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無責任な中国とロシア

  • 2006/07/13(木) 23:48:36

 核開発を続けるイランに対して米・英・仏・独などが提案した、ウラン濃縮停止に対して見返りをあたえる”包括案”への回答をイランが拒否している問題で、5常任理事国プラス独は、安保理での協議を再開させ、ウラン濃縮・再処理関連活動の全面停止を義務づける決議を採択することで合意した。

引用記事 

 日・米・英・仏などが共同で提出した、テポドンを発射した北朝鮮に対する制裁決議案に対し、中国とロシアが「安保理の団結を破壊する」などと非難しながら強硬に反対し、「安保理の団結を守るためには、より穏やかな決議案を採択すべきだ」と主張している。

しかし、そのような中・露の宥和政策が安保理の脆弱性を白日の元にさらし、イランに完全に足元を見られてしまう結果を導いてしまった。

つまり、国際社会の警告を振り切ってこのまま核開発を続けても、安保理に中・露がいるかぎり国連は何もできないだろうと、イランのアハマディネジャド政権が読んだ結果、米・英・独などが提案した包括案への回答拒否という行動につながったのであろう。

これでイラン核開発問題も次の局面へ移ることになった。しかも悪い方向へだ。

核兵器や弾道ミサイルの拡散という問題に対して、中国とロシアが常任理事国としての責任を放棄し、イランや北朝鮮に対して間違ったメッセージを発信したツケである。

 中国とロシアがこのような間違いを犯したのは一度や二度ではない。

91年の湾岸戦争でも、クウェートからのイラク軍撤退を求めるアメリカやイギリスなどに対して、常任理事国のロシア(当時はソビエト)と中国は極めて消極的な姿勢をとった。

そのことがフセイン大統領に「クウェート占領を続けても、安保理も国際社会も何もできないし、アメリカによる軍事介入もない」という間違った判断につながったのではないか。

そして2003年のイラク戦争でも、まったく同じことが起こっている。

イラクが国連の大量破壊兵器に関する査察を受けなければ武力行使もあり得るとするアメリカに対して、中国・ロシア・フランスが武力行使に反対し、フセインが「たとえ国連査察を拒否しても二度目の戦争はない」と考える大きな原因となってしまったのではないだろうか。

 中・露の無責任な行動によって、安保理の分裂と脆弱さは北朝鮮とイランに既に完全に読まれてしまっているのだから、中・露が安保理に提出した北朝鮮に対して宥和的な決議案に、今さら日・米・英・仏が歩み寄りを見せて安保理の”団結”を示したところで無意味だし、骨抜きにされた中・露の決議案では、大量破壊兵器の開発に突っ走る北朝鮮やイランに対して何の効果も期待できないだろう。

日・米・英・仏などが共同提案した制裁決議案には、国連加盟国による軍事行動について定めた国連憲章第七章の問題がからんでいるので、それを理由として中・露が反対しているようだが、決議案が採択されたからといって絶対に軍事行動に移行しなければならないということにはならない。

第七章の第四十一条にあるように、兵力の行使をともなわない措置で済む場合もあるし、交渉の扉が完全に閉じられたわけでもない。 北朝鮮の出方次第である。

第四十一条

 安全保障理事会は、その決定を実施するために、兵力の使用を伴わないいかなる措置を使用すべきかを決定することができ、且つ、この措置を適用するように国際連合加盟国に要請することができる。この措置は、経済関係及び鉄道、航海、航空、郵便、電信、無線通信その他の運輸通信の手段の全部又は一部の中断並びに外交関係の断絶を含むことができる。



 にもかかわらず、中国とロシアが拒否権を使ってでも、日・米・英・仏などが提案した制裁決議案を廃案に追い込むというのなら、拒否権を使わせたら良い。

そうなれば、北朝鮮やイランによる大量破壊兵器の拡散問題の全責任は中国とロシアにあることが、誰の目にも明らかになる。

中国とロシアは、これから国際社会で重い重い罪を背負って生きていくことになろう。


 日本も中国の拒否権発動を外交カードとしてどんどん使ったら良い。

たとえば、巡航ミサイルや空対地のスタンドオフミサイルを自衛隊が保有して中国から非難されたら、「それはあの時中国が拒否権を使ったからだ」といった具合に。

ロシアもサミット参加国としての資格に重大な疑問符がつくことになる。
今後、サミットのオブザーバー資格への降格も考えなければならない。

 中国とロシアは、核兵器やミサイルの技術を北朝鮮やイランに流出させただけでなく、安保理の団結を破壊し、ピョンヤンやテヘランを大いに勇気付けている。

無責任な中国とロシアのおかげで、日本や欧米・イスラエルなどの安全が脅かされている。



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徳川家康と外交

ホームズ、今日の「とっておき話」のホームセンターからは・・・徳川家康は大一番の関ヶ原の戦いを前にして、上洛に応じない会津の上杉討伐のため軍を北上させます。豊臣の知将石田三成は、会津と組み、家康が北上したのに合わせて挙兵し、北と南から徳川をたたこうという..

  • From: ホームズ☆「とっておき話」のホームセンター |
  • 2006/07/15(土) 22:18:51

この記事に対するコメント

北朝鮮からすべての拉致被害者を奪還する!国民大行進のご案内

来たる7月15日に、
北朝鮮からすべての拉致被害者を奪還する国民大行進が行われます。
当日は事前の集会も予定されておりますので、
皆様どうぞ奮ってご参加ください。
もちろん、デモや集会だけ参加の方も歓迎です。
では、当日はよろしくお願いします。

http://www.soumoukai.net/715-annnai.htm

主催 さくら草莽会
場所:砂防会館シェーンバッハ・サポー1階 開場12:30 開会13:00

  • 投稿者: 告知させてください
  • 2006/07/14(金) 00:36:25
  • [編集]

クロフネさん。こんばんわ。
北のミサイル問題をめぐっての安保理決議は大詰めです。

日本は武力行使できぬ国ですから、
外交で勝利を納めるべく努力してもら
わないと。
それにしてもチャイナスクール、戦争という言葉にびびる政治家はは全く役に立っていないですね。特に親中派といわれる政治家は一体何やってんでしょうか。国守る気概なくば政治家になるなと
言いたい。

TBお願いします。

  • 投稿者: ホームズ
  • 2006/07/15(土) 22:20:41
  • [編集]

ホームズさん

>北のミサイル問題をめぐっての安保理決議は大詰めです。

中国に拒否権を使わせても良いので、毅然とした外交姿勢を貫いてほしいですね、日本政府は。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/07/15(土) 22:31:13
  • [編集]

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