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中国の拒否権発動とサンフランシスコ体制の危機

  • 2006/07/10(月) 22:35:29

 日本やアメリカなどが共同で提出した対北朝鮮制裁決議案の採決が、日本時間11日未明にも行われる可能性が出てきた。

【ニューヨーク10日時事】国連安全保障理事会は10日午後(日本時間11日早朝)にも、北朝鮮のミサイル発射問題を討議する公式会合を開催する。日本などは、北朝鮮の大量破壊兵器・ミサイル開発への協力停止を加盟国に義務付ける制裁決議案を採決に付したい考えだ。

 決議案は、安保理15カ国のうち9カ国が賛成し、米英仏ロ中の常任理事国5カ国が反対しなければ採択される。中国、ロシアを除く13カ国が賛成の立場とみられ、中ロが棄権か欠席を選択すれば採択、どちらかが拒否権を行使すれば廃案となる見通しだ。 (時事通信) - 7月10日15時0分更新



引用記事 

日本などが提出した北朝鮮制裁決議案に対して、常任理事国の中国が強硬に反対し、日米などへの対抗策として拘束力のない議長声明を提案して制裁決議案つぶしを謀った。

これに対して一時は中国に妥協するような動きが日本にもあったが、結局アメリカやイギリス・フランスなどと協調しながら、議長声明ではなく、あくまでも制裁決議案を安保理で採決にかける方針を貫くことが決まった。

7日の安保理非公式協議で日・米・英・仏が制裁決議案を共同提出することを表明し、あとからデンマーク・スロバキア・ギリシャも共同提案国に加わった。(9日にはペルーも参加)

これに対して中国の王光亜・国連大使は「安保理の団結の基盤が破壊された」と日・米・英らを強く非難した。

しかしロシアのチュルキン国連大使は沈黙、中国の安保理での孤立が決定的となり、制裁決議の採決を先週末の8日から今週へと持ち越すので精一杯だった。

(世界で日本は嫌われていて孤立していると叫びつづける左翼系日本人や中・韓・朝に、ぜひともを感想をうかがいたいところだ)

引用記事 

現在の国連安保理は、米・英・仏・露・中の常任理事国5ヶ国に、日本・カタール・デンマーク・ギリシャ・スロバキア・タンザニア・ガーナ・コンゴ・ペルー・アルゼンチンの、10の非常任理事国からなっている。

日本などが提出した制裁決議案は、安保理15ヶ国のうち9ヶ国が賛成し、常任理事国5ヶ国が拒否権を行使しなければ採択される。 現在のところ、中・露を除く13ヶ国は制裁決議案に賛成とみられる。

今後の焦点は、いつ制裁決議案の採決が行われるか、そして孤立しながらも強硬に制裁決議案に反対している中国が拒否権を行使するのかに絞られてきた。

ただ、中国としても拒否権発動は国際社会からさらなる反発を呼ぶことになるため、ピョンヤンへ外務次官を派遣して北朝鮮がミサイル問題で譲歩するよう説得に全力を注いでいる。

 国連安保理というのは、戦前の国際連盟が第二次世界大戦の勃発を防げなかった反省の上にたって創設された。

アメリカ・イギリス・フランス・ソビエト(現ロシア)・中国(当時は国民党政権)の連合国側の五つの”大国”が、安全保障面において一致団結して脅威に立ち向かい、世界の平和と安全を守るシステムの要として、国連に安全保障理事会というものが設置された。

だが、米ソ冷戦下での拒否権発動合戦で安保理はたびたび機能停止し、世界の平和と安全を守るシステムの要として充分に機能してきたとは言い難い。

 大陸の中華人民共和国がアフリカなどへの援助攻勢で、台湾の中華民国を国連から追放し、常任理事国のイスを手に入れたのだが、中国(中華人民共和国のほう)も常任理事国としてふさわしくない無責任な行動をとることが多かった。

今回発射されたテポドン2号に中国製の部品が使用されていたという報道もあったが、中国は核兵器や弾道ミサイルの技術を第三世界に拡散させて”火種”をつくり、実際に北朝鮮やイランなどで大量破壊兵器問題が”発火”すると、安保理から北朝鮮やイランを援護射撃するような動きばかりしてきた。

中国は「安保理の団結の基盤が破壊された」と日・米・英・仏などを強く非難しているが、安保理の団結を乱して世界の安全を脅かす北朝鮮を擁護し続ける中国の無責任な行動こそ問題だ。

そうやってアメリカなどを苦しめる国家戦略なのだろうが、世界の平和と安全を守るシステムの要としての安保理常任理事国という中国の立場からすると、これまでの中国の行動は与えられた地位と権限に全くふさわしくないものだった。

北朝鮮によるテポドン発射問題に関する制裁決議の採決で、安保理でたった一ヶ国強硬に反対する中国が拒否権を行使すれば、常任理事国である中国自身が世界の安全への脅威であることが白日の元にさらされることになる。

旧連合国の米・英・仏・ソ・中5大国が主導する国連安保理を中心とした現在の国際協調体制を、国連憲章が採択された1945年のサンフランシスコ会議にちなんで、仮に”サンフランシスコ体制”と呼んでおくが、(大西洋体制でもダンバートン・オークス体制でも良いのだが)

中国が北朝鮮のために拒否権を行使すれば、確立されて60年たった”サンフランシスコ体制”の崩壊は決定的となろう。

もはや瀕死の状態にある”サンフランシスコ体制”に変わって、今の時代にふさわしい、新しい国際協調システムを構築する時期に来ているのではないだろうか。

以前の記事でも述べたが、独裁国家中国などの妨害で機能停止に陥っている安保理に期待するのはもうやめて、日本・アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・イタリア・カナダの、民主主義の価値観を共有するサミット参加国で構成する常設の協議機関をニューヨークでもどこにでも置いて、

サミット首脳会議や財務相・中央銀行総裁会議などとリンクさせながら、政治・経済・安保・エネルギーなど各分野で協力して問題解決にあたるのはどうだろうか。

 国連の外では、韓国が「テポドン問題で日本は騒ぎすぎだ。日本などが提出した制裁決議も効果は疑問だ」などと同民族からなる国家・北朝鮮を擁護する恥知らずな対日非難を始めている。

韓国政府は、北朝鮮がミサイルを発射する直前になっても「人工衛星の打ち上げかもしれない」と寝ぼけたことを言って、北朝鮮をかばいつづけてきた。

韓国からは、次期国連事務総長候補として潘基文外相が立候補しているが、北朝鮮の代理人のような人物が次期国連事務総長になるなど、絶対に許されないことだ。

 日本時間で明日未明にもあるかもしれない、安保理における北朝鮮制裁決議案の採決。

中国が拒否権を発動して世界の安全を脅かしている北朝鮮に加担することを高らかに宣言するのか、そして安保理が機能不全の醜態をさらすのか注目である。


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日本は孤立している、と本気で信じていたちょっと前までの自分はなんだったのだろう。情けない。共産主義国は害悪でしかない、という事が白日のもとに曝されようとしているのは良い傾向でありましょう。せっかくのチャンスです。日本が先頭に立ち、世界平和に対して真に実行力のある連合をつくりましょう。地球連邦軍なんてどうスかね?えっ?アニメの見すぎ?失礼しました。

  • 投稿者: マキムラ
  • 2006/07/11(火) 21:03:59
  • [編集]

マキムラさん

>日本は孤立している、と本気で信じていたちょっと前までの自分はなんだったのだろう。

私も中学生ぐらいまでは日本は世界中で嫌われていると思っていましたから。

本当に自虐的教育はオソロシイものです。

地球連邦軍はやっぱり何人が司令官になるかでもめるでしょうねえ(笑)

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/07/12(水) 00:58:24
  • [編集]

国際新組織に賛成

 新国連案に大賛成です。これを機会に、日米で音頭を取り、サミット参加国が一斉に国連を脱退する。ロシアは残るかも知れないが、5常任理事国体制は崩壊します。
 改めて拒否権など無い国際組織を形成させたいですね。それと、United Nationsを「国連」と訳すのは誤訳と思っていますが、新組織はGlobal Allianceと言うのは如何?

  • 投稿者: 茶絽主
  • 2006/07/12(水) 01:02:32
  • [編集]

茶絽主さん

>Global Alliance

カッコ良いネーミングですね。 

ただ、中・露ともしかしたら仏も新組織結成には反対するかもしれません。 特権を失いますから。

アメリカも”サンフランシスコ体制”には早いとこ見切りをつけて、日独英などの民主国家からなる新組織を立ち上げて欲しいと思っています。

その新組織が国連安保理を牽制して、世界を主導していって欲しいものです。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/07/12(水) 21:29:00
  • [編集]

朝鮮戦争継続中

今回の北朝鮮に対する態度のばらつきは、朝鮮戦争が今だ継続中だという事を如実に示したと思います。
板門店で締結されたのは休戦条約だという事を今一度しっかり認識させられましたね。あの時の構図は今もしっかり生きています。
憲法から何から基本的枠組みを変えないと進展はありえません。

  • 投稿者: 愛子様の弟
  • 2006/07/13(木) 19:50:53
  • [編集]

愛子様の弟 さん

>今回の北朝鮮に対する態度のばらつきは、朝鮮戦争が今だ継続中だという事を如実に示したと思います。

まさにそうですね。 ただ、韓国のウリ党政権が北朝鮮のマインドコントロール下にあるという点だけは、50年前とは違いますね。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/07/13(木) 21:16:53
  • [編集]

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