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イスラエルの生存を脅かす中国

  • 2006/05/16(火) 01:05:25

 上海協力機構の外相会議が15日上海で開かれ、イランによる核開発問題について「話し合い以外の解決方法はない」との立場で一致した。

引用記事 

また来月行われる上海協力機構首脳会議にイランのアフマディネジャド大統領が参加する意向とのことだ。

上海協力機構は、中国・ロシアにカザフスタンなど中央アジア4カ国からなる同盟だが、イランも準加盟国として名を連ねている。

核開発問題では米欧に対し強硬姿勢を貫き、「イスラエルは消滅するべき」と再三表明しているアフマディネジャド大統領率いるイランと中国の急接近は気になる。

特にイスラエルにとっては、非常に気がかりだろう。


 以前、中国とイスラエルは安全保障面で良好な関係を築いていた。

イスラエルは自国の軍需企業ラファエル社製の空対空ミサイル・”パイソン3”を中国に輸出し、中国人民解放軍はそれをコピーした物をPL-8空対空ミサイルとして戦闘機に装備している。

またIAI社製の高性能無人攻撃機”ハーピー”も中国へ輸出されてアメリカから非難されているし、最近中国で開発された”国産戦闘機”・殲撃10型も、イスラエルで開発が中止された戦闘機”ラビ”の設計が、応用されたと言われている。

 中国の軍備拡張とそれに伴う世界における中国の影響力拡大に協力してきたイスラエルだが、外交巧者として名高いイスラエルにしては、大失敗だったと思う。

全く意図していなかったとはいえ、結果的にイスラエルにとって”不倶戴天の敵”とも言えるイランの軍備拡張と影響力拡大を招いてしまったからだ。


 以前から中国は、殲撃7型(ソ連製ミグ21のコピー)や殲撃6型(ミグ19)のような戦闘機や軍用輸送機、59式・69式戦車などの兵器をイランへ輸出するなど友好関係にあるが、

世界中から石油をあさっている中国にとって原油の供給源と中国製兵器の大切な顧客としてのイランの重要性は益々高まり、

イランにとっても中国が石油をがぶ飲みしてくれるおかげで原油価格が高騰し、イランの石油収入がアップするばかりか、制裁がやりにくくなって国際社会におけるイランの発言力まで高まるという構図だ。

 こうしたことがイランの核開発問題についても、アメリカやEUの反対を押しきって核開発を強引に進めるイランの強気の姿勢を導き出しており、中国も国連安保理の場で、イランの核開発を黙認する姿勢を見せている。

(そもそもイランの核開発に多大な影響を与えたのは中国の同盟国パキスタンだ。 そしてパキスタンの核武装に手を貸したのは中国自身である。)

アメリカやEUはイランへの制裁も辞さずという強い姿勢を見せているが、中国はそれに反対し「イラン核問題はあくまでも話し合いで」とこわれたCDのように繰り返すだけだ。

「制裁には反対。あくまでも話し合いで」と中国がアメリカを牽制したおかげで、北朝鮮による核武装のための時間稼ぎを許してしまったのは皆さんもご存知の通りだが、

「イラン核問題はあくまでも話し合いで」という中国の主張によって安保理が事実上の機能停止状態にあり、この状態が続けば中国のアシストによってイランの核武装は現実のものとなる可能性がある。

それはイスラエルにとっては正に悪夢だ。


 座視できなくなったアメリカやイスラエルによるイラン核施設攻撃を牽制するために、イランはホルムズ海峡の封鎖まで主張しているが、その時脅威となるのは、イランが持っている中国製の対艦ミサイルだ。

イラン・イラク戦争当時、イランはペルシャ湾を通るタンカーへの無差別攻撃を行ったが、その時使われたのは中国製の対艦ミサイルHY-1”シルクワーム”だった。

現在イランは”シルクワーム”より性能が高い中国製C-802対艦ミサイルを保有し、パーレビ帝政時代に買ったアメリカ製F-4”ファントム”戦闘機か、ロシア製の攻撃機スホーイ24”フェンサー”に装備しているはずである。

イランがこうした攻撃機を使って原油タンカーを攻撃しホルムズ海峡を封鎖した場合、世界中に影響が及ぶことになる。

(もしイランがホルムズ海峡を封鎖したらそれは自殺行為だと思う。それこそアメリカをはじめ世界が黙っちゃいないだろう)

 イランの弾道ミサイル保有に貢献したのは、中国が事実上のパトロンとなっている北朝鮮である。

核や化学兵器も搭載できるイランの弾道ミサイル”シャハブ3”は北朝鮮製の弾道ミサイル”ノドン1”をコピーしたものか、ノドン1そのものとみられ、射程は1300kmでイラン領内からテルアビブを十分狙える。

北朝鮮崩壊を恐れる中国が、北朝鮮による弾道ミサイルビジネスを黙認し、そのことがイスラエルの安全を脅かすことになった。

どういうわけか、これまでイスラエルは中国に対して非常に好意的であったが、その中国がイランとの関係を深め、イスラエルの生存を脅かしている。


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ドル安とアメリカの課題

 ついにドル安転換。デフレから素材価格上昇の機微を捉えたインフレが始まりそうだ。インフレに強い国はどこか??中国?アメリカ?ロシア?しかしひとつ忘れていることがある。石油

  • From: 20年安泰、目標1億!屁っぽこ投資家のボヤキ録 |
  • 2006/05/16(火) 11:26:16

この記事に対するコメント

流石は自己中心のシナ

流石は自己中心の極みのシナ、やらずボッタクリ商売にて やりたい放題ですな。 うーむ、日本としてはシナに対する同文同種の幻想は捨てて、援助 技術供与 留学生受入止めるべし。 これ以上、理不尽を容認すると制御出来なくなり 日本も飲み込まれてしまいます。 外交上手というより 自分の利益と都合だけの国ですな。敬具

  • 投稿者: (^-^)風顛老人爺
  • 2006/05/16(火) 06:46:06
  • [編集]

>流石は自己中心のシナ

>外交上手というより 自分の利益と都合だけの国ですな。

たいていの国は国益のために動いていますが、中国の場合は露骨すぎます。

今のところ中国がイランから核攻撃を受ける可能性が無いから、イランの核開発を黙認するつもりなのでしょうが、とんでもないことです。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/05/16(火) 20:47:57
  • [編集]

北京五輪 上海万博ボイコット

拝啓、この自分勝手極まる核技術流出により 自己中心大国シナの狡さ・いけ図々しさが明らかになりました。北京五輪・上海万博ボイコットも視野にいれ。シナの非を堂々と鳴らし、反撃すべし。拙文にて。草々

  • 投稿者: (^-^)風顛老人爺
  • 2006/05/17(水) 10:57:37
  • [編集]

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