西洋の色眼鏡で見た歴史観に束縛され、我々が一番良く知っているはずの歴史を忘却しているような気がします。
西洋人が、我が国と国民の歴史を真摯に学ぶ姿勢がないのは、彼らの人種的優越感か文化的優越感かはわかりませんが、最悪なのは我々がそれに同調してしまい、西洋人の上からの目線にかしこまっている状態だと思います。
戦後、GHQは日本人の歴史と文化を抹殺するために7500冊もの本を密かに回収、処分しましたが、今こそ我々は「失われた歴史」を回復する時期に来ているのではないのでしょうか?
参考ですが、「驕れる白人と闘うための日本近代史(文春文庫)」を一読すると良いでしょう。いかに我々が西洋の歴史観に捕われているか目から鱗が落ちる思いです。
尚著者は、この本を最初ドイツ語で書き、ドイツで出版したところ街中でドイツ人に殴られたそうです。相当反発を買ったようです。
まだまだ彼らの感覚からは、「我々の方が優れ、日本は劣っている」というものなのでしょう。表面上はそうした本音を言いませんが。
chachamaru さん
そうなんですか?上海生まれだとは聞きましたけど。
情報戦さん
>ファイナンシャルタイムズの編集長が許可して刷り上った雑誌ということは紛れもないので、ここはきちんと嫌疑感があると文句を言ったほうがいいと思います。
同意です。 こういうのを許していたら、欧米マスコミの反日報道が一向になくなりません。
ところで画像検索をかけてみたところ、ピリングは白人のようです。
キョウシュウさん
日本には、無条件で「日本はダメだダメだ」と言えば、おりこうさんに見えるという風潮があります。そういう悪弊は無くしていきたいですね。
私の記事を紹介してくださってありがとうございました。
拝見いたしましたが、何の問題もありませんでした。
シロさん
>各村では村民の入札(投票)によって選ばれた名主・庄屋(代議士)達が藩と交渉する場(議会)を設け、年貢の取り決めや政治改革など行われていたのです。
日本なりに民主主義の萌芽があったというわけですね。勉強になります。
>「驕れる白人と闘うための日本近代史(文春文庫)」
機会をつくって読んでみたいと思います。
初心者さんのいってるのが正しいような気がします
とにかく「政権交代」なるもののいかがわしさを皮肉りたいだけかも
本当はよく分かって書いてるのかもしれない
これまでどんな記事を書いてきたのかみて見ないと判断できない
一度記事を検索してみては?
靖国参拝に反対している点はいただけないけども
安部総理への評価等 良く見て書いてますよ
そう言えば
先日友人と連れ立って、民主党の一応保守系議員5人合同の祝勝会に行ってきましたが、おかしな白人が会場内を取材している、いかにも政治には疎いタイプの爺様を選んで話しかけている。
会場の外でとっ捕まえて、こちらから話かけたら、日本語は話せない英語しか話せないと抜かす。(取材相手は英語はおろか日本語も怪しいような連中でした。)
其の時は本当に偶々英語に堪能な人間が居なかったので諦めましたが、実に怪しいと話し合ったものです。
(因みに某有名大学のドイツ語教授は居ました、何と言うミスマッチでしょう)
taieki さん
>とにかく「政権交代」なるもののいかがわしさを皮肉りたいだけかも
彼が皮肉っているのは、自民も民主も思想的に寄せ集めの団体で、だからこそ日本人は思想で政党を選ぶことができないという点だと思います。
彼の「日本国民に本当の意味での主権がない」という言葉が意味するところは正にそれでしょう。
だからといって「日本は1955年以来一度しか政権交代していない」「日本は未だにアジアでも政治的に遅れた国」という彼の間違った認識をFTというメディアを通じて世界に垂れ流して良いという言い訳にはなりません。
また彼の過去記事をいろいろ検索してみましたが、確かに外国人にしては日本社会を良く研究しているとは思いますが、おっしゃるように「日本の首相は靖国参拝をすべきでない」という主張や、安倍政権の慰安婦決議への反論に対し、韓国・中国側の主張やそれに味方する欧米人の擁護コメントばかりをFTに掲載しており、私にはやはり典型的な”リベラル白人”にしか見えませんでした。
あるいは日本や日本人全体を皮肉っているだけかも。
火天大有さん
>其の時は本当に偶々英語に堪能な人間が居なかったので諦めましたが、実に怪しいと話し合ったものです。
いったい何をやっていたのか、私も気になります。