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第9回 日本の対中政策の失敗(その3)

  • 2005/03/06(日) 16:16:08

  江沢民は93年に中国の最高権力者の地位についたとはいえ、”前任者”の小平が革命第一世代の抗日ゲリラ戦の指導者という人民解放軍のカリスマであったのに対して、官僚あがりの江沢民には軍人としての経歴がなく、軍での指導力・影響力に不安があった。

また市場経済の導入で国民も、いまさら共産主義を信じるでもなくなっていて共産党一党独裁の正当性も揺らいでいた。

80年代末からの中国の民主化の影響で激しくなった、チベットやウイグル民族の独立運動などで中国は分裂の可能性が高まっていた。

彼には軍や中国をまとめる”敵”が欲しい状況だった。

そのような状況のもと94年に愛国主義教育実施綱要が発表される。これが対日政策の大転換点であったのである。

 中国の中学校歴史教科書中国の高等学校歴史教科書を読むと、この愛国主義教育の特徴がよくわかる。

まず歴史上、中国がおこした侵略戦争が、ほとんど書かれておらず、逆にいかに中国が侵略されてきたか、特に日本がいかに残虐であったかが詳しく述べられている。

(だから多くの中国国民は、中国は絶対にまちがいを犯さなかった”神”であり、日本はまちがいだらけの”悪魔”と考えるようになる)

そして我々が連想するいわゆる中国人・漢族だけでなく、中国に居住する少数民族である、モンゴル・チベット・ウイグル・ミャオ・朝鮮族を全て中華民族という、ひきはなすことのできない同族であると定義した。

(モンゴルの英雄チンギス・ハンやチベットの偉人ソンツェン・ガンポさえ中国の教科書では”中華民族”である。これでモンゴルもチベットも中国のものだというわけだ。)

同時に日本軍と戦った少数民族を愛国的な”英雄”として強調して、少数民族の敵は、漢族でなく日本人であることが強調される。

そしてこの綱要にしたがって全国に抗日戦争博物館など”愛国主義教育基地”を建設し、子供から大人まで日本人への憎しみを植え付け、国民を”教育”したのだ。 

つまり天安門事件に対するアメリカやEUからの制裁が解除されれば、もはや江沢民にとって”日中友好”など不要になったのである。

 日本という敵をつくってもう一度、江沢民と共産党に対する求心力をつくり、国民のみならず少数民族の分離独立運動を封じこめようとした。 

 また 江沢民が日本を「過去を反省していない」などと激しくたたくことによって”日帝と戦う現代の抗日戦指導者”であることを人民解放軍幹部に印象づけることによって、軍での支持を強固にしようとしたのではないだろうか。

そして10年にわたる、この”愛国教育”のかがやかしい成果がアジアカップでの反日暴動であったのである。

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