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第25回 東郭先生と中国人

  • 2006/04/14(金) 23:51:00

 皆さんは”東郭先生とオオカミ”という話をご存知だろうか?

中国に古くから伝わる昔話で、中国人によく知られた話なのだそうだ。

この昔話は、中国人の文化的特徴が見事に表されている話なので、皆さんにご紹介したいと思う。 よく知られた話であるせいか、”東郭先生とオオカミ”には、いくつかのバージョンがあるが、だいたいこんな話だ。

 むかしむかし、中国のある所に東郭先生という読書が好きな文人がいました。

ある日、東郭先生がロバに乗って出かけると、突然一匹のオオカミが現れました。

オオカミは、「私は今、猟師に追われています。 もしつかまれば、私は殺されてしまいます。どうか助けてください。」と東郭先生に懇願しました。

東郭先生は、本が入っていた袋にオオカミを入れてやり、袋の口をしばりました。

まもなく猟師がやって来て東郭先生に言いました。「こちらへオオカミが来ませんでしたか?」

「いいえ。こちらには来ませんでした。どこか別の方角へ行ったのでしょう。」と東郭先生は答えました。

猟師は東郭先生の言葉を信じて行ってしまいました。

猟師の姿が見えなくなると、東郭先生はオオカミを袋から出してやりました。

オオカミは「東郭先生は良い人ですね。」と言いました。

オオカミはさらに続けて言いました。「ところで、私は今お腹が減っていて仕方ありません。 東郭先生、あなたは良い人なのだから、食べさせてください。」

東郭先生が「私は善人だからオオカミに食べられた方が良いのだろうか?」と考え込んでしまったその隙に、オオカミが襲いかかってきました。

東郭先生は襲ってきたオオカミに抵抗しつつ、「どうしたらよいか、他の人の意見を聞いてみようじゃないか。」と言うと、とりあえずオオカミは納得しました。

そこへ1人の農民がやってきました。

そこで東郭先生は、これまでのいきさつを農民に話したのですが、オオカミは「東郭先生が私の命を助けたなんてウソだ!」と叫びました。

農民が「本をいれるための袋にオオカミが入れるわけがないじゃないか。」と言うと、オオカミは「そんなの軽い軽い。」と言って、得意になって袋に入ってみせました。

農民はすぐさま袋の口をぎゅっとしばると、持っていたクワでオオカミを叩き殺してしまいました。

びっくりした様子でこれを見ていた東郭先生に農民は言いました。

「性根が腐ったケダモノが心を入れ替えるなんて事は有り得ません。 先生、悪者に情けをかけるなんてバカのする事ですよ。

 この昔話は、中国社会で生きていくための教訓として、「他人を簡単に信じてはいけないし、悪いヤツはやさしくしたり情けをかけたりしても、心を入れ替えて善人になることは絶対に無い。 だから、悪者は絶対に許さずに完全にやっつけなければならない。」といったような事を言っている。

まさに低信頼社会型の人間の考え方である。

 この話の登場人物を東アジアに当てはめると、こうなるだろう。

命の恩人である東郭先生をウソをついてまで食べようとしたオオカミは、中国・韓国・北朝鮮の儒教文明三カ国。

たとえ相手が悪人でも、簡単に他人を信用して「オオカミに食べられるのが善人だ。」とさえ考えてしまうような、お人好しの東郭先生は日本。

そして、相手が悪人だと思ったら絶対に許さず、情け容赦なく殺してしまい、悪人を信用したり情けをかけたりした東郭先生(日本)をバカ者と考える農民も、中国・韓国・北朝鮮の儒教文明三カ国である。

 ”東郭先生とオオカミ”の話が教えてくれるように、中国人(韓国人)は自分と同じ民族・中国人(韓国人)を、まずオオカミだと思って疑いの目で見て、実際に悪いやつだと思ったら、一切情けをかけることなく徹底的に叩きつぶそうとするし、そうするのが正しいことだと多くの人が信じて行動している。 

(この場合、相手が本当に悪いかどうかは本人の判断・感情で決定する。中立的な第三者の意見はあまり関係無い。)

だから、”悪者”はたとえ死んでも許されず、墓をあばいたり、もう死んでいる”悪者”の石像を作ってそれに皆でツバをかける。 ”悪者”本人だけでなく、血のつながった親戚や子供・孫まで処刑しないと気が済まないのが儒教文明の人たちである。

まして”悪者”が外国人なら、不信と報復はいっそう激しくなるだろう。

 しかし、日本人は死んだ人間の魂の善悪など考えず寛大に取り扱い(神道)、「善人に往生をとく、いわんや悪人をや」(善人が極楽浄土へ往生できるのだから、悪人ならなおさらできる。by親鸞聖人)とさえ考えるのが、日本文化というものである。

だから、中国人や韓国人は靖国問題や日本の神道・日本文化の本質が、全く理解できないのである。

 中国人は「日本と中国は文化がよく似た一衣帯水の関係にある。」とよく言うが、完全に間違っている。

独自の文化を持つ日本と中国・韓国・北朝鮮の儒教文明三カ国は、東郭先生とオオカミ・農民ぐらい考え方が違う。文化的に正反対と言っても過言ではない。


 こんどは日本人の視点から見てみるが、同じ民族である中国人(韓国人)同士でさえ、相手をオオカミだと思って信用せず、悪いヤツは絶対に許そうとしないのに、東郭先生(日本人)は、オオカミ(悪い中国人や韓国人)をいとも簡単に信用しがちだ。

もしくは、「オオカミ(悪い中国人や韓国人)になっているのは何か理由があってのことだから、それが解消されたら、オオカミはいつか自分たちと同じ東郭先生に戻るのだ。 だから悪いオオカミをまず許してやることが大事だ。」と固く信じているのである。


 戦後の日本が中国・韓国・北朝鮮にどんなに援助しても、この三カ国は、命の恩人を食おうとしたオオカミのように、ウソをついて援助の事実を国民に隠し、今も日本の主権を侵害し損害を与え続けている。

ガス田問題・竹島問題・拉致事件しかりである。

断っておくが「過去の歴史のせいで中国は一時的にオオカミになったのであって、ちゃんと謝罪すれば東郭先生に戻る。」というのも間違っている。

だったら、過去の歴史など関係の無いベトナムやフィリピンの領土を、なぜ中国はオオカミのように奪ったのか?

 東郭先生の話が教えているように、ケダモノであるオオカミは、どこまで行ってもオオカミなのであって、相手を簡単に信用せず、悪い事をしたら絶対に許さずに、断固とした対応を取ることが重要なのである。

(それで成功したのがシンガポール)

 これまで日本人の多くは、自分と姿かたちが似ているとか隣の国だからといった理由で、中国(韓国・北朝鮮)は東郭先生だと勘違いしていた。

だが、現代の中国(韓国・北朝鮮)で東郭先生や孔子のような”聖人君子”は、ほぼ絶滅したと考えた方が良いだろう。

しかし「中・韓・朝の三カ国は絶対に正しい」と考えがちな、お受験秀才出身の官僚・政治家・外交官の多くは、中国の古典の読みすぎなのか、そうではなかった。

(東大卒の官僚出身で中・韓にひたすら従えと主張する宮澤喜一・元首相は、中国古典の知識では随一と聞く)

こうした人たちが「中・朝・韓は東郭先生だから信じられる。」という妄想を抱き、それが壊れそうになると「中・朝・韓は今はオオカミかもしれないが、いずれ冷静さを取り戻して東郭先生に戻る」とさらにひどい妄想にふけり、

それさえも崩壊すると、あげくの果てに「オオカミに食べられてやるのが善人であり、東郭先生こそが日本がめざす道だ。」と言って外交を主導してきたから、さんざん日本の国益を損ない、日本国民は苦しめられ、現在のようなひどい状況に陥っているのである。

しかし、”東郭先生”の話が教えるように、多くの中国人(韓国人)は、そうした日本人のように「東郭先生を目指そう。」なんてこれっぽっちも考えておらず、抜け目無くオオカミを叩き殺した農民になる方を選ぶ。

むしろ、この話の教訓としては「悪人を簡単に信用したり、情けをかけたりした東郭先生はバカだ。ああなってはいけないよ。」ということを言っているのであり、農民ではなく東郭先生を目指す日本人を見たら、中国人の多くは、心の中でせせら笑う事だろう。

そこに、中国人(韓国人)と、彼らを理想化して疑うことを知らない中国(韓国)大好き日本人との間の、決して越えられない深いミゾがある。

 クロフネは、すべての日本人に”東郭先生とオオカミ”の教訓を知ってもらいたいと考えている。

なぜなら、”東郭先生”の話は、中国人が中国人に教える、中国人とのベストのつきあい方なのだから。

-------------------------------------------

オオカミがさっそく次の獲物を狙っている?

◆東シナ海の中間線の日本側を、中国が掘削計画 

 日本も中国と共同調査なんて、のんきなことを言ってないで、どういう理由であれ中国による中間線の日本側の調査を拒否せよ。

ましてや、日本が建造した地球深部探査船”ちきゅう”を中国に使わせるなんて、もってのほか。

これぞ命の恩人でさえ食おうとするオオカミのやり方ではないか?


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この記事に対するコメント

フムー。
このお伽噺を援用すると、日本は馬鹿にされつつ一定の信用はされてるという事なんでしょうね。

東郭ですか・・・如何にもですね。
何とか盗人悪人や農民同士で噛み合わせたいものですね(苦笑)

  • 投稿者: トリル
  • 2006/04/15(土) 15:26:27
  • [編集]

私は「東アジア共同体」の創設のために尽力したいと考えております。

日本が国連分担金滞納の常連国であることをご存知でしょうか。私は『日本の外交は国民に何を隠しているのか』(河辺一郎著 集英社新書)を読むまで知りませんでした。

私たちはもっと知らなければいけないと思います。

  • 投稿者: M
  • 2006/04/15(土) 19:19:32
  • [編集]

連名で失礼します

トリルさん

>このお伽噺を援用すると、日本は馬鹿にされつつ一定の信用はされてるという事なんでしょうね。

「日本にいくら悪事を重ねても見逃してくれるだろう」と信じらているという意味では、信用されていると言えますね。

そういうのを普通、「なめられている」と言うのですが(苦笑)

Mさん

>日本が国連分担金滞納の常連国であることをご存知でしょうか。

どこかでちらっと聞いたことがあります。でも結局最後には払われているのですよね?

むしろ「代表無くて課税だけあり」という日本軽視を続ける国連に抗議する意味でも、どんどん国連分担金は滞納するべきだと思います。

ちなみに、常任理事国の中国も滞納の常習犯ですが、常任理事国のイスにしがみついています。

あなたはもっと世界の事実をよく知った方が良いです。

東アジア共同体については、せめて中国・北朝鮮が民主化し、韓国にも多様な価値観を認める成熟した国になってもらわないと、価値観の共有が求められる共同体なんて組めないと思います。

EU加盟を求めるトルコも、「人権を尊重しないかぎり、トルコのEU加盟は認められない」と盛んにEUからクレームをつけられていますよね。

日本に、共同体結成のために中国や北朝鮮に面と向かって人権状況の改善を要求できる人間が何人いるやら。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/04/17(月) 21:48:07
  • [編集]

 でもさ、やっぱ、常任理事国になろうっていうからには、金払った方がいいんじゃねぇ? あのロシアですら滞納してないんだからさ。
 
 それから、あの金額っていうのは、世界総生産に占める国民総生産の割合を基準にして決められるんだそうだ。で、国民一人当たりの所得が正解平均以下だと、この分担率が割り引かれるのだそうだ。あと、最低でも0,001%はどの国も分担しなくちゃいけないらしい。
 本来ならアメリカが29%払わなきゃいけないのだが、アメリカは22%しか払おうとしないので、そのしわ寄せが日本に来ているんだと。ちなみに中国やインドに経済規模にみあった額を払わせたとしても、日本の負担率は2%くらいしか下がらんらしい。

 でも、日本は、アメリカを非難したことはないんだそうだ。カッコだけでも批難したほうがいいんじゃねぇの?

 それから、代表無くしてうんぬん、も国連では通じない理屈らしいっすよ。日本は国連安保理の非常任理事国としては最多当選を果たしているし(当選頻度は36%)、国連総会では多額の国連分担金を出資していることから国連予算に与える影響は多大だし、国連の高官には何人もの官僚が出向しているし……結局、外務省が国連での力を生かしてないってことなのかな?

 ま、中国がやくざな国だってことには同意だけどさ。何も滞納仲間になるこたぁないんじゃない?

  • 投稿者: とおりすがり
  • 2006/04/30(日) 03:41:53
  • [編集]

とおりすがりさん

>常任理事国になろうっていうからには、金払った方がいいんじゃねぇ?

常任理事国にしてくれたら、それに見合ったお金を払いましょうと言ってるだけ。

そうでないなら、貢献できる割合も少なくなりますよと。

当然の法則でしょ。

で、何べん非常任理事国になっても、安保理事会に出席できない期間があるわけで、その点からも現在の日本の貢献に見合った地位が国際社会から与えられていないと言ってるワケ。

別に何が何でも日本の分担金を減らしてやろうと思っているのでもないし、中・露が国連でただ食いするのはやめさせたいだけ。

アメリカの問題は中・露が片付いたあとででも充分。戦術論としてね。

>結局、外務省が国連での力を生かしてないってことなのかな?

それは大いにあるかもね。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/05/02(火) 00:34:05
  • [編集]

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  • 投稿者: -
  • 2007/06/07(木) 03:28:24
  • [編集]

だいぶ前に、山東省のある博物館を訪れたとき、人と狼と白い袋が描かれた掛け軸を見ました。 
 後日、現地の女子学生にその絵について訊ねたところ、「東郭先生」の話を教えてくれました。
  ついでに「農夫和蛇」(農夫と蛇)の話を教えてくれました。以下に書きます。
 『ある冬の日、農夫が道端で、寒さで凍った一匹の蛇を見付けました。蛇を可哀想に思った農夫は自分の懐に入れて暖めてやりました。暖められて生き返った蛇は農夫を噛みました。噛まれた農夫は死にました。』
 なんとも、身も蓋もない、話ではあります。教えてくれた彼女は、「小学校で教わった」(!)と言ってました。
 この「農夫と蛇」はイソップ物語の一編であることを、ごく最近知りました。日本ではポピュラーではないようです。確かに一般的日本社会の中では受け入れ難い内容ではあります。
 一方、中国では、「農夫和蛇」は、例えばニュースのヘッドラインにも使われるくらいの、一般的で、誰でも知ってる熟語らしいです。
  こういった寓話がポピュラーな環境で育つタフな中国人が、(その点に関してだけ、)心底、羨ましいです。
  

  • 投稿者: 匿名希望
  • 2007/06/07(木) 04:23:10
  • [編集]

匿名希望さん

「農夫和蛇」の話は全然知りませんでした。 ご紹介ありがとうございます。

そうした精神風土から、黒を白といいくるめ、絶対に謝罪しない中国政府が生まれたのですね(苦笑)

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2007/06/09(土) 01:57:38
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