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中国、140人以上のウイグル人を虐殺 ほかグローバルインテリジェンス
- 2009/07/07(火) 00:28:30
◆中国、140人以上のウイグル人を虐殺
自治区とは名ばかりの中国の植民地・ウイグル”自治区”で5日、ウイグル人による数千人規模のデモが発生し、治安部隊との衝突による大規模暴動に発展した。
中国側は、在外ウイグル人組織である”世界ウイグル会議”が暴動を煽動したと主張しているが、”世界ウイグル会議”側はこれを否定。
逆に、平和的なデモを行っていたウイグル人に治安当局が無差別発砲し、武装警察の車両がウイグル人を十数人をひき殺したという目撃証言があると反論している。
中国の植民地・ウイグル”自治区”で、共産党独裁政権がまたしても虐殺事件を起こした。
百万歩譲ってデモ鎮圧の正当性が中国側にあったとしても、放水等の安全な手段を使えば良いわけで、140人以上の死者を出したことはウイグル人の自由権と生存権を奪う虐殺事件以外のなにものでもない。
このような大規模デモが発生した背景だが、”世界ウイグル会議”も中国政府側も認識は一致している。6月に広東省韶関市のオモチャ工場で起こった、漢人によるウイグル人従業員襲撃事件だ。
この事件は、「漢人女性がウイグル人従業員に暴行を受けた」という真偽不明の噂がネットで流され、オモチャ工場の漢人従業員がウイグル人従業員を無差別襲撃、2名のウイグル人を殺害し81人を負傷させたというものだ。(漢人側の被害は39人負傷)
参考記事
ネットで真偽不明の噂が流され、それを見た漢人が偏狭な漢民族ナショナリズムにかられて他民族を無差別に襲撃するという構図は、2005年に日本の在中公館や日系デパートなどが襲撃された反日暴動と同じである。
反日暴動と同様、真偽不明の噂をもとにウイグル人従業員を「悪者」に仕立てあげて無差別に攻撃するというのは、明らかに人種差別にもとづくヘイトクライムであって決して許されるものではない。
ウイグル人は、漢民族が支配する植民地の二等国民として様々な差別を受け、移動の自由が無く中国本土で低賃金で働かされる農奴ならぬ”工奴”となっている。
中国の核実験場は、中国本土ではなくウイグル人の母なる大地につくられ、放射能汚染でたくさんのウイグル人が亡くなった。
生まれつきの工奴とさせられるのは農村戸籍の漢人とて同じで、国有大企業を支配する独占資本家として工奴をこきつかう共産党独裁政権は、漢人にとっても悪魔そのものである。
内では独占資本家として国有大企業とそこで働く工奴を支配、外ではウイグル・チベット・内モンゴルなど広大な植民地を経営し、強大な軍事力を背景に領土領海をさらに拡大しようとする21世紀に出現した19世紀型帝国主義国家・中国は、世界の脅威としか言いようがない。
関連記事・中国の核実験でウイグル人ら129万人以上が死亡か
◆北朝鮮が弾道ミサイル発射
北朝鮮は4日、江原道・元山ちかくのミサイル発射基地からおよそ450km離れた北東方向の日本海に向けて、7発の弾道ミサイルを相次いで発射した。
ミサイルのうち2・3発は日本列島が射程内に入るノドン弾道ミサイル(射程1300km)で、残りは短距離弾道ミサイル・スカッド(同500km)と見られる。
日本政府は北朝鮮を非難するとともに、安保理の制裁決議1874号に従った、北朝鮮に対する金融制裁措置を閣議了解した。
テポドン2号発射・2度目の核実験に続いて、北朝鮮がまたもや国連決議に違反する挑発行為に出た。
ただ、挑発行為が”スケールダウン”したとも言える。
派手さでいえば何といっても核実験だが、何度もやれば無駄にプルトニウムを消費してしまい、手持ちの実弾が少なくなってしまう。
アラスカやハワイ近海に向かってテポドン2号を打ち上げるのも良いが、カネがかかる。
そこで、”賞味期限切れ”が近いノドンやスカッドを使って、”地味に”日本やアメリカを挑発したのかもしれない。
だが日本の安全保障にとって脅威なのは、固定発射台から打ち上げられるアメリカ向けの長距離弾道ミサイル・テポドンではなく、日本列島を射程に収め、移動式の発射台に載せられているため事前に発見・破壊が困難なノドン中距離ミサイルの方だ。
今回の発射にからんで韓国政府筋が「同じ地点に着弾した」と発言、命中精度が大幅に向上していることを示唆したとされ、日本のマスコミもこぞってその発言を取り上げているが私は疑わしく思う。
スカッドやノドンは10発打って半径数kmの円内に5発が落ちる程度の命中精度しかない。
いくら精度を向上させたといっても、弾道ミサイルという性格からして、誤差数mでのピンポイント攻撃を可能にするには技術的にかなりの困難がつきまとう。
韓国政府筋の言う「同じ地点」とは中国人の「白髪三千丈」みたいなもので、実際は半径数キロの円内のことを指しているのではないか。
しかし、東京の首相官邸めがけてノドンを発射して、山手線の内側のどこかに落ちる程度の低い命中精度であったとしても、ノドンに核弾頭を搭載すればそんなことは関係ないわけで、先ほども言った通り日本の安全保障にとって最大の脅威である。
最近、経団連がようやく武器輸出禁止三原則の見直しを提言したが、 日本の生存に必要最低限の防衛力整備は急務であって、いつまでも「非武装中立」「無防備宣言」なんて寝言を言っていると、ほんとうに日本は滅びかねない。
歴史的に農耕民族であった日本人は理不尽な状況におかれると、「それは人間の力ではどうしようもない天与の条件であり我慢するしかない」と考えてしまう傾向があるように思える。
だが、非武装を定めた憲法九条や専守防衛・非核三原則・武器輸出禁止などというものは、人間が定めたものであって、決して自分たちの力では変えることのできない天与の条件などではない。
日本人の安全と生存のために必要なら、自らの意思でどんどん変えていくべきだ。
我慢には、して良いことと悪いことがある。
関連記事・日本の生存が危うい
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みんな頭が不自由ねww
現在施行されている日本国憲法だって厳密に言えば、単なる占領中の施行条例に過ぎず、現在では無効なのに、その法律ですら無い○○原則とか××宣言とか△△談話とかを後生大事にして、母国を亡国の淵に追い込む我が国の年寄りは本当に許し難いアホですね。
無責任な通達を出しまくる官僚も含めて一刻も早くお引取り願うしか無いですね。
相変わらずの中国・北朝鮮
中国・ウイグル自治区で起きた今回のデモで、中国政府(公安)がこれを鎮圧したことですが、相変わらず中国は少数民族に対する弾圧を止めていない姿勢を浮き彫りとしてますね。チベットしかりウイグルしかり、と。平和的デモに治安当局が無差別に発砲し140人以上が死亡したという事態、去年の大規模なチベット動乱や、最近のイランのようなもの(大統領選挙の結果を巡る一連の騒乱)としか思えません。
>明らかに人種差別にもとづくヘイトクライムであって決して許されるものではない。
そうですね。チベットに対してもそうですが、中国政府がウイグル人に対して行っていることは、アパルトヘイト時代の南アフリカのようなものです。
また北朝鮮のミサイル発射に関してですが、相変わらず国連安保理からの非難を逆手にとって核やミサイルを開発する態度には憤り以外の何物でもありません。今回の議長談話はどういった結果になるんでしょうかね?「仏の顔も三度まで」という言葉があるように、断固たる制裁を望みたいですよ。
中国といい北朝鮮といい、やっていることは相変わらずだと言うことがよく分かりますね。どれだけ国際社会からバッシングを受けたら気が済むんでしょうかね?
あと、今回の北朝鮮のミサイル発射に関する問題ですが、私のブログでも取り扱っておりますので是非お越し下さいませ。
火天大有さん
保守的な考え方をする人でも、「どうせ〇×三原則は変えられないのだから、こうするしかない」と言う人が日本には本当に多い気がします。
〇×三原則にしろ□△防衛論にしろ、人間の力ではどうしようもない天与の条件ではないのだから、どうしてそれを変えるところから始めないのかと真っ先に考えてしまう私は、あまり農耕民族には向いていないようです。
アジシオ次郎さん
中国のウイグル人支配は、本当にアパルトヘイトを連想しますね。
話は変わって国連ですが、北朝鮮やイランの核開発阻止にまったく機能していません。
国連事務総長も、欧米マスコミから「こんなに無能な事務総長は初めてだ」と叩かれはじめています。
国連も「例の法則」で沈没でしょうか。