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テポドン2開発準備完了か?ほか グローバルインテリジェンス(5/23)

  • 2006/05/23(火) 00:03:17

 世界がめまぐるしく動いているのに、ノ・ムヒョンの竹島バカ騒ぎなどで、やりたくてもなかなかできなかったので、今日は久しぶりにこのシリーズ。


◆テポドン2開発準備完了か? 

 北朝鮮でテポドン2の発射準備がすすめられているようだ。
テポドン2は、射程4000~4300kmで2段式の中距離弾道ミサイルである。(雑誌”軍事研究”のデータ)

一部の軍事専門家からは、テポドン2の実用化には技術的にかなり問題があると言われていた。

失敗した時のための”保険”だったのか、北朝鮮がロシア製の弾道ミサイル・R-27(NATOコード:SS-N-6”Serb”)をひそかに輸入したので「テポドン2はダメかな」とクロフネは思っていたのだが、開発は継続していたようだ。

もちろん、発射実験に成功しなければ意味がないであろうが。

 ところで、なぜこの時期にテポドン2の発射準備なのかと言えば、テポドンを日本やアメリカに撃ち込んで、戦争をおっぱじめようというわけではないと思う。

もしそんなことをしても、後が続かない。 北朝鮮の通常戦力に日本やアメリカを占領するような力は皆無だからだ。 逆にアメリカ軍の猛反撃を食らい、金正日政権は崩壊するだろう。

軍事力の行使には必ず目的があり、それを冷静に見極めないといけない。

 では、テポドン発射準備の目的は何かと言えば、やはり行き詰まった米朝関係の打破ではないだろうか。 

北朝鮮は核兵器開発の放棄を拒否したため、アメリカからの金融制裁を招き、麻薬やドル紙幣偽造で儲けた外貨をいれてある海外口座を封鎖された結果、北朝鮮の権力中枢の資金が枯渇状態にある。

苦しいながらも北朝鮮は六ヶ国協議への復帰を拒み、2009年に任期の切れるブッシュ共和党政権の次に、かつてのクリントン政権のような北朝鮮に同情してあっさりとだまされてくれるような民主党政権誕生に望みをかけ、引きこもり戦術を取ったように思われる。

そこで今回のテポドン発射準備だが、「本当に2009年まで引きこもり戦術をやったら経済的に金正日政権が崩壊してしまう」という北朝鮮側の焦りが、「”テポドン発射カード”をちらつかせて、何とか行き詰まった米朝関係に突破口を開けたい」というアイデアを生んだのではないだろうか?

 もしそうなら日本やアメリカがテポドン発射に大騒ぎして、譲歩を前提とした交渉を北朝鮮に提案したりすると、相手の思うツボになってしまう。

北の意図を冷静に見極めなければならない。


関連記事・北朝鮮の保有する弾道ミサイル


◆米軍再編のために自衛隊削減 

 日本政府は、在沖縄海兵隊のグアム移転費など米軍再編関連経費の財源を確保するため、2009年度までの中期防衛力整備計画(総額24兆2400億円)を見直し、正面装備の予算などを削減する方針を固めた。

 日本という国は、”専守防衛””武器輸出禁止”など、つまらない禁じ手が多すぎて、そのためにムダな防衛費がかかってしょうがない。 おかげで削減してはいけない防衛予算にまでシワ寄せが来てしまう。

周辺国の中国・韓国・北朝鮮は”専守防衛”や”武器輸出禁止”といった政策はとっておらず、弾道ミサイルや巡航ミサイルといった”攻撃的兵器”を配備もしくは開発中で、自国の防衛産業のために世界中にどんどん武器輸出を行っている。

なんで日本だけが律儀に、周辺国の誰もやっていない”専守防衛”などといった空想的防衛政策を守らなければならないのか、全く理解に苦しむ。

沖縄にいるアメリカ海兵隊のグアム移転に3100億円も出すなら、その分で射程2000Kmぐらいの巡航ミサイルを自衛隊の護衛艦や潜水艦・戦闘機に装備した方が、よっぽど安上がりではないだろうか。 

しかも3100億円がパーにならずに、日本が独自の判断でつかえる戦力として残る。これは大きな違いだ。

北京や上海、ソウルや平壌に直接報復できるような防衛体制をとっておけば、
中国・韓国の無謀な領土領海拡張主義や北朝鮮の弾道ミサイル攻撃・特殊工作員テロへの抑止力となると思うのだが。

それを、アメリカ海兵隊のグアム移転費などをひねり出すために、自衛隊の正面装備(つまり護衛艦とか戦闘機とか)の予算を減らすというのだから、政府は何を考えているんだか頭が痛い。

中国や韓国、北朝鮮は軍拡を急ピッチですすめているというのに、優先順位が違う。

日米交渉の時に「防衛費を削らなくてはならなくなるから、そんなに負担できない」とアメリカに良く相談すれば良かったものを。

 アメリカが米軍再編のための経費負担を日本に強く求めたのは、GDP比1%に抑えられている日本の防衛予算を、外圧によって増額させようとしたのではないか?と私は勘ぐっていたのだが、もしそうなら、とんだ逆効果だったようだ。

関連記事・クロフネの防衛力整備計画(その1)


◆イラク新政権発足 

 シーア・クルド・スンニの各派が閣僚ポストの配分をめぐって対立を深めていたイラクで、新政権が20日ようやく発足した。 しかし、治安維持を担当する国防相と内務相のポストは依然決まっていない。

それでもフセイン政権崩壊後3年で、選挙によって成立したイラク新政権がなんとか発足したことは大きい。

問題は山積だが新政権が軌道に乗って、早く自衛隊を含む多国籍軍が撤退できるようになることを望む。

特に米軍には、中国の軍拡と覇権主義、それに北朝鮮などの核兵器拡散問題の方に、早く本腰を入れて欲しい。

 イラク新政権の発足を取上げたついでに、世界の気になる新政権についてもふれておこう。

中東では、イスラエルのオルメルト新政権が今月はじめに誕生している。

オルメルト首相は、前任のシャロン首相がすすめた、ヨルダン川西岸地区の重要なユダヤ人入植地を維持するための分離壁を建設し、パレスチナ側の合意の有無にかかわらず、一方的に国境線を画定する”パレスチナ分離政策”を継承するものと思われる。

他方パレスチナ側は、”大統領”にあたるPLO主流派ファタハのアッバス議長と、原理主義政党ハマス主導の内閣との対立が激化している。

パレスチナ問題は、パレスチナ側の”仲間割れ”でややこしくなってきた。

 欧州のイタリアでは、中道右派のベルルスコーニ政権が倒れ、中道左派のプローディ新政権が今月17日、ようやく発足した。

左派のプローディ首相は、前政権が重視したアメリカとの”大西洋同盟”ではなく、フランス・ドイツなどEU重視を表明している。
 
EUのその他の国では、フランスの次の大統領は今のところ、現職シラク大統領の中道右派・国民運動連合(UMP)の候補者ではなく、リベラル政党である社会党の候補になりそうである。

イギリスでは、リベラル政党ながら中道右派のような政策を取ってきたブレア労働党政権が支持を失い、次は保守党出身の首相になりそうな感じだ。

EU情勢は独裁国家・中国へのEU製ハイテク兵器輸出問題と大きく関わっている。 イギリスとドイツのメルケル連立政権に期待したい。


◆欧州で新国家誕生 

 セルビア・モンテネグロからのモンテネグロ共和国の分離独立の是非を問う国民投票が実施され、賛成票が55.4%と独立に必要な「55%以上」の規定を上回った。

これでモンテネグロの独立が国際社会からも承認されるもようだ。

セルビア・モンテネグロは、セルビアとモンテネグロ両共和国とから成り、セルビア共和国内には、アルバニア人が多く住むコソボ自治州と、マジャール人(ハンガリー人)が多く住むボイボディナ自治州がある。

コソボ自治州の独立問題とからみ、セルビア人はモンテネグロ独立を快くは思っていなかったが、国際社会から孤立ぎみのセルビアと離れて、独立とEU加盟を望むモンテネグロ人の熱意の方が強かったようだ。

一つの国に、二つの文字(西欧アルファベット・キリル文字)、三つの宗教(カトリック・ギリシャ正教・イスラム)、四つの言語(スロベニア・クロアチア・セルビア・マケドニア語)、五つの民族(スロベニア・クロアチア・セルビア・モンテネグロ・マケドニア人)、六つの共和国(スロベニア・クロアチア・ボスニア・セルビア・モンテネグロ・マケドニア)があると言われた、かつてのユーゴスラビアは本当にバラバラになってしまった。

 ところでサッカー好きのクロフネとしては、モンテネグロ代表がどうなるのかも気になる。

かつてミランなどでプレーしたサビチェビッチや、ジェフ千葉でプレーしたマスロバルはモンテネグロ人だと聞いたことがある。

モンテネグロは小さな国だが、サッカーでは意外に強大国かもしれない。


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お世話になりました。

短い間ですがリンクありがとうございます。
なんと我がブログが消滅しちゃいました。規約に反したのかなぁ??サイバーテロ?わかりません。
当サイトは毎日見ていますので、これからも頑張ってください。

  • 投稿者: SAKAKI
  • 2006/05/23(火) 14:41:07
  • [編集]

>お世話になりました。

>短い間ですがリンクありがとうございます。
なんと我がブログが消滅しちゃいました。規約に反したのかなぁ??サイバーテロ?わかりません。

ええー!!そうなんですか、SAKAKIさん。

びっくりです。このブログもFC2なんですが大丈夫なのか不安になってきました。

ブログの早期復活をお祈りしています。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/05/23(火) 22:23:20
  • [編集]

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