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毎年恒例?の話(その2)

  • 2007/01/05(金) 19:59:23

前回のつづき

 クロフネと”アイスマン”・アンドレイの間にたちこめている重苦し~い空気を打ち破ったものは何か?

それは、遅れてやってきた本来の担当者・山田のたった、たった一言だった。

「よぉ、あんどれい!」

すると、私に対してはただの一度だってニヤリともしなかったアンドレイが、
金メダルを手にしたロシア代表フィギュアスケート選手のような、爽やかな満面の笑みを浮かべて「ヤマダサン!」と答えた。

そう、たったこれだけ。

「『よぉ!』『ヤマダサン!』じゃねえよ、今までの私の苦労はいったい何だったのか?」と、内心ちょっと頭きた。

このとき、ロシア人はイギリス人やドイツ人といった西欧人というより、むしろ中国人のようなアジア人に近いと実感した。

相手が良く知っている友人か知らない人か、血のつながった身内か赤の他人かでコロっと態度を変え、見知らぬ人に心を容易に開かないのが、ユーラシア大陸に広く存在する低信頼社会型の人間によくみられる特徴である。

(低信頼社会の人間でも旅人・客人を手厚くもてなす文化をもつ人たちもいて一見矛盾しているようにも思えるが、これは旅人が外世界の貴重な情報をもたらしてくれるためではないだろうか)

そうした国々では、万人に公平な法律とか信頼できる契約システムが機能していないので、自分と身内以外に決定的な不信感を抱いているのである。

見知らぬ他人同士がルールによってほぼ公平に扱われる、見知らぬ他人同士でもたいていはトラブルなく取引が成立するということは、日本の目に見えない財産だと思う。

それが当たり前だと思っている日本人社長が、そのまま中国に進出したりすると、中国人に売掛金や受取手形を次々と踏み倒されたりするわけだ。

 ロシア人があまりオープンマインドではないなと感じる他の例としては、

道で見知らぬ他人同士がすれ違ったようなときに、思わず視線が合ってしまうことがあるだろう。

日本人同士だと、目が合った次の瞬間にパッと目をそらしてしまう場合がほとんどだ。 そのままジーっと見つめていると大変なことになりかねない(笑)

しかし西欧人やアメリカ人だと、相手がたとえ見知らぬ人であったとしても、
目が合った瞬間に「ニコッ」と微笑む人が結構いる。

クロフネは今でこそこれが出来るようになったが、この習慣の存在に気づいた当初は、テレくささもあってなかなか出来なかった。

あるとき、身長185cmぐらいのモデルのようなオランダ人女性とふと目があって、相手が「ニコッ」と微笑んできたのだが、私は日本の習慣のように反射的にパッと目をそらしてしまったことがあった。

すると相手は露骨にイヤな顔をしていた。たぶん「チッ、クソ東洋人め」と思ったに違いない。

調査サンプル数が少なくて申し訳ないが、ロシア人から「ニコッ」とされた経験をしたことが無い。 ロシアにはこういう習慣はほとんど無いのではないだろうか。

中国人や韓国人からも、そうされたことが無い。 あくまでも私の経験上の話だが。

というか、ロシア人は見知らぬ他人に愛想笑いをすることはほとんど無いと思われる。もしあるとすれば、相手に何か頼みごとをするときだけではないだろうか?

こういうところからも、ロシアは西欧ではないなと思ってしまう。

逆にいえば日本人は、外国人を含めた見知らぬ他人に対して、愛想笑いをしすぎるのかもしれない。

私も前述のアンドレイに話し掛ける際に、仏頂面で話すのも何だから愛想笑いをしたが、アンドレイに「このヤポンスキーは、なぜ赤の他人の私に微笑みかけているのだ? 何をたくらんでいるのか?」と警戒されたのかもしれない。

 だからといって、私がロシアやロシア人のことを嫌いとかそういうことは無い。

日本には、中国など特定アジアやアメリカに対抗するという理由で実際以上にロシアを理想化して持ち上げたり、あるいは日本人と同じ文化・習慣を期待したが相手がそうじゃなかったからという理由で、必要以上にロシアを敵視する人たちがいる。

私が言いたかったことは、ロシア人というものは日本人と文化や習慣がまったく違うので、相手の実態に即した付き合い方、外交の仕方が必要なのでは?ということである。

<了>

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  • From: 浦安タウンのオモシロ経済学 |
  • 2007/01/06(土) 17:14:47

この記事に対するコメント

非常に面白い話です。
もっと聞かせてくださいな

  • 投稿者: asse
  • 2007/01/06(土) 15:51:55
  • [編集]

asse さん

”新春お年玉企画”のとっときのネタですので、あんまり管理人の引き出しがないんです(苦笑)

次のチャンスがあれば何か考えておきます。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2007/01/07(日) 00:54:33
  • [編集]

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