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ここまでの安倍政権をチェック!(その2)

  • 2006/12/21(木) 00:21:42

 前回は、安倍首相が強調する”実績”について見てみた。

今のところ安倍政権は、よく言えば「地味だけれども堅実」と表現できるだろう。

前回の記事で指摘したように、派手さはないが慎重かつ着実に一歩づつ前進している印象を受ける。

世間では悪評高い造反組復帰も、”踏絵”を踏ませて復帰への最低限のスジは通したし、一部の造反組議員の復帰で、いわゆる従軍慰安婦問題についての河野談話いや河野妄言を見なおそうというグループが自民党内で活動を活発化させつつあって、それについて管理人は評価している。

政治はキレイごとだけでは動かないし、多少のマキャベリズムには目をつぶらなければならない時もあると思っている。

 ただ、政治に関心があって知識を持っている人はともかく、普段政治にあまり関心が無い大部分の国民層には、安倍政権のやり方というのは小泉政権よりも分かりにくくなったと思う。

小泉前首相は説明責任を果たしていないと言われたこともあったが、国民との”対話能力”はバツグンだった。

自分の言いたいことをワンフレーズで国民に繰り返し、「国民の選んだ首相がやろうとしている改革の敵は誰々で、そいつらが抵抗勢力です。」といった具合に、敵味方をはっきり分けて国民に支持を訴える。

小泉氏の政治手法は、政治に知識が無い多くの国民にも分かりやすく斬新だった。

その意味で国民との対話能力はバツグンだったと思う。

安倍首相にしてみれば「人は人、自分は自分」ということで、私も小泉氏のマネを無理してやる必要は無いと思うけれども、小泉氏の政治手法の斬新さを経験した多数の国民にしてみれば、安倍氏の政治手法は玄人好みでも素人には分かりにくい、ちょっと昔の自民党のニオイがする古臭い政治に見えてしまうのではないか。

自民党内部でも、小泉氏というコワ~イおやかた様がいなくなって「安倍首相くみしやすし。族議員復活のチャンス!」と勘違いしている勢力がいるように見うけられる。

それが道路特定財源の一般財源化についてのスッタモンダにあらわれている。

小泉氏なら「自民党の一部の道路族議員は抵抗勢力です!」とバッサリ切り捨て、「自民党を離党して国民新党の亀井代議士みたいに冷や飯食ってみる?」と自民党内部に無言の圧力をかけ、

返す刀で衆参同時選挙、「官僚がバックについている民主党に、行財政改革はできません!」と言って、道路族の一部と民主党をまとめてつぶしてしまったかもしれない。

(選挙ばかりではカネがかかってしょうがないが)

ともかく国民との対話・実績のアピールという点で、安倍政権も工夫が必要ではないか。

 ただ、選挙に勝つために政策を決めるような、あまりにもいきすぎたマキャベリズムと誤解されかねない面もある。

現在の安倍政権は、国内の地盤固めの段階で、特に外交面では目立った成果がない。

それは今のところ仕方ないし、焦って何か成果をあげようとするとろくなことが無いから何も言わないが、唯一懸念材料なのが最近の対中外交である。

江沢民政権以後、中国は日本を属国あつかいし、「日本は問答無用で宗主国である中国に金品を貢ぐのは当然」といった傲慢な外交をしてきた。

日本国内の媚中派政治家・チャイナスクール外交官もそれが当然だと思っていた。

そうした中国の既得権益を取り返し”不平等条約の改正”を達成しようとして小泉政権の後期から、日中外交摩擦が激しくなった。

結局、胡錦涛政権は現実主義的な外交政策を選択して一旦、不毛な反日原理主義を捨て、靖国参拝中止の言質を取らないままで日中首脳会談が再開された。(密約がなければ)

日本外交の勝利といえる。

一部の国民やマスコミの目を気にしながら安倍首相がすみやかに訪中し、中国と「戦略的互恵関係の構築」を持ちかけたわけだが、

その後の日中外相会談で、中国の環境対策のために8億円ほどの無償資金援助が再開されるという報道があったし、今また、旧日本軍が遺棄したとされる”毒ガス兵器”の処理に数千億円以上の国民の税が使われようとしている。

参考記事 

 日本の省エネ・環境保全技術は戦略的カードであり、ホイホイ中国に与えるべきではないと思うが、もし供与するなら1兆ドルの外貨準備を持つ中国にカネを出させて買わせるべきで、

どんな理由であれ、大軍拡に邁進し有人ロケットを打ち上げるような道楽をやる余裕のある中国に、もはや一銭の援助も必要無い。

日本のODA供与の大原則から逸脱するものである。

毒ガス兵器の処理についても、日本軍が不法投棄したのではなく中国軍・ソ連軍が日本軍から正式な手続きの上で引き取ったのではないか? 地中から出てきた兵器が本当に毒ガス兵器なのか? 毒ガス兵器でも中国・ソ連など日本軍以外のものが多く混ざっているのではないか?

と数々の疑問があるなかで、何の疑いもせず中国の言い値をバックリ丸のみして多額の日本国民の税金が投入される大事業が開始されようとしているわけで、これもODAに代わる新たな貢物なのではないかという疑念が強まる一方だ。

「中国に金品を要求されたら何の疑いも無く、納入する」 

もしそうなら、戦略的互恵ではなく、日本から中国への一方的な貢物だ。

それは単なる政治手法の問題ではなく日中関係が小泉以前に戻るということであり、私は断じて受け入れることはできない。

それで日中関係に波風が立たず、移り気な無党派層を一時安心させることはできても、マスコミの煽動に乗らず安倍政権を強く応援するコアな支持層のバックアップを失うことになろう。

安倍政権がいらぬ誤解を受けないためにも、小泉政権で道筋をつけた、対等な日中関係を維持発展させるためにも、中国への無償・有償援助をすべて停止し、毒ガス兵器処理事業のすみやかな再検討をのぞむ。

(毒ガス兵器処理については、いったん中国と約束をかわしていても、日本のものではない、もしくは相手が納得して引き取った、となれば前提条件が崩れるので、日本が処理を拒否しても問題無いだろう)

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破壊から再生へ生み苦しみ

ご苦労様です。確かに小泉さんに比べるとマスコミの利用の仕方がいまいちだが、朝鮮総連の強制捜査など地味ながら確実に前進しているところもある。小泉さんは法案を通して魂を入れずであったが、安部さん教育改革の法案後の中身(日教組の崩壊、朝鮮総連の解体へと)さらに進んでもらいたい。
復党問題に思うことは、派閥解体後の党再生の支柱を見つけ出せない現実に突き当たっているのではと思う。「美しい日本」のスローガンでははなはだ弱い。具体的には官邸主導の政治と自民党の各政策部会が省庁の官僚と結びついている二重構造をどう改革するか。これは内閣機能の改革であり自民党の改革ともいえる。族議員と各省庁が主導権を持つ官僚ボトムアップ行政から政治トップダウン型への改革でもある。これは自民党の利権構造の闇の部分でもあるが、党運営を幹事長に任せるスタイルを変えることが必要でここに踏み込んで自民党の改革へ乗り出せるかが安部さんが小泉さんを超えられるかの試金石ではないか。
 安部さん、最近人相が悪くなってきたのが気がかりではあります。

  • 投稿者: makotobito
  • 2006/12/21(木) 10:40:47
  • [編集]

makotobitoさん

>具体的には官邸主導の政治と自民党の各政策部会が省庁の官僚と結びついている二重構造をどう改革するか。これは内閣機能の改革であり自民党の改革ともいえる。

非常に鋭いご指摘です。

普段は官僚に厳しい管理人ですが、内閣の政策決定のワク外から、族議員が官僚に圧力をかけるのは許されないことだと思います。

その問題についてだけは、官僚が保護されるべきです。

これまでの派閥・族議員中心から、政策中心の党運営・官邸から各省庁へのトップダウンによる指揮・統制が望まれます。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/12/21(木) 21:29:59
  • [編集]

先んずれば。。

安倍総理の訪中はいまのイラク情勢を考えると変化にたいして致し方なくした決断ではなく数ヶ月のさきを読んでの行動であったかと。。それは小泉政権での陸自の撤退決定(韓国はいまだに残留していながらなんの存在感もない)をスムーズに行ったこと、これの引継ぎで意外ではあるかもしれないが少なくとも日本主導で訪中をしたこと。批判は甘んじて受けるという姿勢。原則をこころのうちで護るならばなかなかの総理とおもうのです。
台湾に対する態度でその真贋がわかるかもしれませんね。。

  • 投稿者: 人生の厄介息子
  • 2006/12/22(金) 00:31:10
  • [編集]

人生の厄介息子さん

>安倍総理の訪中はいまのイラク情勢を考えると変化にたいして致し方なくした決断ではなく数ヶ月のさきを読んでの行動であったかと。。

訪中は致し方なしとしても、最近の日中外交の中身、つまり8億円の無償援助再開と日本軍”遺棄”毒ガス兵器処理については、全然納得がいきません。

>これの引継ぎで意外ではあるかもしれないが少なくとも日本主導で訪中をしたこと。

イラクからの陸自撤退と安倍訪中がどうからんでくるのか、私にはちょっとわかりにくかったです。

もしよろしかったら解説をお願いします。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/12/22(金) 22:01:18
  • [編集]

ただフィーリングですみません

クロフネさま:たしか安倍さんのdicisionは米国中間選挙まえであった,小泉さんとどうつながっているのかはわからぬがとりあえずシナに飴をあたえた,これだけでやめとこ..と安倍さんの真意がわかるのは台湾にたいする態度です.それが馬英九とおなじものであるなら批判は甘んじてうけるどころのもんだいではない,ただの媚中であったということになります.
王毅にはまられたか(ポスト?)それとも韓信のまたくぐりか?

未来がみえるといいですね.
こんなにもそれが可能だったらとおもったことはないです.2000年になってから.
クロフネさまの燈台;期待しています
息子 拝

  • 投稿者: 人生の厄介息子
  • 2006/12/22(金) 23:15:22
  • [編集]

うまくいえなくてすみません(追加)

いま米国内部では共和党の退潮が(イラク撤退?私は正しい選択とはおもいませんベトナム戦の教訓をわすれておなじことをしているとみえますが)おきています。
 民主党がヘゲモニーをとった場合、最悪米中連合のようなかたちになります。おくれてその潮流にのるよりはそれがはっきりと見えていない段階でマイナスとなりそうなことはこちらの自主性を保持するために(局面ができるまえに)アプローチしたのではないかと(私の考えがあまいのかもしれません。遺棄兵器などの譲歩がもとの自民党政権への退歩と毎日が分析していることもあります)おもったのです。 その真贋が台湾をとうしてみえてくるのではと。。。

  • 投稿者: 人生の厄介息子
  • 2006/12/23(土) 19:27:20
  • [編集]

人生の厄介息子さん

連休をはさんでお返事が遅れてすみませんでした。

>民主党がヘゲモニーをとった場合、最悪米中連合のようなかたちになります。おくれてその潮流にのるよりはそれがはっきりと見えていない段階でマイナスとなりそうなことはこちらの自主性を保持するために(局面ができるまえに)アプローチしたのではないかと(私の考えがあまいのかもしれません。遺棄兵器などの譲歩がもとの自民党政権への退歩と毎日が分析していることもあります)おもったのです。

なるほど、おっしゃりたいことが良く分かりました。ありがとうございます。

この件に関して申しあげるなら、
まずアメリカの次期大統領が民主党出身になると決まったわけではないということが一点、

次に、民主党出身の人が大統領になっても、米中蜜月になるとも決まっていないということが二点目です。

(米中通商摩擦激化で対中強硬派が民主党にいるため)

ですから、今の時点で近い将来の民主党政権誕生と米中蜜月を予想して日本が動くのは早計だと思いますし、もしそれが理由で安倍政権の最近の対中政策が決まったのであればそれは失敗ですね。

たとえ将来、アメリカで民主党政権が誕生することが確定しても、日本が対中屈従外交をする必要はないと思いますよ。

米中貿易摩擦や人権といった火種を抱えている以上、日本が付け込むスキは充分ありますから。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/12/25(月) 20:12:06
  • [編集]

真の選択は覇道、いや邪道を超えたところにあり

クロフネさま:まことにそのとうりであるとおもいました。みずからの軸がぶれた場合一時的にはうまくいったとしても誤りであったことが多くの歴史にみることができることからも。。

  • 投稿者: 人生の厄介息子
  • 2006/12/25(月) 20:54:24
  • [編集]

人生の厄介息子 さん

指導者・政治家の場合、目先の利をとってブレてしまいたくなる誘惑は常にあると思います。

そうした時に、冷静に戦略を練って対応できるかどうかで、指導者のよしあしが決まるのではないでしょうか。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/12/26(火) 21:45:22
  • [編集]

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