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失策・失策また失策
- 2008/06/24(火) 22:31:06
福田政権が、外交において失策につぐ失策を続けている。
日本の防衛政策・防衛力整備の実態への理解もなく、周辺国のどこも廃棄していないクラスター爆弾を日本だけが一方的に廃棄することを決めたことに続き、
(”人権外交”をかかげたカーターもアメリカの核戦力を一方的に削減したが、カーターほどクレムリンや中南海から侮られ軽く見られたアメリカ大統領もいない。そして小泉政権以降、福田首相ほど諸外国からナメられた日本首相もいないだろう)
洞爺湖サミットを”成功”させるため、世界一省エネが進んでいる国のひとつにもかかわらず、日本にもっともっと厳しい省エネ・環境保護規制を課そうとしている。
さらに、日本の領海に侵入した台湾漁船に対応するため、公務を執行しただけの海保巡視船船長に謝罪させ、台湾側に誤ったメッセージを発信して相手のさらなる冒険主義を誘うという、第二次世界大戦を引き起こすきっかけをつくったバーミンガムのじいさんよりもみっともない宥和政策。
さらにさらに、アメリカのライス国務長官が北朝鮮のテロ国家指定解除を明言し、26日にも解除手続きにはいる見通しである。
拉致事件そのものは、直接北朝鮮の工作員によってアメリカ人が誘拐されたわけではないから、しょせんアメリカにとっては他人事である。残念ながらアメリカ外交の最優先課題ではない。
史上最低人気といわれるブッシュ政権が、何か形ある”成果”を欲しがっているというのもあるのだろうが、国務省の”超リアリスト”コンビ、ライス長官とヒル次官補が、無軌道・無原則の対北譲歩に走っているのが現状だ。
それでも日米同盟の重要性をかんがみ、北へのテロ国家指定解除をしたくてウズウズしていたのだが、拉致問題に配慮して解除を今まで先延ばしにしてきた。
ところが、よど号事件の犯人引渡しと拉致被害者の再調査という口約束だけ(高村外相談)で、今月13日、福田政権はマンギョンボン号受け入れを含む制裁の一部解除を表明してしまった。
参考記事
これも福田政権による誤ったメッセージの発信だろう。
北はアメリカからテロ国家指定を解除してもらうため、今や完全に邪魔者になったテロリスト・よど号事件の犯人を国外追放したがっていた。
そのよど号事件犯人受け入れを決め、それをもって拉致問題が前進したと福田政権は発表してしまったのである。
よど号犯人が北朝鮮で拉致問題の核心に迫る証言をしていて、それと同じ証言を日本の裁判においてもする保証がある、その証言をもとに北朝鮮を追い詰め、拉致被害者の無条件かつ即時帰国が決まったというのなら、まだ話はわからんでもない。
しかし、高村外相の発言が事実であるならば、犯人引渡しと再調査という北の口約束だけで、まだ我々は何も手にしていないにもかかわらず制裁の一部解除を表明し、北へのテロ国家指定を解除したくてウズウズしていたアメリカに、日本自らが解除への口実を与えてしまうとは、福田政権の”見上げた高等戦術”に開いた口がふさがらない。
今さら福田政権がアメリカに電話しても「えー!日本の制裁解除示唆はテロ国家指定解除OKという意味じゃなかったの?!」という答えが返ってきそうだ。
自分の首をかけてテロ国家指定解除を防げ、アメリカ議会に根回ししろ福田首相。
それができないのなら男・山村新治郎氏のように、もう福田・二橋の表ウラ首相コンビに高村外相・河野衆院議長に山崎拓氏をつけて、拉致被害者全員との捕虜交換にのぞむしか戦後最低首相・福田康夫の汚名を返上できまい。
あとは皆のお望みどおり、50年でも100年でもかけて拉致問題を北朝鮮と話し合いでじっくり解決すればよい。
国務省のライス長官もヒル次官補も、北朝鮮がシリア・イランへ核技術を拡散させている明確な証拠がありながら、さらに北朝鮮の完全かつ検証可能な核兵器とその生産能力放棄が保証されていないにもかかわらず、アメリカの憂慮を北朝鮮が理解するというたったそれだけの条件で交渉をすすめようとしているように見える。
ヒル次官補は、北朝鮮の完全な核放棄よりも、交渉を決裂させてこれまでの自分の苦労を水の泡にしたくないということの方が重要と考えているように見える。
このままだとライス長官とヒル次官補は、東アジアの核武装ドミノ倒しをはじめた者というたいへん不名誉な称号を、その名とともに外交史に刻むことになりかねない。
そうなれば日本は、自存自衛のために核かそれに匹敵する兵器をいずれ配備せざるをえない状況に追い詰められるだろう。
それが達成されるなら、国連安保理のイスなどさして重要ではない。
18日には東シナ海ガス田問題で、”翌檜”(あすなろ)の南側海域と”白樺”での日中共同開発に合意した。
参考記事
これまで私は、共同開発はEEZの日中中間線にまたがって存在するガス田だけに限り、純粋に日本のEEZ内に存在するガス田については中国に指一本触れさせてはいけないということ、
中間線のどちらにどれだけ埋蔵されているかその比率に従って、共同開発の利益を日中で折半すること、
最後に、日本のEEZにかかるガス田から既に中国に吸い取られてしまった天然ガスについては、きっちりと補償を受けることが重要であると言ってきた。
だが報道されている合意内容を見ると、交渉妥結が最優先で、まだ日本は何も手にしていないと言わざるを得ない。今後の交渉しだいでは、最悪の譲歩となりかねない危険をはらんでいる。
日本としては、共同開発合意がまとまったのであるから、できるだけ自分の力でガス田の正確な埋蔵データを入手し、それをもとに両ガス田の出資・利益受け取り配分を交渉せねばならない。
だが翌檜の南部海域は初めから5:5に決めてしまった。これでは日中中間線にまたがって5:5に分布するガス田しか開発を許すことはできない。
白樺に関してはこれから出資比率を決めるとのことだが、白樺の海底ガス分布が日中で何対何なのか、正確なデータを入手した上でそれを決定しなければならない。
白樺は中国の法にもとづいて共同開発するとのことだが、だったら中間線の日本側に食い込んでいる翌檜南部海域の共同開発は、日本の法にもとづいてやらなければならない。
中国がこれらを拒否するなら、合意をひっくり返して日本は沖縄の島々から200海里を自国のEEZと主張し日本企業に試掘を許可する、トンキン湾におけるEEZ境界画定交渉で中国が中間線論を主張し、ベトナム側の大陸棚自動延長論を否定するという矛盾を徹底的に突いて、有利に外交をすすめなければならない。
これは海底ガス田の採算がとれるとれないといった単なるカネの問題ではない。日本の国家主権の問題、日本の国土・日本の海を守れるかどうかの問題である。
今回の合意から得られた利益など、まだ何もない。福田政権が歯を見せて笑えるような収穫ではない。
対中国・対北朝鮮・対台湾・対アメリカ外交と、次から次へと失策を重ねる福田政権。
今の日本は、仮免試験の実技に落ちまくっている奴が、日本という名のF1マシンのハンドルを握り、時速300kmオーバーでぶっ飛ばしているようなものである。
これでは国民の命がいくつあっても足りない。
拉致被害者とその家族の方々が不憫でならない。
私の批判記事も福田政権の失策に追いつけない。
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>私の批判記事も福田政権の失策に追いつけない。
御意!(わらい
この人ほど日本国を思う人々を裏切り失望させる人も稀有です。
この人の、することなすこと全てが癇に障ります(わらい
この人には、国家国民を思いその権利財産を守るという国家のリーダーとして、身に着けていなければならぬ最低限の規範すらないのですから。
この人が首相に推挙された時点で、今日あることが予測できたはずです。
なぜなら、この人を首相に根回しした保守政界?のフイクサーが、事もあろうにコミュニストであった某新聞社主筆ですから。
目の黒いうちは、首相の靖国参拝は絶対認めないし、首相にさせないなどと豪語してる人物です。
こんなコミュニストが保守政界のフイクサーで君臨している保守政党ってなんなんでしょうか。
大連立を画策したのも、この人だと言われていることは、知らない人がいないでしょう。
コミュニストの号令で右往左往する日本の政界とは何でしょう。
福田氏が首相になった時点で、この人はしてやったりと思ったことでしょう。
この新聞社の社説や論説を読めば、福田支持が今なお鮮明であることがわかると思います。
そこには真に国家、国民を主体にした思いなど、ある筈もないではありませんか。
日本の政治が未曾有の危機にあることは、同時に日本丸も舵を失い漂流しているに等しいのです。
是非、心ある真の保守政治を目指す勢力が結集し、新党を立ち上げ日本の針路を定めて欲しいものです。
昨日だったでしょうか?福田のインタビュー回答が「そのときの状況を見て判断する。」と言ってました。正直開いた口が塞がらなかった。「日本として○○の方向へ持っていくよう尽力する。」ではないのか?ようするに何がしたいというのがない証左でしょう。なんとか辞めさせられないのでしょうか?福田を。麻生氏は何をやっているのだろうか?
初めまして、僕は留学のブログを書いてる者ですが、今こうして他のジャンルのサイトをサーフィンしてみたら本当に新たな発見ばかりで驚いています。長々すみません。これからも楽しいブログをよろしくです^^;僕も自分のブログをレベルアップできるようにがんばります☆
全く同感
全く持って同感です、福田政権は我が国史上ワースト3政権の一角を担う事でしょう。
この政権の凄まじいところは、凡そ外交でも福祉でも国民が困る苦しむ事は最優先で素早く実行し、(当座は苦しくても国家100年の大計に立っているならまだしも)外交等は国家100年の逆計に立っているとしか思えない。
じつはこの行為は我が国の間接議会制民主主義を真っ向から破壊する行為なのだが、ボケきった福田の爺さんには理解できまい。
更に不幸な事に、政界再編が無い限り、国民の為に成る政党が我が国に無い不幸である。
正に国難の幕開けである。
国あっての国民
市町村合併で政令市になった所に住んでいますが、合併前は財政的に大変豊か(いわゆる不交付団体でした)だったので、今は見る影もありません。
激変緩和措置なるものも、いつまでもあるわけではなく、いずれ長いものに埋没するだけです。これしかないと、教育に大変お金を掛けるところだったので、これから学校に上がる子供達が不憫でなりません(結構マジ)。
今の日本で世界で日本人がある程度の尊敬を集めるのはなぜなのか、わかっている人がどのくらいいるのでしょうか?
国あっての日本であり、日本人なのです。小さな町でしたが、自治体で無くなった今、皮肉にもひしひしとその大きさを感じています。
日本の最大のカントリーリスクは、周辺国の核武装と、国家観のない政府、教育、マスコミです。カントリーリスクの払拭と今後日本が日本であるためには核武装は避けて通れません。
安国寺さん
福田首相は、官僚に助けてもらって「とにもかくにも”事勿れ”」で行けば、自分の名が日本の政治史に刻まれ、燦然と輝くと思ったんでしょうね。
1980年代まではそれも通じたのかもしれませんが。
自分の能力をはるかに超えるものを要求されるポストについてしまった人間って、あれほどまでに惨めな状態になるとは。
読売の主筆、あの人が力を入れたものは何でも破壊されます。
巨人とプロ野球しかり、福田政権と日本国しかり。
「Jリーグにも巨人をつくるべき」という要求を断固つっぱねた日本サッカー界は賢明でした。
fuyunekoさん
あの方は信念も無く、強く押された方に開く便所のドアですから。
アメリカ留学さん
ブログの更新、けっこう大変だと思いますが、がんばってください。
火天大有さん
まさに悪いほうで三本の指に入るでしょう。宇野政権より始末におえません。
>正に国難の幕開けである。
日の出前が一番暗くなると申します。
私は”戦意”ますます高揚ですよ。
クマのプータロー さん
>日本の最大のカントリーリスクは、周辺国の核武装と、国家観のない政府、教育、マスコミです。カントリーリスクの払拭と今後日本が日本であるためには核武装は避けて通れません。
同感ですね。
「羊に率いられた狼は不幸だが、狼に率いられた羊は幸いである」と言われますが、今の日本は完全に前者ですね。
しかし狼がいないわけではありませんから、マゾで鬱で弱気の羊が大多数だったとしても、外交や国政の前面に少数の狼をずらりとならべることはできないものかと思ってしまいます。
拉致も断念か?
こんにちわ!クロフネさん。
テロ支援国家解除の手続きに入ったというブッシュの一報が入りました。
次は世界銀行への攻防へと移っていきます。
「拉致を継続する国家へ開発費を援助するなら、世界銀行への融資を停止する。」と北朝鮮に新しい外交カードを日本が言えるかどうかに掛かってきます。
しかし、それとは逆に乗り遅れるな組の声に押されるように福田総理が北朝鮮への国交正常化と融資を決めそうな雰囲気です。
クラスター爆弾問題にしても、制裁の一部解除にしても、中国ガス田問題にしても、本人はいい政治をしていると勘違いしていることが一番問題です。
福田総理を取り巻くブレインの頭の中を覗いてみたい気がします。
何を考えているのやら?
donnatさん
こんばんわ、donnatさん
>「拉致を継続する国家へ開発費を援助するなら、世界銀行への融資を停止する。」と北朝鮮に新しい外交カードを日本が言えるかどうかに掛かってきます。
おっしゃるとおり、世界銀行それにアジア開発銀行へ圧力をかけて、対北融資を阻止するような外交は必要ですね。
まあ、福田政権は「人の嫌がることはやらない」と思いますが。
というより「外国の嫌がることはやらず、日本国民が嫌がることは何でもやる」の間違いじゃないでしょうか。
>福田総理を取り巻くブレインの頭の中を覗いてみたい気がします。
何を考えているのやら?
外交ブレインは、防衛大学校長の五百旗頭という人らしいですね。
「中・韓・朝と交渉するときは、過去の歴史についてまず日本が頭を下げてから本題にはいるべき」「拉致被害者なんてささいなことで日朝関係が停滞してはいけない」みたいなことを言ってるらしいですね。
で実際こうなってるわけですが...
故意の失策
一連の福田外交は外交ではなく売国行為であり国家反逆行為である。自己保身のために自国の基本的主権を外国に差出し、恫喝に怯え従う純朴なの公務員とさして変わらない。
東シナ海の問題は、日韓大陸棚共同開発協定(1974)で自然延長論を認めてしまっているのが致命的元凶ですね。その北側の海域では中韓は中間線の理論で境界画定していたはずです。
軽はずみな行為が後の世に悪い影響を与えている見本みたいなもんです。
草薙さん
>一連の福田外交は外交ではなく売国行為であり国家反逆行為である。
こういうことをやった政治家の罪を問えるよう、日本に国家背任罪みたいなものをつくりたいという衝動にかられます。
高峰康修(猫研究員)さん
>東シナ海の問題は、日韓大陸棚共同開発協定(1974)で自然延長論を認めてしまっているのが致命的元凶ですね。
その協定は、日韓双方の主張が食い違ったため、境界画定は棚上げにして暫定水域を設けたという内容だった気がしますが。
つまり日本はあくまでも暫定水域を設定することに合意しただけで、韓国の大陸棚自然延長論を認めたわけではないと思うのですが、もし間違っていたら正しい資料をご教示くださると幸いです。
「事実上」認めたというべきか…
>つまり日本はあくまでも暫定水域を設定することに合意しただけで、韓国の大陸棚自然延長論を認めたわけではないと思うのですが
確かに境界確定はしていないのですが、中間線と韓国側が主張する大陸棚縁辺の間(つまり中間線より日本側)のみにおいて共同開発するということですから、表現はどうあれ、実態としては韓国側の主張をほぼ認めたものと解釈するのが通説のようです。韓国が中間線を越えて開発する権利(共同とはいえ)を有し、一方で日本は中間線の向こう側を開発する権利を有しないということは、自然延長論をとったと考えない限り説明がつかないということだと思われます。
高峰康修(猫研究員) さん
>確かに境界確定はしていないのですが、中間線と韓国側が主張する大陸棚縁辺の間(つまり中間線より日本側)のみにおいて共同開発するということですから、表現はどうあれ、実態としては韓国側の主張をほぼ認めたものと解釈するのが通説のようです。
なるほど。解説ありがとうございます。
協定を結んだ当時、日本政府の担当者がどう考えていたかはともかく、私はやはり明確に境界を画定させた条約等が存在しない以上、近年では大陸棚自動延長論よりも中間線論が優勢であることを根拠として、日本政府は自らの立場をはっきりと主張すべきだと思います。
韓国がそれを受け入れないならば共同開発を拒否しつづければ良いでしょう。
外交においては、弱気や過度の正直さは時に害悪に等しく、日本にはもっと厚顔無恥さが必要とされるのではないでしょうか。