初めていらっしゃった方へ

スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

年金問題と日本のガン

  • 2007/06/09(土) 00:55:36

 社会保険庁が年金記録の記入漏れ・入力ミスを何年も繰り返し、年金制度への信頼が根幹から揺らいでいる問題は、皆さんも良くご存知だろう。

民主党をはじめとする野党は、安倍政権と与党自民党に責任があるとして非難しているし、自民党側は、民主党の菅直人氏がシステムを作った当時の厚生労働相だったと非難している。

 今回の事件について、安倍政権と与党自民党に責任があるのは当然だが、問題はそう単純な話ではない。

日本の組織がすべてトップダウン型であるならば、まずリーダーが責任を問われてしかるべきである。

しかし日本では、リーダーが決断して下の者がその指示に従うトップダウン型の組織はあまり好まれない。

日本人にはむしろ、下の者が集まって「和をもって尊しとなす」の精神で根回しを行い、組織全体としてのコンセンサス(合意)をつくりあげ、トップは下から上がってきたコンセンサスがよっぽどひどいものでないかぎり「ウム」と言って認可し、あるいは下の者同士でコンセンサスがうまく成立するよう利害調整をするような、ボトムアップ型組織の方が好まれる。

だから日本型組織のリーダーは、下にうるさく言ってグイグイ引っ張るようなタイプ(小泉前首相が典型)よりも、「お神輿にかつがれるのは軽い方が良い」とばかりに、下から上がってきたコンセンサスにつべこべ言わず同意する、もっと言えば、ちょっと出来が悪いぐらいの人物が好まれ、往々にしてそういう人物が組織のリーダーに祭り上げられていくのである。

よって、リーダーの言うことに下が従わないこともしばしば。

その典型が戦前の軍部であり、そこに属していた軍人官僚たちだ。

 で、日本的なコンセンサスを大事にするボトムアップ型組織には、「和をもって尊しとなす」という長所もあるのだけれど、さまざまな短所・欠点・悪弊があるのは、戦前の軍部を見ても分かる通り。

まず「みんなで仲良く決めた」から、誰が権限をもって決定したのか、その責任を誰がとるのか非常に不透明。 

場の”空気”が組織の行く末をなんとなく決定し、組織が暴走し漂流していくことにもつながる。

そのような組織ではトップよりも、むしろ中堅幹部以下が権力を握っていて、たとえ組織の指揮命令系統から逸脱しても、「うまくいけばやった者勝ち」「失敗すればトップのせい」とばかりに勝手なことをする。

上が下に責任を取らせれば良いじゃないかと思われるかもしれないが、上も「下との和」を第一にして、厳重に罰することをしない。

下も気に入らない人物がトップになると、指示・命令を受けても口では「ハイハイ」言いながらそれを無視し、サボタージュを行って気に入らない人物を組織からはじき出そうとする。

ぬるい組織で昇進を重ね、自ら決断し結果責任を負うという訓練・経験をほとんど積まずにリーダーとなっていくから、組織の危機にリーダーの決断が求められてもほとんど対処できない。そうした能力がそもそも無いのである。

組織の中でメンバー同士が傷のナメ合いをしているから、失敗の経験が生かされることなく、同じような失敗が何度も繰り返されていく。

見かねて外から改革を求める声が上がっても、「組織の和を重視するボトムアップ型組織しか日本人にはなじまない」「外国のマネをするのは恥」「トップダウン型のリーダーは危険な独裁者」などと言って、組織防衛に走る。

こうなると、その組織は果てしなく腐敗していって、気がついた時には組織そのものが死を迎えている。

現在のデタラメな社会保険庁はまさにこれではないだろうか。

こういった日本型組織の場合、トップだけを叩いても問題の解決にはならないのである。

また、組織のトップだけに責任を押し付けようとする人達は、トップの指示を聞く気なんかサラサラなく、今まで組織の中で好き勝手やりながら失敗しても責任逃れをしている連中か、その代弁者であることが多い。

現在、年金問題で安倍政権を叩いているのは、民主党を中心とする野党である。

民主党を支持している勢力に、官僚・公務員の労働組合(官公労)である自治労がある。

その自治労と今話題になっている社会保険庁が取り交わした、国民をナメきった協定の存在についてはネット上でさかんに取り上げられているので、皆さんも良くご存知だろう。

社保庁職員が45分労働するごとに15分休むとか、1日にキーボードを最高1万タッチしかさせてはいけないとか。 あるTVニュースの検証では、プロが1万タッチにかかる時間はせいぜい1時間程度とのこと。

社会保険庁の職員の95%以上が自治労・国費協議会に属していると聞くが、これだけの手抜き仕事をしても上からの干渉は協定によって排除し、それでいて安定した収入が約束されているのだから、社保庁の真の権力者が誰だかもうおわかりだろう。

自治労にがっちりと既得権を守られた社保庁の職員が、国民の年金記録でミスを繰り返すなど、何年もの間ちゃらんぽらんな仕事をした結果が今の状態なのである。

そのちゃらんぽらん社保庁職員の給与はどこから出ているかと言えば、毎日、夜9時10時まで会社で残業しているサラリーマンや、早朝3時4時に起きて出して働いている農家や漁師がおさめる国民の税金。

私は、社会保険庁の解体はもちろんのこと、一定ランク以上の社保庁幹部・管理職が被害を受けた国民に賠償をするべきだと思う。

社保庁のちゃらんぽらん職員のミスを国民の税金で穴埋めするなんて絶対に許せない。

生活に必要な最低限度の分を除いて歴代社保庁幹部・管理職の資産を没収し、それを社保庁職員のミスで年金給付が受けられなかった人にまわすといったことが出来ないものだろうか。

社会保険庁長官経験者の7人が天下り先から9億3千万円の所得を得ていたというふざけた話もある。

参考記事

ところが社会保険庁の解体に反対し、まるで安倍内閣だけに責任があるかのように主張しているのが、自治労を支持母体とする民主党。
本当にわかりやすい。

別の公務員労組も、社保庁を解体して民間に業務を委託することに猛烈に反対しているが、自治労・日教組と同じように官公労の中で絶大な影響力を保持していたものにかつての国労があった。

昔の国鉄も膨大な赤字を垂れ流し、沿線住民よりも熊の方が多いような場所に線路を通し、百円の収入を得るのに運行コストが数千円かかるような赤字ローカル線をたくさんかかえていた。

地方に行けば一両つくるのに数億円かかる機関車が使われずに何両何十両と雨ざらしになっていた。ひっぱる貨物列車が無いからである。

その国鉄の民営化に猛烈に反対したのが国労である。

しかし現在のJRを見れば、民営化して正解だったのは明々白々だろう。

賢明な国民の皆さんはもうおわかりだと思うが、国民の税金を食い物にして楽な仕事でぬくぬく暮らしたい自治労のような官僚の労働組合こそ、「格差社会の勝ち組」であり、日本の改革を阻止しようとする抵抗勢力なわけだ。

その抵抗勢力から票をもらっている民主党に、本当の改革が出来るのだろうか? 極めて疑わしい。


自治労の支持を受ける民主党が「格差の是正」を声高に主張するのも、全くもって白々しい。

 自治労・日教組のような官公労は、左翼思想の影響を強く受けていて、官僚天国だった社会主義国家のように、国民の税金をめいっぱい使って自分達の組織を大きくし、自分達の”仕事”を増やし続けることを望んでいる。

財源が足りなくなれば、国民から取りやすい消費税のアップということになる。

外では中国・韓国・北朝鮮の特定アジア三国と二人三脚で協力し、

安倍政権のように、社保庁改革・教育基本法改正をしようとすると、自治労・日教組と民主党・左翼マスコミのような彼らの代弁者が、特定アジア三国を巻き込みつつ、

「”弱い労働者”の権利を守れ!」「憲法九条堅持!」「安倍は過去を反省しない軍国主義者」「安倍政権は日本を戦争の出来る国にしようとしている」などと叩いて、国民の目を公務員改革問題からそらそうとし、安倍自民党の選挙における敗北を願う。

親米か?反米か?のエントリーで、

韓国・中国・北朝鮮-在米・中韓ロビー-アメリカ民主党-ニューヨークタイムズ(ノリミツ・オオニシ)・ワシントンポスト-朝日・毎日・TV朝日・TBS-日本民主党・社民党・共産党・公明党-超然主義をもくろむ左翼お受験秀才公務員の巣窟である日教組・自治労などの官公労に外務省チャイナスクール-左翼官僚あがりの自民党内の旧宏池会系議員(麻生外相を除く)-朝鮮総連-韓・中・朝の特定アジアへ戻る

これが、日本を弱らせ良き伝統を破壊し、韓国・中国・北朝鮮の支配下におくことを狙う、反日の枢軸である。



と指摘したが、

今回の年金問題は、誰が日本社会のガンで抵抗勢力であるのか、本当に良くわかる事件である。

banner_04.jpg

↑あなたのワン・クリックがこの国を変えます↓
人気blogランキング

関連記事・”嫌韓派”を解剖する(その2)

関連記事・7600億円のゆくえと国の借金(その2)

関連記事・7600億円のゆくえと国の借金(最終回)

関連記事・格差社会と税制改革

関連記事・格差社会と税制改革(その2)

関連記事・格差社会と税制改革(最終回)

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

社会保険庁

社会保険庁社会保険庁(しゃかいほけんちょう、Social Insurance Agency)は、厚生労働省の外局。政府が管掌する健康保険事業、船員保険事業、厚生年金保険事業、国民年金事業等の運営を任務とする行政機関。長は社会保険庁長官。地方支分部局として都道

  • From: ちひろの部屋 |
  • 2007/07/07(土) 05:14:06

この記事に対するコメント

トップダウンかボトムアップか

プロバイダーに関して、色々大変なご様子ですが、いつも管理人さんの記事を興味深く拝見し、かつ勉強させて頂いています。

本日の記事もまったく同感です。これからも、よろしくお願い致します。ミケ

  • 投稿者: 屋根の上のミケ
  • 2007/06/09(土) 09:37:47
  • [編集]

今回の「年金問題」で、サヨクマスコミや民主は「基地外集団」ではないかとつくづく思いました。
彼らが狙っているのは、安部政権を叩き、民主党による政権交代です。
ところが、これほど年金問題で騒ぎ立て一番損をするのは、誰あろう国民であるということが全くわかってない!
年金制度に不信感が募れば、行き着く先は「年金制度の崩壊」です。
この件で騒げば騒ぐほど、これからの年金加入者は減っていくんですよ。
ってことは、つまり年金の基盤を亡くしていくってことなんです。
年金とは国民同士の「支えあい組織」のようなもの。
その肝心なことを、野党やマスコミは忘れている。
そうしたら、今まで年金を当てにしていたお年よりはどうなりますか?
安倍さんが辞めたところで、この問題は決着しない。
その「肝心なこと」をみんな忘れて集団ヒステリーになってるから、彼らは「基地外」なんです。

  • 投稿者: アサピー嫌い
  • 2007/06/09(土) 17:00:22
  • [編集]

安倍さんは「これを契機に公務員のお役人体質の改善、つまり不祥事を起こしても責任を取らない、解雇されない、減給がないなどの制度を見直す」と言えばまた支持率も上がり、公務員の規律、就業態度も変わります
是非、公務員改革を

  • 投稿者: take
  • 2007/06/09(土) 21:21:53
  • [編集]

屋根の上のミケ さん

いつもコメントありがとうございます。
こちらこそよろしくお願いします。


アサピー嫌い さん

>安倍さんが辞めたところで、この問題は決着しない。
その「肝心なこと」をみんな忘れて集団ヒステリーになってるから、彼らは「基地外」なんです。

野党も左翼マスコミも、安倍政権憎し・権力ほしさでわざとやっているのかもしれません。

国民がこれで民主党に票をいれるなら、オウンゴールだと思います。


takeさん

>安倍さんは「これを契機に公務員のお役人体質の改善、つまり不祥事を起こしても責任を取らない、解雇されない、減給がないなどの制度を見直す」と言えばまた支持率も上がり

安倍政権も本当の抵抗勢力が誰か、国民にわかりやすく発言すべきですよね。

「年金改革の抵抗勢力は自治労。」「その自治労が応援している民主党も抵抗勢力!」みたいに国民が理解するまでワンフレーズを繰り返す必要があると思います。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2007/06/09(土) 21:47:32
  • [編集]

確かにトップ一人の責任でなさそうですよね。

でも反日の枢軸は少し言いすぎぽいと思うんですけど。対立感情あおるし・・。

  • 投稿者: ayu
  • 2007/06/11(月) 13:14:09
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する


・いつもコメント&TBありがとうございます。

アダルト系ブログからの、サイトポリシーに違反したコメント・TBが後を断たないため、受信したコメント・TBを管理人が審査することにしました。

サイトポリシーに違反したものについては予告無く破棄します。

また問題の無いコメント・TBを頂いても表示されるまで少し時間がかかります。 悪しからず御諒承ください。

「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れると、管理人だけが読める非公開コメントになります。 非公開コメントを下さる方のプライバシーを尊重し、あえてお返事をしておりませんが、「公開コメントでも良いのでレスが欲しい」という方は、非公開コメントにその旨をお書き添えください。
                

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。