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全日空機の胴体着陸と日本の航空宇宙産業

  • 2007/03/21(水) 00:47:40

 20日お昼ごろ、天草エアライン201便が熊本空港に着陸しようとしたが、すべての車輪が出ず、手動で車輪を出して着陸するというアクシデントがあった。

機種はカナダに本社をおくボンバルディア製DHC-8-100で、13日に高知空港で、やはり前輪が出なくなって胴体着陸をした全日空機のDHC-8-400型機は、今回車輪が出なくなったDHC-8-100型機の胴体をストレッチ(延長)した同系列機だ。

DHC-8-400型機の製造に関しては三菱も加わっているという。

世界的にみてボンバルディア社は、リージョナル機(地方路線用の小型ジェットまたはプロペラ旅客機)や、個人・法人所有のビジネスジェットの製造メーカーとしては大手企業で、日本を含めた世界の航空各社で同社の小型ジェット機・プロペラ機が広く使用されている。

参考記事 

参考記事 

DHC-8(ダッシュエイト)機は、国産のプロペラ旅客機YS-11の後継機として輸入され、プロペラ機ながら、小型ジェット旅客機に少し劣る程度の高速性能がウリで、国内航空各社のみならず、海保・国交省などのお役所でも使用されている。

だが、導入以来こまかいトラブルに悩まされていて、高知空港での胴体着陸で一気に注目をあびてしまった。(悪い意味で)
日本以外でも同系機のトラブルが報告されている。

まあ、トラブルのない機械は無いわけだけれども、国産旅客機YS-11の後継機として期待されて導入された分、ここまで連続すると残念である。
それに乗客の安全に直結しているのであるから、一刻も速く信頼性を回復する措置をとってほしい。

 ところで国産旅客機YS-11について言えば、まだまだ飛べる状態にあったにもかかわらず、近年になって空中衝突防止警報装置の取り付けが義務付けられた関係で、「高い経費をかけて衝突防止装置をYS-11に設置するよりも、いっそ新型機を導入してしまった方が良い」ということで、国内各社は急速にYS-11の引退をすすめ、現在は自衛隊などを除いて日本の空を飛んでいるものはない。

だが、古くて操縦系統にハイドロがないので、パイロットはYSと格闘するように操縦して大変だったらしいが、短い滑走路でも離着陸でき、がんじょうで故障が少ない信頼性の高い旅客機という評価を受けていた。

現在でも日本の航空会社が売却したYSが、フィリピンやタイなどアジアの中小航空会社のローカル線で、地道にとんでいるはずである。

日本の地方ローカル線や離島路線で活躍した功労者と言えるだろう。

だからこそ、YS-11以後、日本が国産旅客機ビジネスをぷっつりと中断してしまったのは、かえすがえすも残念だった。

もっとも、戦後初の国産旅客機・YS-11開発も日本政府から全面的なバックアップがあったわけではなく、当時の三木首相が、「国産旅客機の開発なんてことが成功したら銀座を逆立ちで歩いてやる」と言ったとか言わないとか。

現在、日本は次期対潜哨戒機を開発中だが、その民間旅客機型を開発する計画もあるようだ。

国産旅客機の復活にちょっと期待したい。

国産旅客機といえば、新明和工業が開発した救難飛行艇にXUS-2というのがあるのだが、これの旅客機型を開発してセールスするというのも面白いのではあるまいか。

空港用地が確保できない、あるいは環境保護のために島内に空港はつくれないが、スピードが遅い船便だけには頼りたくない、航空路線を開設して島民のスピーディな足を確保したいという世界の離島住民のニーズにあわせたユニークな旅客機が開発できれば、売れるかもしれない。

このニッチ市場に今のところ有力なライバルはいないと思う。

島の港にスロープをつくって、そこからXUS-2が海面に降りて離陸、都会の空港には車輪を出して着陸し、客と貨物を積み降ろす。

そして都会の空港を滑走路から離陸し、島の近くの海面に着水、スロープで島に上陸して客と貨物を積み降ろすか、上陸せずに桟橋で乗り降りしても良いかもしれない。

具体的には、小笠原諸島と羽田空港を結ぶとか...

どうですか新明和さん。

航空宇宙産業の話題ついでに、宇宙開発事業団にお願い。
M-5ロケットの技術は絶対に守っていくべきだと思う。

というわけで、日本も航空宇宙産業をおろそかにすべきではないと思うが、どうだろうか。

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もう、戦後を引きずるな

太平洋戦争後アメリカは、日本の高水準技術による恐怖で、飛行機機製造禁止の処置。

これは、軍用機でないにしろ安心、安全が外国勢力が握っている事になり、非常に不愉快。

そして、日本の空政権の約半分が、アメリカが持っている事も異常である。

憲法改正と共に全て破棄を希望する。

  • 投稿者: 危機!日本包囲網
  • 2007/03/21(水) 13:21:07
  • [編集]

東京に本社がある家電メーカーから出向で航空機の電気系統のメーカーで働いている友人曰く、
「ボーイングもステルスも、日本の電子技術がないとただの張りぼてだよ」。うーむ、そうだったのか...

ところで、あの胴体着陸を最初にTVで見たとき、つい感動してしまいました。「うまい。うますぎる。後輪だけであれだけの時間水平滑走できるなんて!車輪があっても衝撃がひどい欧米系の飛行機の着陸よりも安定している...もしかして、車輪が出ないほうがうまいんじゃないの??やるじゃん、日本のパイロット!」

  • 投稿者: あに
  • 2007/03/21(水) 22:55:15
  • [編集]

危機!日本包囲網 さん

>そして、日本の空政権の約半分が、アメリカが持っている事も異常である。

半分かはわかりませんが、横田や嘉手納周辺空域は米軍が管理しているのは事実ですね。

あに さん

>東京に本社がある家電メーカーから出向で航空機の電気系統のメーカーで働いている友人曰く、「ボーイングもステルスも、日本の電子技術がないとただの張りぼてだよ」。うーむ、そうだったのか...

はりぼてはちょっと言いすぎかもしれませんが、ボーイングにしろエアバスにしろ日本の技術が関わっているのは事実です。

ただ、なんで日本は技術を結集してひとつの飛行機にまとめることができないのか謎です。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2007/03/23(金) 00:34:12
  • [編集]

民間水陸両用飛行艇を立ち上げろ

新明和の新型飛行艇US-2を民間旅客機に転用するのには賛成です。旅客設備さえ整えれば民間旅客機に転用は簡単にできるのではないか。有事には軍用輸送機として徴用することを条件に助成金をつけて格安で航空会社に提供すべきではないか。新明和の前身である川西航空機の水上戦闘機「強風」が陸上戦闘機「紫電」「紫電改」として大戦末期の海軍航空隊を支えたようにUS-2に日本の空を支えてもらいたい。

  • 投稿者: 朝日将軍
  • 2007/03/23(金) 03:03:24
  • [編集]

朝日将軍さん

>川西航空機の水上戦闘機「強風」が陸上戦闘機「紫電」「紫電改」として大戦末期の海軍航空隊を支えたようにUS-2に日本の空を支えてもらいたい。

確か旧海軍の二式飛行艇って川西航空機の製造でしたよね。

波が高いなど悪条件下でも安全に離着水できるなど、高い評価を受けていたと思います。

その血統が現代に受け継がれているということですよね。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2007/03/23(金) 21:59:59
  • [編集]

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