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焦る韓国と普通の国になりつつある日本

  • 2006/07/22(土) 00:46:27

【社説】安保理決議案を主導した日本、北朝鮮に背を向けた中国

 ホワイトハウスのハドリー補佐官は15日、国連安保理の対北朝鮮決議案が採択される直前、日本の安倍官房長官に電話をかけ、「日本外交の偉大な成果であり勝利」と伝えた。

 日本は今回の決議案で、提案から採択までの全過程において主導的な役割を担った。日本は1956年に国連に加盟して以来50年目にして初めて主役を演じたことになる。勢いに乗る日本が、昨年失敗に終わった国連安保理の常任理事国進出に再度挑戦するのではないかとの話も出ている。

 北朝鮮のミサイル発射は日本に再武装の名分を与えただけでなく、国際社会のひのき舞台にのぼる踏み台を提供したも同然だ。

(中略)

戦争責任のためやむなく受け入れた「平和憲法」という足かせにより、軍事力を押さえ込まれていた日本は、国力に見合った軍事力を持つという積年の悲願を達成できる機会を得た。

 また中国は、より大局的で長期的な国益を計算した上で、北朝鮮との「特別な関係」を「普通の関係」に再調整しようという動きを見せている。

 こうした流れを陰から総合的に演出しているのは、もちろん米国だ。

 盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権は日本が主導する決議案を不適切なものと見なし、この動きに逆らうためのさまざまな試みを行った。そして、これが韓国の手に余る問題であるとしても、後ろから中国が手助けしてくれるのではないかと期待していたように見受けられる。韓国政府は中国が北朝鮮と距離を置こうとしているという事実にすら全く気付かなかったのだ。

 こうして決議案は結局日本の思惑通りに推移し、韓国政府は「日本外交の偉大な成果であり勝利」を観覧席から眺める立場になってしまった。

 「日本と中国の間でバランサーの役割を担う。われわれの選択により北東アジアの勢力地図が変わるだろう」と語っていた現政権の人々は、今いったいどこで何をしているのだろうか。

2006/07/19 朝鮮日報社説

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/
2006/07/19/20060719000003.html




 このブログで人はたいてい「自分がこう考えるから相手もそうだろう」と思い込むがそれは間違いの元で、外交問題を考えるとき、そうした先入観から自分を解放することが大切であるということを何度か言ってきた。

日本が国連安保理における議論を積極的にリードして、対北朝鮮決議の採択にあたって大きな役割を果たしたことに関し、それを遠巻きに眺めていた韓国が、変化のきざしがみられる日本の外交・安保政策を盛んに分析しようとしている。

韓国側の分析にも、「自分たちはこう考えるのだから日本もそうだろう」という韓国のホンネが強く反映されていて非常に興味深い。

たとえば、

「北朝鮮のミサイル発射は日本に再武装の名分を与えただけでなく、国際社会のひのき舞台にのぼる踏み台を提供したも同然だ。 」

「戦争責任のためやむなく受け入れた”平和憲法”という足かせにより、軍事力を押さえ込まれていた日本は、国力に見合った軍事力を持つという積年の悲願を達成できる機会を得た。 」

といった部分だ。

朝鮮日報は韓国では右派にあたる新聞だが、このような分析は中央日報や東亜日報といった他の新聞でも見られた。

こうした分析に、多くの韓国人が持つ価値観が如実にあらわれていると思う。

 今回の北朝鮮によるテポドン発射騒ぎが起こる前に、日本国民全体に「国際社会のひのき舞台にのぼろう」としたり、「国力に見合った軍事力を持つという積年の悲願を達成」したいといったコンセンサスなど無かった。

日本国民の中には、対北朝鮮安保理決議が出たあとでも日本の常任理事国入りの必要性に全く無関心な人も少なくないし、あのテポドン発射騒ぎの後でさえ、敵地攻撃能力が憲法に違反しているのいないのと不毛な議論を繰り返す人がどれほどいたことか。

今回のテポドン騒ぎで、そうしたことに関心を持った人は増えたかもしれないが、「国際社会のひのき舞台にのぼり国力に見合った軍事力を持つ」ということは依然として日本国民全体の悲願でもなんでもない。

にもかかわらず韓国のマスコミの多くが、そのような分析を行ったということは、「韓国自身が国力を高めて国際社会のひのき舞台にのぼり、その国力に見合った軍事力を持つということを悲願と考えているから、日本人だって同じに違いない」と考えた結果であろう。

 かつて日本にもそういう時代があった。 
富国強兵が叫ばれ、国力と軍事力を高めて”世界の一等国”になるために邁進していた、世界で帝国主義が全盛だった明治時代だ。

しかし現代日本ではそういった価値観はほぼ失われた。

私も、安保理やサミットのような外交の舞台で現在の日本にふさわしいポジションや発言権が与えられるべきだとは思うが、できることなら軍事力は必要最低限にとどめたいという立場だ。

(もっとも、中国や韓国・北朝鮮が大軍拡競争を展開しているので、周囲との軍事バランスをとるために日本も不本意ながらそれについていかなければならないという考えだが。)

 以前「韓国は100年遅れでやってきた帝国主義国家だ」と言ったが、帝国主義時代の日本のように、いまだに韓国では”富国強兵策”を多くの国民が支持している。

その証拠に、韓国が”軽空母”や巡航ミサイル搭載イージス艦・潜水艦などで機動部隊を結成することを計画するなど、大軍拡に走っている。

前記の記事における「韓国政府は『日本外交の偉大な成果であり勝利』を観覧席から眺める立場になってしまった。」という指摘や、「なぜサミットに韓国が招待されないのか」 といった記事が韓国マスコミから出てくるあたりに、”富国強兵”を強く望みながらもそれが思うように実らない韓国側のいらだちのようなものを感じる。

 だが、戦後の日本社会では「韓国は日本に侵略された歴史を持っているのだから、戦争の悲惨さや軍拡をすることの愚かさを誰よりも身に染みて感じているはずだ」という考えが、いわば”常識”であった。

それは戦後日本人の多くが「戦争は悲惨で軍拡は愚かだ」と感じていたから「韓国や中国の人だってそう思っているだろう」と勘違いしただけで事実ではなかったのだ。

それでも多くの日本人はそうした勘違いを現在まで続け、「『戦争は悲惨で軍拡は愚かだ』と考えている韓国や中国の人たちのために、日本は非武装中立で平和憲法をずっと守っていかなければならない。敵地を攻撃するなんてとんでもないことだ」と信じつづけてきたのである。

左翼に影響された戦後の多くの日本人は「平和を愛し軍隊を憎む韓国や中国の人たちと仲間になりたい」と強く願ったのだが、実際のところ、”富国強兵策”を支持する韓国や中国の人たちと正反対の価値観を持つ人間になってしまったといえる。

むしろ左翼系日本人から「韓国や中国の敵」と信じられてきた、軍事アレルギーのない右派(保守派)日本人のほうが、韓国や中国の人たちの持つ価値観に近いという皮肉な現実が存在していた。 左翼系日本人は全く気づかなかっただろうが。

 このような多くの日本人の勘違いが原因となって、これまで外国に嫌われないよう相手の顔色を気にしながら極力対立を避ける”主張しない外交”や、”非武装中立政策”が理想とされてきた。

韓国も、日本の”主張しない外交”や”非武装中立政策”を強く支持してきたが、それは韓国が”主張しない外交”や”非武装中立政策”を採用していて日本も同じ仲間だから支持するという意味ではなく、

国力を増大させそれによって軍事力や外交力を高めるという”富国強兵策”をとる韓国にとって、世界第二位の経済力がありながら軍事力も外交力も弱い日本は都合のよい存在だったからである。

簡単に言えば、いざというとき日本が韓国の言うことを聞かないのなら、韓国が日本をぶん殴ってでも言うことを聞かすことができる可能性があるから、日本の”主張しない外交”や”非武装中立政策”を強く支持してきたのだ。

 しかし今回のテポドン騒ぎで、弾道ミサイルで日本を威嚇する北朝鮮と、それを「人工衛星打ち上げかもしれない」と言って最後までかばった韓国に対して、”主張しない外交”や”非武装中立政策”では日本は何も守れないことがはっきりした。

富国強兵の道を突き進む韓国と中国、食べ物や着るものがなくても先軍政治をかかげる北朝鮮に対して、安保理やサミットといった”国際社会のひのき舞台”の中央で堂々と自らの立場を主張する外交と、自衛隊と米軍の協力関係という”武装政策”が日本を守ったのである。

結局パワーポリティックスの熱烈な崇拝者である韓国・中国・北朝鮮から日本を守るにはパワーを持つしかなかったという当然の帰結である。

 これに対して韓国側は「こうして決議案は結局日本の思惑通りに推移し、韓国政府は『日本外交の偉大な成果であり勝利』を観覧席から眺める立場になってしまった。」 「『日本と中国の間でバランサーの役割を担う。われわれの選択により北東アジアの勢力地図が変わるだろう』と語っていた現政権の人々は、今いったいどこで何をしているのだろうか。」 といった具合に深い敗北感を味わっているようだ。

そして敵地攻撃論が湧き上がった日本を「侵略主義の復活だ」と非難している。

 だが、これは世界第二位の経済力がありながら軍事力も外交力も弱い、韓国にとって都合のよい日本から、国力に応じた外交力や軍事力を持つ日本、韓国が言うことを聞かすために、ぶん殴ることができない日本へ変化しつつあることへの韓国の焦りが出ただけのことである。

真実を見抜く目をもった人間には、それが決して悪いことではないことがわかるはずだ。

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関連記事・韓国は帝国主義国家である

関連記事・日韓の綱引き

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今度は「平和の海」だそうです・・

ここまで狂った大統領は珍しいですね・・引用・・<韓国>大統領が「平和の海」提案 日本海呼称で安倍首相に1月8日21時4分配信 毎日新聞 【ソウル中島哲夫】韓国の盧武鉉(ノムヒョン)大統領が昨年11月、ハノイでの日韓首

  • From: 浦安タウンのオモシロ経済学 |
  • 2007/01/09(火) 21:33:01

この記事に対するコメント

自衛隊に応援と激励の意見広告を!

イラクより帰還された自衛隊に感謝と応援のメッセージを送りませんか?
8月上旬、産経新聞紙上にてイラク復興支援より帰還された自衛隊に対する
感謝と激励の主旨の意見広告が行われます。
現在その広告に参加する個人・団体を募集しています。
7月25日までの到着分は、広告紙面上にてお名前か団体名が記載されます。
皆様ふるってご参加ください。
http://www.sankei.co.jp/ad/iraq/

  • 投稿者: 産経新聞HPより
  • 2006/07/22(土) 06:22:31
  • [編集]

英霊の皆様方、永い間お待たせ致しました。あの敗戦から60余年、日本はやっと独立国家への道を歩き始めました。自らの道を自らの意志で決められる普通の国になれた暁には、間違った歴史史観を訂正し、英霊の皆様方へ与えられた侮辱と汚名をそそぐ所存でございます。今しばらくこの国を見守っていて下さい。

  • 投稿者: マキムラ
  • 2006/07/22(土) 23:12:44
  • [編集]

マキムラ さん

>あの敗戦から60余年、日本はやっと独立国家への道を歩き始めました。

ネット技術の発達もあって左翼勢力の洗脳がとけつつあります。ようやく普通の国へと歩き出し始めましたね。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/07/24(月) 20:12:49
  • [編集]

利権問題

いつも為になるお話ありがとうございます。クロフネサンのブログはかなり拝読させていただきました。
 ただ思うのですが、わが国の外交の裏側にあるODAの利権や官の天下り先つくりのための外交、左翼の資金が全て国内で調達しているものであるのか。など利権がららみの話題が少ないように思います。
 今回の山崎訪朝でだれが得するのかをとりあげていただけましたら幸いです。

  • 投稿者: 鈴木一郎
  • 2007/01/08(月) 10:09:29
  • [編集]

脱帽です

クロフネさん、こんにちは。
今回のエントリ、昔のものとのことですが、紹介していただいて良かったと思います。
韓国のメディアの記事の分析と、その結論の持って行き方、思わずうなってしまいました。
これからも、クロフネさんの秀逸なるエントリ期待しております。

  • 投稿者: ナルト
  • 2007/01/08(月) 16:27:46
  • [編集]

連名で失礼します

鈴木一郎さん

いつもご愛顧感謝します。

>ただ思うのですが、わが国の外交の裏側にあるODAの利権や官の天下り先つくりのための外交、左翼の資金が全て国内で調達しているものであるのか。など利権がららみの話題が少ないように思います。

こうした話題については、

以下のあたりで論じたつもりなのですが...

http://gaikoanzenhosyo.blog4.fc2.com/blog-entry-254.html

http://gaikoanzenhosyo.blog4.fc2.com/blog-entry-419.html

http://gaikoanzenhosyo.blog4.fc2.com/blog-entry-368.html

http://gaikoanzenhosyo.blog4.fc2.com/blog-entry-291.html

http://gaikoanzenhosyo.blog4.fc2.com/blog-entry-351.html

結局それらの問題を集約すれば、超然主義を排し、外交の主導権を官僚ではなく官邸をトップとする政治家が握るということに尽きると思います。

それもあって、官僚の超然主義をこれまで批判してきたわけでして。

国内左翼や公明がどことつながっているかといった問題は、ブログのテーマ違いということもあり、とりあげてきませんでした。

また、ブロガーそれぞれに、テーマの好き嫌い・興味のある無しがあると思うのですよ。 

時間の制約があり、私の場合1日1本しか記事をアップできない条件では、テーマを絞らざるを得ません。

そこでどうしても管理人がぜひとも取り上げたいと考えるテーマになってしまいます。

山拓や左翼も今や”敵”としては小物ですしね。

もしかしたらご指摘のとおりなのかもしれませんが、どちらかというとウチは総合デパートではなくて”専門店”ですので、鈴木さんが興味をお持ちの分野を扱っている別の専門店とあわせてご愛読くださると幸いです。

たとえば、国内の自民党派閥政治の内幕なら”依存症”さん、公明・創価問題なら”博士”さん、外交・軍事・戦略系ならクロフネといった具合にです。


ナルトさん

>今回のエントリ、昔のものとのことですが、紹介していただいて良かったと思います。
韓国のメディアの記事の分析と、その結論の持って行き方、思わずうなってしまいました。

ブログは古い記事を発掘しにくい構造になっていますので、”再放送”をしておりまして一部で好評のようです。

管理人が情報収集をしたり、本を読んで勉強したりする時間をつくるためでもあるのですが(笑)

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2007/01/09(火) 23:01:56
  • [編集]

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