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第9回 北朝鮮の拉致問題・核問題と日本の対韓外交(その1)

  • 2005/03/03(木) 00:46:03

 前回までは、過去の教訓をふまえ日本の対韓外交におけるガイドラインを策定してみた。今回からは、そのガイドラインにそって日韓関係における諸懸案について個別に考えてゆく。

 日本の国益保護のために今、最も関心を払わなければならないのは北朝鮮の日本人拉致問題と核開発問題の解決である。

そのために日本は、韓国とどういった関係をきずいてゆくかという問題について考える。

 この問題について日本政府は、日韓が一致協力して六ヶ国協議を成功させることによって、北朝鮮に拉致と核問題の解決を促す方針を打ち出している。

昨年12月、鹿児島で開催された日韓首脳会談でもその方針が確認され表面上は日韓協力がアピールされた。

しかし、いくら両首脳がうわべをつくろったところで、拉致と核問題の解決を含めた対北朝鮮外交における日韓間の深いミゾは隠しようが無かった。

 拉致と核問題の完全な解決を求める日本に対して、韓国の本音は北朝鮮の現体制、金正日独裁を認めたうえでの北朝鮮崩壊阻止である。

今の韓国にとってそれが第一の国益であって拉致問題や核問題など二の次であり、むしろ拉致事件や核の問題を解決したために北が崩壊するようなことがあっては困るのである。

鹿児島で韓国のノ・ムヒョン大統領は拉致事件に対する日本国民の感情に配慮しながらも、「日本が感情的になって経済制裁するのはよくない」と明言した。

「経済制裁なんかして間違って北が崩壊したら困るじゃないか」という偽らざる本音が出たと言うところだろう。
拉致被害者を取り戻し、核開発をやめさせたい日本と、拉致も核もわきに置いておいて同じ民族の国・北朝鮮を守る事を考えている韓国との間には越えられない利害の壁がある。

 小泉首相と外務省は、うわべを取りつくろい日韓間に何の意見の違いも無いように見せかけているが、いったいそれに何の意味があるのか?
韓国に拉致や核問題を解決できる能力があるのならまだ納得できる。

しかし実際のところ韓国に、両問題解決のための能力や北朝鮮に対する影響力などほとんど無い。
韓国人を500人以上も北に拉致されていて何も言えず、ノ大統領は「北の核は自衛目的」と核開発を正当化し、韓国世論にも「核は(アメリカや日本といった)外国用。統一すれば北の核は我々のものになる」というムードさえある。

 むしろ”同じ民族”という韓国人の誰も逆らえない大義名分のもとに、韓国が北朝鮮のやる事にズルズル引きずられているとみた方が的確だろう。
北の機嫌をうかがうだけになっている現在の韓国に一体何ができるというのか?

 そもそも核開発は金一族独裁維持という、絶対に譲れない北朝鮮第一の国益のためにやっており、北が核を手放すとすれば金正日独裁体制維持の確実な保証が得られた時であること、そしてこの”体制保障”を与えられるのは北を完全に圧倒する軍事力を持つアメリカだけであることは以前に述べた。(リンク

だからこそ北はずうっと以前から韓国を無視して、アメリカと北だけの二国間協議を求めてきたのである。

 しかしアメリカが一対一の”サシの会談”を認めなかったために、北とアメリカの協議の場として六ヶ国協議が設けられ、北もそこに出てこざるを得なかったと言える。

その意味で北にとって、六ヶ国協議の日・中・露・韓はアメリカについてきたオマケであって本来、用など無いのである。

それに加えて実のところ六ヶ国協議の参加国の考えている事はバラバラだ。完全に同床異夢と言っていい。

日本は拉致と核問題解決を求めている。アメリカは核問題解決が主で拉致は二番目だ。

北朝鮮はアメリカから金正日独裁維持のお墨付きが欲しいのであって、それがもらえないなら核は手放さないと言うのが本音で、日本からカネが来ないなら拉致なんかどうでもいい。

韓国は同民族の北朝鮮が倒れてしまっては困るので北を側面支援したいのが本音であって、拉致や核は二の次、その意味で韓国と北は一心同体と言える。

中国も北に倒れてもらっては困るけど核開発も困る、アメリカから頼まれてホスト役を断れなかったし、北のパトロンとしてのメンツもある、でも拉致なんかどうでもいい。

ロシアは”大国”として認められて招待状が来ただけで満足、核への関心は今一つで拉致はやはりどうでもいい。

といったところが各国の本音だろう。

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