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自殺した上海領事館員の遺書が明らかに

  • 2006/03/31(金) 23:56:04

上海にある日本総領事館の館員が2004年5月、中国情報機関の工作員の脅迫によって自殺させられた問題で、館員が上海総領事にあてた遺書の全容が判明した。

 

本紙が入手した遺書には、情報当局者が全館員の出身省庁を聞き出したり、「館員が会っている中国人の名前を言え」と詰め寄るなど、巧妙かつ執拗(しつよう)に迫る手口が詳述されている。中国側が館員を取り込むために用いた中国語の文書も存在しており、これが、日本政府が「領事関係に関するウィーン条約違反」と断定した重要な根拠となったこともわかった。中国政府は「館員自殺と中国当局者はいかなる関係もない」と表明しているが、遺書と文書はそれを否定する内容だ。

 自殺した館員は、総領事館と外務省本省との間でやり取りされる機密性の高い文書の通信を担当する「電信官」。遺書は総領事と家族、同僚にあてた計5通があり、パソコンで作成されていた。総領事あての遺書は計5枚の長文で、中国側の接近から自殺を決意するまでの経緯が個条書きで記され、最後に「2004年5月5日」の日付と名前が自筆で書き込まれている。

 それによると、情報当局は、まず03年6月、館員と交際していたカラオケ店の女性を売春容疑で拘束。処罰をせずに釈放し、館員への連絡役に仕立てた。館員は同年12月以降、女性関係の負い目から当局者との接触を余儀なくされた。接触してきたのは「公安の隊長」を名乗る男性と、通訳の女性の2人だった。

 館員は差し障りのない話しかしなかったが、04年2月20日、自宅に届いた中国語の文書が関係を一変させた。文書は、スパイの監視に当たる「国家安全省の者」を名乗り、「あなたか総領事、首席領事のいずれかと連絡を取りたい」と要求。携帯電話番号を記し、「〈1〉必ず公衆電話を使う〈2〉金曜か日曜の19時―20時の間に連絡せよ」と指定してあった。

 館員は「隊長」に相談。すると約2週間後、「犯人を逮捕した」と返事がきた。文書を作った者を捕まえたので、問題は解決した、との意味だった。館員はこの時初めて文書は「隊長」らが作った可能性が高く、自分を取り込むためのでっちあげと気付いた。遺書には、「(文書は)彼らが仕組んだ」と悟った、と書いている。

 「犯人逮捕」を期に、「隊長」は態度を急変。サハリンへの異動が決まった直後の同年5月2日には「なぜ(異動を)黙っていたんだ」と恫喝(どうかつ)した。「隊長」は、総領事館の館員全員が載っている中国語の名簿を出し、「全員の出身省庁を答えろ」と詰め寄った。「あなたは電信官だろう。報告が全部あなたの所を通るのを知っている。館員が会っている中国人の名前を言え」と追い打ちをかけた。

 最後には、「今度会うとき持ってこられるものはなんだ」と尋ね、「私たちが興味あるものだ。分かるだろう」と迫った。

 約3時間、恫喝された館員は協力に同意し、同月6日午後7時の再会を約束した。館員は、「隊長」は次には必ず暗号電文の情報をやりとりする「通信システム」のことを聞いてくると考え、面会前日の5日に遺書をつづり、6日未明、総領事館内で自殺した。遺書には「日本を売らない限り私は出国できそうにありませんので、この道を選びました」などとも記している。

 「領事関係に関するウィーン条約」は第40条で、領事官の身体や自由、尊厳に対する侵害防止のため、受け入れ国が「すべての適当な措置」を取るとしている。遺書の内容は具体的で、それを裏付ける中国語文書も存在しているため、中国側の条約違反の疑いが濃厚だ。 (読売新聞) - 3月31日3時7分更新



引用記事 

 読売新聞お手柄である。

遺書によれば、やはり中国の情報機関の工作員は、館員と交際していたカラオケ店の女性店員をネタに、恐喝を繰り返していたようだ。

また、中国情報機関は、”国家安全省の者”という差出人名のある脅迫文書を館員の自宅に送りつけ、館員がそのことを中国の工作員に相談すると、しばらくたってからその工作員が「(脅迫文を送った)犯人を逮捕した」と告げるという、手の込んだ工作を行っていたようだ。

これは中国お得意の”善玉悪玉チーム”戦術であろう。

つまり中国情報機関が、工作員一人もしくは複数の善玉・悪玉役を使い分け、
まず悪玉役が日本人館員を恫喝し、その後、善玉役が悪玉役を”やっつける”ことで、館員が善玉役に全幅の信頼を置くように仕向けるという、中国おなじみのテクニックである。

工作員が日本人館員から聞き出そうとした機密は、「上海総領事館員・全員の出身省庁」「館員が接触した中国人の名」だった。

また館員本人が電信官だったため、「暗号電文を本国などとやりとりする”通信システム”の情報を、中国の工作員から要求されるのは時間の問題」と考えて、このことが彼を追い詰めた大きな原因のひとつとなったようである。

暗号電文の組み方には、各国固有のクセのようなものがあるという。 日本の暗号システムの情報が中国側に流れていたら大変な事になっていただろう。

たとえ早い段階で中国側に日本の暗号に関する情報が漏れたことがわかったとしても、日本側は暗号システムの全面的な改定は避けられない。 いや、もう既に実施したかもしれないが。

 ともかく上海の領事館員氏は、自らを犠牲にして日本の国益を守ってくれたのだった。また遺書という形で、事件の真相解明のための大きな”遺産”も残してくれた。 ご本人とご家族の方々にあらためて、国民の一人として頭を下げたい。

 今後同じような悲劇を繰り返さないよう、日本としても万全を期さなければならない。

麻生外相も既に再発防止策をとった事を示唆されていたが、その再発防止策に、他国の工作員からハニートラップのようなワナにかけられた日本政府関係者がいた場合、自らが体験したことをあらいざらい証言することと引き換えにその罪は不問に付す、司法取引のような制度を導入してくれるよう、望んでやまない。

ただ単に、「外国のスパイのワナに引っかかったら上司に報告しなさい」では、なかなか事件の再発は防げないだろう。

 何度も言ってきたとおり、小さな犯罪を見逃すと凶悪犯罪が増えるという”われ窓理論”といっしょで、「小さな主権侵害ぐらいは見逃して、穏便に解決しよう」という、これまでの日本政府の主権意識の低さが、このような中国による重大な主権侵害を許す結果となってしまった。

東シナ海の日本の排他的経済水域内における中国の海底資源調査船の活動を、日本が適当な抗議で済ませてきたから、今やガス田に海上リグまで建設されて、中国による資源略奪の危機に日本が苦しむ結果となっている。

2002年には、瀋陽の日本総領事館に北朝鮮市民が亡命しようと駆け込み、それを阻止しようとした中国公安関係者が、ウィーン条約で不可侵と決められているはずの日本総領事館の敷地内に堂々と侵入するのを許し、

2004年には、北京で行われたサッカーアジアカップ決勝戦の直後、暴徒化した中国市民によって、日本の公用車が破壊されても真剣な抗議も実力行使もせず、「中国政府は治安対策をよくやっている」などとコメントを発表する始末。 同じ年には、中国の原子力潜水艦による日本領海侵犯事件まで発生している。

そうした積み重ねが、昨年の反日大暴動によって北京・上海にある日本の公館が破壊されても、デモ隊を排除もしなければ謝罪もしないという、日本をバカにしきった中国の外交姿勢を導いてしまった。

上海領事館員自殺事件の半分は、これまでの日本の間違った対中外交姿勢が引き起こしたといっても過言ではない。 当時の外相は川口順子氏で、中国大使は阿南惟茂氏だったと思うが、両人はこの問題をどう考えておられるのか?

 そして、中国である。

今回、遺書の詳しい内容が明らかになったことで、中国政府の「館員の自殺原因は仕事上のプレッシャーで、中国政府とは何の関係も無い」という主張は、極めて疑わしくなった。

ここまで汚い手を使って、人一人殺めて(あやめて)おいて、事件がバレてもなおウソをつき通しておきながら、今さらどのツラ下げて日中友好などと言えるのか?

中国政府の最高責任者が日本国民に対してじきじきに謝罪し、残されたご遺族に賠償をしなければ日本国民としても納得できるわけがない。


中国政府がこの事件の対応を誤れば”中国脅威論”が高まり、日本国民の対中感情の悪化はとり返しのつかないところにまでにいくだろう。


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橋本を支援した地域にメスを入れろ

橋本馬鹿ポマを投票した市民をその地域の有権者は確定して その地域にどういう利権が蔓延ってるのか調査する必要がある。地域エゴ・地域振興策と地域を食い物にしてる大企業や世襲の
金食い集団やら似非市民団体が居て正反対の政治手法を使いボケと突っ込みの猿芝居で地域の市民を騙す構造があるのだから、地域の政治意識を目覚めさせる以外に方法は無い!

  • 投稿者: ようちゃん
  • 2006/04/01(土) 03:18:55
  • [編集]

まず自分は、害務省のこれまでの怠慢・事勿れ態度が、現場をして絶望させ、自殺にまで追い込んだ構造的原因だ、と考えます。

中共下僚にしろ、他国の諜報機関やその類にしろ、あらゆる機会を持って工作を仕掛けてくるのは平時であっても自然な自己の利益を意図したアクションのハズです。

我が国自身がその様な手段を使う事を現状で封じているからといって、まるでその様な行為が世の中に存在しないというような現実離れした認識で運営されていたというなら、こんなおぞましい運営法はもう止めて貰いたい。

そういう機会をくれたという意味では、自殺した館員と下手くそな工作員に感謝したいぐらいです。
ああ、日本人が本気で目が覚めて害務省が斬新されるほど、中共が開き直って火を付け回ってくれないかナー。

  • 投稿者: トリル
  • 2006/04/01(土) 12:11:05
  • [編集]

お返事が遅れてごめんなさい。

ようちゃんさん

>橋本馬鹿ポマを投票した市民をその地域の有権者は確定して その地域にどういう利権が蔓延ってるのか調査する必要がある。

橋本元総理の地盤は、確か岡山でしたでしょうか。 私には岡山でどういう利権構造があるのかは存じませんが、

ともかく、国益をないがしろにして、地元への利益誘導をはかるような、視野の狭い政治家だけは、国会の赤じゅうたんを踏むのはカンベン願いたいです。


トリルさん

>まず自分は、害務省のこれまでの怠慢・事勿れ態度が、現場をして絶望させ、自殺にまで追い込んだ構造的原因だ、と考えます。

>我が国自身がその様な手段を使う事を現状で封じているからといって、まるでその様な行為が世の中に存在しないというような現実離れした認識で運営されていたというなら、こんなおぞましい運営法はもう止めて貰いたい。

同感ですね。 自分たちがフェアにやるのだから相手もそうだろうという、日本政府・外務省の極めて甘い認識の犠牲者が彼とそのご家族という側面もあります。

>ああ、日本人が本気で目が覚めて害務省が斬新されるほど、中共が開き直って火を付け回ってくれないかナー。

これに関しては、昨年の反日暴動で、かなり日本人も覚醒してきたと思います。 その意味で最近の中・韓の対日外交は完全な失敗だったと思います(笑)

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/04/03(月) 19:31:13
  • [編集]

中国の言うことに真実は何ひとつ無いというのは常識。
谷垣氏も中国の姿勢に疑問を呈し始めており、中国べったりでは総理になることは叶わないと悟ったようですね。

  • 投稿者: 一国民
  • 2006/04/06(木) 16:18:49
  • [編集]

一国民さん

>谷垣氏も中国の姿勢に疑問を呈し始めており、中国べったりでは総理になることは叶わないと悟ったようですね。

外交が票になるということが、日本国内に浸透すれば、売国政治家もかなり減少するのではと思うのですが...

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/04/07(金) 04:42:36
  • [編集]

同感です

はじめまして。
国家主権における「破れ窓理論」は実に分かりやすい的確な指摘だと思いました。
また、そもそも外務省が事なかれ主義のゆえか、事件そのものを隠蔽しようとしたことは大いに非難されるべきです。

  • 投稿者: 猫研究員。
  • 2006/04/11(火) 06:38:02
  • [編集]

>同感です

 こちらこそはじめまして、猫研究員。さん。

>国家主権における「破れ窓理論」は実に分かりやすい的確な指摘だと思いました。

私の”われ窓理論”を評価してくださって、ありがとうございます。

>また、そもそも外務省が事なかれ主義のゆえか、事件そのものを隠蔽しようとしたことは大いに非難されるべきです。

外務省もさることながら、内調から上がっていた情報を首相や官房長官に伝えることなく握りつぶした二橋官房副長官の罪も重いように思われます。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/04/11(火) 22:16:44
  • [編集]

>外務省もさることながら、内調から上がっていた情報を首相や官房長官に伝えることなく握りつぶした二橋官房副長官の罪も重いように思われます。

その通りですね!
これも、なぜか今頃になって明るみになった情報ですよね。日本は「情報」に関してお寒い状況だとは認識していましたが、ここまで酷いとは…。

  • 投稿者: 猫研究員。
  • 2006/04/14(金) 01:27:13
  • [編集]

猫研究員。さん

>日本は「情報」に関してお寒い状況だとは認識していましたが、ここまで酷いとは…。

これに関連して、内調のトップが交代させられましたね。これで日本のインテリジェンス部門がマシになってほしいですが...

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/04/15(土) 01:32:42
  • [編集]

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