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第3回 日本が取るべき対中戦略(その1)

  • 2005/03/05(土) 01:40:09

 前回では中国の現状分析からその将来を考えてみた。それでは今後日本の国益にかなうかたちで中国を誘導し、東アジアの外交・安保環境を整えていくにはどうしたらよいだろうか。

 まず中国の民主化が、日本のみならず東アジアの安全保障にとって重要である。共産党一党独裁より国民の監視の目がある民主制のほうが、中国の拡張主義の危険性が減少するからである。

日本もアメリカが国連人権委員会に提出する中国人権決議の採択に協力するなど、アメリカやEUと協調しながら中国に対して民主化への圧力をかけつづけなければならない。

中国での商売に目がくらんでこの問題を放置すれば、手痛いしっぺ返しを食らうだろう。

 ただ中国の民主化は何十年もの長いスパンで考えなければならない問題であり、それまでは台湾への武力侵攻を明言してはばからない拡張主義的な独裁国家・中国の暴発を防ぐ、多国間安全保障システムが東アジアに必要である。

中国の膨張主義に脅威を感じている点では、パラセル(西沙)諸島やスプラトリー(南沙)諸島で紛争を抱えるベトナム・フィリピン・マレーシア・ブルネイも同じであり、また安保政策に関して中国に配慮して西側と中国と等距離政策をとってきたタイもいる。

 中国は、アセアン各国との領土紛争の解決について「必ず中国と当該国の2国間交渉で」といった条件をつけてくるために、これらの国々は協力できずに各個撃破されてしまい、大抵は軍事大国である中国の方に有利に決着してしまっていた。

 現在アセアン地域での合同軍事演習には、タイとシンガポールがアメリカと組んでおこなう”コブラ・ゴールド”があるが、これとは別に日本がイニシアチブをとり、タイ・シンガポール両国に、ベトナム・フィリピン・マレーシア・ブルネイ・インドネシアを加えた形の、新たな安全保障会議の設立を提案したい。

これまでマレーシアやインドネシアとアメリカとの関係があまり良くないために、”コブラゴールド”の正式参加国がなかなか増えないという問題があったが、日本がイニシアチブをとって別組織をつくることで各国が参加しやすくなると思われる。(この点を強調してアメリカを説得せねばなるまい)

この日本+アセアン諸国による”東アジア安保会議”(仮称)の目的は、東アジアに軍事的均衡状態を作り出して、中国の危険な領土拡張主義を牽制していくことにある。

 そして”東アジア安保会議”参加国合同で軍事演習をおこなうことで、(ある島を合同軍が侵略から防衛する、あるいは占拠された島を合同軍が奪還するといったシナリオが望ましい)効果的に中国の軍事行動を抑制させることができるだろう。

そうなれば、日本だけでなく、東南アジア各国の利益にもなるのである。

 ここで必ず日本は集団的自衛権の行使が禁じられているからダメと言う人が出てくるが、日本がこれらの国々と日本の参戦が義務付けられる軍事同盟を結べば問題だろうが、演習だけなら何の問題も無いだろう。

国民世論が許せば今後これらの国への武器供与、あるいは場合によって会議の軍事同盟化への努力など軍事協力関係を前進させることが望ましい。(特に軍事的に弱いフィリピン)

 また「日本が東南アジアに軍隊を派遣すれば反日感情が」などといった時代錯誤的な意見があったとしたら、それにも反対しておく。

日本の参加はこれら諸国の同意がまず前提であるし、むしろ日本との安保協力がすすみ、自衛隊と東南アジア各国軍が、「同じ釜のメシを食って」訓練することによって、日本はますます地域で信頼される国となろう。

次回は日本外務省が全く軽視しているインドとの関係について述べる。

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