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イラク派遣自衛隊の撤収が決まる ほか グローバルインテリジェンス(6/20)

  • 2006/06/20(火) 23:56:04

◆イラク派遣自衛隊の撤収が決まる 

 イラク政府がサマワの治安権限を多国籍軍から委譲されるのをうけて、日本政府は今日、イラクに派遣している陸上自衛隊の撤収を発表した。

クウェートを拠点に活動している航空自衛隊の方は、引き続き輸送任務にあたる。

 2年以上の期間に、のべ5000人以上が派遣された自衛隊のイラク復興支援部隊だが、ようやく撤収できることとなった。

イラク戦争の是非はともかく、国軍と警察を含むイラクの治安維持システムが全面的に崩壊してしまったのはまぎれもない事実で、多国籍軍による治安維持活動は絶対に必要だった。

その多国籍軍に自衛隊が参加し、命をかけたリスクを背負って国際貢献をおこなったのは、イラクの復興に貢献しただけではなく、日本とアメリカやイギリス、オーストラリアといった同盟国とのきずなをかつてないほどに強め、日本の国益にとっても大変な貢献だったと思う。

以前に、ある日本人が国連の平和維持部隊の兵士に「国連は軍事力ではなくて、経済援助で国際貢献すべきだ」と抗議し、北欧出身のその兵士が胸ポケットから100ドル札を出して「じゃあ俺がお前に経済援助してやるから、俺の代わりに政府軍とゲリラがドンパチやっているところに行ってきてくれ」と言われ、何も言い返せなかったという話をしたが、

やはり国際社会でカネだけ出して命をかけたリスクを背負った貢献をしないのでは、いざ日本がピンチになったときにリスクをおかしてでも助けてくれるような同盟国は得られないのだと痛感する。

国民の一人としてイラクに派遣された自衛隊の皆さんには本当に感謝したい。 
すべての隊員の皆さんが無事イラクから撤収し、元気に自宅の玄関のドアを開けられるよう、心から祈っている。


政府も自衛隊員の労をねぎらうためにも、撤収の際には政府専用機をできるだけ活用し、民間の航空会社を使わねばならないときでも、費用をケチったりせず、安全性の高い最新機材を保有する航空会社の飛行機をチャーターしてほしい。

◆ゼーリック国務副長官辞任へ 

 アメリカ国務省のナンバー2で、アメリカの対アジア外交に大きな影響力を与える立場にあるゼーリック国務副長官が来月辞任し、ゴールドマン・サックス証券へ転出することが発表された。

ゼーリック氏は財務長官のポストを以前から希望していたと報道されていたが、スノー財務長官の後任にゴールドマン・サックス証券のポールソンCEOが指名されたことによって、ゼーリック氏はブッシュ政権を去る決断をしたようだ。

 ゼーリック氏は中国を「国際社会における責任あるステークホルダー(利害共有者)」と呼ぶなど、親中派とみられていた。

後任が誰になるかまだわからず、なんとも言えないのだが、中国が軍事的経済的にアメリカに対抗しうる大国となり、アジアにおけるアメリカのプレゼンスを排除して覇権を確立するまで、アメリカ国内の親中派を利用して時間稼ぎをしようという、中国の国家戦略にとって痛手であるのは間違い無いだろう。

胡錦涛主席の訪米大失敗のあと、米中関係は悪化の一途をたどっているように見える。



◆ベネズエラがロシアから兵器購入を加速 

 反米政策をかかげるベネズエラ・チャベス左翼政権は14日、ロシア製の戦闘機・スホーイ30を24機購入すると発表した。購入額は推定で約7億2000万ドル(約820億円)という。

ベネズエラは既に先月、自動小銃のベストセラーともいうべき”カラシニコフ”の製造工場をロシアの技術援助のもとに自国内に建設することを発表している。

南米の戦闘機市場は伝統的にフランスのダッソー社が強く、続いてアメリカが食い込むといった感じで、ペルーがダッソー・ミラージュ5や同2000といったフランス製戦闘機にまじって、ロシア製ミグ29とスホーイ22・25を保有しているのが異色をはなっていたのだが、

反米の急先鋒であるベネズエラのチャベス政権が最新鋭のスホーイ30戦闘機をはじめロシア製兵器の購入をはじめた。

これによってベネズエラの反米・親露中政策は決定的になったと思う。

それまでベネズエラ空軍の戦闘機は、仏製ダッソー・ミラージュ50や米製ロッキードF-16が主力であった。

 兵器の売買というのは命のやり取りと関係してるので、敵国に自国製の兵器を売るようなことはまずあり得ないし、逆に兵器の売買関係がある国同士というのは、普通の二国間関係よりも強い友好関係にあると言える。

だから、その国がどういう外交をしてどこの国と仲がよいのか知りたかったら、使っている兵器の製造国をみればよい。

 ある日本の石油企業関係者が言っていたが、アフリカ諸国での油田権益の入札で、中国政府に「自国製兵器の売却」というカードを切られると、日本企業は中国国営石油企業にほとんど太刀打ちできないという。

自衛隊のイラク撤収の記事でも言ったが、国際関係においてカネのやり取り(経済関係)より、命のやり取り(安保協力や兵器売買)の方が、重視される場面はいくらでもある。

 その意味で、武器輸出が禁じ手となっている日本は外交的にハンデをかかえている。


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  • 投稿者: -
  • 2006/06/21(水) 12:34:17
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  • 投稿者: -
  • 2006/06/22(木) 11:17:52
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  • 投稿者: -
  • 2006/06/22(木) 12:54:23
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父の言葉

私の父がいってましたねー。
「人に尽くす時は、カネでなく汗を出すべきだ」って。
カネだけでは、それこそカネづるにされるだけで、
仲間にしてもらえないですからね。

  • 投稿者: 愛子様の弟
  • 2006/06/24(土) 10:12:33
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愛子様の弟 さん

>「人に尽くす時は、カネでなく汗を出すべきだ」って。

良いお言葉ですね。

湾岸戦争のときも、インド洋を日本へ向かうタンカーをみて、米軍関係者が「自衛隊が来ないのは何故」と思ったらしいですね。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/06/25(日) 00:48:18
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  • 投稿者: -
  • 2006/06/26(月) 01:08:57
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