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納得できない米朝合意

  • 2008/10/10(金) 23:12:00

 前回記事の続報である。

アメリカのヒル国務次官補とソン・キム六カ国協議担当特使が今月1日から訪朝して北朝鮮側と合意に達したという核開発検証の具体的な手順の内容や、その見返りとして対北テロ支援国家指定解除が検討されているという話がポツポツとマスコミによって伝えられている。

各種報道を総合すると、核開発の検証の対象を北朝鮮が申告した寧辺の核施設に制限し、しかも北朝鮮が同意しないかぎりその核施設への査察は認められないという条件のようだ。

それでも見返りとして対北テロ支援国家指定解除を与える方針であることが、アメリカから日本へ非公式に伝えられたという。

麻生政権は「満足のいく検証体制がとられていないまま解除すべきでない」という強い反対意見をアメリカに伝えたとされ、テロ支援国家指定解除がされるかどうか微妙な情勢だ。

参考記事 

北朝鮮が7日、黄海沿岸で短射程の対艦ミサイルを発射したと韓国マスコミが報じた。(アメリカ政府は確認していないと言っている) 
 
さらなるミサイル試射や核実験の兆候が報道されたり、北朝鮮海軍が韓国との海戦を予告するなど、アメリカに”圧力”をかけて交渉を有利にしたいのだろうが、毎度おなじみの瀬戸際戦略が展開されている。

 さて、米朝合意の内容が日本に伝えられ、麻生政権は強い難色を示したようだが当然だ。

マスコミから漏れ伝わった合意内容によると、北朝鮮みずからが申告し査察を許可した核施設しかチェックできず、しかも未申告の核兵器や関連設備、さらに高濃縮ウラン開発計画やテロ支援国家シリア・イランへの核兵器製造技術の供与疑惑などがノーチェックになるなど、まったくお話にならない条件。

これで我々はいったい何が得られるというのか。

 北朝鮮は狼林山脈を中心に西部と東部に分かれるが、首都をはじめもっぱら西部に重要拠点があり、寧辺はピョンヤンにも妙高山や延豊・昌城などにある金正日の豪華別荘にも近すぎる。

寧辺は実はダミーで、いま最重要の核兵器施設は反対側の北朝鮮東部、たとえば慈江道や両江道・咸鏡道の山奥あたりにある可能性はないだろうか。

チェックできるのが北が申告し査察を許可したものだけというのでは、北朝鮮が手持ちの核兵器を増やした上に、シリアやイランといったテロ支援国家へ核技術を流し放題、そのうえ御丁寧にもテロ支援国家指定解除でアメリカが経済的な果実まで与えてしまう懸念がある。

だったら、核実験をしようが何をしようが経済制裁をきつくして、後継体制に大きな不安をかかえて残された時間の無い北朝鮮を締め上げた方が良い。

幸か不幸か、世界的金融不安で欧州は対北投資どころではなくなるだろうし、まだまだ高水準にあるエネルギー・穀物価格が北朝鮮を苦しめるだろう。

イラクと違って単一民族国家であるし、金氏独裁体制が崩れたとしても北朝鮮が内戦になったり、その過程で核兵器が行方不明になる可能性は少ないと思う。軍幹部同士の粛清合戦はあるだろうが。

 にもかかわらず、国務省のヒル次官補とキム特使は何を焦っているのだろうか。

テロ国家指定解除をして、核実験を強行した北朝鮮に援助した上に、テロ国家であるイランやシリアへ核兵器製造技術の垂れ流しを放任するというのであれば、

ブッシュ政権は、独裁者にひざまずきアメリカを民主主義国家群のリーダーの座から引きずりおろした政権という歴史的評価が下されることになってしまう。

弱いアメリカと既存秩序の変化を感じとって、ロシアのグルジア侵略みたいな安全保障の破綻事例がさらに2~3起こるかもしれない。

日本も、アメリカのテロとの戦いに協力することが大変困難になる。

強固な日米同盟を築けたのがブッシュ政権の成果ではなかったのか。

 北朝鮮は町内を放火してまわり危機をあおる愉快犯のようなもので、みんなが自分を注目し怖がってくれなければ利益にならない。

ブッシュ政権もいったい何を得るために北朝鮮と交渉するのか一度原点に戻って戦略を立て直し、必要があれば六カ国協議をご破算にして最初から交渉し直す、あるいはアメリカの国益や世界全体のことを考え、次期政権に課題を引き継いでもらうことも考えるべきだ。

自由と民主主義国家群のリーダーとしてのアメリカの振舞いを世界中が見ている。


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この記事に対するコメント

クロフネさんこんには。
仮に北朝鮮の体制を崩壊に追い込むことを前提に制裁を続けるとして、その結果内戦ではないかもしれませんが「北朝鮮が名実とも中国の一部になる」というシナリオは考えられませんか?韓国は経済的にも崩壊寸前ですし、政治的にもかなり北朝鮮に浸透されているみたいですから、(今でもしていないという話は置いておいて)いつまでひとり立ちしていられるか疑問です。そうなってくると、地政学的には大陸の拡張主義国家が朝鮮半島を支配下に置くという意味で日露戦争前夜に近い状況ではないでしょうか?台湾と朝鮮半島という二つの緩衝地帯なしに中国と対峙することは今の日本にとってはちょっと荷が重い気がします。

  • 投稿者: jtake
  • 2008/10/11(土) 08:50:31
  • [編集]

悪あがきも大概に

レイムダック大統領が任期満了前に「歴史に名を残そう」などとスケベ根性を丸出しにするから幼い外交に終わってしまうのです。

もう、どんな外交的成果を以てしても、史上最低の大統領という汚名はぬぐえないでしょう。ぶれまくる、その姿は無様ですらあります。

と、ひとしきりくさした後で我が国を見ると・・・なんだかなぁ・・・ものすごく空しい・・・。

  • 投稿者: クマのプータロー
  • 2008/10/11(土) 21:53:39
  • [編集]

jtakeさん

>「北朝鮮が名実とも中国の一部になる」というシナリオは考えられませんか?

その可能性はじゅうぶんあると思います。韓国まで中国の一部になるかはわかりませんけれど。(中国が韓国に侵攻したら、日本はすぐさま竹島を奪還すべきでしょう)

ただ、あの民族の裏切りグセからして、たとえ中国に併合されてもすぐに「あれが不満、これが憎い」と言って中国に反抗を始めるでしょう。

そうなったとき半島の反中国勢力に援助すれば、中国内部に工作員としての手駒を持つことができます。

北朝鮮併合で中国自らトロイの木馬を引きこむというのであれば、いろいろと利用価値があるでしょう。

そうなれば中国も対日侵攻どころではなくなるやもしれません。



クマのプータローさん

>レイムダック大統領が任期満了前に「歴史に名を残そう」などとスケベ根性を丸出しにするから幼い外交に終わってしまうのです。

特にコリアン移民一世ともれきくソン・キム特使、彼の合衆国への忠誠心を疑います。

あの人は自分の祖国に核兵器を持たせたいというのが本心なのではないでしょうか。

 アメリカがあのザマでは、別の誰かがリーダーシップをとらなければいけないのですが、軍事力やインテリジェンス能力に欠け、売国勢力に蝕まれているので、「次のリーダーは文句無く日本」と言えないところが歯がゆいかぎりです。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2008/10/11(土) 22:53:57
  • [編集]

アメリカの北朝鮮政策について

アメリカは理念国家であると共に、マネーとパワーしか信じない、勝手国家でもある。この二面性を 何処の国にもあるが、朝鮮は意外とこの要素は少ないと私は思う。
 アメリカは我国のアメリカへの経済援助と引き換えに北朝鮮への政策を考えている。朝鮮はアメリカにとっては、経済問題であるが我国にとっては、安全保障問題である。
 もう我々はアメリカへの核攻撃ができるような体制を作って、尚且つアメリカとの同盟を構成することを考えて、生きていくことであると私は思っている。
 当然生活水準は落ちるのではなく、落とすである。
つまり、覚悟の問題であるが、この覚悟は誰にでもできるものではない。当然国家も同じで、我国のように奇妙な民主主義体制をとっている国はできにくい。
 では如何なる体制が必要か。
それは私には分からない。色々考えるが、。

  • 投稿者: kenji
  • 2008/10/12(日) 18:44:54
  • [編集]

もういいでしょう。

自国の事で他国を頼り切るのはもう止めましょう。
拉致被害者も自国で奪還する法的物理的整備を急ぐべきです。
当然上は総理大臣から学生まで気概は必要です。
アメリカはアメリカの国益で動いています。
今回のアメリカの決断が如何なる理由で為されたにしても、余人には窺い知る事は難しい。
それよりも自分で立って、自分で歩ける国家を再興しましょう。
今このブログを読んでいる我々ならできます。

  • 投稿者: 火天大有
  • 2008/10/12(日) 22:47:01
  • [編集]

kenjiさん

>朝鮮はアメリカにとっては、経済問題であるが我国にとっては、安全保障問題である。

本来、北朝鮮問題はアメリカにとっても安全保障問題のはずですが、ブッシュ政権のやっていることは支離滅裂です。

ライス氏率いる国務省には失望させられます。


火天大有さん

>それよりも自分で立って、自分で歩ける国家を再興しましょう。

それが王道ですね。

しかし、あまりにも日本は自虐とネガティブ思考に蝕まれています。

国を再興するにはもっともっと我々に賛同してくれる人たちが必要です。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2008/10/12(日) 23:45:44
  • [編集]

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