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北朝鮮、6カ国協議離脱を宣言

  • 2009/04/17(金) 00:58:56

 国連安保理で、北朝鮮による日本へ向けたミサイル発射実験を厳しく非難する議長声明が出されたが、これに対し北朝鮮外務省は「(6カ国協議に)2度と絶対に参加しない」と宣言、ヨンビョンの核施設を復旧させ新たな軽水炉原発の建設をほのめかしながら「われわれの自衛的核抑止力をさまざまな方法で強化していく」という声明を発表した。

参考記事 

北朝鮮はまた、IAEAの監視要員にも国外退去を命じた。


 北朝鮮を非難する安保理議長声明が全会一致で採択されたことを受けて、北朝鮮が6カ国協議からの離脱を宣言した。

ミサイル発射とそれに対する国際社会の反発は北朝鮮にとって想定内であったろうし、6カ国協議離脱というのも、あちらのシナリオ通りなのではないか。

 そもそも2003年8月から始まった6カ国協議というのは、9.11後のアフガニスタン戦争(2001年)や、2003年3月開始のイラク戦争に代表されるアメリカ・ブッシュ政権のユニラテラリズム(一国行動主義)に驚愕した中国が、ブッシュ政権による北朝鮮侵攻を恐れたために始めた面が強かったと思う。

アフガニスタンのタリバン政権やイラクのフセイン政権があっという間に打倒されたのを見た中国は、ブッシュ政権による軍事侵攻で金正日政権が崩壊し、アメリカが北朝鮮を暫定統治したり韓国と南北統一するような事態だけは絶対に避けたかった。

1950年から始まった朝鮮戦争に中国が介入し、多大な犠牲を払って在韓米軍との間に緩衝地帯(北朝鮮のこと)を築いた苦労が水の泡だからだ。

そこでアメリカの単独行動主義を、中国が主催する6カ国協議という多国間交渉の場にしばりつけておく必要があったわけだ。

よって中国にとって最優先すべき戦略目標は、アメリカによる北朝鮮侵攻を絶対に防ぐことであり、次に、6カ国協議を主催して中国の外交大国としての影響力を高めることだった。

日本が期待する北朝鮮の核武装・ミサイル開発を阻止できるかどうかについては、「1番目の戦略目標が達成されるならば北による核武装を許すこともやむをえない」というのが中国のホンネであったことだろう。

当時、中国外交部副部長だった王毅が、 藪中三十二外務省アジア大洋州局長に話を持ちかけて、
日本も6カ国協議に参加するようなったと言われているが、おそらく藪中局長をはじめとする日本外務省は、中国のそうした深謀遠慮に思いをはせることもなく、ノンキに「話し合いで平和的な解決、おおいに結構」ぐらいにしか考えていなかったと思う。

当の北朝鮮にとっては、アメリカによる侵攻を防ぎつつ核兵器完成まで時間を稼ぎ、なおかつ日・米・韓から援助金をだましとれるなら6カ国協議参加も悪くない話だ。

反米・親北の韓国ノムヒョン左翼政権にとっても、アメリカの北朝鮮侵攻は絶対に防ぎたいところで、北朝鮮を延命させる巨額の援助をするためにも、6カ国協議は願ってもない話。

アメリカは、どれだけ真剣に北朝鮮侵攻を考えていたかは定かでないが、ともかく6カ国協議に参加した。

このように6カ国協議に関し、日本と中・韓は始めから同床異夢だったわけで、それを知らなかったのは日本外務省だけだったのではないか。

 ブッシュ政権による北朝鮮侵攻を防げた点では、中国と韓国のノムヒョン政権そして当の北朝鮮も6カ国協議は狙い通りだった。

その副産物が、北朝鮮による核実験強行(2006年)とノドン弾道ミサイルの大量配備だったというわけである。

ブッシュ政権の末期、ヒル次官補が交渉を主導していたころには既に6カ国協議が迷走していたが、時はめぐりアメリカがブッシュ政権からオバマ政権に代わったことで、アメリカによる北侵攻の心配は完全に無くなったと判断したのであろう、6カ国協議参加の妙味が薄れた北朝鮮は改良型テポドンを発射、国連の非難決議が出たところでシナリオ通りに6カ国協議脱退を宣言したのが、現在の状況である。

今後北朝鮮は、二国間交渉の場に何とかしてオバマ政権を引きずり込み、核やミサイルを恫喝のネタに、さらなる譲歩を引き出そうとするだろう。

 「そうなった方が絶対に良かったのに」という意味ではないが、もし北朝鮮が核実験をする前にブッシュ政権による侵攻があったら今ごろどうなっていただろうか。

北朝鮮が自分から弾道ミサイルをぶっ放したくせに6カ国協議からの離脱と核開発の再開を宣言したわけで、確信犯的に巨額の援助を行ったノムヒョン政権は別としても、テロ支援国家指定を解除し、BDAの隠し預金を金正日に返還して金融制裁を解いたアメリカは、クリントン民主党政権に引き続き北朝鮮にまたしてもだまされたわけだ。 

日本は、北朝鮮から「カネをよこせ、さもなくば6カ国協議から出て行け」とさんざん言われ、韓国ノムヒョン政権や日本国内の親北勢力からも嫌がらせや圧力をかけられたが、安倍政権が「拉致問題が解決しなければ、援助しない」という毅然とした外交を貫き通したのがとても大きかった。

 さて、安保理議長声明に盛り込まれた、安保理制裁委員会が作成する資産凍結対象リストに、北朝鮮の関連14団体を含めるよう、日米両政府はリストを提出した。

”朝鮮東海海運会社””平壌情報科学センター””ポンファ病院””朝鮮鉱業開発貿易社””朝鮮リョンボン総合会社””タンチョン商業銀行””朝鮮国際化学共同企業体”などが含まれるもよう。

”ポンファ病院”は金正日をはじめとするロイヤルファミリーが利用する病院のはずである。

最近脳卒中を起こしたとされる正日もここの集中治療室に運び込まれたと言われる。

参考記事 

 日本政府は、追加の金融制裁を閣議決定するようだが、まだ手ぬるいように思われる。

参考記事 

 安倍元首相が、麻生首相のオバマ大統領あて親書を携えて訪米しており、核や北朝鮮の弾道ミサイル発射問題で、日米が協力していくことでバイデン副大統領と合意したもようだ。

参考記事 

安倍さんが、外交の舞台に復帰されたようで何より。

個人的には、再び指導者として日本の外交・安保政策の舵取りをお願いしたいところだし、もしそれがかなわなかったとしても、次の時代を背負ってたつ指導者の育成をぜひお願いしたい。




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日本も再軍備を進め、完全なる独立を得ることによって 初めて、アメリカと、中国と対等に対話できるパートナーになれることを知るべきだ。そうなれば、北朝鮮など恐れるに足りることは無い。

  • 投稿者: 無名戦士
  • 2009/04/17(金) 05:07:58
  • [編集]

無名戦士さん

>日本も再軍備を進め、完全なる独立を得ることによって 初めて、アメリカと、中国と対等に対話できるパートナーになれることを知るべきだ。そうなれば、北朝鮮など恐れるに足りることは無い。

そのために欠けているものは、国民の国家観というソフトだと思います。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2009/04/18(土) 01:03:03
  • [編集]

歯痒いすな。

俺の金が欲しかったら、全員集まって話し合え、そして解決しろ。
しなければ俺は憲法復旧して、核を含む再武装するぞ、こう言う事すらできない我が国政府が情けなく歯痒いです。

  • 投稿者: 火天大有
  • 2009/04/21(火) 17:16:20
  • [編集]

火天大有 さん

>俺の金が欲しかったら、全員集まって話し合え、そして解決しろ。 しなければ俺は憲法復旧して、核を含む再武装するぞ、こう言う事すらできない我が国政府が情けなく歯痒いです。

すべての元凶は日教組教育にあると言われてきましたが、わが国の法学会も相当に病んでいるのではないかと最近思えてきました。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2009/04/21(火) 22:48:34
  • [編集]

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