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オバマ大統領の核廃絶演説

  • 2009/04/14(火) 00:55:03

 これまでなかなか取り上げるタイミングがなかったのだが、アメリカのオバマ大統領が今月5日、チェコの首都プラハで画期的な演説を行った。

オバマ大統領は、アメリカは「核兵器を使用した唯一の核兵器国」としての「道義的な責任を有する」と明言し、核兵器のない世界の平和を追求すると聴衆に約束した。

そして核廃絶をめざす具体的な方策として、ロシアとの核軍縮交渉の進展、アメリカの包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准、核兵器用の核分裂性物質の生産を禁止する新条約の締結、核不拡散条約(NPT)の強化とIAEAの権限拡大、テロリストに核を渡さないための闇市場撲滅、などをあげた。

オバマ大統領演説要旨 

 これに対し、ロシア・中国・フランス・インドなど、アメリカ以外の核保有国の反応は、政府やマスコミの双方とも冷淡だったようだ。

ブッシュ政権当時、日本ではアメリカだけが戦争狂のように言われたものだが。

参考記事 
 
 私自身は、できるものなら核兵器なんて物騒なものは、一刻も早くこの世界から無くなった方が良いに決まっている、と考えている。

ただオバマ大統領の言いたいこともわかるのだけれど、一番大切な問題は、どうやって核廃絶を実現するのか、その具体的な方法にあるのは今さら言うまでもない。

 核兵器が誕生してから既に60年以上がたち、核兵器を製造することは、貧しい発展途上国にとってもさほど困難なことではなくなりつつある。

仮に「いっせいのせ」で世界各国が核兵器を放棄したとしても、どこかの国(核保有国・核保有未経験国どちらでも)がこっそり抜け駆けをしていたら、大変なことになるだろう。

抜け駆けした国に国際社会の誰も罰を与えることはできないし、軍事バランスの大きな狂いが世界各国をパニックに落とし入れるだろう。

 もし核を完全に廃絶できたとしても、毒ガスなどの化学兵器や恐ろしい細菌を利用した生物兵器の問題もある。

毒ガス兵器だと、農薬がつくれる程度の資金と技術のある国ならつくれてしまい、核兵器製造よりもっとハードルが低い。

皮肉なことだが、これまで世界各国が核を保有していてその恐怖のために防がれていた通常兵器や化学兵器を使った戦争が、核を廃絶したがために起こってしまうという可能性もあるだろう。

こうしたハードルをクリアする具体的な方策を提示しないことには、どんなにうっとりするような演説をしたところで、核廃絶は夢のまた夢である。

 日本とのからみで言えば、アメリカが「核兵器を使用した唯一の核兵器国としての道義的な責任」という部分が注目を集めている。

「アメリカがようやくヒロシマ・ナガサキへの罪を認めた」と日本の一部でも興奮しているようだ。

講和条約も結ばれて長くたつし誇り高きサムライの国・日本が、いつまでも過去をネチネチ蒸し返して「”かわいそうな弱者”に土下座してカネをよこせ!」と絶叫する南北朝鮮や中国のような品性劣悪なマネはすべきではないと思っているが、イラクやパレスチナにおける民間人への誤爆がさんざん批判されている現代から過去を振り返れば、たとえどういう理由であれ、非戦闘員が住民の大半をしめる大都市を標的に核兵器を落とすことは、人道上まちがっていたと思う。

(戦争を早く終結させたいという理由なら、まず戦場にいる正規軍相手に使用するとか別の方法があったはず)

それは東京大空襲なども同様だ。

 もしオバマ大統領が、「核兵器を使用した唯一の核兵器国としての道義的な責任」を感じておられるなら、演説で明言したように、「核拡散を防ぐために行動が必要」であり「違反は罰せられなければならない」のであって、ルールに違反して大量破壊兵器を生産し、諸外国に拡散している北朝鮮を日本とともに厳しく罰して欲しい。

そう、Yes,we can.だ。

 これは蛇足だが、この演説を聞いたとき、ベトナムでの事実上の敗戦・屈辱的な対中傾斜・金ドル交換停止をへて、アメリカが一番弱っていた1970年代後半に出現した同じ民主党出身のジミー・カーター元大統領による”人権外交”を思い出してしまった。

カーターもアメリカ軍の増強をやめソ連との核軍縮交渉に熱心だったが、クレムリンや中南海からは「腰抜け」と見られていた。

それがソ連のアフガニスタン侵略を誘い、任期中には中国によるベトナム侵略(中越戦争)も起こった。

ロシアや中国による周辺国への侵略戦争という歴史を繰り返さなければ良いが...。




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この記事に対するコメント

反米国家らと和平を成立させる上で、彼らの核保有問題を解決させるために必要だったのではないかと思います。

  • 投稿者: 三浦介
  • 2009/04/14(火) 02:15:25
  • [編集]

どうしてこう、地球上の民主党ってのは馬鹿しかいないのでしょうか?

実は民主党に入れるのは馬鹿のみという規約が世界共通であるんじゃないか?とさえ疑ってしまいます。

核とは持ってても自慢するくらいしか使い道の無いトレーディングカードとしか考えてなかろうか?とさえ思えてきます。
私は基本的に日本は核は保有するべきでは無いと考える側の人間です。
別に広島・長崎が云々では無くデメリットが大きすぎるしその為のハードルが高すぎるからでもあります。少し前まではアメリカが内心では日本の核保有を容認していたのですが、それはあくまでも共和党サイドのものであり、民主党は余程の事が無い限り容認しないだろうということ・・・つまりは核保有すればアメリカが敵に回る公算が高い事。アメリカを全面的に敵に回せばどうなるかは前回の失敗で明らかですしね。

ハードルとしてはIAEAの査察がドイツと並んで最も厳しい事が挙げられます。

ただ、核保有が常に可能になるように産業構造や技術開発的な能力は常に維持する必要があると思います。日本人は話せば常にs法後理解が可能と無邪気に信じている人が多いのですがある意味でそれは正しいと言って良いでしょう。

空腹の狼と鹿がバッタリ出くわしたとしてもです。その瞬間に相互理解が実現するでしょうね。もっとも狼の方は久々に獲物にありつけたとの喜びであり、鹿は次の瞬間には自身が獲物となるであろう諦観としてですけど。


どうも、世の中には世界中の時間の流れは一定であると勘違いしている人物が多いと思われます。別に相対性理論の話では無く意識の問題としてです。主にロシア・中共・朝鮮半島の諸国は発想が19世紀のまま・・・欲望こそが動機であり力だけが語るべき言葉である時代のままなのですからね。

広すぎる国には民主主義は根付かない。それを期待するのは無駄だとソ連崩壊から早10数年経つのに理解できない人が多いのには困惑が隠せません。




少々話題が変わりますが、オバマ大統領の打ち出した政策の一つで気になるのが環境問題への予算拡大です。私は環境問題は経済や外交のカードとしか見てません。その意味で日本の環境問題に関する技術力は切り札だと思うのです。しかしここにきてそれへの大幅な予算投入。これは日本の持てるカードの危機だと思えてなりません。これが杞憂であれば良いのですが・・・

  • 投稿者: 住民ピエール
  • 2009/04/14(火) 02:53:34
  • [編集]

順序が逆だよオバマさん

ども、お久しぶりです。ショボケンです。(´・ω・`)

確かに仰るとおりだと私も思います。
核兵器は根絶すべきでしょう。
しかしそれはあくまでも「核の恐怖」の排除にしか成っていないのは間違いないと思います。各地の紛争、テロなどは止められるわけも無く、侵略戦争をより容易にしてしまう危険性もあります。つまり「戦争」自体を無くすなど一言も言っていないって事です。
 私から見ればアレではただのパフォーマンスであり中国、ロシア等の共産圏の輩への変な刺激を与えてるだけでしかないように見えます。
 もし「本当に」戦争を無くしたいのであるのなら国際協定なり安保理なりで「火器・兵器・その他軍事的用途の技術・物資の輸出入を順次縮小、禁止にする」とでもすれば今起きている紛争は全部解決するでしょうね。
 もちろん密輸も厳しく取り締まれば、不況なこの世の中でも不思議と安定した兵器産業の株が大暴落して私的には「ざまあww」とスッキリするのですが。
 アメリカの思惑は余りはっきりしていませんが未だに「戦争を食物にしている国の一つ」であることは間違いないでしょう。
 外交には「味方」なんていません。日本の対応しだいってことはこれからも変わらないと思います。

最後に一言

争いが根絶できないのは根に「憎しみと言う悪」があるからであると聖者は言った。しかし私は戦争が根絶できないのは憎しみを利用し、私腹を肥やす「完全悪」が絶えないからだと反論した。
 
 誰かを憎むから、正義があるから戦争が起こるのではないと断言します。焚き付ける者の存在こそ一番目に見えてて決して気がつくことができず、消すことも出来ない物なのかもしれません。

 

  • 投稿者: (´・ω・`)KEN
  • 2009/04/14(火) 12:39:06
  • [編集]

核廃絶

絶体に無理でしょう。理由は簡単「戦争」に巻き込まれない方法・国家を安全に置いて置くのに最高の「鍵」でしょう。
「核拡散防止」大国だけが握り権力を振り回す、北朝鮮で無くとも独裁国はやりたがるでしょうね。

日本も唯一の「被爆国」壱番持つ権利があるのですが、怖くて許さないのでしょうから「核」議論だけはドンドンやって欲しい。
「設計図」だけでも作る努力?と言うだけで日本は「核保有国」の仲間に成れるかも判りません。

  • 投稿者: 猪
  • 2009/04/14(火) 14:09:57
  • [編集]

Re: タイトルなし

三浦介 さん

>反米国家らと和平を成立させる上で、彼らの核保有問題を解決させるために必要だったのではないかと思います。

この場合の、和平・解決とは具体的にどんなものですか?


住民ピエールさん

>主にロシア・中共・朝鮮半島の諸国は発想が19世紀のまま・・・欲望こそが動機であり力だけが語るべき言葉である時代のままなのですからね。

わかっててやっている連中は別として、日本人は「世界は平等」という考えが強いせいで、日本が21世紀の先進国だから中国や朝鮮半島もそうだろうと誤解してしまうのではないでしょうか。



(´・ω・`)KENさん

なぜ戦争がなくならないかと言えば、人間の生の本質が競争であり戦いであるからだと思います。

さて、オバマ政権は具体的な安保政策をどうするつもりなのでしょうか。


猪さん

あえて言いませんが、やりようによって日本が核保有する道はあると思います。

また、核に匹敵する新兵器を開発するのも良いでしょう。

要は”やる気”です。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2009/04/15(水) 00:44:37
  • [編集]

核兵器の場合、その開発・運用に天文学的な予算を必要とするため、撤廃には、対抗兵器によって核の絶対的優位性を崩しつつ軍事的なコストを増大させることが、地味ですが確実な方法のように思えます。
例えば、核兵器の運搬方法には戦略爆撃機・大陸間弾道ミサイル・潜水艦発射型巡航ミサイルなどがありますが、それぞれ、防空網の強化・MD・イージス艦や潜水艦、P3Cなどの対潜網の強化など、既存の軍備の延長上で可能です。
オバマ氏もSM3やTHAADなど確実性の高いシステムに関しては軍事費を減らしてないようですし、日本も早期警戒衛星やTHAADを配備し、相手が核兵器を持ってるからといって腫れ物にさわるような対応をする必要の無い環境を構築してもらいたいです。

  • 投稿者: 初心者
  • 2009/04/15(水) 08:32:42
  • [編集]

まぁ~た言ってる

この演説は深読みすれば、基本的に核の恐怖と言う手段で世界のある部分を支配し続けてきたアメリカが、その戦略が通用しなく成ってきたので、次の手が完成するまでの時間稼ぎに正義面しての外交作戦に打って出たと見るのが正しいでしょう。
アングロサクソンは自分達が落ち目に成っても今回の様な手段で時間稼ぎをするのが実に上手い。
世界はそれを知っているから初心な我が国の政治家やマスゴミ以外は冷淡なんでしょうね。
私は元々核武装論者でしたが、どうやら今から核武装を打ち上げるとアメリカから時代遅れの核システムをとんでもない高値で売りつけられる可能性が出てきました。
私が国政担当者ならば情報機関を整備して慎重に大急ぎで大胆にアメリカの情報収集を始めるでしょう。
当然秘密裏にね。

  • 投稿者: 火天大有
  • 2009/04/15(水) 15:53:01
  • [編集]

初心者さん

>核兵器の場合、その開発・運用に天文学的な予算を必要とするため、撤廃には、対抗兵器によって核の絶対的優位性を崩しつつ軍事的なコストを増大させることが、地味ですが確実な方法のように思えます。

確かに核の絶対的優位性を崩してしまえば、核保有への魅力が薄まるでしょう。

ただ、核に代わる新兵器の登場を誘発する可能性など、「盾と矛の開発競争」はイタチごっこのような歴史を歩んできましたし、完璧な”盾”の開発には巨額の予算が必要で、痛し痒しの側面はありますね。

日本も早期警戒衛星やTHAADを配備するというご意見は私も賛成ですが、”矛”の方も欲しいです。


火天大有さん

>この演説は深読みすれば、基本的に核の恐怖と言う手段で世界のある部分を支配し続けてきたアメリカが、その戦略が通用しなく成ってきたので、次の手が完成するまでの時間稼ぎ...

オバマ大統領がそこまで策士ならば、ある意味安心なんですが、本当のところどうなんでしょうか。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2009/04/15(水) 22:51:46
  • [編集]

本当にシンクタンクかよ

 ブログ主よ。この程度の理解力でシンクタンクを名乗るのはどうかな。 専守防衛と非核三原則などといった空想的平和屋の屁理屈がブログ主の根っこにあるようだが、世界の腹黒さが読めないのか?

 ランキングも長らくこの位置に低迷しているが、まあ深読みが出来なければ、軽佻浮薄なものも含めて多くの論客のコメントは得られないだろう。 オバマのあの演説に感心しているならば、NHKをはじめとした売国メディアと同じではないか。

 ブログ主よ。もっと深く物事を考えられないか? おぬしの記事の内容では、とても外交と安全保障を考えるシンクタンクとは思えぬ。 

 ところで、新幹線に巡航ミサイルを搭載して、有事の際には攻撃型新幹線がJR西日本かJR九州の新幹線トンネルから出撃して、核弾頭つきの巡航ミサイルを発射するというのはどうじゃ?

 ブログ主よ。おぬしはオバマの「話し合い解決」を本気で信じておるようじゃな。 もっと深読みをしないか?

  • 投稿者: あ太郎
  • 2009/04/18(土) 10:16:55
  • [編集]

本当に日本人かよ

あ太郎よ、この程度の日本語読解力で、お前は本当に日本人なのか?

「専守防衛と非核三原則を支持する」「オバマの「話し合い解決」を本気で信じておる」なんて、このブログのどこに書いてある?

 おぬしによって一つ学んだことがある。

読む方にそれなりの知恵が無いと、皮肉が理解できないということだ。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2009/04/18(土) 23:26:44
  • [編集]

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