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さーて、反省会すっぞ

  • 2007/07/30(月) 23:54:55

 きのう投開票された、第二十一回参議院選挙は、与党・自民党の惨敗、民主党の躍進となった。

年金改革が争点だったはずなのに、民主党から立った自治労の代表が比例区でトップ当選するなど、今回の選挙を一言でいえば、「国民による壮大なオウン・ゴール(自殺点)」だったと思う。

今回のような悲劇的なオウン・ゴールが起こらないよう、当ブログも微力ながらベストをつくしたつもりだが、残念ながら力およばなかった。

 だが、賛成こそできないが私はこの結果を受け入れるし、このような結果は大方予測していた。

選挙の結果を受けてこれから起こることは、良いことも悪いこともすべて、有権者がかぶることだから、私から言うことはない。

民主主義とは、常に正しい選択がされていく体制ではなくて、失敗したときに、有権者が軌道修正できる体制のことである。

ただ、最初の選択が失敗だったとしても、有権者が軌道修正する権利を使わないこともありうるが。

それが”民主主義のコスト”であって、”独裁政治のコスト”よりはマシである。

(”独裁政治のコスト”とは、たとえば独裁者が失敗した時に、それを批判した人が首をはねられたりすること。それによって失政が修正されないこと)

今回の有権者の選択が、取り返しのつかないもので無いことを祈る。

 さて、この選挙で痛感したのは、戦後レジームの既得権益層が、惚れ惚れするくらい強いということ。
 
選挙直前に与党側だけに続々と出てきたスキャンダルが、さかんに言われているように官のリークによるものであり、これで安部首相が退陣して、今後怖くて、政治家の誰もが官僚・公務員に逆らえなくなるのであれば、”平成の5.15事件”と言ってよい。

また、無党派層を含む有権者は、まだまだ既存マスコミに情報源の多くを依存しているということも、はっきりしたと思う。

その意味で、ネットはまだまだ弱い。

今回の選挙結果を不当なものと考える人もいるだろうが、有権者を愚民扱いするのは大反対である。

私は「常に正義が勝ち、悪が負ける」とは思わない。

以前こう書いて読者さんに叱られたが、「強き者が報われ、弱き者は罰せられる」というのが現実だろう。

ネット保守の主張や安部政権の政策は正しいと信じているが、それが今回の選挙結果に結びつかなかったとすれば、それは弱かったからである。

だから強くならねばならない。

 ところで、昨日の選挙特番を見ていて、お一人だけキラリと光ってらしたのが、塩川正十郎先生。

「安部政権の政策は間違っていないのだから、今後は胆力をもっておやりなさい」と的確なコメントをなさっていた。

ただ、安部首相の人事については苦言を呈されていた。

私も、これまでの安部政権の政策の根幹は、決して間違っていないと思うし、
首相を辞任したり、衆議院を解散して総選挙に打って出るような拙速なことはしてほしくない。

生まれつきの名宰相などいるわけないのだし、小泉さんも田中真紀子氏を外相に据えてしまったりしている。

私は、国家指導者も多少の失敗に目をつぶってでも育てていく必要はあると思う。

それに自民党は衆議院の2/3を押さえているのだし、参議院が野党多数となっても戦い方はあるのではないか。

相手の出方によって、政治理念の一致する人を野党から引っ張り込んで政界再編を仕掛けることも一案。

ただ、これまでの安部政権の脇の甘さ、首をかしげたくなるような人事については、強く改めてほしいと考えている。

確かに、自分で選んだ以上、閣僚の不祥事の全責任は首相にあるのかもしれないが、過去の不祥事について、首相が最後の最後まで閣僚をかばわなければならないということは無いと思う。

「涙をふるって馬謖を斬る」ような非情さを持てないリーダーはダメ。

それでは人がついてこないし、身内にもナメられてしまう。

国民の審判を受け入れて、できる限り速やかに内閣改造と党役員の交代など、人事の刷新が必要だと思う。

そのときはスキャンダルをかかえておらず、安部首相のやろうとしている政策に合う人を、安部首相が納得いくように自分で決めてほしい。

他人の意見を聞いて採用した人のスキャンダルや失言が原因で、自分への評価が下がってしまうことほど馬鹿らしいことはない。

もし他人の言うことを聞かないと思い通りの人事が出来ないのであれば、その原因をよく考える必要があると思う。

 さらに言えば、”安部カラー”を出すのが早すぎたのではないか。

小泉前首相のやり方がうまく行っていたので、それをいじらずに、先輩のやり方をうまく取り入れて「小泉路線の継承者」ということを強く有権者にアピールしつつ、自分の権力基盤を磐石のものにしてから徐々に安部カラーを出していけば、違った結果になったのではないか。

確かに、安部政権がすすめる「戦後レジームからの脱却政策」は正しい。

だが、前政権が自民党の支持基盤をぶっ壊して、無党派層の支持をお願いする劇場型選挙戦に移行した以上、たとえミーハーでも無党派層ウケするアメ玉を、戦後レジーム脱却政策と平行して用意すべきだったと思う。

安部政権発足直後から、「安部さんの政策は王道で、玄人ウケはするけれども、政治に関心の薄い大多数の有権者にはわかりづらい」と言ってきたけれども、その懸念が現実のものになってしまった。

 というわけで、反省会はこれでおしまい。

安部首相には胆力を持って、あらゆる困難をはね返し、軌道修正すべきところは速やかにやって、日本のリーダーとして力強く突き進んでほしいと思う。

そして21世紀の世界に通用する、新しい日本をつくってほしい。

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しま性党首

参院とはいえ、小沢首班だけは受け入れられません。

せめて国会会期中だけでも皆勤できる人にやって貰いたいところです。

統一会派を作ったら、綿貫首班?それとも福島首班?

想像するだけで怖いです(^^;。

  • 投稿者: クマのプータロー
  • 2007/07/31(火) 18:41:11
  • [編集]

安倍内閣の「脱却」で恐怖を感じたのは朝日(サヨク)だ。こちら側に人間から見れば、どんなに分析しても、そう言う答えしか返ってこない。では安倍は何に失敗したか? 儂の考えはセコイ噺で申し訳ないが、例の閣議前のテレビ取りの起立問題と復党問題のピリピリした緊張感のない処方。つまり、中川(女)にすべて起因しているように思えてならない。
幹事長談話の発表にしても、あの薄気味悪いニタニタ面で語られても、実を感じない。そして安倍氏の無類のお人よしが今回の敗因のすべてだ。
朝日(サヨク)は時代の趨勢から完全にはみ出しているのは購読者の減少で証明済みであろう。

  • 投稿者: 愚老
  • 2007/07/31(火) 20:09:29
  • [編集]

クマのプータロー さん

>参院とはいえ、小沢首班だけは受け入れられません。
せめて国会会期中だけでも皆勤できる人にやって貰いたいところです。

参議院選特別番組に、とうとう小沢さん出なかったらしいですね。

みんなの先頭に立って、勝どきの声をあげられないというのは、リーダーとしていかがなものかと思うのですが。


愚老さん

>そして安倍氏の無類のお人よしが今回の敗因のすべてだ。

やはり、安部さんがやさしすぎるというのはあると思います。

部下を切れないのもそうですし、今回の選挙も、まず民主党が大混乱に陥るような先制パンチを与えていたらどうなっていたでしょうか。

憲法や安保といったネタで、相手を追い詰め、抵抗勢力と位置付けてやっつけてしまうとかです。

政界は「やるか、やられるか」なのですから。

相手に主導権を握られて、安部自民党は後手後手にまわった感が否めません。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2007/07/31(火) 21:30:35
  • [編集]

安倍さんは善人過ぎます!

拝啓、管理人さん 安倍さんは良くも悪くも善人過ぎます 最早 死語となっている 話せば判る という事を心底信奉しておられるのではないかと感じます。
話してもひとの話を聞かない 会話自体が成立しない 若しくは論理や国益よりも自らの私利私欲のみ インチキの塊の朝日新聞みたいな輩が溢れている世の中がピンと来ないのではと危惧しております。  ロシア皇帝プーチン 小泉前総理の非情さと人間離れした決断力を見倣うべきでは、と。          性格が違い過ぎるので困難が伴いますが。      マスコミや野党の雑音は黙殺して 塩爺さんの言ではありませんが やろうとしている事は正しいので、実行あるのみと愚考し 未だ期待しております。m(__)m       乱文にて  草々

  • 投稿者: (^O^)風顛老人爺
  • 2007/07/31(火) 22:20:46
  • [編集]

人の生き死にと国の生き死に

民主主義はその機構にビルトインされた自殺機構がある、それが全体主義や専制政治との決定的な仕組みの違いと私は考えている。自らの決定が繰り返し可能な系で行われる時にそれが最適手として検証可能である場合には民主主義はもっとも効果のある方策です。しかし、歴史の一回性、個人の生涯の一回性、繰り返し不能な時系列とのかかわりを勘案した場合にそれがシステムに不利な結論を出す可能性は十二分にありかつ再現不能、もしかしたら検証も不能でしょう。民主主義はとてもすぐれたシステムです。しかしその非情と時系列における一回性の過酷、そのことを自覚しながら組織としての国、かけがえの無い個人をまもる智慧がもとめられる。波乱のこれからの数年間、日本人の選択が正しかったのかはその20年後に答えがでるでしょう。未来を視る眼がほしい。いまはただ、それだけです。

  • 投稿者: 人生の厄介息子
  • 2007/08/01(水) 00:07:22
  • [編集]

争点は年金改革でないかも。

反省会ですが・・。確かに不都合不具合の連発は不運でしたが、それらへの対応のまずさの連発は、有権者に、現内閣の危機管理能力の貧弱さを徹底的に印象付けたと思います。
そして、この内閣が叫ぶ「改革」ですが、「あの程度の不都合不具合にあの程度の対応しかできない(危機管理能力が貧しい)現内閣が叫ぶ「改革」は、現内閣にやらせて大丈夫なのか?」という発想が有権者に生まれても不思議はないと思います。

争点は、現内閣の「危機管理能力という資質」だったかもしれません。

「コンセンサス社会と情報軽視ゆえに戦略策定があいまいで、補給能力を考慮に入れないから作戦の実現性さえ疑わしい。 そして場の空気が何となく組織全体の行く末を決めていく。

それに輪をかけるのが中堅幕僚の「うまくいけばやった者勝ち。失敗すれば誰かのせい」「慎重論をとなえるやつは、臆病風にふかれた卑怯者」という”幕僚統帥”。

身内でかばいあって、人事に信賞必罰が無いから、組織にも個人にも学習能力が無い。だから同じ失敗を何度でも繰り返す。」

上記は、このブログの推薦書「失敗の本質」のコメントだけど・・・。この本を熟読することを自民党に薦めたい。
駄文失礼しました。

  • 投稿者: 駄文屋
  • 2007/08/01(水) 03:23:14
  • [編集]

(^O^)風顛老人爺さん

>マスコミや野党の雑音は黙殺して 塩爺さんの言ではありませんが やろうとしている事は正しいので、実行あるのみと愚考し 未だ期待しております。

どうやら世論は、安部続投にYES・NOでほぼ拮抗しているようです。

私も、目指す方向性は間違っていないと思いますから、失敗から多くを学び、良い指導者となっていただきたいです。


人生の厄介息子さん

>波乱のこれからの数年間、日本人の選択が正しかったのかはその20年後に答えがでるでしょう。未来を視る眼がほしい。いまはただ、それだけです。

深い洞察にあふれるコメントですね。

私は、民主主義というのは最低の政治体制だと思っています。

しかし、実現可能な政治体制のうちでは、もっともベターなものとも思っています。

今回の選択が自殺につながらないことを祈っています。


駄文屋さん

>争点は、現内閣の「危機管理能力という資質」だったかもしれません。

安部さんの危機管理がうまくいっていないというのはおっしゃる通り事実だと思います。

ただ、安部さんはボトムアップではなくトップダウンでやろうとしているのではないでしょうか。

で、トップダウンで「泣いて馬謖を斬る」ことが出来ない点が問題かと思われます。

また、争点が危機管理だったのであれば、有権者も捨てたものではないと言えますが、各地の自民党候補者に「年金返せ!」というヤジがかなり飛んだそうですから...

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2007/08/02(木) 00:48:31
  • [編集]

( ̄~ ̄;)うーむ!

拝啓、僭越なれど愚直な迄の安倍総理の粘り腰・二枚腰に期待しております。(^-^)m(__)m        僭越乱文にて  草々

  • 投稿者: (^O^)風顛老人爺
  • 2007/08/02(木) 01:12:48
  • [編集]

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