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アカと黒

  • 2007/07/25(水) 00:44:45

 小池百合子防衛相は演説で、「年金問題で混乱すればするほど、日本をガタガタにしようという彼ら(社保庁の労組)の目標に近づき、運動は成功を収めるという、まさに自爆テロという話になる」と述べた。

参考記事 

「年金問題は社会保険庁の自爆テロ」といった話は、自民党の中川秀直幹事長からも出ている。

 事の真偽は私にはわからないが、盛んに報道されている通り、社会保険庁のずさんな仕事ぶりは、安倍政権にはじまったことではなく、もう何十年も前からあった話だった。

いわば”時限爆弾”としての年金問題が、どういうわけか安倍政権になって爆発したのだった。

 例えば、社会保険庁の出先職員として、都道府県に勤務しながら国家公務員の身分を持つ”地方事務官”の問題が指摘されている。

社会保険庁の”地方事務官”たちの多くが公務員労組である”自治労国費評議会”に加入し、国も都道府県も統制できないアンタッチャブルな存在となっていき、ついには各地で”独立王国”を形成するような事態へとなっていった。

本庁から幹部が現場視察に訪れる時も、いちいち自治労側の許可がいる始末で、これでは上ががんばっても、社会保険庁のデタラメな仕事が改善されるはずが無い。

自治労は、社会党(現・社民党)を強力に後押しする圧力団体となり、もし社会保険庁に改革のメスが入りそうになると、政界に強い圧力をかけるのである。

1984年に、いらだった自民党政権が社保庁改革のための法案を提出したが、自治労がバックにつく社会党によって、4年11国会にまたがって改革法案が廃案・継続を繰り返していた。

88年5月に、自民党の橋本龍太郎・幹事長代理と、自治労をバックとする村山富市・社会党衆院議員が密会、社保庁の腐敗の温床だった”地方事務官”制度の存続が決まったという。

参考記事 

その後、社会党の衰退によって自治労の権力はいくぶんか小さくなったが、自治労の代表は民主党から立候補するようになり、その組織票も民主党へと流れるようになった。

社保庁による、年金業務のデタラメはそのまま温存されたのである。

 で、時は21世紀の安倍政権誕生へと移り、その安倍政権は天下りの禁止を含む公務員制度改革をすすめ、官主導ではなく政治主導、官邸主導の日本をつくろうとしている。

そんな矢先に、社保庁の時限爆弾が爆発した。

国民の圧倒的支持を受けた小泉氏が、政・官・財の癒着構造をぶっ壊し始めたが、小泉氏の後を引き継いだ安倍氏は前任者ほど国民(特に無党派層)の支持が厚いわけではなかった。

公務員側が巻きかえす絶好のチャンスだったのは確かだから、”社保庁自爆テロ論”は、まあありそうな話ではある。

参考記事

 その真偽はともかくとしても、戦後の日本において、国民の税金に群がりそれを利権として貪って(むさぼって)きた特権階級としての”アカと黒”が存在していたのは事実だ。

スタンダールの小説”赤と黒”において、フランス国民を搾取する特権階級としての、貴族(赤)と聖職者(黒)が描かれているが、

日本の戦後レジームにおいて、”アカ”とは、公務員・マスコミ・学者などの世界に浸透している左翼主義者であり、”黒”とは特定アジアとつながっているエセ宗教(エセ・キリスト教、エセ仏教など)である。

官僚・公務員の中に浸透した”アカ”は、内政においては、税金を使って国益と何の関係も無い公共事業をバンバンやったり、まったく必要の無い特殊法人・公益法人などをつくって、自分たちの天下り先としてキープしておく。

あるいは、自治労や日教組のように、公務員の労働組合を結成し、外部からのチェックを拒絶して自分たちだけのパラダイスを建設する。

日本が、国民からたくさん税金をとって公共支出をたくさん行う”大きな政府”であればあるほど、どんどん彼らの利権は大きくなる。

そうしたことの積み重ねが、先進国では最悪と言われる、日本の巨額な財政赤字へとつながっている。

 外交では、特定アジアが謝罪しろと言えば、言った通りにひざまづいてみせ、カネを出せと言えば壊れたATMのようにカネをばらまく。

もっとも税金から払うのだから自分の腹は痛まない。腹が痛むのは国民である。

これが”賠償ビジネス”となって、他のアカが群がる利権になる。

だから自分の生まれた国・親兄弟の住む国なのに徹底的に叩き、おとしめ、汚してみせる。

 戦後レジームにおける”アカ”に本格的なメスを入れたのが、構造改革を叫び、靖国神社へ参拝した小泉前首相だろう。

安倍政権も、公務員制度改革や社会保険庁解体・教育基本法改正など、小泉政権以上に、アカの利権にメスを入れた。

マスコミに浸透しているアカが、安倍政権を一方的に批判するのも、こう考えるとすっきりしてくる。

安倍政権は、戦後レジームにおいて甘い蜜を吸ってきた勝ち組・”アカ”を脅かす、危険な存在だからである。

安倍政権VS”アカ”の戦いが、アカの官僚・公務員の勝利に終わるなら民主主義の危機であり、日本の危機である。

(官僚は100%アカだと言っているわけではない。念のため)

 一部では「優秀な人材が官界に集まらなくなったら日本はおしまいだ。だから天下りは必要悪である」という反論もある。

だが私はそうは思わない。

確かに優秀な人が官界に集まって欲しいと思うし、そのために、仕事が出来る人には大企業並の給与・退職金を与える必要がある。 自省の大臣でもない議員や政治家が、役所に怒鳴り込んでくるようなことから、官僚を守らなければならない。

だが、財政赤字を垂れ流す原因となるような各種法人を無理やり維持し、天下り役人がそうした法人を二・三渡り歩いて、数千万あるいは億の退職金をもらうなど、国民も財政も許すはずがない。

私の記憶では、腐敗の温床になるため、イギリスでは官僚が管轄業界の企業などへ天下るのは禁止されていたはずだが、日本もそれぐらい徹底すべきではないのか。

(たとえば、運輸官僚が鉄道会社や航空会社に天下りは出来ないみたいな)

キャリア・ノンキャリアの差別を撤廃して、出身大学・ペーパーテストの結果で将来を決めるのではなく、能力があり結果を出した人間をどんどん抜擢する。もちろん入省年次も関係無し。

事務次官・局長・審議官といった高級官僚は、そうした人間の中から首相が自分の政策に従って選ぶようにし、

事務次官が就任すると、出世レースに敗れた同期入省組は皆、退官して天下るみたいな無意味な慣行は撤廃するなど、思いきった改革が必要だと思う。

 それに、本当に優秀な人は政治家になるか、政治家個人や政党のスタッフになって、官主導ではなく政治主導を日本に根付かせて欲しいと個人的には考えている。

国政の一翼を担える名誉と大企業並の給与を得てなお、「億単位の退職金がもらえる天下りをさせてくれなきゃ、官僚なんかやりたくない」というのであれば、来なくて結構。

官が使えないなら、民が奮起するだろう。

 日本がまだ貧しくて、欧米をマニュアルとしてそれに追いつくことが国家目標だったころは、”官僚社会主義”は良く機能していたと思う。

だが、日本が欧米並みに豊かになった1980年代半ばごろから、”官僚社会主義”は制度疲労を起こし、それに代わる政治システムをつくれなかったことが、失われた10年の原因となった。

その新しい政治システムづくりに小泉政権が着手し、安倍政権がそれに続いた。

そして戦後レジームの勝ち組だった”アカ”から猛烈な反撃を食らっている。

 安倍政権と”アカ”の戦いは、民主主義と超然主義との戦いとも言いかえることが出来る。

私は、超然主義の復活を許すな!のエントリーで、「近代日本の政治史は、官僚による集団独裁体制である”超然主義”と”民主主義”のせめぎあいの歴史という側面を持っていた。」と指摘したが、まだまだ、その戦いに決着がついていないということのようだ。

それは、日本がまだ民主主義国家として遅れた部分があるということであり、日本が真に成熟した民主主義国家となるために、どんな困難が待ちうけていようとも、最後には絶対に勝たなければならない戦いということである。

それが本当の意味で、過去の歴史から学ぶということだ。

(欧米の植民地化から逃れ、近代国家として欧米に追いつかなくてはならなかった明治日本においても官僚主導の政治は機能し、アジア唯一の近代国家になれたのだが、そのシステムの欠陥が軍人官僚による集団独裁政治につながった。 官僚・公務員が国民の主人であり続けることを狙うアカは、自分たちのやっていることこそ「いつか来た道」であるのがわかっているのだろうか?)

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時事コラムがちょうど400本となりました。
思えば遠くへ来たもんだ。

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  • From: FUNGIEREN SIE MEHR !! |
  • 2007/07/25(水) 19:01:43

この記事に対するコメント

いつも大変勉強になる記事をありがとうございます!

  • 投稿者: fuyuneko
  • 2007/07/25(水) 12:36:00
  • [編集]

こんにちは

こんにちは。TB失礼します。

年金問題でやたらと政府与党ばかりが攻撃されていますが、「政府与党を攻撃することは正義であり、そのためにはどのような好意でも許される」というような風潮がありますね。
これではまるで無軌道な革命思想そのものです。
本当に恐ろしいことだと思います。

時事コラム400本おめでとうございます。
これからもご活躍を期待しております。

  • 投稿者: ネタねこ
  • 2007/07/25(水) 19:07:30
  • [編集]

fuyunekoさん

>いつも大変勉強になる記事をありがとうございます!

fuyunekoさんのお役に立てれば幸いです。


ネタねこ さん

>時事コラム400本おめでとうございます。
これからもご活躍を期待しております。

どうもありがとうございます。
お互い祖国のために、ぼちぼちがんばっていきましょう。

>年金問題でやたらと政府与党ばかりが攻撃されていますが、「政府与党を攻撃することは正義であり、そのためにはどのような好意でも許される」というような風潮がありますね。

安倍政権が戦後レジームの利権構造にメスを入れたので、既得権益層が必死になって攻撃していますね。

相手に付け込むスキを与えてしまった政権側にも問題があるのですが。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2007/07/26(木) 00:36:48
  • [編集]

反安倍保守とは?

 安倍政権の頃、狂ったように安倍叩きをしていたブログが有りましたが、あれは何だったのでしょうか。
 三輪某とか。

  • 投稿者: 八目山人
  • 2008/03/24(月) 10:46:07
  • [編集]

八目山人さん

皇室に敵意むき出しの社民党や共産党を支持し、「日本はアメリカと手を切って中国と組め」なんて言っておいて、自分を愛国保守だなんて言っている連中がいますが、脳内が混乱しているか、特アとアカの工作員かのどちらかでしょう。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2008/03/26(水) 00:12:37
  • [編集]

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