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一発のクシャミが大量破壊兵器の悪寒

  • 2008/01/15(火) 23:34:36

 雑誌・軍事研究の昨年2月号に、自衛隊元陸将の志方俊之教授の記事「迫りくる新型インフルエンザに備えよ」が載った。

志方教授は、この時期に話題となっていたノロウイルスの流行にからめて、鳥インフルエンザ(H5N1型)ウイルスが、人から人へ感染しやすく極めて致死性の高い新型インフルエンザへと変異し、それが世界的に大流行(パンデミック)することを警告、

バイオテロ対策も含めて、市民への啓蒙活動・医療体制の整備・ワクチンや薬の備蓄・国や自治体、医療関係機関との連携・バイオテロ対策訓練などの実行を呼びかけていた。

私は、ノロウイルスの流行やそれより前に全国的に流行ったコイヘルペスのニュースを見て、「どこかの工作員の予行演習かな。第一段階がコイヘルペス、第二段階がノロだろうか」などと、ひとり妄想していた。

新型インフルエンザの大流行・パンデミックへの懸念については、この時いったん頭にひっかかったのだが、医療分野はまったくの門外漢だったので無責任な発言をするわけにもいかず、政府や医療関係者の尽力に期待するということで現在に至った。

 ところで、この国の為政者たちには根強い「国民パニック恐怖症」が存在するように思う。

「日本人は極端から極端へ振れてすぐパニックになりやすいから、政府や官僚が国民へ流す情報をコントロールして国民をいたずらに刺激すべきではない」という考え方である。

私は逆で、むしろそうした愚民化政策が余計パニックを発生させやすくするのではないかと思うのだが、それは置いておいて、12・13の両日NHKで放送された”最強ウイルス・感染爆発~パンデミック・フルー”である。

最近、中国・南京市で鳥インフルエンザの人から人への感染が初めて確認されたが、それを引用しながら、かつてないほど多くの死者を出し、膨大な経済的損失をこうむると予測される新型インフルエンザウイルスの日本国内への侵入・爆発的流行を懸念する記事が産経新聞に載った。

参考記事 

私は産経の朝刊を読んで「おやっ!」と思ったのに続いて、”軍事研究”のような一般人がまず読まない専門誌ならいざ知らず、天下のNスペで、新型インフルエンザのパンデミックについて取り上げられたとなると、これは余程のっぴきならない情勢に追い込まれたのだなと私は理解した。

実際、鳥インフルエンザの人から人への感染があった中国・南京と日本の大阪の間には直行便が飛んでいるのだから、対岸の火事とばかりに余裕をかましているわけにはいかない。

 おそらくNHKの番組では国民のパニックを防ぐため、かなりマイルドな味付けにされたのではないかと推測するが、それでも諸外国に比べ日本の対策の遅れが指摘されていて、深刻な内容だった。

タミフルやプレパンデミックワクチン・人工呼吸機の備えは充分なのか、新型インフルエンザが発生してからワクチンの開発・生産・国民への接種をいかに速くするか、各病院や医療機関の患者受け入れ態勢は整っているのか、タミフルに耐性を持つ変異ウイルスが出現した場合の対策はどうするか、ワクチン接種や薬の配布の優先順位をどうするか、どこまで患者を救いどこまでをあきらめるのか、その指針や法整備はできているのか、などなど日本政府のパンデミックへの備えが実際のところどうなのか大変気がかりである。

 安全保障問題について言えば、日本の場合つねに後手後手なのは、北朝鮮の工作船による日本人拉致を見れば明らかだし、戦後日本の指導者は、水が低いところへ低いところへと流れていく様に、辛く苦しくても正しい決断をするよりは、安易だが間違った決断をする方が圧倒的に多かった。

北朝鮮の工作船を発見しても威嚇射撃だけで済ましたり、中国の潜水艦が堂々と日本の領海を侵犯してもスルーしたり、「人質の命は地球より重い」と言ってテロリストに全面降伏してみたり。

新型インフルエンザ以外の患者も含めて重病人があふれる全国各地の病院で、どこまでの患者を救いどこまでをあきらめるのかといった辛く苦しい決断が、「どんなに少数派の意見でも不満が出ないよう取り入れて、みんなで一緒に時間をかけてじっくり決めましょう」という従来の日本型意志決定システム下において可能なのか甚だ疑問である。

 また、やれることは限られるけれども国民一人一人ができる限りの自衛策をとることも重要。

どの程度効果があるかわからないが、マスクの常備や帰宅時に手洗いうがいを欠かさない、急激な発熱などインフルエンザが疑われたら会社・学校を休んで速やかにお医者さんへ行く、などが考えられるだろうか。

駅や電車・バスなどの交通機関や、会社・学校・スーパー・銀行・役所の窓口・図書館など、人が多く集まる場所はたくさんある。

そこで、口・鼻をハンカチやティッシュ・手などで覆うことなく、思いっきりクシャミをしてツバのしぶきを飛ばす人をしばしば見かける。

クシャミをした本人は気分爽快なのだろうが、インフルエンザはクシャミ・咳などでツバや鼻水が空気中に飛散することで他人へ感染するのだから社会的に迷惑この上ない。

ましてや新型インフルエンザは極めて致死性が高く感染力も強いのだから、ハンカチやティッシュなどで口を覆うことなく思いっきりクシャミをする人は、”歩く大量破壊兵器”も同然だ。

これからは、クシャミ・咳をする時は必ずハンカチやティッシュなどで覆うことを、国民全てが守るべき常識・社会マナーにすべきである。

(16・17日深夜0時10分からNHK特集パンデミック・フルーの再放送があります)


-----------------------------------------------

ところで、日本国民に中国への投資や観光旅行をあおってカネもうけしている企業があるが、中国で鳥インフルエンザの人対人の感染があったことがスルーされるなか、もしあおられた結果中国に行った日本人が感染して死亡したら、これら企業は業務上過失致死で罪を問われないのだろうか。


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医療崩壊も見逃せません。

こんにちわ!
もう、みなさんがご存知のことですが、小児科・外科に進む学生が激減しております。
財政上のこともあり、医学を目差す学生は数が限られています。
最近、医療不正の告発や訴訟が相次いだせいもあり、リスクの高い外科医は激減しております。
財政上の理由もあり、ノロウイルスや鳥インフルエンザの対応などやっていないのが実情です。
近所の看護婦さんにいわれせば、「2次感染があるので自宅にいてほしいのだが、そういうわけにもいかないし・・・」、内心複雑なようです。第一、病院にいかないと原因は不明なのですから症状を電話で聞いて、「自宅で待機して下さい。」とは言えない訳です。
C型肝炎のことをあります。厚生省は1万人ぐらいが犠牲者にならないと対応しないし、100万人ぐらいが被害者にならないと謝罪しないのでないのでしょうか?

いずれにしろ、学生への援助を増額して医学生を増員し、資本主義から医療を切り離し、主治医制などの医療改革が拙速です。財政面は、主治医が普段の生活を改善することで医療費そのものを減額する予防医学にもっていくしかないと考えているます。

  • 投稿者: donnat
  • 2008/01/16(水) 10:24:16
  • [編集]

ワイルド

普通の人は、ドラマのように物わかりが良くないですから、もっとワイルドな対応になるでしょう。

中国人は、富士山が偉くお気に入りのようで、静岡市内に中国語が飛び交う機会が以前にも増して多くなりました。
怖くて仕方ありません。

  • 投稿者: クマのプータロー
  • 2008/01/16(水) 18:43:28
  • [編集]

いつも拝読させていただいております。少し前の新型肺炎流行のときに渦中の台湾方面に出張したのですが、日本の初動対応はまったくお粗末で無防備そのものでした。ようやく注意書きのパンフレットが配られたのは流行の終盤の頃だったと思います。物騒な話ですが、一度犠牲者が千人くらい発生しないと本気で実効性のある対策には至らないような気がします。

ところでNHKのドラマは私も視聴しましたが、病原菌の感染源国名(どうみても中国)をついにNHKは出しませんでしたね。「あの国」としか表現できないところに中国に屈したNHKの限界があったような気がしました。

さらにドラマ枠ではなく本来はドキュメンタリー枠であるNHKスペシャルとして放送していたのも「なんで?」という所感がありまして、いったいどんな意図で構成された番組だろう…と別のところにも関心が行ってしまいました。ちょっと考えすぎかもしれませんが、啓蒙番組というよりは不安を煽るばかりの構成だったように思います。

  • 投稿者: 暇人
  • 2008/01/16(水) 21:46:25
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  • 投稿者: -
  • 2008/01/16(水) 23:37:30
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donnatさん

>第一、病院にいかないと原因は不明なのですから症状を電話で聞いて、「自宅で待機して下さい。」とは言えない訳です。

ドラマのなかでも、病院に来た普通のインフルエンザ患者と新型の患者とをどうやって見分けるのか?ということを言ってましたね。

 医療崩壊の問題も根が深いです。

確かに、デタラメな手術をやった病院や薬害の問題を批判するのは当然ですが、もともと治癒の可能性が少なかったにもかかわらず患者の遺族が診てくれた医者を告訴するとか、一部のモンスター患者?のせいで、国民が自分で自分の首をしめている面があるのは否めません。

私も医療改革が急務だと思います。


クマのプータロー さん

ワクチンやタミフルの奪い合いが起こらないことを祈ります。その前に充分な備蓄ですね。


暇人さん

>「あの国」としか表現できないところに中国に屈したNHKの限界があったような気がしました。

ホントですね。私もTVの前でズッコケました。

鳥インフルエンザで死者が出ていて、あんな小船で来られる国といったら中国しかありません。

まあ、NHKがパンデミックを取り上げただけで、良しとせねばならないのかもしれません(苦笑)

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2008/01/16(水) 23:48:20
  • [編集]

donnatさん

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  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2008/01/18(金) 00:00:28
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  • 投稿者: -
  • 2008/01/18(金) 19:18:17
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