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自民党総裁選がスタート

  • 2008/09/13(土) 00:03:01

 自民党総裁選挙が10日告示され、今月22日の投開票日までの選挙戦がスタートした。

最終的に立候補したのは、石原伸晃元政調会長・小池百合子元防衛相・麻生太郎幹事長・石破茂前防衛相・与謝野馨経済財政担当相(届け出順)の5人。

同日開かれた共同記者会見で、それぞれの持論・政策論をアピールしている。

参考記事 

 そこで今回は、各候補者が訴えている政策の中身について届け出順にチェックしてみたい。

私が最重要視するポイントは、「(たとえ悪人でも)相手の嫌がることはしない」という福田政権の数々の失策によって、中国・韓国・北朝鮮・台湾など日本を取り囲む国々にもれなく国益を侵食されてしまった、低迷する外交・安保政策の立て直しである。

それと同じくらい重要なのが、国力の源泉の一つである経済をどうするか、つまり経済政策であるが、各候補者を見る限り、その両方で万全の政策をかかげているという人は残念ながら見当たらない。

それではどうするか。

「兄弟牆に鬩げども(けいていかきにせめげども)」ではないが、内政(経済政策)に多少の意見の食い違いがあったとしても、外敵に対しては一致団結してこの日本を守っていかなければならないので、何よりも外交・安保政策を安心して任せられそうな人を支持したい。

 それでは届け出順に各候補者の政策を見ていく。

まず山崎派から立候補した石原伸晃氏であるが、彼は「アジア重視外交を積極的に展開する」と言っている。

山崎派のいうアジア重視外交とは、北朝鮮に多額の”賠償金”を払う外交を意味することは明白だから論外。

 次に小池百合子氏。

外交・安保面では、日米同盟を基軸にし”国家安全保障会議”を創設することをかかげている。

”国家安全保障会議”が安倍政権で頓挫した日本版NSCを指しているのであれば評価できる。

ただ、小池氏の後ろ盾となっている中川(秀)氏の「移民受け入れ1000万人構想」は、安保面でも経済面でも大きなマイナスだ。

日本の最大の国際競争力は、安全で信頼できる社会にあると思う。

もしアジア大陸・半島から1000万人もの移民を受け入れ、日本が中国のような社会、中国人が以下のたとえ話を良くするように、「釣り銭をだまされるなら、だまされた方が悪い」と罵倒されるのが常識という社会になってしまえば、取り返しのつかない損失を日本にもたらすのは火を見るよりあきらかだ。

イメージに踊らされて中国人を採用した日本企業なら身にしみて感じているだろう。

全員がそうとは言わないが、日本人とは正反対の、同僚と力をあわせて仕事することが苦手な悪しき個人主義。ちょっとでも良い条件の会社があればすぐ転職する極端なジョブ・ホッパー。

その社会に上手くとけこめなかった移民による犯罪や暴動が、欧米先進国では頭の痛い問題となっている。

石油が出るペルシャ湾岸の絶対王政国家では、国民の数を上回る移民労働者を入れて、なおかつ治安維持にも成功しているが、それは軽犯罪でもムチ打ち刑をくらうような残酷刑による厳罰主義があったればこそ。

人権を無視できない先進国ではできない芸当だ。

私は、フリーターや失業者、ニートと呼ばれる人々を含めて、日本社会が日本の人材の潜在成長力を完全に引き出していない現状で、国際結婚のような移民の自然増ならいざ知らず、あえて積極的に移民労働力を導入することに、経済政策の面からも反対である。

小沢民主党も積極的な移民の受け入れを訴えているが、フリーターやワーキングプアと呼ばれる人たちの最強の競争相手が移民労働者なわけだ。

情報収集不足というのは恐ろしいもので、フリーターやワーキングプアと呼ばれる人たちが、民主党や民主党と選挙協力をするといわれる共産党を応援するのであれば自殺行為だ。

 話を小池氏の政策に戻すが、「内閣人事局などの創設で、官僚主導から政治主導へ」とか、「増税の前にいわゆる埋蔵金を活用する」といった国家意思決定システム・経済政策・財政面も含めて、意外と評価できる点は多い。

それだけに「1000万人移民受け入れ」という大きなマイナスが目立つのが残念だ。

総裁選の過程で、そうした部分での路線修正があればと思う。

 つづいて麻生太郎氏。

外交安保面では、誇りと活力のある外交をテーマに日米同盟の強化と拉致問題の解決を訴えている。

麻生氏は外相を経験なされているし、実績はじゅうぶんある。

自由そして民主主義の価値観に基づいた外交で、自由と繁栄の孤を築いていこうという”麻生ドクトリン”をこれからも貫いていかれるなら、大いに支持したい。

”とてつもない日本”の底力によって強くて明るい日本をつくる、政策減税と規制改革による着実な経済成長を目指し、財政再建路線を守りながら弾力的に対応するという経済政策も、まずまず。

後退局面にある経済状況をみすえ、当面消費税増税を見送り一般化された道路特定財源と特別会計剰余金を活用することや、内需拡大・構造改革を訴えはじめているのも合格。

持論であった基礎年金部分の全額税負担方式導入を言わなくなったのも、撤回であれば支持できる。

食糧自給率アップによる地方活性化も、食糧安全保障の観点から私も重要と考える。

 ただ経済政策において、麻生氏がこれまで主張なさってきたことに若干修正が加わってきている。

より良い経済政策を採用するため修正したというのであればいいが、良くも悪くも一つの経済理論に統一されていない傾向があり、やや不安を感じる。

麻生氏も、経済政策は勉強中ということなのかもしれない。 

 そして石破茂氏。

安保面では、自衛隊海外派遣のための一般法制定を訴えているが、マクロ面での外交政策が見えてこない。

経済政策も、疲弊した地方を助けたいとおっしゃっているけれども、マクロ的な経済政策がはっきりしない。

一省庁のトップならともかく、首相になるとしたらちょっと経験不足のように思える。

 最後に、与謝野馨氏。

外交安保面では”日・米・中三極サミット”の創設、さらに”アジア経済・環境共同体””東アジア産業大動脈”の実現を掲げているが、外交の軸足が中国や(特定)アジアにあることは明白だ。

福田政権の中国重視・特定アジア重視外交を引き継ぐということだろう。

得意とされる経済政策面では、今後7年以内に消費税を10%まで上げる、社会保障税と資源環境税制を新たに創設するなどと、この方は、会社(国家)を経営し従業員(国民)を豊かにする”企業家”ではなく、根っからの徴税官つまり税金取りたて役人だなという思いを強くした。

その他、議員・公務員定数の削減と給与1割削減や天下り排除、食糧自給率を50%まで引き上げるといった主張は大賛成だが、もともと公務員の利害代弁者のような言動を繰り返してきたので、どこまで信用できるのかわからない。

これまで自他ともに認める財政規律派だったのに、今も福田政権の経済財政担当相である与謝野氏は、政権末期に自民党内に広がったバラマキ圧力のまえに急速にトーンダウン。

政策の実行力・指導力についても大いに不安だ。

与謝野氏は他の候補者との違う長所について、「謙虚さと羞恥(しゅうち)心」とおっしゃっている。

世界的に見て、あまり自信がなく恥ずかしがりの日本人は「謙虚さと羞恥(しゅうち)心」ではトップクラスだと思う。

しかし日本の指導者として、ひとクセもふたクセもある我の強い諸外国、アメリカ・中国・ロシア・北朝鮮などの指導者を相手に国民を守っていくには、自信過剰でずうずうしいくらいがちょうど良い。

国家指導者にとって「謙虚さと羞恥(しゅうち)心」なんて美徳でも何でもなく、今さら青い書生みたいなことを言わないで欲しい。

まるで、人柄の良さが自慢で「(たとえ悪人でも)相手の嫌がることはしない」福田首相のコピーである。

与謝野氏は、福田政権がやってきたことを継続し強化していきたいと考えておられるように思える。

私は、もう飽き飽きだ。

 経済では少々不安があるものの、外交安全保障政策で実績のある麻生氏が今のところ一番安心できる。

小池氏は、経済政策や外交安保政策は決して悪くはないが、後見人が主張する移民政策は大きなマイナス面、さらに靖国問題や拉致問題も含めてどう主張していくかがポイントとなる。

石破氏は経験不足が否めず、与謝野・石原両氏ではこの国は守れない。

 以上、各候補の政策を駆け足でチェックしてきた。 

候補者それぞれに特色があり、違いがあることがおわかりいただけたことだろう。

 巷では「誰が出ても一緒」という声も聞こえる。

だが、そんなことを言う人は少なくとも各候補者の政策を全く見ていない、勉強不足の単なる”食わず嫌い”である。

もし日本の政治家が勉強不足のダメダメだとすれば、国民も勉強不足のダメダメだということを意味する。

民主主義国家において、政治家を選ぶ国民以上のレベルの政治家が出てくることは、極めて稀なことだからである。

 さて、民主党の石岡賢次国体委員長は、総裁選の幕開けで亀裂が広がり自民党は終焉を迎える、といったようなことを言っているが驚きだ。

民主主義国家の政治政党で、候補者が異なる政策を戦わせ、選挙によって総裁・党首の座を争うのは当たり前のことではないか。

人間というのは「自分がそうだから相手もそうだろう」と考えるものだ。

民主党は小沢氏が無投票でヒッソリと党首になったばかり。

候補者が異なる政策を戦わせ、選挙によって党首の座を争えば、民主党では党内に亀裂と恨みが残り、すぐさま崩壊するのだろうか。

だから小沢氏は選挙もしないで党首になったのだろうか。

それでは民主主義国家・日本の政治政党としては失格である。


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高橋洋一氏曰く、上げ潮派の対抗勢力は「財政タカ派」なんだそうです。この分類で言えば総裁候補は3つに分類できます。
私の考えは白か黒かになってしまうので、明確にどちらかに分類できる人は政治家としてトップになるべきではありません。石原、小池、与謝野の3氏はアウトです。石破さんは蚊帳の外です。なぜ立候補したのか、理解に苦しみます。で、消極的に麻生氏、と言うことになります。
現実問題としては、選挙対策で麻生氏、と言うことで収束するでしょう。バラマキ批判もよいですが、より即効性のある対策が組めれば、手段を複数用意するのはアリなのかなぁ~、と思います。
怖いのは、白か、黒か、はっきりさせる思考停止の原理主義状態で議論が展開されることです。結局抽象論に終わって、具体的なことは何もなされないことが多いからです。明言させて、実行を迫る、国政選挙でない選挙で総理が決まるのですから、有権者サイドで出来るのはこれくらいかと思います。マスメディアもそのように動いて欲しいのですが、ダメだなぁ~・・・。

  • 投稿者: クマのプータロー
  • 2008/09/13(土) 09:20:53
  • [編集]

こんにちは、donnatです。

総裁戦をはじまって、政策について聞く機会も多くなりました。
しかし、タイムリーな話題が出ませんね!
北朝鮮の問題や汚染米の対応など、誰か聞いてくれないでしょうか?

ところで、三笠フーズの取引先に、伊藤忠(セブンイレブン)、ファミリーマート、吉野家があるみたいです。
対応が難しい問題になっていることに気がついているのでしょうか?
次の国会の問題になるのは間違いないでしょう。
総理総裁候補に聞いてみたいところです。

  • 投稿者: donnat
  • 2008/09/13(土) 12:39:30
  • [編集]

私は、麻生さんか小池さんが、国会議員として信用できるかな、と思います。ただ、中川(女)が小池さん支持に回った事から、小池総理が誕生したら、背後から中川に操作されるロボットになりはしないか、と危惧します。その意味で、麻生さん以外に総裁にふさわしい人はいないのではないでしょうか。(石原、与謝野は論外、石破は人権擁護法案推進派、対北制裁も慎重派という噂が・・・)
麻生総理誕生の暁には、小池さんには外相か防衛相をやってもらいたいです。
因みに、古賀が麻生支持らしいですが、これは単に勝ち馬に乗ろうとしただけ?前回の総裁選を考えると、本当に節操ない人ですね。次回選挙で落としたい候補No.2です。(No.1は紅の傭兵)

  • 投稿者: 元ねらー
  • 2008/09/13(土) 18:50:49
  • [編集]

結局は消去法?

結局は消去法で麻生さんを選ぶしか無い。
麻生さんでも、取り敢えずはフクダより遥かに益しだから良いのだけど。
我が国には一分野に限ればそれなりの達人、(例、軍事の石破)が居る筈なので、それらの人材を結集して本来の挙国一致内閣を組織できる器が総理に成らないものか、(それ以前に居ないものか?)
黒澤映画の七人の侍をつい考えてしまいました。

  • 投稿者: 火天大有
  • 2008/09/13(土) 20:14:51
  • [編集]

仕方ないけど

どのみち麻生も短命になるだろうなあ
残念だ
残るは中川酒か

  • 投稿者: はは
  • 2008/09/13(土) 21:10:15
  • [編集]

クマのプータロー さん

>明言させて、実行を迫る、国政選挙でない選挙で総理が決まるのですから、有権者サイドで出来るのはこれくらいかと思います。

自民党が失地回復を狙うなら、マケインがペイリン副大統領候補をたててあっと言わせたような、大勝負が必要だったように思います。

だからこそ、今回の自民党総裁選に限って非自民党員でも投票できるようにして、有権者を巻き込んで話題をかっさらえと提案したのですが...

まあ、麻生総裁誕生ですぐ解散総選挙するつもりならわかりますけど。


donnatさん

こんばんわdonnatさん。

>ところで、三笠フーズの取引先に、伊藤忠(セブンイレブン)、ファミリーマート、吉野家があるみたいです。
対応が難しい問題になっていることに気がついているのでしょうか?

私もはじめて知りました。ありがとうございます。事件がどう発展して行くか注意したいと思います。


元ねらー さん

>麻生総理誕生の暁には、小池さんには外相か防衛相をやってもらいたいです。

小池さんの移民政策しだいですけれど、麻生さんの経済政策もだんだん変化してきているので、これまで敵対していた薩摩(麻生)と長州(小池)で連合を組んでも面白いかと。

ただ、坂本竜馬が必要ですね。


火天大有さん

消去法で無い、理想的な首相候補を探すとなるとなかなか難しいですね。


はは さん

福田辞任で自民党の支持率が上がり、民主党のそれが下がっているようですから、短命と決まったわけではないと思います。

難しい状況は変わりませんけれど。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2008/09/13(土) 23:31:06
  • [編集]

党代表と首相

クロフネ様

党代表と首相を一人で兼ねるのは、それらの責務の内容からして、無理になっているという論調があります。

http://yutakarlson.blogspot.com/2008/09/blog-post.html

その是非は別として、議員内閣制の手本となっているイギリスなどの実情と比較検討して見たいところです。

気づいたままに書込みます。

  • 投稿者: がいたん子
  • 2008/09/15(月) 13:59:01
  • [編集]

お久しぶりです。

リンク先の当該記事を読んでみました。

>党代表と首相を一人で兼ねるのは、それらの責務の内容からして、無理になっているという論調があります。

確かに首相と総裁を兼務するのは激務ですが、自民党の場合、幹事長が中心となって党の仕事を補佐するしくみになっているはずです。

「二代続けて政権を放り出した」ことについて述べられておりますが、その原因が「首相と総裁の兼務が無理」「二世議員だから」というのは、ちょっとピントがずれているような...

小泉さんだって二世議員ですし。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2008/09/16(火) 00:42:25
  • [編集]

Re: 党代表と首相

クロフネ様 たしかにそうかも知れません。少なくとも安部前首相の場合は、幹事長の職が充分機能しなかったのかとも思いました。

自分の党から選出した首相であるからには、極力「兄弟牆に鬩げども(けいていかきにせめげども)」で支持して欲しいと思います。

  • 投稿者: がいたん子
  • 2008/09/17(水) 08:51:18
  • [編集]

がいたん子さん

>自分の党から選出した首相であるからには、極力「兄弟牆に鬩げども(けいていかきにせめげども)」で支持して欲しいと思います。

自民党も民主党もそうでしょうけれど、どちらもいろんな利益団体や政策を持った雑多な集団の寄せ集めですから、総裁(党首)の有権者からの支持率の切れ目が縁の切れ目みたいなところはあります。

情けない話ですけれど。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2008/09/17(水) 23:22:17
  • [編集]

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