初めていらっしゃった方へ

スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

造反議員の復帰

  • 2006/11/29(水) 00:08:48

 郵政民営化に反対して出ていったいわゆる”造反議員”の復党問題について、自民党執行部は一部復党を認める方針を示した。

参考記事 

 潔癖症の傾向が強い日本人の感覚からすれば、”造反議員”の復党に反対の国民が多いのではないかと推測するが、今回のケースについて言えば、クロフネはとくに問題は無いように思われる。(積極的に復党を応援するつもりもないが)

「造反議員は、自民党一筋を貫かずに出ていった裏切り者だから復帰を認めるべきではない」とか、「政策が一貫していないから信用のおけない議員だ」とか思う人もいるかもしれないが、

政治とはそういう”恨みつらみ”の感情でやるものではないし、自分の打ち出した政策が間違っていたと思ったからそれを変更するという、”トライアンドエラー”・”再チャレンジ”政治家の存在すら許さないというのでは、度の過ぎた潔癖症であると言わざるを得ない。

 基本的に政党というものは、政策がほぼ一致する人たちが集まってつくるものである。 そして民主政治とは議論による多数派工作である。

自民党執行部が示した基本政策に反対したから、小泉前総裁は造反議員の人たちに出て行ってもらったのだし、これまでの議論によって自らの政策への考えかたを改め、党の基本政策に従うという”踏絵”を踏むと約束をしたから復党を許されるというのなら、筋はちゃんと通っている。

ただ青木幹雄・参院議員会長が、無条件の造反組復党を求めていたが、それは論外であって、もし無条件の復党であるならば私は大反対である。

その点自民党が、踏絵を拒否した平沼赳夫議員の復党を見送ることにしたのは、民主政治の最低限のルールを守ったと言えるし、平沼議員も政治家としてのプライドは守ったと言える。

もし復党した造反議員がもう一度”反乱”を起こすようなら、政策が決定的に違うとして完全に除名されても仕方がないだろう。

 こうなると今後、小泉チルドレンや刺客議員と造反議員との選挙区がかぶってしまった場合、問題になってくる。

小泉前首相の「政治家は使い捨て」発言は、ちょっとひどいと思うが、小泉チルドレン・刺客議員も、造反議員も、魅力ある政治家として自民党内で競争するのは当たり前であって、どっちかに特権を与えるというものではないと思う。

これは私からの提案であるが、小泉チルドレンや刺客議員と造反議員との選挙区が、かぶってしまった場合、どちらが自民党公認候補となるか選挙をしたら良いと思う。

自民党員だけでなく、なるべく広く有権者に投票してもらって公認候補者を決定すれば、本当に選挙に強い候補者が衆院選なり参院選なりに出馬することになるので、自民党自身の利益になるのではないか。

 以上が、造反議員の復党問題についての私の考え方であるが、

普段政治に関心を持たない国民の多くは、先ほども言ったように潔癖症的な感情から、造反議員の復帰を「何か不純でいかがわしい事」のように漠然と感じていると思う。

だから、安倍自民党が「造反議員は自分の考えを改めたから復帰を認めたのです」という具合に、ちゃんと国民に説明しないと支持率が下がってしまう可能性があるだろう。

 さらに言えば、自民党は来年の参院選をいささか恐れすぎているのではないだろうか。

確かに国民の気持ちはうつろいやすいから、来年どうなっているかはわからない。

だが、しっかりとした政策を打ち出せば選挙に勝てるということを小泉前総裁は示したし、伝統的な組織票選挙で、選挙に勝つための選挙をするというマキャベリズム丸出しでは本末転倒だろう。

国民は、「古い自民党をぶっこわす」と言った小泉前総裁を支持したのだから、安倍自民党が古い自民党に戻そうとしていると誤解されては、かえって選挙で勝てなくなると思うがどうだろうか。

それにしても毎日新聞。

「郵政選挙から1年余。手のひらを返したような今回の対応は、小泉純一郎前首相の路線の修正となる。」とか、

「昨年、刺客騒動まで演じて世論の共感を呼び、衆院選で圧勝した事実と照らせば、有権者への背信行為だ。」とか、

「”小泉流”の劇場型政治のはらむ危うさと、政党の無節操さの双方を示した点で、政治の汚点との指摘は免れない。」などと言っているが、

当該記事 

郵政民営化賛成という踏絵をふまずに造反議員が復帰したのでは無いのだから、郵政民営化という小泉路線修正でも有権者への背信でもなんでもない。

ましてや「”小泉流”の劇場型政治のはらむ危うさ」とか「政党の無節操さ」なんて全く関係の無い話で、どこが「政治の汚点との指摘は免れない」んだかワケがわからない。

まったく、毎日新聞政治部の程度がしれる。

banner_04.gif

↑管理人が元気になりますので、もっと記事が読みたいという方はポチッとしてください。

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

私は将来的な復党は容認できますが今回はまだ早すぎると思います。辞職に追い込まれた内閣の後ならともかく、人気の高かった小泉総理の後任な訳ですから、安倍総理の評価が固まる一年程度は小泉後継路線のほうが国民には判りやすい。しかも世間的には造反組は悪な訳ですから。次に初の?マニフェスト選挙だったのに反故にされてしまったこと。サイレントマジョリティが行動に移したのが前回の選挙な訳ですから、今後の政治不信にますます繋がるのではないかと思います。投票率が低下して組織票頼みの選挙、既得権者受けする政策に戻るのではないでしょうか。

  • 投稿者: ひろ
  • 2006/11/29(水) 00:54:15
  • [編集]

朝日毎日と「踏み絵」

造反議員の自民党復党問題は日本国民に何ら害がないので大した問題ではない。政権与党執行部に逆らえばどんな目にあうのか天下に示しただけでも意味があるという程度の問題だ。この程度の規律もないようでは、政権党は務まらない。また、この程度の規律もない烏合の衆でしかない野党第一党民主党の方が問題だ。当分、政権奪取の可能性がないからだ。朝日新聞11月29日(水曜日)付【天声人語】と毎日新聞11月29日付け余録がこの問題について偶然なのか両紙はスウィフトの「ガリバー旅行記」のガリバーが江戸で「踏み絵」をさせられそうになる場面を引き合いに出して、自民党執行部を批判している。この批判が妥当なのものかはここでは論じない。どんなに稚拙な批判でも両紙独自の編集方針に基づいているのだろうからだ。問題にしたいのは、もし自社の編集方針に従わない記事が出稿された場合、朝日新聞と毎日新聞の編集責任者は無条件で紙面への掲載を認めるようなことをしているのかということだ。どんなに世間に衝撃を与えるかもしれない特種記事でも、最低限の事実確認が行われなければ、そのまま紙面に掲載することはしないし、あえて掲載を見送ったり、遅らせたりするかは各紙の編集責任者の力量と見識の見せ所だ。記者も編集者も発行責任者も広告営業員もすべてたった一人で賄っている弱小零細新聞ならともかく、朝日、毎日のような大新聞は、裏取りも満足にしていない怪しげな記事を一本たりとも掲載するようなことはしないと日本国民は信頼している。だから、大新聞は、自民党執行部批判をせず、造反議員が自論を曲けてまで政権党への復帰を願うという変節行為を糾弾すべきだった。残念ながら、大新聞は造反議員自民党復党問題という「踏み絵」についてしくじった。 

  • 投稿者: 朝日将軍
  • 2006/11/29(水) 12:24:54
  • [編集]

連名で失礼します

ひろさん

>安倍総理の評価が固まる一年程度は小泉後継路線のほうが国民には判りやすい。

小泉路線を安倍政権が継承するということは、郵政民営化政策を継続するということですよね。

それが、郵政民営化に賛成することにした造反議員が自民党に復党することが、なぜ小泉路線の否定となるのでしょうか?

(造反議員が民営化反対のまま自民党に復帰すれば別ですよ)

もし違いがあるとすれば、小泉路線を継続させるための手段が違うということじゃないですか。

つまり組織票(造反組)に頼るか、無党派層の風(小泉チルドレン)に頼るかの違いです。 

本文に書いたように、私は前者を積極的に支持はしませんが、どちらの手段を使って政策を実現させるかは、安倍総裁の判断しだいでしょうね。


ともかく感情でみてしまうと、本質を見失ってしまうのではないでしょうか。

郵政民営化の是非はともかく、自民党も造反議員も、最低限の筋は通していると思います。

ついでに言いますと、「造反議員の離党騒ぎと、刺客の送り込みなんてムダだったじゃないか」という意見が他の国民から出ていますが、そうではないと思います。

造反議員は、古い自民党の体質つまり政策が違っても党の利権のために
自分たちが切られることは無いと信じていたわけです。

小泉総裁をナメていたということです。

しかし小泉総裁は、「政策の違うやつは別の党へ行ってくれ。それで自民党の議席が減っても仕方が無い。いや有権者の支持でそうはならない」といって選挙に打って出たわけです。

これで「古い自民党の体質はもう通用しないんだよ」というキツ~イお灸が据えられたのだから、決して離党さわぎとか刺客とかはムダではありません。

今後、政策中心の政党運営が自民党でなされれば、必要不可欠なプロセスであったのです。

しかし潔癖症の日本人には理解しづらいでしょうね。


朝日将軍さん

前半部分についてはまったく同意ですが、後半部分の

>朝日、毎日のような大新聞は、裏取りも満足にしていない怪しげな記事を一本たりとも掲載するようなことはしないと日本国民は信頼している。

というところから、

>大新聞は、自民党執行部批判をせず、造反議員が自論を曲けてまで政権党への復帰を願うという変節行為を糾弾すべきだった。

という結論になるのか、私には分かりづらかったです。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/11/29(水) 18:40:50
  • [編集]

始末書

クロフネ様

後半部分がわかりづらいとのコメントは、読み返してみれば真にごもっともな感想です。もう少し文章を練るべきでした。要するに朝日新聞、毎日新聞を含む一般的な企業組織であれば、造反議員のような会社の方針に反旗を翻せば、会社から追い出されるか、残っても中枢から追い出され閑職に甘んじることになる。反乱社員が復帰するには始末書の一枚も出さねばなるまい(たいていはこれだけですまず復職の道筋は事実上絶たれることのほうが多い)。朝日、毎日は自民党執行部を批判することは立場上、できないはずなのです。そでなければ筋が通らない。

  • 投稿者: 朝日将軍
  • 2006/11/30(木) 02:03:25
  • [編集]

朝日将軍さん

なるほど、こんどはよく理解できました。

お手数をかけました。ありがとうございます。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/11/30(木) 22:41:45
  • [編集]

佐藤孝行で失敗した橋本総理。真紀子更迭で支持率を落とした小泉総理。安倍総理の評価の定まらない中での人事の失敗は森氏や青木氏の権力強化につながるのではないかなと思うのです。せめて参院選の後まで我慢できなかったのかと思うのです。ある程度政治を知っていれば安倍氏の言う保守の集結も理解できるのですが、やはり一般人にはわかりにくいように思います。

  • 投稿者: ひろ
  • 2006/11/30(木) 23:54:30
  • [編集]

ひろさん

>ある程度政治を知っていれば安倍氏の言う保守の集結も理解できるのですが、やはり一般人にはわかりにくいように思います。

ポイントはそこなんですよね。確かに普段あまり政治に関心が無い一般市民にはわかりづらいと思います。

ですから、この記事を書こうと思ったわけでして。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/12/01(金) 22:48:34
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する


・いつもコメント&TBありがとうございます。

アダルト系ブログからの、サイトポリシーに違反したコメント・TBが後を断たないため、受信したコメント・TBを管理人が審査することにしました。

サイトポリシーに違反したものについては予告無く破棄します。

また問題の無いコメント・TBを頂いても表示されるまで少し時間がかかります。 悪しからず御諒承ください。

「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れると、管理人だけが読める非公開コメントになります。 非公開コメントを下さる方のプライバシーを尊重し、あえてお返事をしておりませんが、「公開コメントでも良いのでレスが欲しい」という方は、非公開コメントにその旨をお書き添えください。
                

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。