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泥沼でもがく中国外交に変化?

  • 2006/05/13(土) 01:07:29

 日中関係の風向きが変わりそうな気配がみえる。

約1年間中断している日中外相会談を今月下旬に開催する方向で日中両国が合意した。

小泉首相は「一つの問題で首脳会談を行わないというのは『おかしい』と中国も思ってきたんじゃないか」と記者団に語り、ある政府高官も「こちらがドアを開けていたら、相手が勝手に入ってきただけ」と述べ、日本側が会談実現のために何ら譲歩をしたわけではない点を強調したという。

引用記事 

 ノ・ムヒョンの竹島バカ騒ぎさえなければ、よっぽど取上げたかったのだが、先月下旬に中国の胡錦涛主席が訪米したのはご存知だろう。

中国側の狙いとしてはまず第一に、悪化する一方の米中経済摩擦を和らげアメリカで高まる中国脅威論を打ち消すことにあった。

呉儀・副首相を露払いとして訪米させ、46億ドルでアメリカ製旅客機・ボーイング737を80機購入することを発表するなど、怒るアメリカをなだめるための使い古された手を繰り出し、胡主席もシアトル生まれのコーヒーチェーン”スターバックス”をヨイショして、米中蜜月を演出しようとした。

しかし、アメリカが強く求めている人民元の切り上げや知的財産権保護の問題、あるいは中国共産党による独裁政治と人権抑圧の問題に対して、胡主席は事実上のゼロ回答で応じ、アメリカ側を大きく失望させた。

また、胡主席の訪米の隠された目的に、ブッシュ政権に小泉首相の靖国参拝に反対する声明を出してもらうこともあったが、アメリカへの工作は完全に失敗し、中国側から靖国問題を取上げることさえできなかった。

胡主席歓迎の式典で、中国系アメリカ人の女性が中国共産党の人権弾圧を非難して胡主席をなじり、取り押さえられるというオマケもあったが、このハプニングが中国脅威論を打ち消すための胡主席訪米が大失敗に終わったことを象徴的に表していた。

 これを受けて、胡主席がアメリカを後にしたのと同じ日の先月21日からワシントンで開幕した、G7(先進七カ国財務相・中央銀行総裁会議)でアメリカは、「(米中貿易不均衡の是正に)必要な調整が起きるには、より大きな為替レートの柔軟化が、巨額の経常黒字を抱える新興国、特に中国では必要だ」という文言を声明文に挿入することに成功し、米中首脳会談で人民元切り上げを拒否した中国を異例ともいえる名指しで批判した。 

これ以外にも、知的財産権保護や人権といった問題から、北朝鮮やイランの核開発に至るまで、アメリカは一向に改善しない中国の態度にいら立ちを募らせている。

EUも中国製品にダンピング関税をかけてEUと中国の貿易摩擦が悪化している。

中国政府が「中国の大国化は平和的台頭である」という再三の訴えも空しく、
中国脅威論がかつてないほどに広がって、靖国問題や東シナ海ガス田問題をかかえる日本との関係も含めて、中国の外交は泥沼状態へと完全にハマり込んでいる。

 中国が世界外交の泥沼にここまで深くハマってしまう前に、抜け出すチャンスもあった。

それが3月末の、胡主席と訪中した日本の親中7団体との会談の時で、胡主席が靖国問題にはあえて言及せずに”名誉の撤退”を選ぶことで、外交の泥沼にハマる愚をおかすのを避けるのではないかと私は考えていたのだが、

国内の反日原理主義者を納得させなければならなかったのか、胡主席は靖国問題を再び蒸し返して日中関係好転のチャンスを逸して、外交の泥沼へハマる方を選んでしまった。

関連記事 

いくら中国が内政干渉ではないと言ったところで、靖国問題やガス田問題で中国が力ずくで日本をねじ伏せようと、もがけばもがくほど、世界の目には「中国はいずれ脅威となる。現在の日本は明日のわが身だ」と映るわけで、中国の指導部は完全に判断を誤ってしまったと言えるだろう。

 これまで、橋本元総理や高村元外相、二階経産相、谷垣財相など、従順な”しもべ”と考える日本の要人にしか会談を許可してこなかった中国政府が、決して従順とは言えない麻生外相との会談に応じるということは、四面楚歌状態からの脱出を模索する中国側が対日外交を変化させる兆しなのかもしれない。

”従順なしもべ”だけにお目通りを許し、中国側の意のままに操れない日本人は、北京の迎賓館の赤じゅうたんをふませず北京ダックも食べさせないというのは、中国の使い古された外交手段のひとつだが、

それを一旦やめたことや、中国外務省が11日までに、第2次世界大戦後に中国で収容された日本人戦犯1017人の起訴を免除した記録を外交文書として初公開したことも、日中関係の泥沼から脱したい中国側の焦りのようなものを感じる。

引用記事 

(以前、二階経産相が麻生外相に向かって「悔しかったら北京に行ってみろ」みたいなことを得意げに言っていたと記憶しているが、北京から晩餐会のお誘いが来ることがステータスだと思っているのだとしたら、本当におめでたい人だ)

中国が日中関係を”宗教戦争化”したのは、大きな失敗だった。 日中外相会談が実現するなら、中国側が3月末の失敗を再び繰り返すのかどうか、注目したい。

 日本の筋を通す毅然とした外交が着々と成果をあげているこの状況下で、経済同友会が「中国との商売に影響する」として、小泉首相の靖国参拝を批判したというニュースを皆さんもご覧になったと思うが、まったく情けないかぎりだ。

「日本外交はアメリカ一辺倒でアジア軽視。いずれ経済的に中国の方が大事になる」という声も日本国内からちらほら上がっているが、アジアと言えば中国・韓国・北朝鮮しかないと思っている”大アジア主義”の日本人も経済同友会も世界の政治情勢が全く見えていないし、世界経済全体の動きさえもつかめていないのではないか?

深刻な米中経済摩擦をかかえて訪米した胡主席とブッシュ大統領、どっちがどっちへ”土下座外交”をしていたと思っているのか?

経済同友会は、中国による日本への内政干渉・主権侵害という事実から目をつぶり、カネのためなら悪魔でも極悪な独裁者にでも魂を売り払うと言うのか?

大恐慌の後遺症に苦しむ列強を尻目に奇跡的な経済発展をしていた”強大なドイツ”に心酔して、その独裁体制や人権侵害から目をつぶって、ナチスを賞賛していた人達を思い出してゾッとする。


 これは全くの余談になるがG7閉幕以降、ドル安を牽制するようなコメントを谷垣財務相が繰り返しているが、世界に無用の誤解を与えるのではないだろうか。

日本は中国のような新興国ではなくて、経済成長率がおだやかな成熟した経済大国であり、円も1ドル=360円から現在の110円まで急速に切りあがってきたのだから、マーケットが同じアジアというくくりで、切り上げを拒否している人民元と円を同一視するべきではないという点をコメントで強調した方が適切だと思う。

それをドル安をダイレクトに牽制するコメントだと、日本が中国とグルになってドル安自国通貨高を阻止しようとしているように世界から誤解されてしまう。 だからアメリカ財務省のスノー長官から電話がかかってくるのではないだろうか。

「日本はアジアの新興国ではない。成長率がおだやかな成熟した経済を持つ国だ。この区別はしっかりとするべきだ」

「円は1ドル=360円から日本の経済ファンダメンタルズを反映して既に充分過ぎるほど切りあがっている」

という風にコメントした方が、世界にあらぬ誤解を与えずに済んだと思うのだが。

しかし順番が逆になって、先にドル安を牽制するコメントをしているから、今から同じ事を言っても効果は半減かもしれないけれど全くのムダという事はないと思う。


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田中宇さんの意見をどう思いますか

前に一度コメント送らせて頂きました者でございます。一つ質問と思いまして送らせて頂きました。
ジャーナリストで田中宇さんという方がおり、国際関連の記事を書いていますが、記事の中での基調は米国が衰退する中で中国等が発展するので、アジア連携を重視し多極化を形成しろというものであります。
http://tanakanews.com/g0509dollar.htm
現在日本では米国重視か多極化とのしてのアジア重視かの二元論的なアプローチで話し合われていると思います。
しかしどうも共産党独裁国家との連携のイメージが取れないのです。
経済同友会はこの世の中が多極化社会になり今後はアジア連携で経済成長をすることを重視しておりますが、果たしてこれは正しいのかどうも納得できないのです。
クロフネ先生はこれに関してどのように考えているのか教えて下さい。


  • 投稿者: ネモリン
  • 2006/05/14(日) 19:00:55
  • [編集]

>田中宇さんの意見をどう思いますか

 それでは私見を述べたいと思いますが、先生はカンベンしてください(笑)

>ジャーナリストで田中宇さんという方がおり、国際関連の記事を書いていますが、記事の中での基調は米国が衰退する中で中国等が発展するので、アジア連携を重視し多極化を形成しろというものであります。

>経済同友会はこの世の中が多極化社会になり今後はアジア連携で経済成長をすることを重視しておりますが、果たしてこれは正しいのかどうも納得できないのです。

こういう議論を聞くと、ナチスドイツがヨーロッパで勝ちまくっていた時、世界全体が全く見えていなかった日本の一部のリーダー達が「フランスもオランダもドイツのモノになった。じきイギリスも落ちるかもしれない。 そうなったら仏・蘭・英のアジア植民地は全てドイツのモノになってしまうぞ。 そうなる前にドイツと連携して対米・英参戦だ。 ヒトラーのバスに乗り遅れるな!」と主張して真珠湾へと突き進んで行ったのを連想してしまいます。

 まず現在の中国の経済発展は主にアメリカやEU・日本からの投資とそれら先進国への輸出で成り立っています。

中国で購買力があるのは沿海部に住む2~3億人ですが、これらの地域は対外貿易依存度が100%近い地域だったはずです。

 中国政府は今年になってから投資と輸出主導型ではなく内需主導型の経済政策を掲げましたが、中国国民の貯蓄性向が異常に高く、なかなか消費に結びつきません。

統計をみるかぎり、相変わらず中国は投資と輸出依存型の経済です。

こうした状況で、中国内陸部などにいる残りの10億人や経済発展がはじまったばかりのインド国民が、日本や中国を含むアジア全体の輸出品をさばけるだけの大消費地となるには、何十年先になるのか雲をつかむような話です。

田中氏のいうように、近々アメリカが衰退して輸出ドライブがかかっている中国の工業製品を吸収しきれなくなったら、深刻なデフレ不況が中国を襲って、多極化どころか中国も沈んで行くのではないでしょうか。

またアジア統一通貨の話も、日本と中国でこれだけ経済発展の度合いも経済構造も違うのに、どうやって統一された通貨・金融政策がとれるのか、はなはだ疑問です。

日本が量的緩和政策を脱して公定歩合を0.1%から上昇させるかどうかという議論をしている時に、中国は過熱ぎみの景気引き締めのため、人民銀行の1年もの貸し出し金利を5.85%に上げたばかりです。

やっている金融政策が違いすぎます。

アジア統一通貨が実現するとしたらアジア各国の経済が成熟してくるのが条件で何十年も先の話でしょう。

それにアメリカの双子の赤字もすごいですが、中国だって対外債務が2800億ドルもあるんですよね。 インドも1000億ドル近いはずです。

中国・インドがこれ以上の借金をかかえてまで、アメリカに代わるアジアのための大消費地となるとはとても思えません。

軍事面からみても、中国の核兵器や弾道・巡航ミサイルは脅威ですが、陸・海・空の通常戦力では当面アメリカ優位が続くと思います。

以上の点から、アメリカが沈んで中国が代わりに台頭するというのは、現在のところほぼ有り得ないと思います。

もしアメリカが沈めば中国も沈むでしょう。

にもかかわらず、日本が靖国や尖閣諸島を売ってまで中国と組む必要性を全く感じません。

韓国なぞ論外です。

残念ながら田中氏のお説は、私にとっては、にわかには信じられないものです。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/05/15(月) 23:29:37
  • [編集]

偽宗教を作る目的は何か?

http://www.melma.com/backnumber_45206_3190372/宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成18年(2006年)5月15日(月曜日) 怪談! 「第一回世界仏教者大会」に“偽パンチェン・ラマ”が演説
  せっ江省杭州の公の場に、ギャルトセン・ノルブ少年が初登場
ーーーーーーーーーーーーーーーー
http://www.ohtan.net/column/200605/20060515.html#0太田述正コラム#1236(2006.5.15)
<叙任権論争の今と昔(続)
中共は傀儡の中国カトリック愛国会をつくり、この団体を通じて
中共国内のカトリック関係者の人事とカトリックの宗教活動を取り仕切って
きました。王庁/バチカン市国との関係の完全修復/国交樹立(=バ
チカン市国の台湾との断交)を目指すのを止め、しかも、法王庁との間で5
年前に成立したところの、司教等の任命等に係る上記非公式同意すら破棄し
た、ということがはっきりしました。
ーーーーーーーーーーーーーーー
ところで 中国は偽者天国のようなコピー氾濫の国ですが、
思想、宗教まで偽者作りして共産独裁体制を維持する目的は何でしょう?
株も不透明な投機システムで大事な虎の子のお金を溝に投棄するような
素人を餌食にしてるし、偽の粗悪な家電で漏電して火災被害を受けたり
偽バイクで事故を起こして負傷して身障者にもなりかねない。
以下の記事を読んで感想を書いてくださいねー。偽情報をグーグルを使って
流すし、中国の銀行は偽の決算書で騙すし、宗教まで大掛かりに捏造するとは・・・国家全体でマトリックスとは誰がこの不思議な偽物コピー帝国で儲かるのか理解出来ないのです。上記の解説で僅か自国人民の5分の一だけがわが世の春状態で皆が偽物宗教でも現実逃避するように主導してるのでしょうか?宗教の偽の影響は破壊的な紛争になりませんか?共産体制維持だけでこういう大掛かりな仕掛けが必要な意味を押してくださいませ。

  • 投稿者: ようちゃん
  • 2006/05/16(火) 01:04:27
  • [編集]

>偽宗教を作る目的は何か?

>共産体制維持だけでこういう大掛かりな仕掛けが必要な意味を押してくださいませ。

中国共産党がなぜあれほどにも独裁体制の維持に固執しているのか、私にもわかりません。

ちなみに中国が宗教界の完全支配にこだわるのは、歴史上、宗教結社が中央政府を何度も打倒してきたからです。

当面の目的は、中国を名実ともに世界の大国とすることにあるのでしょうが、それでは中国が大国になったあと、彼らがどうするつもりなのかは、はっきりとわかりません。

それが中華帝国による世界覇権の確立にあるであれば世界の悲劇ですが。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/05/16(火) 20:45:47
  • [編集]

うーむ、恐るべし特亜三国

拝啓、特亜三国の筆頭たるシナの暴走ぶりは看過しがたし。あらゆる援助 技術供与 留学生受入 遺棄兵器処理 は即刻 停止しましょう。 武器使用のみが戦いにあらず、反撃すべし。拙文にて。草々

  • 投稿者: (^-^)風顛老人爺
  • 2006/05/17(水) 11:03:30
  • [編集]

失礼しました。

クロフネ様
ネモリンです。失礼しました。実は扁桃腺が腫れて寝込んで入院するはめにあり、御礼が大変遅くなり、申し訳ございませんでした。確かにクロフネ様の言うとおり、中国は共産党政権ですし、不良債権額も国営企業を中心にバカにならないものがありますから。いずれ1997年のインドネシアと同じような状態になる可能性は高いのかと思います。クロフネ様のご意見はご指摘どおりであり、非常に勉強になります。本当にありがとうございました。今後も勉強させて頂きたく思います。

  • 投稿者: ネモリン
  • 2006/05/18(木) 01:43:09
  • [編集]

ネモリンさん

お読みいただけたようで、良かったです。安心しました。

お体大切にしてくださいね。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/05/19(金) 20:47:48
  • [編集]

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