初めていらっしゃった方へ

スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

祝 天皇皇后両陛下ご成婚50年

  • 2009/04/10(金) 23:39:41

 天皇・皇后両陛下は本日10日、ご結婚から50年の金婚式を迎えられた。

天皇・皇后両陛下、本当におめでとうございます。

日本国家・国民統合の象徴として、両陛下のご健勝と皇室のますますのご繁栄をお祈り申し上げます。


 さて、両陛下ご結婚50年の記者会見では、天皇陛下より「国民生活に大きく影響を与えている厳しい経済情勢の最中のことであり、祝っていただくことを心苦しくも感じています」というお言葉があった。

天皇・皇后両陛下ご会見(1) (2) (3) (4) (5)

第十七代仁徳帝(5世紀ごろ)は、「高き屋に のぼりて見れば 煙たつ 民のかまどは にぎはひにけり」という歌をお詠みになったと伝わっている。

民衆の家からかまどの煙が立ち昇っていないのをご覧になった仁徳帝が、厳しい民間の経済情勢をお察しになり、宮殿が雨漏りするようになっても租税を三年間免除なさったところ、再び民衆の家々からかまどの煙が盛んに立ち昇るようになってお喜びになった、という故事にちなんだお歌である。

そうした良き伝統が息づく皇室とともに日本の国は千数百年も歩み続けてきたのであり、私はあらためて日本人として生まれた幸福感をかみしめながらそれに深く深く感謝している。

 「伝統」と言えば、両陛下のご会見の中で、

「伝統とともに生きるということは、時に大変なことでもありますが、伝統があるために、国や社会や家がどれだけ力強く、豊かになれているかということに、気付かされることがあります。一方で、型のみで残った伝統が社会の進展を阻んだり、伝統という名のもとで、古い慣習が人々を苦しめていることもあり、この言葉が安易に使われることは好ましく思いません」

という皇后さまのお言葉があり、伝統について本当に大切なことを改めて考えるきっかけとなった。

 私は、政治思想的にはいわゆる保守派に属すると自覚しているが、保守だからただただこれまでの全ての伝統をひたすら守り続けるというのではいけないと思う。

私が1998~99年ごろからネットで言論活動(ちょっと大げさだが)を始め、このブログを立ち上げるに至った理由は、「日本人は生まれながらにしての悪者で、日本的なものは何もかも間違っている」という当時の日本社会を覆う空気に大いなる疑問を感じ、「日本の伝統や歴史にも良いところはいくらでもある」ということを日本の皆さんに広く知ってもらいたかったからだ。

そして2005年ごろから保守派のアルファブロガーが何人も出て、ネット界を中心に保守派の人がたいへん増えてきた。

最近の世論調査でも、若い世代に政治に関心を持つ人が増えてきているそうで、とても良い傾向だと思う。

皇后さまのお言葉にあるように、日本の伝統が国や社会を力強く、豊かにしてきたことを知って、時分の国の文化に自信を持つ人がじょじょに増えてきていることも大変心強い。

 ただ一方で、行き過ぎの兆候も一部で見られる。

どの国の人たちにも、どの国の伝統文化にも欠点はあるし、日本とて例外ではない。

それは決して恥ではないし、問題点を正しく認識してカイゼンすれば良いことだ。(カイゼンは日本発祥である)

「日本のやり方は世界最高」という言葉ほど保守派の自尊心をくすぐるものはないが、「日本は、自分たちの伝統的なやり方を守っていれば、黙っていても世界で勝ってしまう。世界一になってしまう」といった主張が出て来たり、日本の伝統や文化を褒めるあまり日本のなにもかもが完璧のように考えたり、日本の問題点を直視できず必死になって”日本完璧論”を擁護するような人もいる。

それは明らかに行き過ぎであって、ブレーキを踏まないといけないと思う。

(この派生形として、「日本人には合わないから」と言いながら、けっきょく問題点のカイゼンをすべて拒否する人もいる)

 日本の伝統・文化に誇りを持つことは良いことだし、多くの戦後日本人には今までそれが無さ過ぎた。

だが、たとえつらくとも日本の問題点を直視し、現実から逃げないでカイゼン方法を考え実行していくということは絶対に欠かせない。

日本の文化を尊重しつつも、外国の文化の良いところも素直に認め、その良いところは積極的に学び、取り入れていくべきである。


 日本の歴史も、純粋に日本の文化だけで発展してきたわけではなく、中国や欧米など外の文化を取り入れ、日本人に合うように加工しながら発展してきたのである。

もし日本のやり方が良くて外国のやり方がすべてダメというなら、日本のやり方を純化させて行きつく先は、縄文土器でドングリを煮炊きする生活ということになる。

エコロジー的には良いのかもしれないが、現代兵器で武装した外敵から日本の国・民を守っていくことはできない。

それこそ「型のみで残った伝統が社会の進展を阻む」という良い例であろう。

皇后さまがWBCにおける侍ジャパンの活躍に触れられておられるが、ベースボール(野球)は日本発祥の文化ではないし、鉄道・アニメーションもそうだ。

しかし、侍ジャパンは世界一を2回連続で達成したし、新幹線を発明して鉄道の可能性を世界に見なおさせたのも日本なら、日本のアニメが”クールジャパン”の代表として世界に広まりつつある。

そうしたものが現代日本の文化をかたちづくり、それが新たな日本の伝統となるだろう。

伝統には変わってはいけないものと、変わらなければいけないものとがある。

「日本のやり方は世界最高」だから「外国文化を取り入れようとする人は売国奴」という意味で、伝統や保守という言葉は使って欲しくない。


banner_04.jpg

↑天皇皇后両陛下ご成婚50年おめでとうございます↓
人気blogランキング

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

こんばんは。
『伝統や保守という言葉は使って欲しくない』方々は、
某維新政党のような方々ですか?

  • 投稿者: 無名戦士
  • 2009/04/11(土) 00:44:10
  • [編集]

クロフネさんは

俳優の津川雅彦さんのプロク゛をご存知ですか? さすが大物俳優という内容です。日本の国益を考えている方です。東條英機の役をやったり、俳優として人物になりきる事ができるんでしょうね。もしすでに、ご存知でしたらご容赦を。

  • 投稿者: みけ
  • 2009/04/11(土) 03:33:29
  • [編集]

和と輪の日本

和と輪が日本の歴史です。皇室を中心とした日本の歴史を日本人自身が噛締める。そして云われる様に、より良く「カイゼン」する事で大きく日本が世界の文化・政治の中心に成れるような国作りを目指す、大きな目標を政治は示すべきです。

  • 投稿者: 猪
  • 2009/04/11(土) 14:56:45
  • [編集]

弥栄!弥栄!弥栄!!

  • 投稿者: 三浦介
  • 2009/04/11(土) 20:59:30
  • [編集]

無名戦士さん

>『伝統や保守という言葉は使って欲しくない』方々は、某維新政党のような方々ですか?

特定の誰とは名指ししません。

読者の皆さんがご自身で考えられて、そうならないよう注意していただければ幸いです。


みけ さん

津川雅彦さんのブログ、お恥ずかしながら存じ上げませんでした。今度のぞいて見ます。
情報ありがとうございました。


猪さん

伝統とともに進取の気性にあふれるところも、日本の良いところですね。
後は広い視野を持つ戦略家のリーダーがいればと思います。



三浦介さん

まったくもって弥栄です。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2009/04/11(土) 22:49:19
  • [編集]

我が国の伝統

あらゆる処に優しい神様がおわして、邦民は外界の色々なものを受け容れ囚われない。
この優しさと愛おしさが我が国唯一の伝統文化です。
これを汚すものに対してだけ荒ぶるのです。
例(文化や思想の強要と押し付け。

  • 投稿者: 火天大有
  • 2009/04/13(月) 17:42:39
  • [編集]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

  • 投稿者: -
  • 2009/04/14(火) 00:00:12
  • [編集]

火天大有さん

火天大有さんが主催なさっている、政治家を呼んで勉強会の第2回の告知も、当ブログでやったほうが良いでしょうか?

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2009/04/15(水) 00:34:52
  • [編集]

有難う御座います。

是非是非宜しくお願いします。
心より感謝申し上げます。

  • 投稿者: 火天大有
  • 2009/04/15(水) 15:40:58
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する


・いつもコメント&TBありがとうございます。

アダルト系ブログからの、サイトポリシーに違反したコメント・TBが後を断たないため、受信したコメント・TBを管理人が審査することにしました。

サイトポリシーに違反したものについては予告無く破棄します。

また問題の無いコメント・TBを頂いても表示されるまで少し時間がかかります。 悪しからず御諒承ください。

「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れると、管理人だけが読める非公開コメントになります。 非公開コメントを下さる方のプライバシーを尊重し、あえてお返事をしておりませんが、「公開コメントでも良いのでレスが欲しい」という方は、非公開コメントにその旨をお書き添えください。
                

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。