初めていらっしゃった方へ

スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

もうヘボ将棋は見たくない

  • 2008/02/18(月) 23:05:39

 報道管制がしかれているのかマスコミが不気味と静かだが、20日に藪中外務次官が訪中する予定であり、東シナ海のガス田問題をめぐる日中交渉が福田政権発足後の一つのヤマを迎えようとしている。

政府・外務省は、胡錦涛首席の4月訪日を最大のチャンスと見ているようで、中国が独断専行で開発をすすめているガス田・白樺への日本の出資参加を認めれば、中間線の日本側海域での共同開発を容認することも検討しているという。

参考記事 

しかし、中国側は「問題決着を胡主席の訪日と結びつけたくない」と日本を牽制している。

参考記事 


 東シナ海の海底ガス田に関する日中の外交交渉が、一つのヤマを迎えている。

報道によると外務省の幹部は、「胡主席来日が(決着への)最大の契機で、これを逃すと難しい」と焦っているようだが、そんなことは無い。

中国も胡首席の訪日とガス田交渉をリンクしないと言っているし、胡首席の訪日が問題決着の最大で最後のチャンスという根拠はどこにも無い。

ましてや、日本側が自分勝手に中国側の空気を読んで「胡首席の訪日に合わせて中国は譲歩するだろう。だからこちらも多少は譲歩しないと」などと、獲らぬ狸の皮算用なんかすると、外交交渉の場で思わぬ落とし穴にはまりかねない。

 外交交渉の場では、”詰め将棋”の考え方が大事だと思う。
ところが日本外交は昔からこれが苦手。

詰め将棋とは、決められた手数と手持ちの駒で相手の王様を取ってしまう(その状態を「王が詰んだ」と言う)ゲームである。

「こちらがこう駒を打って、すると相手がこう打ってくるから、今度はこちらがこう打つと相手の王様の逃げ道が無くなって、こちらの勝ちだ」という風に考えて、いかにうまく相手の王様を取るかがポイントなのだがその場合、相手がどう反撃してくるかを推理する時に、こちらにとって一番厳しい手、相手にとって一番の好手は何かを推理しなければならない。

しかし、相手にとっての悪手、こちらにとってぬるい反撃の手しか読めないと、相手の王様をうまく取れない。 そういう人はヘボ将棋指しである。

これまでの日本外交は、まさしくそれだった。

典型的な例が慰安婦問題だろう。

慰安婦問題の解決という「王様の詰み」を得るには、韓国が打ってくる一番厳しい手を読まなければならなかったのに、「日本が慰安婦問題で謝罪すれば、韓国はすっかり日本を許すだろう」という、一番ぬるい手を打ってくると日本政府・外務省は決めつけてしまった。

だが、韓国は「日本が謝罪した以上、永遠に慰安婦問題をネタに攻撃し続ける」という一番厳しい手を当然のように打ってきた。

これに対抗する手を当時の日本政府・外務省はまったく準備していなかった。はじめから想定していなかったから。

だから慰安婦問題が今になっても「詰んでいない」のである。

 ガス田問題でも、「胡首席が訪日するから中国が譲歩するだろう」といった、こちらに一番ぬるい手を打ってくると決めつけてはいけない。

それを前提にして「中国は譲歩するのだから、譲歩しやすいようにまず日本から譲歩をしないと」といった最悪の手を指せば、ますますこの問題の”詰み”は遠のくだろう。

胡首席の訪日は、チャンスの一つかもしれないが、日本が焦る必要は無い。

相手が一番厳しい手を打ってきても、王様が詰みになるよう準備しなければならないし、もし相手がぬるい手を打ってきたのなら、「これは儲けもの」と心の中で思って、ポーカーフェースで打つべき手を淡々と打てば良いだけである。

 報道によると、白樺ガス田の日中共同出資に同意すれば、中国に中間線の日本側海域での共同開発を認めることも検討されているようだが、日本側海域で共同開発を認める場合は、そのガス田が日中中間線にまたがって存在しているものだけにとどめるのが最低条件だし、その場合、白樺ガス田の日中共同開発を中国が認めるということが大前提である。

 胡首席の訪日が迫っていようが何しようが、ヘボ将棋だけは見たくない。そう、日韓漁業協定のように。

福田首相は、この問題を外務省に丸投げしているようだが、もし交渉がまとまったとしても、日本の一方的大損に終わった場合は、その責任から逃れられない。


banner_04.jpg

↑「日本政府・外務省のヘボ将棋はもうたくさん」という方はポチッとしてください↓
人気blogランキング

関連記事・中国が戦争で日本を恐喝

関連記事・韓国の日本海侵略(その2)

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

詰め将棋の決め手はブラフ!

プロでもそうだ。“つめろ”が掛かったときに気になるのが相手の表情だ。“あっ、これは詰んでいるな!”という余裕の表情をしていると負けたと思い思考が停止することがある。後でブラフと聞かされるとがっくりくることがあるらしい。

同様に、日本は最も厳しい政策を検討させているときなのだ。大きな譲歩をするという外交姿勢をとりながら、うまくいかない場合の対抗処置を委員会などの検討するように申し付けておくことが重要なのだ。
おそらく、親中派やスパイがそのことを中国に知らせてくれる。中国も慎重な対応が必要になってくる。

こういった無用の努力が必要なのだが、どうも日本政府からは聞こえてこない。
警察も消防も自衛隊も無用の長物であることが好ましい。政策も同じであり、無用の政策(緊急マニュアル)を考慮していくことが大切なのではないのだろうか!

  • 投稿者: donnat
  • 2008/02/19(火) 11:50:28
  • [編集]

donnatさん

>政策も同じであり、無用の政策(緊急マニュアル)を考慮していくことが大切なのではないのだろうか!

今の日本政府にブラフをかける根性もありませんし、多くの場合、こちらの思惑通りに事が運ぶことが前提になっていますから、フェイルセーフという発想すらありません。

これでは国家の安全を保障することはできないです。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2008/02/19(火) 23:45:01
  • [編集]

勘違い国民、勘違い国家

想像力の欠如と言いましょうか、海外で起こった事件・事故について、日本の感覚で無責任に論評し、垂れ流すマスコミの支配下にある我が国の政府は、カウンターパートに当たる外国政府が日本国民と同様の行動をとるという前提に立っているような気がしてなりません。

相手は日本人ではないので、言葉が通じても安心できないのが重責を担っている人間の態度だと思うのですが・・・。

チャーチルの言葉を私流に解釈すると、外交は、まず相手を怒らせるところから、となりますが、如何でしょうか・・・(^^;。

誠意という概念は日本でしか通用しないはずなのに、外交文書の翻訳で「誠意」という言葉が散見されます。これは相手国の工作活動の一環だと私は思っています。日本を脅かす、魔法の言葉として・・・。

  • 投稿者: クマのプータロー
  • 2008/02/20(水) 06:35:13
  • [編集]

クマのプータローさん

>チャーチルの言葉を私流に解釈すると、外交は、まず相手を怒らせるところから、となりますが、如何でしょうか・・・(^^;。

日本外交の場合、これまで相手が怒って机を叩いて部屋を出ていかないかビクビクしてきましたから、問題外ですね。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2008/02/21(木) 23:29:14
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する


・いつもコメント&TBありがとうございます。

アダルト系ブログからの、サイトポリシーに違反したコメント・TBが後を断たないため、受信したコメント・TBを管理人が審査することにしました。

サイトポリシーに違反したものについては予告無く破棄します。

また問題の無いコメント・TBを頂いても表示されるまで少し時間がかかります。 悪しからず御諒承ください。

「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れると、管理人だけが読める非公開コメントになります。 非公開コメントを下さる方のプライバシーを尊重し、あえてお返事をしておりませんが、「公開コメントでも良いのでレスが欲しい」という方は、非公開コメントにその旨をお書き添えください。
                

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。