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第12回 靖国問題にどう対処すべきか?(その1)

  • 2005/03/07(月) 06:49:36

 前回は中国の理不尽な対日批判に対して、日本は毅然とした態度で論理的に反論すべきことを述べた。
今回からは中国の対日批判の内容を個別に検証し、どう反論すべきかを考える。

 日中間の現在一番の懸案は、いわゆる靖国問題であろう。中国は首相・閣僚の靖国参拝を過去を反省していない証拠、軍国主義復活を狙う暴挙などと批判している。

これに対して、安倍氏を筆頭に一部の自民党政治家からは中国への毅然とした反論が聞かれるが、外務省からは全く及び腰としか言いようのない対応と沈黙が続いている。

 この問題の日中すれ違いの原因のひとつは、日本人と外国人の”神”への認識の違いだろうと思う。

外国人が思い浮かべる”神”は、全知全能で絶対的な善としての存在である場合が多い。多数の中国人が想定している”靖国の神”もおそらくそのようなものなのではないだろうか。

そしてそれはいきおい「日本人は善としての”戦争の神”を崇拝しているのだ」といった誤った結論を導いてしまう。

(韓国も靖国問題を批判する時、「靖国神社にある位牌をなんとかしろ」と言ってくるが、位牌はそもそも儒教のものであって、神社に位牌があるはずが無い。 彼らが、いかに何の知識も無く日本独自の宗教を攻撃しているかがわかる。)
 
しかし日本の神は、決して一神教的な全知全能の善なる神ではない。

山・湖・大木・巨石といった自然の存在も神々であるし、普通の日本人も死ねば神になる。本来日本の神々は完全無欠の存在というよりは、泣き・笑い・怒りそして恋も悪さもするような非常に人間に近い存在として祭られてきたのである。

(もし興味があったら、古事記日本書紀をぜひ読んで頂きたい)

 また、日本人が神を祭る意味のなかには、神々をほったらかしにしておいて、それが人間世界に悪影響を及ぼす原因にならないようにするということも含まれている。

政敵の陰謀で失意のうちに亡くなった菅原道真公の霊をなぐさめる大宰府天満宮などが、その代表だろう。

同様に日本人が戦争で亡くなった人達を靖国神社で祭るのは、様々な思いを抱いて現世を離れざるを得なかった人達を常に思い、それをなぐさめるためであって、彼らが絶対正義の存在かどうかといった問題は存在しないのではないだろうか。

その意味で日本の神々はキリスト教のゴッドやイスラムのアラー(実は両方とも同じ神のことだが)よりも、むしろ古代ギリシャやゲルマンの神々に近い。

(ギリシャ神話のゼウスは浮気性であるし、ゲルマンの神々は自らの失策でラグナロク<神々の黄昏>を招いて滅びてしまう)

 まずこういった日本独特の宗教観をわかりやすく首相から一外交官にいたるまで、中国側や諸外国に対し何度もくり返して、ことある事に説明すべきである。

それを怠りあるいは沈黙を続けてきたからこそ問題をより深刻にしてしまったといえるのではないだろうか。

 なにも靖国問題に限ったことではないが、諸外国の外交官から「我々が信仰する○×教の教義・思想とはこういうものだが、日本の宗教の思想はどういったものか?」と問われて、自国の伝統文化・思想について明確に説明できない者は、日本の外交官として恥ずべきことではないだろうか。

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駄洒落考 2003.5.X 初出

というわけで ギャグ、コント、コメディー、ユーモア、駄洒落…… いったい人間にと...

  • From: 仙台インターネットマガジン ★仙台のフリーネット雑誌 |
  • 2005/06/06(月) 22:25:13

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