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小沢さんと選挙戦の大義

  • 2007/07/20(金) 23:35:22

 現在の民主党党首は小沢一郎氏だが、実を言うと管理人クロフネは、かつて小沢氏を支持していた時期があった。

1990年代は、自民党に票を入れたことが無く、小沢氏が率いていたかつての自由党や新進党にずっと票を入れ続けていたのだ。

それは、80年代末からバブルが崩壊する90年代はじめの経済運営の失敗、度重なる汚職事件に、ほとほと自民党への愛想が尽きたからだった。

ここから日本の大停滞時代、”失われた10年”がはじまるわけだが、その時に、自民党を割って出た小沢一郎という人こそ、自民党におきゅうをすえて、
国民をないがしろにする政治家・官僚・財界の癒着構造、腐りきった戦後レジームを改革してくれるのではないかと期待したのである。

だから新進党や自由党へ、小沢氏の経歴の難には目をつぶって、票を入れ続けた。

90年代に「自民党と新進党(自由党)による”保守系の二大政党政治体制”を確立して、両党が競争し切磋琢磨して、日本を立てなおしてくれたら」と、淡くはかない夢を抱いていたことを告白しなければならない。

 ところが、21世紀になり、自民党・小泉政権が誕生して、すべてがひっくりかえった。

「古い自民党をブッ壊して、構造改革をなしとげる」と言った小泉純一郎という人は、”失われた10年”の原因である戦後日本の古い利権構造にメスを入れ、本当にブッ壊してしまった。

郵政民営化の是非を問うために、普通の日本人政治家ならビビッてしまうようなリスクをおかして、解散・総選挙までやってしまった。

私はいつしか自民党を見直し、支持するようになっていた。

現在の安倍政権は、小泉政権の後を引き継ぎ、社会保険庁解体と非公務員化、天下りの見直しを含む公務員制度改革などに取り組み、短い間の内に重要な法案を何度も通している。

”失われた10年”の原因であり、戦後日本の古い利権構造である、公務員利権にメスを入れ、ムダをはぶいて小さな政府をめざすべく、構造改革に取り組んでいる最中にあるのが現在の安倍政権である。

安倍政権については、久間防衛相の失言だとか、赤城農水大臣の問題だとか、ワキの甘さや失敗があるのは事実だけれども、構造改革を継続し、官僚・公務員だけが甘い蜜を吸えるような、国民の利益にならない戦後日本の古い利権構造をこわすという、根本の方針は決して間違っていない。

 で、人間が失敗する時は、だいたい2種類あって、

根本の方針がはじめから間違っているものを支持し、それを知らずに続けてしまう場合と、

根本の方針は正しいのに、途中でちょっと失敗したからといって、自信を失ってくじけてしまい、進むのを止めてしまう場合である。

今、国民が、改革をすすめている安倍政権への支持を止めてしまうというのは、2番目の失敗をおかすことになってしまう。

そして「自民党におきゅうをすえるために、民主党を支持する」というのは、1番目の失敗のパターンだ。

 今回、民主党は、公務員の代表を選挙の候補者として押したてたことからもわかるように、公務員の削減をしない政府、いわゆる大きな政府をつくろうとしている。

自民党がうちだした、年金で問題になった社会保険庁の非公務員化方針に反対し、あくまでも国営化を主張していたのが民主党だ。

これは戦後長く続いた、公務員の利権構造の温存策であって、政策の根本方針がはじめから間違っている。

根本方針がはじめから間違っていて、どんなに続けても希望の無いことを民主党はやろうとしている。

民主党が政策として打ちだしている、義務教育期間中に子供1人に対し月・26000円を支給する子供手当て、農業の個別所得補償制度の導入案も、

きわめて政府の財政状況が悪いなかで財源はどうするのか?

公務員の労働組合から応援されている民主党が、公務員改革をやらないままそのような制度を導入したら、消費税がどんどんアップしていって、公務員と国の借金がどんどんふくらんでいくだけではないのか? 

という疑問が残る。

 さて、小泉前首相が改革に大なたを振るっていた頃、私がそれまで支持していた小沢さんはどうしていたかというと、2003年に自由党を民主党に合併させ、党代表代行に就任した。

ニセ堀江メール事件が起こった昨年、とうとう民主党代表となられた。

 私はそれまで小沢さんのことを、小さな政府・新自由主義をかかげる保守政治家だとばかり思っていたのだが、 民主党党首として打ち出してきた政策を見ると、小沢さんは、それまでの政治信条が180度ひっくりかえってしまって、左翼革新政治家となってしまったように見える。

大政治家・小沢一郎ともあろう人が、どうしてなのだろうか?

実を言うと、小沢さんが自由党を解体して民主党入りなさったその時、私は大変がっかりした。

政権が欲しいから、それで選挙に勝てるのなら、政治家の命ともいうべき自分の政治信条さえも180度転換し、保守政党のリーダーから左翼リベラル政党の党首へくら替えするというのなら、
私は小沢さんの戦いに、大義はまったく無いと思う。


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自民党は相当アレですが・・・

自民党は相当に狂ってます。これは昔も今も変りません。


問題はその他の野党がそれ以上にトチ狂ってる事が問題です。
共産党は問題外ですね。論ずる価値も無い。

社民党は国民を思想の為に平然と見殺しにする連中です。阪神大震災は日本が地殻変動で太平洋プレートにでも乗らない限りは他人事じゃありませんし北朝鮮の拉致被害者の処刑執行書にサインした事はもっと報道されてしかるべきでしょう。

公明党はどう見ても半島の政党でしかないでしょう。早い時期に日本から駆逐するべきでしょう。

民主党は沖縄への対応がダメですね。シナに返還された香港の現状を知らないのでしょうか?知らなければ不作為の罪。知っていれば作為の罪どちらにしても悪質としか言い様がありません。


私も一時期は自民党の長期政権で腐敗の止め様が無いから他所に・・・と考えていた時期がありました。
しかし成功した改革の歴史を辿るとロシアのピョートル大帝。古代ローマのカエサル。フランスのナポレオン等かなりの例で体制内の出身が目立つ事に気が付きます。
クロフネさんが小泉政権について触れていますが彼は正しく体制内の出身です。

さて、私は政治家はある意味では嘘を付くのが最大の仕事だと思います。これは良くも悪くもです。
生きていれば心臓は勝手に鼓動を続けるようにナチュラルに嘘を付く。これが理想でしょう。
私が評価するのは実際の政策やその成果です。世の中とは皮肉なもので、良かれと思ってやった事が害となり私利私欲を追求した結果それが益となる場合もあります。勿論、理念や道義は大切ですがそれに拘るあまり・・・と言うのは頂けません。
人は良い子でありたい。或いはそうでありたいと主張することでも利益があります。政治家にとっては支持率や議員バッチがそうです。
だからこそそうした物を失うリスクを侵し、泥に塗れてもやり遂げる気概が必要な場面があります。
例えば日露戦争前の連合艦隊旗艦三笠の発注代金の流用で西郷従道と山本権兵衛が自殺を覚悟してでも実行した事は良い例でしょう。

勿論、誠実さは大切ですがその評価と欺瞞によって得られる利益を量りにかける眼力と度胸が必要なのは政治家であり続ける為に必要な資質です。ただ常に誠実でありつづける必要は無いでしょう。どんな嘘吐きにでも誰よりも誠実な人格を宿す瞬間はありますし逆もしかりです。
かと言って常に欺瞞に走るのも得策ではありえない。それでは人は動かないからです。問題はTPOとその人の人柄もあるでしょう。周りにいませんか?同じ態度でも評価がまるで違う人。
思えば日本の政治家で権力は手段と割り切れている人が少なく、却って権力こそが目的であると信じ込んでいる人物が多かった事が大きな不幸なのかもしれません。


長文失礼しました。

  • 投稿者: 住民ピエール
  • 2007/07/21(土) 02:20:03
  • [編集]

クロフネさま。おそくなりましたが、復活おめでとうこざいます。
私は「政治家小沢一郎」とって「政策」とは「政局」を動かすための手段か自己が人脈と権力を広げてスキルアップするための手段にすぎない、のではないかと最近思えてきました。
小沢氏にえらくきついことを言っているようですが、実は私もクロフネさん同様に一時期、小沢一郎氏の豪腕に期待したことがあったのです。当時の私はクロフネさんよりもっと不勉強でしたが(苦笑)
最近の小沢氏の路線変更は旧社会党系議員のもつ組織力、人脈(以外と霞ヶ関への影響力はバカにならないそうです)
ほ徹頭徹尾使い尽くすための方便なんではないか、と邪推しています。同時に「政局オンリー」な小沢氏の性質からしてぶれたまま元に戻ることができず突っ走るんではないか、とも危惧しています。
小沢氏が民主党を再建して後輩にバトンタッチするのではなく、自分が首相官邸の主になることを目指しているなら過去の自分の路線と、今の路線の違いを生じた理由と今後について過去の自分の路線を支持してくれた有権者に説明する義務があるんではないか、と思います。いのままでは選挙に勝ったらまた豹変しそうで信用できません。

  • 投稿者: sdi
  • 2007/07/21(土) 13:29:02
  • [編集]

内政的には、ご指摘の通りです。問題は外交センスです。
多極化してきた外交関係で、小沢氏がどういう考え方をしているのかにも興味があります。
政治家だけでなく、企業人や一般市民にも外交センスが求められる時代になってます。
そういう観点で、国民をどう導くのかが政治家に求められる最重要課題だと思います。
いづれにせよ、小沢氏では年齢的にもう無理です。
世界の政治舞台では、実行力とタフネスさが必要ですが、老人には無理です。

  • 投稿者: 恵庭 剛
  • 2007/07/21(土) 13:43:27
  • [編集]

よ~く考えてみると、どっかの地方都市でやった講演会(麻生大臣)とか、千葉県の私立大学での講演(久間元大臣)なんかの「失言」が、これほど大々的になること事態、おかしいと思いませんか?
で、実際の講演録音を聴いてると、「アルツハイマー」って言った瞬間にみんな笑ってるし・・・
それに「誰それはアルツハイマーだ」って言ったわけでもないんだしね。

どうして、こんなのがドンドン出てきて、新聞ネタにされるのか不思議でなりません。

  • 投稿者: アサピー嫌い
  • 2007/07/21(土) 15:06:51
  • [編集]

テレビで小沢党首の演説をみましたが自民党の悪口ばかり
政治家としての「ビジョン」とか「理想」が伝わってきません。
民主党の内部で主張の食い違いがあるのは分りますが
それは自民党も同じです
民主党をまとめる事もでかない小沢さんに日本の政治をまかせることは危険すぎます。

  • 投稿者: TTT
  • 2007/07/21(土) 21:38:44
  • [編集]

住民ピエール さん

>私が評価するのは実際の政策やその成果です。

私もそうですね。ある程度の政治家のマキャベリズムも容認します。

ただ、「自分が理想とする”正義”の実現のために、民主主義を殺す」といったたぐいのマキャベリズムは断固拒否しますが...

小沢氏に関して言えば、なぜ新自由主義をお捨てになって、社民リベラリズムをご自分の政治信条に据えられたのか、有権者に説明する必要があると思います。

それで納得してもらえなければ、有権者が離れて行っても仕方が無いでしょう。

>思えば日本の政治家で権力は手段と割り切れている人が少なく、却って権力こそが目的であると信じ込んでいる人物が多かった事が大きな不幸なのかもしれません。

強く同意します。


sdiさん

>おそくなりましたが、復活おめでとうこざいます。

どうもありがとうございます。

>私は「政治家小沢一郎」とって「政策」とは「政局」を動かすための手段か自己が人脈と権力を広げてスキルアップするための手段にすぎない、のではないかと最近思えてきました。

私もこれを危惧します。

小沢さんは過去に次々と政党をこわしてきましたから、やはり納得のいく説明が欲しいと思います。


恵庭 剛さん

>いづれにせよ、小沢氏では年齢的にもう無理です。
世界の政治舞台では、実行力とタフネスさが必要ですが、老人には無理です。

確かにタフでなければ指導者はつとまりませんね。

小沢さんは心臓など健康不安もありますし...


アサピー嫌い さん

>どうして、こんなのがドンドン出てきて、新聞ネタにされるのか不思議でなりません。

80年代の左翼マスコミ的手法がリバイバルしているような気がします。

気に食わない政治家の言葉尻をとらえて、一方的に攻撃し、辞任へと追い込むような手法です。


TTTさん

>テレビで小沢党首の演説をみましたが自民党の悪口ばかり
政治家としての「ビジョン」とか「理想」が伝わってきません。

私も、与党の揚げ足とりが多すぎて、地に足のついた政策が見えてきません、民主党は。

民主党も、私をうならせるような政策を打ち出して欲しいものです。

そうすれば応援記事でも書くのですが。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2007/07/22(日) 20:06:39
  • [編集]

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