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第6回 日本が取るべき対中戦略(その4)

  • 2005/03/05(土) 18:15:56

 インド亜大陸を中心とした南アジア地域について、これまで日本外務省は、ほぼ無関心だったと言って良い。

日本の要人のインド訪問も、「そろそろいっとかないとマズイかな」といった、ルーチンワークの域を脱せず、そこに戦略らしいものは見当たらない。

たまにインド・パキスタンに対し「両国は核兵器を放棄すべき」といった、おきまりのきわめて儀礼的な主張をくりかえすのみだった。

(パキスタンとインドが核を持って激しく対立し、さらにインドと中国が核を持ってにらみ合っている状況で、そのような主張に「はいそうですか」と言って印・パが核を放棄するわけがない。)

 しかしながらインドとパキスタンの対立が、核兵器を含めた軍拡競争をまきおこし、パキスタンが中国から核兵器開発の技術援助を受け戦車・戦闘機などの兵器を購入することで、中国の軍需産業を支え中国自身のさらなる軍備拡張を可能にしている。

また北朝鮮がノドン弾道ミサイルをパキスタンに売却し、中国からパキスタンに流出した核兵器開発技術を交換に手に入れた。

いまや、北朝鮮の核武装と中国の軍拡が日本の安全保障に重大な懸念を与えている事を考えれば、南アジアの平和と軍縮の必要性は決して日本にとって他人事といった話ではなく、今までのように無関心でいるなどということは許されない。

 日本はインド・パキスタンとも良好な関係を保っているアジアの大国であり両国の対立をやわらげる仲介役としては本来はうってつけの国であった。

日本がもっと積極的に、印・パ双方に安保対話のチャンスをつくってやり和平をうながしてやることが必要だ。

両国が交渉によって良好な関係を築ければ、”平和の配当”として日本から経済援助をするのもよいと思われる。両国が交渉をまとめようとするインセンティブになるだろう。

そして両国に粘り強く交渉を続けさせて信頼関係を醸成することで、この地域に安定と軍縮をもたらすことができれば、それが中国や北朝鮮の軍備拡張の資金源を絶ち、日本と東アジア全体の安全にもプラスの影響を与えるのである。

 また、アルカイーダとの対テロ戦争がきっかけとなり、アメリカ-パキスタン関係が好転しつつあるが、旧ソ連の同盟国であったインドはアメリカと従来疎遠であったせいか、米印関係の改善があまり進んでいない。

インドとアメリカのすみやかな関係緊密化もまた重要である。

太平洋正面に日米同盟、チベットをはさんで背後に米印同盟と対峙した時、中国の軍事行動は大きく制限される。それもまた地域の安定につながるだろう。

日本はアメリカとインドの関係緊密化を積極的にうながす仲介役となるべきである。

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