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左翼の新たな武器

  • 2009/01/20(火) 00:55:31

 1980年代末のベルリンの壁崩壊からはじまった共産国家のドミノ倒しにより、誰の目にも明らかになった左翼イデオロギーの誤り。

特にネット言論界を中心に白い目で見られるようになった左翼は自らの過去を反省することなく、「私を左翼と呼ぶな!」とか「もうイデオロギーなんて古い。右も左も関係無い」と言いだしたことは前回述べた通りだ。

 もはや旧・社会党(現・社民党)や共産党が、左翼イデオロギーを前面に押し立てることで国民の大多数から共感を得て、政権を取るなんてことはまずありえない。

”脱イデオロギー”をかかげて必死に生き延びをはかる左翼が見出した、自分の思い通りに日本社会をかえていくための新たな武器。

それはである。

 しょせん不完全で間違いだらけの人間がつくったものにすぎないにもかかわらず、「憲法を絶対に変えるな!」と主張する人間が少なくないことからもわかるように、日本では「法=常に正しく、中立・公平の神聖なもの」という国民感情が根強い。

その法に書いてあることを正しく定義・解釈すれば、左右どちらの偏ったイデオロギーにもおちいることはないと考える、新しいタイプの左翼が近年出現しているように思える。

(おそらく本人は左翼と呼ばれることを嫌うだろうから、左翼的な人物とでも言った方がよいか)

 だが、かつてアメリカで奴隷制度を認める法があったように、法律に書かれた内容は常に”正しい”わけではないし、ジェンダーフリー関連の法が制定されれば、それは偏った特定のイデオロギーからの強い影響を否定することはできない。

「法=常に正しく、中立・公平の神聖なもの」という考え方は正しくないのだが、それはひとまず脇へ置いておくとしても、

法に書いてあることを正しく定義・解釈しさえすれば、左右どちらの偏ったイデオロギーにもおちいることはないと考えているらしい、新しいタイプの左翼のやっていることを良く見ると、一見、法を尊重してそれに従っているようでいて、実は自分の都合の良いように法律を解釈しているだけのように思える。

相手の宣伝になるから名指しはしないが、ネットで「イデオロギーは古い。自分はどのイデオロギーにも偏っていない」と主張しながら、「国際法から見て、チベットは独立国家ではないが沖縄は独立国家である」とか、罪もない多くのイラク市民を巻き込む、テロリストによる米軍への自爆テロを「表現の自由」などと言う人物を見かけたことがある。

少なくともこの二つの主張について、”国際法”や基本的人権のうちの”表現の自由”といった誰しも反対しにくいものを、自分が出したいと望む結論を導くため都合の良いように、我田引水的に定義し解釈しているだけではないだろうか。

そしてその結論には、ある特定のイデオロギーが潜んでいるように見える。

 弁護士や裁判官といった法曹界も、左翼的な人間の影響が日増しに強まっている。

それがはっきりと目に見える形であらわれたのが、最高裁の違憲判決からはじまった国籍法改悪問題だった。

日本国憲法第10条では「日本国民たる要件は、法律(国籍法)でこれを定める」としていて、誰にどのような条件で日本国籍を与えるか、更にその条件に変更を加えるか否かは、主権を持つ日本国民の代理人である議員が国会で決めるのが、主権在民の民主国家としてはスジであろう。

だが国籍法改悪問題では、国民からの選挙の洗礼を直接浴びたわけではない一公務員である裁判官が、主権者たる国民の民意を一切問うことなく憲法10条を無視して、「日本国民の要件は国籍法で決めますよ」と言っているのに、それまでの国籍法を違憲としてしまった。

裁判官とてしょせん間違いだらけの人間に過ぎず、裁判官の判断が100%正しいという保証はどこにもない。

であるならば、本来は民意を問うて国会で決めるべき国籍法の改正あるいは非改正を、裁判官が自分の判断でもって”解釈改憲”を行って国籍法を変えさせたというのは、民主主義のルールからすれば大変問題の多いものだった。

違憲判決を出した裁判官からは、人権のためなら民意や国会を無視し、憲法や国籍法さえも変えてみせるという、特定のイデオロギーを感じる。

もし、ある団体が”人権擁護イデオロギー”を前面に出して選挙を戦い、国会で過半数をとって国籍法を変えようとしても、実現はかなり困難であったことだろう。

それが、裁判官の一声であっと言うまに実現してしまった。

 これからも法とか人権といった、一見誰しも反対しにくい”正義”を隠れミノにして、左翼的な人物にとって理想的な日本社会を実現していこうという動きが、もっともっと激しくなることだろう。

たぶん、日本の保守派はこの方面が弱い。

もし、将来裁判官や弁護士を目指しているという人で、現在の日本社会に危機感を抱いている人がいるのであれば、ぜひ日本のため、がんばっていただきたい。


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この記事に対するコメント

私は法も大事と思うが人道主義というものも武器と思っています。
彼等はこの過ぎた人道主義というものを使ってから法の拡大解釈へと持って行く。
やはり法を悪用されないのも大事だが、入口もきっちり締めないといけない。
これは不法入国の事例で言えば分かりやすい
人道主義が入国チェックであれば、法は公安官のようなものである。

  • 投稿者: 馬鹿陽区
  • 2009/01/20(火) 11:37:53
  • [編集]

昔買った漫画を紹介します。

マンガ『「人権」弁護士』
        原作 司法公論会
        漫画 東野よしゆき

 第1話 死刑回避
 第2話 法廷戦術
 第3話 少年犯罪
 第4話 教育者
 第5話 左翼の血脈
 第6話 被告人の利益
英和出版社 定価1,050円  

今回のブログにぴったりの本ですよ。でも難しい本でした。

  • 投稿者: OOIDOYA
  • 2009/01/20(火) 21:28:09
  • [編集]

馬鹿陽区さん

>彼等はこの過ぎた人道主義というものを使ってから法の拡大解釈へと持って行く。

同感ですね。人道主義あるいはヒューマニズムという耳にたいへん心地良いお題目を唱えながら、合法的に裁判官など法曹界に潜入した左翼的人物が法の拡大解釈をエスカレートさせる、

あるいは法を無視できなかった”腹いせ”として、判決文の傍論でリベンジを果たすといったことが今後ふえていくのではないでしょうか。


OOIDOYAさん

ご紹介ありがとうございました。

どこかで見かけたら、ぜひ読んでみたいと思います。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2009/01/21(水) 00:20:24
  • [編集]

クロフネさん、はじめまして。
いつも勉強させて頂いてます。

私も国籍法などについて、「法律家の端くれ」を自称する方と議論を某SNSでかわした事があるのですが、その人や記事内に挙がっていたような方々の思考の根本には”私は正しい”と言う前提があるように思います。
正義感の押し付けとでも言った感じです。
その為に、一見聞こえの良い「法」や「人道」「人権」など、拡大解釈も可能なものを自己正等の証明に使っているようにしか見えなくて気分が悪くなった覚えがあります。
あと、分かり易い上から目線の言葉の使い方になるのもそういった人達の特徴な気がします。

一市民として、そういった人たちの使う手法に呑まれない様、見識と懐を広くしつつ自分の好きな日本で生活したいものですね。。。。

  • 投稿者: キョウシュウ
  • 2009/01/21(水) 16:06:37
  • [編集]

法律等と言う物は

所詮は人間が生きる為の道具の一つに過ぎません。
近代の成文法はそれまで各地域に有った不文律が、人間の生活圏が広がったせいで文章により周知徹底させなければ秩序が保てなくなったための解決策と言う一面が有ると思います。
ところが最近の我が国に蔓延る似非サヨクは自分達に都合が良い法律は改正しない様に必死に成り(例、9条教)本質的な問題の解決は無視する為、この世に不幸と悲嘆の種は尽きません。
結局は国民が覚醒するしか無いのでしょう、その為の情報源が現在のネットと言うのは若干苦しいところですが・・・

  • 投稿者: 火天大有
  • 2009/01/21(水) 22:34:46
  • [編集]

キョウシュウさん

こちらこそはじめまして、キョウシュウさん。

>その人や記事内に挙がっていたような方々の思考の根本には”私は正しい”と言う前提があるように思います。 正義感の押し付けとでも言った感じです。

私も心当たりがあります。

自分に都合の良いように法や人権といった美しい言葉を定義・解釈しているにすぎないのに、「自分は正義であり、こんなにも法や人権擁護に忠実に従っているんだ。それにひきかえ法も知らない愚民どもときたら...」という意識が彼らからありありとうかがえます。

でも本音では愚民と見下しているくせに、”市民の代表”という言葉使いたがるんですよね。

火天大有さん

>法律等と言う物は所詮は人間が生きる為の道具の一つに過ぎません。

日本で少なくない人が、単なる道具に振り回されてしまっていますね。

護憲派がもっとも良い例ですけど。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2009/01/21(水) 23:28:31
  • [編集]

読後の感想

マンガ「人権」弁護士の原作を担当してる司法公論会のHPを探していて、たまたまココを読みました。
以下、ちょっと感想。


>1980年代末のベルリンの壁崩壊からはじまった共産国家のドミノ倒しにより、
>誰の目にも明らかになった左翼イデオロギーの誤り。
なんか最初から間違ってると思うけど、そういう瑣末なことはいいとして。

>自爆テロを「表現の自由」などと言う
文字通りにこの通りのことを言っているのであれば左翼や法以前の問題だが、おそらくそういうことは言っていないのではないかと思われ。
自爆テロの類を政治的表現と見ることは普通だが、それはあくまで政治的次元での話や意味であって、法的な意味で「表現の自由」と呼ぶことは無い(意味が全く違う)。

>国籍法
何と言うか、違憲立法審査権を全く理解していないと思われ。
仮に国民全員が賛成した法律でも違憲は違憲でしかなく、裁判所でも近代民主主義上でも認められない。
それを認めてしまったら民主主義ではなく単なる多数主義になってしまい、ナチス独裁も正当化されてしまうから。
実際の裁判官の個々の判断が妥当かどうか(憲法に沿っているかどうか)は議論になるだろうが、裁判所の立ち位置(三権分立を前提とした違憲立法審査)そのものを変えることはできない。

>その結論には、ある特定のイデオロギーが潜んでいる
具体的にどういうことを言っているのかよく解らない。
そのために文章全体の論理的説得力が欠けてしまってるように思う。

>人権のためなら民意や国会を無視し、憲法や国籍法さえも変えてみせるという、特定のイデオロギー
いちおう法律論で言うと、民意も国会も無視していい、というか、そうすべき。
なぜかというと、近代憲法は人権保障を唯一の目的として制定されているから。
民意や国会の上に立つのが憲法(というか人権)で、それに従うのが立憲主義。
かってヨーロッパは人権の名の下にユーゴ(ミロシュビッチ独裁政権)空爆を正当化したし、アメリカのアフガン・イラクも同様。
要するに人権の名で正当化できない物は否定されるのが現代の国家システム。

>裁判官の一声であっと言うまに実現
だってそのための違憲立法審査権だもの。
例えば人権擁護法案とやらが可決成立しても、最高裁が違憲つまり人権侵害法と判決すればそれでもう終わり(無効)。


おそらく上のキョウシュウさんの文章の方がより的を得ている。
この国の多くの人にとって民主主義も人権も天つまりアメリカから降ってきた物に過ぎない。
だから上からの物言いにしかならず、また聞こえない。


ちなみに9条絶対主義のような思想は憲法ナショナリズム、つまり護憲右翼とする見解がある(政治学上)。
ココから見た場合、現代日本の政治状況は改憲右翼と護憲右翼(いわゆるサヨク)の争いとされる。

  • 投稿者: 迷い込んだ名無しさん
  • 2009/02/17(火) 07:59:00
  • [編集]

迷い込んだ名無しさん

お話が長いので要点にだけ話をしぼりますが、

>近代憲法は人権保障を唯一の目的として制定されているから。

>要するに人権の名で正当化できない物は否定されるのが現代の国家システム。

という、あなたのおっしゃる憲法(人権)絶対主義?が成立するのは、人間が憲法を何の間違いもなくつくることができ(だから永久に修正する必要がない)、最高裁が絶対に間違いを起こすことはないという前提が成立するときだけでしょう。

しかしそれは不可能です。

間違いをおかさない人間はいないし、しょせんそんな人間がつくった憲法なのだから絶対に間違いがないとは誰も言いきれない。最高裁も人間がやっているのだから同様です。

よって誰が「正しい人権(憲法)」の内容を決めるのか、という重大問題がある。

(全知全能の神が完全無謬の憲法を人間にさずけるというなら別ですけど)

憲法が人権を保障するというなら、国民が自分の将来を自分で決める、(憲法も含めて)他者の奴隷とはならないという人権を絶対に保障すべきだが、

>民意も国会も無視していい、というか、そうすべき。

という時点で、その憲法は国民の人権を蹂躙しているのではありませんか。

人権をふみにじる独裁国家にも憲法はありますが、民意が無視されつづけるならば、永久にそれは改善されない。

ならば、それが真に正しいかどうかは別として、何を持って人権とするか、何を持って理想的な憲法とするかは国民の多数派が決め投票という行為でそれを確認するしかないと、私は考えたということです。

もしそれが後で間違っていたと国民が判断したなら、憲法を修正すれば良いでしょう。

日本の法律論でどういったことが”常識”とされているかは別として。

私に人権が保障されるなら、自らの考えをこうして主張する権利があります。

>>しょせん不完全で間違いだらけの人間がつくったものにすぎないにもかかわらず、「憲法を絶対に変えるな!」と主張する人間が少なくないことからもわかるように、日本では「法=常に正しく、中立・公平の神聖なもの」という国民感情が根強い。

だから本文でもこう主張したのです。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2009/02/18(水) 01:15:16
  • [編集]

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