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中国が日本に微笑みかけるとき

  • 2008/12/26(金) 22:18:43

 最近、中国メディアがにわかに日本への好意的な報道を増加させているという。

共産党中央宣伝部の機関誌は、改革開放の総設計士と呼ばれた小平が日本の経済発展から学んだことについて伝え、中国紙”中国青年報”も日本が中国に対する世界最大の援助国であったことを紹介しているという。

参考記事 


 共産主義を捨て、改革開放という名の急激な資本主義化をすすめたために、共産党一党独裁の大義名分を失うことを恐れた江沢民政権は、偏狭な反日民族主義を国民にあおって独裁権力の基盤固めをはかった。

1991年末に起こった共産主義の総本山・ソビエト連邦の崩壊も大いに影響した。

江沢民時代の反日原理主義外交を外相として支えた銭其シンが傲岸不遜にも「日本が中国に援助したのは日本自身の利益のためにやったことだ」と言い放ったが、えらい変わりようである。

 12月はじめに行われた内閣府の世論調査で、なんと日本国民の70%前後が「中国に親しみを感じない」「日中関係が良好だとは思わない」と回答したことも影響しているようだ。

日中関係を良好だと答えた人は70歳以上が一番多く、そこを頂点に若くなればなるほど対中感情が悪化しているという結果が出たことも、日中関係の将来が厳しいものになることを予想させる。

参考記事

 だが、これは当然の結果であろう。

中国製殺人ギョーザ事件の時も中国当局は日本で毒が盛られたように言い張って、日本人の感情を逆なでし、北京五輪の聖火が日本に来たときも日本にいる中国人が大暴れして日本人に暴力をふるい、中国の軍艦にわざわざ津軽海峡を横切らせて恫喝し日本の尖閣諸島を奪おうとする。

これで日本国民の対中感情が悪化しないほうがおかしい。

 しかし、中国側の見解は呆れたものだった。

中国社会科学院が、対中感情が悪化したのは日本メディアが日本国民を間違った方向に誘導しているからだとのたまったのだ。

参考記事

日中関係が悪化すると、中国側は決まって「日本のメディアは偏向していて公平ではないせいだ」と逆ギレするお決まりのパターンだが、実際のところ、日本の大多数のメディアは世界で最も親中国的なもののひとつである。

殺人ギョーザ事件にしても聖火がらみで日本で中国人が大暴れしたときも、中国政府に北京支局をとりあげられることを恐れる日本メディアは日本国民の対中感情が悪化しないよう、「中国も悪かったかもしれないが日本も悪い」といった詭弁的な報道で、中国側を全面的にバックアップしてきた。

中国の軍艦が津軽海峡を通過したことを日本メディアはほとんど報じなかった。
私はしばらく後で、ある中国評論家の論説でその事実を知る始末だった。

日本メディアは日本人の対中感情を悪化させないため、中国の悪いところが目に入らないよう、必死になって日本国民に目隠しをしてきた。

しかし中国の悪事があまりにも多すぎるので、目隠しをした指のすきまからボロボロとこぼれ出した。

7割近くの日本国民が「中国に親しみを感じない」と答えたという衝撃的な世論調査の結果がでるまでの経緯はこうだった。

もし日本メディアがありのままを伝えていたら、7割どころでは済まなかったことだろう。

 中国人と濃密に接触したことがある日本人なら心当たりがあると思うが、中国人はまず自分の非を認めることは無いといっていい。

それどころか、約束破りなど明らかにその中国人に非がある場合でも、「公衆の面前でお前に指摘されて、私は面子を失った」と逆ギレすることもしばしばである。

日中関係の悪化でも同じことが言える。

中国が致死量の毒が入ったギョーザを日本に輸出したり、三つの政治文書に違反して日本の領土領海を脅かしたりしているにもかかわらず、日本のメディアが起こったことをありのままに伝えただけでも、それは中国の面子を失わせることであり、日本が一方的に悪いということになるのだ。

中国人の面子、韓国人の自尊心とやらも聞こえだけはいいが、要は自分の非をちょっとでも認められないほど人間としての器が小さいということだろう。

あるいは、中国社会全体に「自分の非を認めるなんてバカのすることだ。自分の非を認めないのはみんなやっていることだ」という、退廃しきった道徳観が満ち満ちているせいもある。

本当のプライドというものは、見かけより中身だと思うが。

 厚顔無恥という四文字が世界一ふさわしい中国政府スポークスマンが「日中関係の悪化はすべて日本に責任がある。日本メディアが偏向しているせいだ」とさんざん言ってきたが、冒頭で触れたように、最近こっそり日本に好意的な報道を中国国内で開始した。

株と土地の大暴落・中国発展の唯一の原動力である輸出の減退・数万社にも上る輸出企業の倒産・
大量の失業者の出現・外貨準備の減少とキャピタルフライトなどなど、中国は今たいへんな苦境にある。

米欧に比べ金融不安の傷が浅かった日本の経済的な助けが欲しいから、親日路線に舵を切らざるを得なくなったということだろうが、普段のつきあいにおいて、ワイロや贈り物が高額・高価かどうかで中国人は他人を評価するように、中国の外交もいきすぎた拝金主義にとり憑かれている。

そしてこれは、いつか来た道だ。

 89年の天安門事件で自国民を戦車でひき殺して世界中から非難を浴びた中国は、経済制裁から逃れるために親日政策をとり、天皇陛下の訪中を実現させ、欧米による対中制裁解除の手段として利用した。

これで中国経済は持ちなおしたが、もはや用済みになった日本はそこでポイ捨て。

江沢民は、独裁体制をゆるぎないものとするために、中国国民の敵意と憎悪が自分と共産党ではなく日本に向くようにするため、愛国教育と呼ばれる洗脳によって国民の偏狭な反日ナショナリズムをあおった。

2004年から中国国民の反日感情は中南海のコントロールを逸脱しはじめ、06年の反日大暴動で頂点に達する。

中国経済が好調なときはそれで良かったが、国民の反日感情と偏狭な自民族優越主義は中国政府の外交におけるフリーハンドを失わせる結果となり、今年のサブプライムローン問題が発端となった世界的な経済不安で日本の助けが必要となると、中国国民の反日原理主義は大きなお荷物となった。

そこで中国の官製マスコミを使い「改革開放に際し、小平同志は日本から学んだ」「日本は中国の最大の援助国だった」と報じる。

中国が現在の経済危機を乗り切り、それが必要であり共産党の実利になると判断すれば再び日本をポイ捨てし、義務教育課程や官製マスコミを使って、いつでも国民の反日感情をあおることであろう。

 ちっぽけな面子を守るために絶対に自らの非を認めず、ワイロや贈り物が高額かどうかで他人を評価するような、いきすぎた拝金主義。

中国の外交にもそうした現代中国の文化がはっきりと表れている。

 日本の外交官、特に中国大使などを務めたチャイナスクール出身の外交官は、「中国の独裁政治やチベット・ウイグルなどでの人権侵害を非難する人がいるが、日中戦争で日本はひどい人権侵害を行った。日本が中国のことをえらそうに言える立場か」といったようなことをしばしば言う。

ハッキリ言おう。えらそうに言える立場である。

現在の日本は中国とは違ってアジアで最も先進的な民主国家であり、国民は選挙によって自らの運命を決めることができ、言論・思想の自由も認められている。

中国と違い、政府に反対する者を逮捕して強制収容所に入れ、拷問にかけたり殺害したりなんかしていない。

何より、中国と違って戦後の日本は一度も侵略戦争をしていない。

仮に、むかし中国で日本が人権侵害をしていたとしても、だからといって現在の中国政府が自国民に対して人権侵害をやり周辺国を巨大な軍事力で恫喝しても良いことにはならない。

そんなことで中国独裁政権の暴政を相対化し、無かったことにするなど絶対に許されない。

よって、日本の少なくない外交官が言う、「昔日本は中国でひどい人権侵害を行った。日本が中国のことをえらそうに言える立場か」というのは、とんでもない詭弁術だ。

むかし中国で日本がひどい人権侵害をしていたと言うなら過去の教訓を真摯に受けとめ、むしろ日本が世界の先頭に立って中国独裁政権の人権侵害をやめさせるべきであろう。

 「日本が中国のことをえらそうに言える立場か」「箸と漢字を使っているから日本と中国共産党独裁政権はどうして価値観が共有できないと言えるのか」などといった世迷言を並べる日本の”エリート”官僚は本当に多いのだが、自分の間違いを認めて軌道修正するのは決して恥ではない。

自分の面子にこだわって間違いを一切認めない方が、よっぽど恥だ。


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何だかやばそう。

今回の件は支那が我が国から相当高額な外貨を騙し取ろうとしているか、台湾若しくは我が国のどこかに武力侵攻する前触れだと思います。
どちらにしても我が国にとって楽しい事はあんまり無さそうな展開ですね。

  • 投稿者: 火天大有
  • 2008/12/26(金) 23:47:39
  • [編集]

本来友好とは、日本の人々も利するものでなくては、ならないのではないのか?

いつも、にこやかに差し出す中国の右手があるけど、背中の後ろの左手に握られてるもんは、
日本を取り込むための甘いわな・・が握られていたりして・・・・。

日中の外交も日本の為といいながら、中国に利するものになってないか?

「中国指導部は、建国以前より毛沢東が、明言している、
清王朝の版図(1840年アヘン戦争以後、奪われたと「中国が主張していた勢力圏」)
の奪回を、大目標に基づいているという。
そこに含まれる地域は、チベットはもちろん、 モンゴル、新彊、ネパール、ミャンマータイ、
ラオス、カンボジア、ベトナム、樺太、ハバロスク州、沿海州、一帯、朝鮮半島、台湾、
そして沖縄(琉球諸島)まで入る。」
この、考えに基づいて、動いているという事実を知るべきだ。

朝鮮半島が、飲み込まれそうになったら、韓国は日本か
アメリカに、助けを求めるだろうと思われる。台湾も・・・

自国の防衛すら議論出来ない、日本(すでに日本に蔓延る社会主義)は、
「次は自分の番だ」と言って、「その時」を、観ているだけなのだろうか・・・・?

  • 投稿者: 心の選択
  • 2008/12/26(金) 23:54:52
  • [編集]

日本で健忘症なのは政官財のトップだけなんだけど・・・。
庶民は意外に粘着質なのは内緒と言うことで・・・。

白黒はっきりつけたがり、熱しやすく冷めやすい国民性ではありますが、粘着質な期間が共産党の存続より長くなりそうな予感です。

  • 投稿者: クマのプータロー
  • 2008/12/27(土) 10:27:33
  • [編集]

火天大有さん

「きつねが説教する時は自分のガチョウに気をつけろ」ということわざが欧州でありますが、今回はさしずめ「中国が微笑みかけるときは、日本の財布に気をつけろ」ということでしょう。


心の選択さん

>中国指導部は、建国以前より毛沢東が、明言している、 清王朝の版図(1840年アヘン戦争以後、奪われたと「中国が主張していた勢力圏」) の奪回を、大目標に基づいているという。

中華思想に近代のファシズムが結びついた中国は、本当に世界の脅威だと思います。


クマのプータローさん

この件については粘着質、大いに結構ですね。

共産党の専制政治がこれからも続いていくのは本当に危険です。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2008/12/27(土) 23:19:26
  • [編集]

■厳冬の中国経済-中国は本当の共産主義を実践すべきだった?

こんにちは。中国経済本当の厳冬期に入ったようです。それにしても、現状では格差があまりに大き過ぎるため、いわゆる一般庶民(もう日本ではいなくなりました)が大変になると思います。こうしたことを見るにつけ、改革・開放の道筋は誤っていたと思わざるを得ません。30年前に小平氏が日本にやってきて、日本の経済の実力をまざまざとみせつけられたようですが、実はそのころの日本は、純粋な共産主義といってもいいくらいの社会・経済を構築していたということが見逃されたと思います。中国は、日本型共産主義を参考にすべきだったと思います。しかし、今からでも遅くはありません。いくつかの国に分裂して、経済とともに崩壊した社会の秩序を取り戻すべきだと思います。来年からの中国の動きに期待したいです。詳細は是非私のブログをご覧になってください。良いお年をお迎えください。

  • 投稿者: yutakarlson
  • 2008/12/31(水) 10:12:13
  • [編集]

yutakarlsonさん

>現状では格差があまりに大き過ぎるため、いわゆる一般庶民(もう日本ではいなくなりました)が大変になると思います。

平等を党是とする共産党が中国の舵取りを独占していてあのザマですから、傑作の中国ジョークだと思います。

急激に資本主義を導入して貧富の格差が広がりすぎ、革命が起こったのは70年代末期のイランでしたが、08憲章の出現もありましたし来年の中国は要注意ですね。

それではyutakarlsonさんも良いお年を!

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2008/12/31(水) 16:54:46
  • [編集]

韓国人のほうが大嫌い

  • 投稿者: あい
  • 2009/01/04(日) 20:47:58
  • [編集]

あい さん

>韓国人のほうが大嫌い

日本のネット世論ではそういう方が多いですね。

マスコミは必死に隠蔽したいようですけど。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2009/01/06(火) 00:09:55
  • [編集]

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