初めていらっしゃった方へ

スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

インド海軍と海自・米海軍が共同訓練

  • 2007/04/17(火) 00:00:48

 日本・米国・インドそれぞれの海軍はきのう16日、房総半島沖で初めての試みとなる三カ国共同訓練を行った。

インドからはデリー級駆逐艦”マイソール”、ミサイルコルベット”クタール”、それに補給艦一隻が参加。

ホスト国日本からは、イージス艦”きりしま”など四隻、在日アメリカ海軍からもイージス駆逐艦”ジョン・S・マッケーン”など二隻が参加した。

訓練では、無線や発光信号を使っての通信訓練、補給等の場合必要となる近接運動、一斉に方向転換したり縦列を組んで航行したりする戦術運動などが実施された。

参考記事 

 このブログを立ち上げて最初につくった記事のひとつが、日本とインドとの外交・安保協力強化を訴えるものだった。

日本が取るべき対中戦略(その3)

日本が取るべき対中戦略(その4)

それから二年経った今、安倍首相や麻生外相の主導のもと、ようやくここまできたかという思いだ。

インドは既に経済規模や国際社会での存在感で韓国を抜き、人口でいずれ中国を抜いてアジア最大の国となると言われている。

困難をかかえながらも民主主義を守り、中国を射程におさめる核弾道ミサイルを保有し、何より、チャンドラ・ボースが友好の掛け橋となってくれたおかげもあって、アジア最大の親日国であることが大きい。

一回こっきりでは意味がないので、今後も着実に外交・安保面での日印協力をすすめてほしいと思う。

 ただ、日本・アメリカあるいはオーストラリアとインドとの安保協力を進める上で、技術的な障害がなくもない。

少々専門的な話になるが、こういう話はウチぐらいしかしないと思うのであえて触れておきたいが、日・米・豪とインドでは兵器体系がまったくと言っていいほど違う。

前者がアメリカ製兵器を中心とした兵器体系であるのに対して、インドは独立後の政界を長らくリードしてきた国民会議派が社会主義を志向してきたこともあって、ソ連(ロシア)製兵器を主とし、フランス製を従、一部に旧宗主国イギリスの兵器を使うというユニークな兵器体系となっている。

なんでこんな複雑怪奇なことをやっているのだろうか、性能の高いフランス製兵器が買えるのだったらそれで統一できなかったのかと思わなくもないが、

雑誌・軍事研究のジャーナリストがインド軍の士官にそのあたりのことを尋ねると、「フランスの兵器は高性能なのは良いがデリケートでな。その点ロシア(ソ連)製兵器は、ひっぱたけば治るから」だそうである(笑)

インドのような途上国では、武人の蛮用に耐えてメンテナンスも楽、戦場でちゃんと動いてくれるほうがありがたいということだろう。

「最新・最高性能の機械が良いに決まっている」とばかりに、日本がアジアやアフリカの途上国にハイテク医療機器をODAで援助しても、メンテナンスするお金も技術も途上国側には無いので、しばらくすると援助したハイテク機器がその病院で一番高価な飾り物になってしまったという話を聞く。

日本人にはちょっと耳の痛い話である。

話がやや脱線した。

そのロシア製兵器も最近は性能が高くなってきており、インドの仮想敵・中国が急速に兵器のハイテク化をすすめているので、インドもスホーイ30MKI戦闘爆撃機やキロ級潜水艦、それに長射程の対艦ミサイルなど、高性能ロシア兵器を導入して対抗している。

そのため日・米とインドで兵器体系の違いが、通信システムの違いや敵味方識別の問題、あるいは習慣の違い(例えばフィートを使うかメートル法か)となってあらわれる。

今回の日米印三カ国訓練では、そうしたことをふまえて貴重な経験が積めたのではないかと思う。

 ただ忘れてはいけない点が、インドがこれで日米豪の同盟に喜び勇んで参加してくれるというわけでもない、ということだ。

インドの現政権である国民会議派とインド共産党などの連立政権は、前述の通り昔は社会主義を志向していたリベラル政権であり、私には日米と中露との外交バランスを常にとろうとしているように見える。

日本の民主党や自民党の親中派議員が「日米中の正三角形外交を構築せよ」と言っているのと同じである。

4月12日からインド海軍は中国・青島に艦隊を親善目的で派遣しているのも、そうしたあらわれであろう。

参考記事 

これがヒンズー右派のインド人民党政権となると、中国・パキスタン同盟に対して強硬姿勢となる傾向がある。

 ともかく、安倍政権のインドとの関係強化を強く支持するとともに、今後の関係発展に期待したい。

-----------------------------------------

ちなみに今日4月17日は、下関条約締結の日、
つまり日清戦争戦勝記念日。

関連記事・近代日本の対朝鮮外交 (その5)

関連記事・近代日本の対朝鮮外交 (その6)

banner_04.gif

↑日本とインドとの安保協力に賛成という方はポチッとお願いします。


この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する


・いつもコメント&TBありがとうございます。

アダルト系ブログからの、サイトポリシーに違反したコメント・TBが後を断たないため、受信したコメント・TBを管理人が審査することにしました。

サイトポリシーに違反したものについては予告無く破棄します。

また問題の無いコメント・TBを頂いても表示されるまで少し時間がかかります。 悪しからず御諒承ください。

「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れると、管理人だけが読める非公開コメントになります。 非公開コメントを下さる方のプライバシーを尊重し、あえてお返事をしておりませんが、「公開コメントでも良いのでレスが欲しい」という方は、非公開コメントにその旨をお書き添えください。
                

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。