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大丈夫か自衛隊

  • 2006/08/03(木) 02:53:46

 

防衛庁は20日、2007年度予算案概算要求について、高高度から情報収集を行う無人偵察機(UAV)の導入費計上を見送る方針を固めた。北朝鮮の弾道ミサイル発射探知などを目的に、同年度に米国製1機の購入を計画していたが、在日米軍再編で多額の支出が見込まれることなどから断念した。08年度以降の導入を改めて検討するが、現行の中期防衛力整備計画期間中(05~09年度)の配備は難しそうだ。 

(時事通信) - 7月21日7時0分更新



(残念ながらリンク切れ)

 とりあげるチャンスがずっとなかったので、今日はこの話題。

 防衛庁は、アメリカ製の無人偵察機の導入を予定していたが、2007年度の予算計上が見送られた。 在日米軍の移転費用負担やミサイル防衛(MD)システム開発費用のしわよせが、こんなところにきてしまった。

無人偵察機には、光学カメラや暗視カメラが搭載されており、撮影された画像はリアルタイムで基地に送られる。

しかもリモートコントロールで、無人偵察機の操縦者は基地内にいるわけだから、たとえ撃墜されたとしても人的被害はゼロである。

偵察・索敵という危険なミッションに無人偵察機はうってつけだと思う。

 しかし、現在の防衛庁は北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃するためのMDシステム開発に、かなりの予算を取られているし、米軍再編に伴う在日米軍の移転費用まで、防衛予算から出さないといけなくなると、陸・海・空の通常戦力の維持・向上に悪影響が出るのではないかと、非常に心配である。

確かに北朝鮮のミサイルを迎撃するためのMDは必要だけれども、中国・韓国など周辺諸国が軍拡のペースを速めており、離島や経済水域をめぐっての通常戦力同士の武力衝突の可能性はかつてなく高まっている。

以前は、通常戦力において日本が周辺諸国より上回っていたので情勢が比較的安定していたが、今後、日本と中国・韓国の通常戦力の差があまり変わらなくなるようなことがあれば、不安定化は避けられない。

最近発表された防衛白書では、日本と周辺諸国との通常戦力同士の武力衝突の可能性は低くなったと言っているが、それには同意できない。

 中国が大軍拡をしているからバランスを維持するために、日本も防衛力を向上させなければならないのである。だったら、さっさと中国向けのODAをバッサリ切って、その分を防衛予算に回すのが道理というものだろう。

他にも無駄に金を食っている特殊法人・公益法人など腐るほどある。 それらをつぶして通常戦力の維持・向上に必要な防衛予算を確保すべきだ。

 この無人偵察機導入をめぐっては、防衛庁内部でも対立があったと聞く。

背広組(文官)が「無人偵察機を日本海上空に飛ばすことによって、北朝鮮のミサイル基地を偵察できるようになる」と言うと、制服組(武官)から「本当にそれで北朝鮮のミサイル基地を偵察できるのか疑わしい。 無人偵察機を北朝鮮領空に侵入させる必要があるのではないか」とか、「無人偵察機が導入されれば、P-3C対潜哨戒機が不要になるのではないか」といった反発があったという。

このような話はウソであってほしいが、もし本当なら背広組も背広組なら制服組も制服組だ。

無人偵察機のカメラの能力からみて、制服組の言っていることのほうが正しいと思う。

背広組が、あのように無人偵察機を正確に理解していないようなことを言えば、制服組に不信感が沸き起こってしまう。 「日本の離島に敵が上陸した際に、無人偵察機は威力を発揮する」と言っておけば、何の問題もなかったのではないか。

もちろん制服組にも問題がある。

無人偵察機には対潜水艦戦能力は無いから、対潜哨戒機は当分日本にとって必要だろうが、もし対潜哨戒機の搭乗員の雇用を心配して、日本が必要としている最新兵器の導入に難色を示したのだとしたら本末転倒もいいところだと思う。

もし日本で戦争が起こったら、まっさきに命のやり取りを行うのは自衛隊員だ。

だったら最新の兵器をすすんで導入し、有事の際の自衛隊員の犠牲は最小限にとどめるべく平時から努力しておくのが当然だろう。

たとえば対潜哨戒もできる無人偵察機を導入して、有事の際の自衛隊員の命が助かるのであれば、有人対潜哨戒機を全廃したっていいはずだ。

それを対潜哨戒機の搭乗員の雇用を維持するために、無人偵察機を導入しないのであれば、有事の際に撃墜されて泣きを見るのは対潜哨戒機の搭乗員たちであろう。

 私は、日本人は細かいところに良く気がつくし、まじめで優秀だと思っているが、(もっとも最近ちょっと怪しい)木を見て森を見ずというかリアリストに徹しきれないというか、目的を達成するために一生懸命手段に力を入れているうちに、手段がいつのまにか目的そのものになってしまったりするところが、欠点だと思う。

私は、戦争なんて最低最悪のク○ッたれだと思っているし、出来れば軍隊など無いほうが良いと考えているが、戦争に負けることは、もっと○ソッたれだと思っている。

軍隊が存在する目的は”抑止”と”対処”と言われるが、不幸にもいったん戦争が始まってしまってそれに対処せざるを得なくなったとき、軍隊が存在する目的は戦争に”勝つ”ことにある。

できるだけ味方の損害を最小限にしつつ戦争に勝って、国家の目標を達成するために軍隊が存在するのであって、対潜哨戒機の搭乗員の雇用を維持するために存在するのではない。

 同じような問題をかかえているものに、自衛隊の次期戦闘機(F-X)選定がある。

軍隊が存在する目的は戦争に勝つことにあるという大前提で考えれば、次期戦闘機は自衛隊が入手しうるもので、最強の戦闘機でなければならない。

私は、アメリカ製のF-22”ラプター”かF-35”ライトニングⅡ”のステルス戦闘機を導入すべきだと思っているが、(できれば前者。アメリカが輸出を許可すればの話だが)日本にはそうは考えない人たちがいる。

それは、国産の”日の丸戦闘機”の夢とロマンが忘れられない人たちと、日本の防衛産業だ。

彼らは、国産戦闘機実現のため、あるいは自らが食っていくために、次期戦闘機は外国の戦闘機を日本でライセンス生産したものにしたいと考えている。

その点において、現時点で世界最強と思われるF-22”ラプター”は彼らにとって次期戦闘機候補とはならない。

なぜなら、高度な技術が使われていてたいへん高価、アメリカもまずライセンス生産の許可を出さないであろうF-22を、日本で生産することは事実上不可能だからである。

だから日本でもライセンス生産が可能な、F-22より性能の劣る戦闘機(たとえばF/A-18など)を次期戦闘機候補としてあげている。

 しかし、先ほど言ったとおり、軍隊が存在する目的は戦争に”勝つ”ことにある。

性能の低い戦闘機で戦って戦争に負けてしまっては、たとえ日本の防衛産業を維持し、国産戦闘機を実現させても、元も子もないだろう。

国産で最新鋭のステルス戦闘機がつくれればベストだが、現時点において日本の防衛産業にそこまでの力はない。

だったら、ライセンス生産が不可能だったとしても日本が手に入れられる戦闘機で最強のものを導入すべきだろう。

アメリカが許可してくれれば、次期戦闘機はF-22にすべきだと思う。
高価だというなら導入機数を計画の半分にしてもかまわない。

F-22一機で既存の戦闘機二機ぐらいは余裕で対処し勝利できるからである。

日本の航空・防衛産業には、次期ジェット練習機を全て国産技術で開発させるといった、地に足をつけた育成プランのほうがよいのではないだろうか。

 RMA(軍事革命)によって、兵器の質や軍隊全体の情報能力の高さが戦争の勝敗を決するようになった。

自衛隊の制服組も自分たちの命がかかっているのだから、真剣に現代戦のトレンドを研究し、タブーを設けずどんどん必要な装備を導入してほしい。


 また、日本の政府首脳陣ものんびりはしていられない。

アメリカが共和党政権のうちはよいが、2009年以降の次期大統領が民主党出身となると、アメリカから兵器を輸入するにしろ、日本が国産で兵器を開発するにしろ、民主党出身の大統領が妨害してくる可能性がある。

日本の防衛政策に理解のある現ブッシュ政権の任期のうちに、必要な兵器の購入・開発は早めに決めておくべきだろう。

--------------------------------

海上自衛隊の下士官が、機密度の高くない情報を外部へ持ち出していたという。

しかも本人は中国にたびたび渡航し、中国人女性と交際していたが、その女性が勤めている店が、例の自殺した上海領事館員が出入りしていた店と同一だという。

大丈夫か、自衛隊。

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いろんな事件を見ていると

日本ってすでに戦時下なのかなとか思ってしまうことがあります。

  • 投稿者: ぴの
  • 2006/08/04(金) 15:25:03
  • [編集]

ぴのさん

>日本ってすでに戦時下なのかなとか思ってしまうことがあります。

そんなところはありますね。

中・朝・韓が日本国民の分裂を狙って思想戦をしかけ、それに釣られた日本人が中・韓・朝の味方をして同じ日本人を批判するといった具合に。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/08/05(土) 03:02:01
  • [編集]

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