初めていらっしゃった方へ

スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第12回 低信頼社会と、うまくつきあうために

  • 2006/03/25(土) 01:07:22

前回の続き

 それでは我々日本人がトラブルに巻き込まれないようにするためには、低信頼社会の人達と、どう付き合っていったらよいのでしょうか?

いくつかの方法が考えられるかと思いますが、こういう風に考える人もいると思います。

つまり、「低信頼社会の人達は”よそ者”に対しては平気でウソをついたり裏切ったりするけれども、血のつながった一族や同じ地方出身の知り合いといった、コネを持つ人々同士からなるグループの内側では、固い結束を守りながら助け合って生きている。 だから日本人も低信頼社会の人達と、とことん仲良くして、そうした”コネグループ”に入れてもらえば良い。そうすれば低信頼社会の人達から、だまされたり裏切られたりせずに済む」と。

 クロフネはこの考えには賛成できません。

確かに国としての日本や日本人が、低信頼社会の人達がつくったコネグループに接近して、そのメンバーに入れてもらうことは可能かもしれません。

しかし、あるコネグループに入るということは、そのグループのメンバーから全面的なバックアップが受けられる代わりに、こちらもグループ内のすべてのメンバーに、無条件で全面的な支持を与えなければならないことを意味します。

コネグループのメンバーの一人が凶悪犯罪をおかした場合でも、そのグループに属している他のメンバーは、その凶悪犯をかばってやらなければならないのです。

たとえば低信頼社会の韓国と北朝鮮は、血のつながった同じ民族という意味で同じコネグループに属します。

北朝鮮が外国人拉致や核ミサイル開発、麻薬やニセ札の密造、国民への人権弾圧といった国際的な凶悪犯罪をいくら繰り返しても、近年、北への同朋意識が高まっている韓国が、北朝鮮の凶悪犯罪を見逃し、国際社会からの批判から北朝鮮をかばい続けているのは、そうした理由からです。

しかし、日本が北朝鮮のこうした犯罪を黙って見過ごし、かばってやることなど出来るはずがありません。 国際社会から「日本も北朝鮮のような犯罪者と同類か」と思われて、信用がた落ちです。

もしそこで、凶悪犯・北朝鮮を日本がかばってやらなければ、たとえ韓国・北朝鮮グループにそれまで多額の金銭などを貢いでいたとしても、「もうお前は、仲間でも友達でもない。出ていけ!」と韓国に言われることでしょう。

「相手に裏切られないように同じコネグループに入れてもらう」という戦略は、ここで破綻です。

 低信頼社会というものは、人間社会に欠かせない、法のもとの平等や人権の尊重といったものが充分整備されていないという意味で、より原始的な社会といえます。

百年・二百年と時間はかかるかもしれませんが、こうした古いタイプの社会はいつかは消滅すべきです。

ですから、特に国としての日本が低信頼社会の、あるコネグループに入れてもらうために、一生懸命貢いで、犯罪者もかばってやって、恩を売るのに必死になるような事には私は反対なのです。

 私は、日本人が外国人と付き合う場合、「自分がこうだから相手もそうだろう」と考えて、誰でも同じやり方で付き合うのではなく、相手が高信頼社会の人間か低信頼社会の人間かで、付き合い方のスイッチを切り替える方がよいと思います。

相手が約束を良く守る、信頼できる人と確認できれば、普段と同じように付き合っても問題ないと思いますが、

相手が、ワケも無くひんぱんに裏切り行為を繰り返すような、典型的な低信頼社会型の人間なら、付き合い方を変える必要があるでしょう。

 ここで日本人にありがちな失敗は、「自分がこうだから相手もそうだろう」という考え方からどうしても抜けきれず、低信頼社会型の人間による裏切り行為などの問題行動を黙って見逃して、「日本人がそうやって大人の態度を見せれば、彼らもそれをみて冷静に反省して、いつかは問題行動をやめるだろう」と考えてしまうことです。

しかし、問題行動を黙って見逃すことを「大人のとる立派な態度」と考えるのは日本人だけの論理であって、「だました方よりだまされる方が悪い」と考えがちな低信頼社会の人達の多くはそうは考えませんし、日本人のそうした行動に恐れ入って、自らの問題行動を反省して止めるということもまず無いでしょう。

 それではどうすれば良いか、シンガポールのやり方から学んでみたいと思います。

シンガポールは多民族国家ですが、実態は「華人が華人を統治する国」といって良いでしょう。

しかし、もともとは低信頼社会出身の華人の国でありながら、シンガポールは汚職や犯罪の少なさで有名です。 その秘訣は「疑わしきは罰する」という徹底した厳罰主義です。

さすがにシンガポール政府の華人は自らが低信頼社会出身の人間であるだけに、同じ華人というものを知り尽くしています。 そもそも、華人を中心とする国民の良心とか思いやり・道徳心といったものに、これっぽっちの期待も信頼も置いていません。

シンガポール政府の考え方は「人はもともと悪なり」の性悪説が大前提となっていますが、「自分さえ良ければ」と考えがちな低信頼社会の人達に対しては適切なやり方だと思います。

「人はもともと善だから、問題行動を黙って見逃して大人の態度を見せれば、彼らもそれをみて冷静に反省して、いつかは問題行動をやめるだろう」という性善説に立った、日本人の考え方と
対極にあると言ってよいでしょう。

拳銃を発射したり大麻の大量所持といった重い犯罪は、死刑。
公共施設への落書きはムチ打ち刑。
ゴミのポイ捨てや道路へのツバ吐き、禁止区域での喫煙といった軽度のマナー違反でも日本円で7万以上の罰金となります。

そしてバス乗り場は、行列へのズルい割り込みが出来ないように柵で囲まれています。 それでもシンガポール国民による割り込みが後をたたないようですが。

 このようにシンガポールでは、例え軽犯罪であっても問題行動を起こす人に対して、罰金やムチ打ちといった厳罰主義でのぞみます。

拝金主義の傾向が強い華人にとって、お金を失う事は何より嫌なことです。
そして軽犯罪でも見過ごさないという強い姿勢が、汚職や凶悪犯罪といった重い犯罪の発生を防ぐのです。

こうしてシンガポールでは、政府が力ずくで問題行動をやめさせ社会のルールを国民に守らせようとしていますし、その効果も実証ずみです。

 日本人も、相手が信頼できる人なら別としても、たいした理由も無くウソや裏切りをひんぱんに繰り返すような低信頼社会の人達の問題行動に対しては、スイッチを切り替える必要があります。

つまり相手の良心や思いやり・道徳心に期待して、彼らの問題行動が自然とおさまるのを待つのではなく、彼らが一番嫌がる罰を与えることで、たとえ力ずくでも相手の問題行動を止めさせる事が、必要不可欠なのです。

 これは国対国の付き合い方にも適応できます。
一国の外交のやり方には、その国の民族性がはっきりとあらわれるからです。

日本も外交をするときは、欧米諸国のような高信頼社会とアジアのような低信頼社会の国々とで、やり方が全く同じで良いはずがありません。

ましてや日本人同士でしか通用しない付き合い方を、外国に適用するなど論外です。

しかし、今、日本がかかえている深刻な外交トラブルのほとんどが、低信頼社会である韓国・北朝鮮・中国・ロシアとの間で発生していることからもわかるように、どこの国とも同じように外交をしてしまったことが、戦後の日本外交の大失敗の原因だったのです。

「自分たちがこうだから相手も絶対そうだろう」は、外国人との付き合いや外交をする上で大きな間違いのもとですが、日本の場合、外交のプロたる外交官でもなかなかこれに気がつけないようです。

国際社会で日本人ほど、相手によって付き合い方のスイッチを切り替えることが必要とされる人達もいないと思います。

すべての日本国民が”切り替えスイッチ”を持つのは無理かもしれませんが、少なくとも日本外交の表舞台に立つ政治家や外交官の全員に、スイッチを持って欲しいと思いますし、スイッチを持たない人にその資格は無いと思います。


banner_04.gif

管理人が元気になりますので、もっと記事が読みたいという方はポチッとしてください。

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

全く同感です。ところでhttp://www4.diary.ne.jp/user/431247/(大高未貴)「日本国内で南北朝鮮統一」の表題で文が掲載されています。(2月24日実施された在日本在韓民国民団(民団)の中央本部団長選挙で、現状維持派と接戦で、改革派のハ・ビョンオク氏が当選した。日本の大新聞はちっとも触れないが、これは実に大きなニュースだ。何故なら改革派の主張は“朝鮮総連との和解、統合により「在日」の発言力を高めると同時に、韓国の政治から自立して「在日」独自の立場から南北朝鮮の融合統一に影響を与えてゆく”というもの。又、真偽は定かではないが、今回の劇的な統合劇の背景に統一教会の存在もあったといわれている。)大同団結が実現すれば、在日の地方参政権問題や、高齢者福祉問題などで日本の政治、社会への影響も大きい。又、北朝鮮拉致被害者問題について日本人との意識のすれ違いも現実のものとなる。この改革派は韓国のノムヒョン政権と同じく“反米、反日を煽り北朝鮮に併合されたい”ものだとしたら、同胞として北を擁護する方に傾くだろう。なにしろ韓国では北朝鮮拉致被害者という言葉すらタブーで「北に消えた人」と表現するような将軍様への気の使いようだ。
 そして日朝国交正常化交渉でも「賠償」問題で、日本政府は国内に強力な抵抗勢力を抱え込むことになる。こういった一連の大ニュースに対して、永田町は不気味な沈黙を保っている。パチンコ業界から巨額の献金を受け取っていたからやむおえないというのだろうか。
在日帰化した国会議員の弊害記事も出てました。欧州の紛争や暴動まで起こされる可能性も有り得ると考えます。今の日本のままの常態では!

  • 投稿者: ようちゃん
  • 2006/03/25(土) 04:36:42
  • [編集]

初めまして

初心者のための外交講座を一通り読ませてもらいました。自分が何となく感じていたことが整理され、大変勉強になりました。「軍備を放棄すれば攻められない」という考えは、実に馬鹿げていると改めて感じました。
こうしてみると明治以降、特アに対して高圧的だとされている先人達の態度は、正しいものでしたね。

  • 投稿者: mk.com
  • 2006/03/25(土) 15:38:48
  • [編集]

欧米

WBCの審判の件でもうかがえるように、欧米も高信頼社会だとはいえないと思うのですが・・・実際、欧米人の友人関係をみても、それほど信頼し合っている様にも思われないです。フランスの暴動やイギリスのフーリガンなどの例などもあります。欧米はルールを守る高信頼社会だとはいえないのではないですか。ただ貧乏ではないので礼節がそれなりに守られているにすぎないように思います。

金銭の多寡にかかわらず多少なりともまだ他人の良心を当てにできるのは日本人だけではないでしょうか。

結局「どの国も信頼しない」というのが大事なように思いますが…

  • 投稿者: ay
  • 2006/03/25(土) 17:23:15
  • [編集]

連名で失礼します。

ようちゃんさん

現在の韓国は、北朝鮮に思想戦で完敗の状態ですが、在日社会でもそれと同じような状態になりつつあるみたいですね。

情報ありがとうございました。


mk.comさん

>初心者のための外交講座を一通り読ませてもらいました。自分が何となく感じていたことが整理され、大変勉強になりました。

 そう言って頂けると、がんばって記事を書いた、かいがあります。

自分から侵略戦争をはじめるのは論外ですが、「軍隊がなければ戦争にならない」という左翼リベラルの妄想は、百害あって一利なしです。


ayさん

>WBCの審判の件でもうかがえるように、欧米も高信頼社会だとはいえないと思うのですが・・・

このシリーズの9回目で

>(もちろん100%信頼できる高信頼社会とか、ウソしかない100%の低信頼社会というものは存在しません。 程度問題ですし、もちろん例外もあります。 また同じ国でも地域やコミュニティによって信頼度に違いがあります)

と書いたとおり、ウソや犯罪がまったく存在しない100%信頼できる高信頼社会といったものは地球上のどこにも存在しません。

それに、同じ欧州の国でも、もともとそこに住んでいた人達のコミュニティと低信頼社会からやって来た移民たちのコミュニティでは、大きな違いがあると思います。

あるいは、低信頼社会出身の移民の人達との接触が、欧州の現地社会に影響を与えたこともあったでしょう。

 高信頼・低信頼とは0%か100%でくっきりと分かれるのではなく、相対的な程度問題の話です。

そこをはっきりしておかないと、治安が良いとされる日本社会からみれば、世界のすべてが低信頼に見えてしまうかもしれません。

ayさんが、高信頼・低信頼という言葉に抵抗があるならば法治社会と人治社会と言い換えても良いです。

 低信頼社会のくわしい定義はシリーズの9回目に書いておきましたが、低信頼社会の特徴は、地縁・血縁を同じくする部族のような、限られたコネグループに属する人達が、その国の権力や富を独占し、ルールを自分たちの都合の良いように、適用するところにあります。

アメリカやドイツ、フランス、イギリスなどは、法が国民すべてに平等に適用されないような、人治主義的な部族社会でしょうか?

あるいは、文書に残した契約を破って訴えられても罰せられないような社会でしょうか?


>実際、欧米人の友人関係をみても、それほど信頼し合っている様にも思われないです。

上記のことは、欧米諸国が歴史的に経験してきた、外国との戦争や植民地統治・移民受け入れ・貿易などの結果、欧米人が学んだ「外国人を含む他者との付き合い方」といえると思います。

私が日本人に身につけて欲しいと考える外国との付き合い方というのは、おそらくこういった態度です。

>結局「どの国も信頼しない」というのが大事なように思いますが…

私が言いたかったのは、オートマティックに世界を高信頼と低信頼に分割して、高信頼社会の国は全く疑う必要が無いという事ではありません。

シリーズの前半で、国際社会には”法”もそれを守らせる”警察”も無いと言いましたが、知らない相手をまず疑ってかかるというのは大前提です。

相手がどこの国でも誰であっても、信頼できるかどうかは、日本人がその時その時に自分の頭で判断しなければなりません。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/03/27(月) 21:49:18
  • [編集]

日本が口約束であったとしても守られるというかなりの高信頼社会であるとするならば、アメリカは文書による約束にはかなりの拘束力がある中度の信頼社会と考えられます。契約書という形で証明された約束はかなりの確率で守られますが、基本的に親しい人との間以外では、口約束は信用できません。ということで、日本人はデフォルトのセキュリティーレベルが世界最低レベルになっていると思われますので、外国人と接するときにはそれ相応のレベルまで引き上げないと痛い目に会います。

  • 投稿者: 在米
  • 2006/08/21(月) 05:35:44
  • [編集]

在米さん

>アメリカは文書による約束にはかなりの拘束力がある中度の信頼社会と考えられます。契約書という形で証明された約束はかなりの確率で守られますが、基本的に親しい人との間以外では、口約束は信用できません。

アメリカは移民社会で、ヒスパニック系や中国系など、低信頼社会からやってきた移民も多いですよね。

そういう人たちを社会に参加させて、いかに法治国家かつ高信頼社会を築き上げていくかというところにアメリカの苦労があると思います。

ですから、完璧な高信頼社会をつくるのは、ほぼ不可能でしょうね。


>日本人はデフォルトのセキュリティーレベルが世界最低レベルになっていると思われますので...

私も強く同感です。 それが日本政府の外交下手・安保オンチの原因ではないでしょうか。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/08/22(火) 21:37:32
  • [編集]

こうなったらクロフネさんが政治家になるしかないでしょう!
実行なくして成功なし!!

  • 投稿者: KAZUYA
  • 2006/09/08(金) 17:21:06
  • [編集]

KAZUYAさん

>こうなったらクロフネさんが政治家になるしかないでしょう!

いやあ、私はどっちかというとお山の大将より参謀タイプだと思っていますから...

政党・政治家の政策スタッフとか一般企業の戦略立案スタッフとかなら、考えますけれども。

以前、ある代議士の選挙カーに乗って、手を振っていたりしたことがあるのですが、政治家ってカネと時間が沢山ある人がやるものだと思います。

ところで、ゆっくりとではありますが、このブログで訴えてきたことが実現されてきていると思いませんか?

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/09/08(金) 22:29:10
  • [編集]

初心者のための外交講座の感想

まるっと行きますが、人間は低信頼社会の人間でも教育により信頼に足る存在に成ります。私は台湾にその実例を見ます。但し教育内容に信頼感を伴わせる為には一定期間圧倒的な力で外部から護ってやらなければ成りません。逆に教育しても投資しても箸にも棒にもかからない生き物もいます。どこぞの半島に棲息するアレです。これはもう叩いて叩いて叩いて虫の息に成るまで叩いてから奴隷にするしか無いでしょう。日清戦役からこっち130年もやさしく見守ってやったのだから、もう良いでしょう。次に先の大戦後、支那大陸に残され母国から切り離され洗脳された人達について、あの戦争で母国に対する信頼感が失せて売国の走狗にされた我が同胞たち、彼らに祖国を思い出させて改めて祖国に尽くさせるには何が必要だろうか、続きは次の一連の講座を読んでから投稿します。

  • 投稿者: 火天大有
  • 2007/08/19(日) 15:20:30
  • [編集]

火天大有 さん

>まるっと行きますが、人間は低信頼社会の人間でも教育により信頼に足る存在に成ります。

低信頼社会の人たちが、自分以外の人間に不信感を抱いているのは、国家が個人の生命や財産を守るシステムを持っていないからだと思います。

つまり社会の発展が遅れているから、個人や一族レベルで己の生命や財産を守っていかねばならないわけです。

ですから、低信頼社会の人たちを高信頼化するには、近代的な政府と確固とした法治体制を整え、教育など文化の高度化をはかると可能になるのではないでしょうか。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2007/08/19(日) 18:54:12
  • [編集]

管理人さんの御意見に概ね賛成です。そのとおりだと思います。

  • 投稿者: 火天大有
  • 2007/08/19(日) 22:17:44
  • [編集]

鎖国が一番

過去記事にお邪魔いたします。

鎖国したいですね。
国を開いてから、日本人への汚染が始まったようです。
「敗戦」によて我が日本人がだらくしたのではなく、それは開国から始まっていたことです。
明らかに目に消えてきたのが敗戦後、そしてバブル後ですね。

  • 投稿者: unimaro
  • 2008/12/15(月) 21:44:17
  • [編集]

unimaroさん

いらっしゃいませunimaroさん

さすがに鎖国まで行くと日本に石油や食料がこなくなってしまうので、困っちゃいますね。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2008/12/16(火) 01:12:30
  • [編集]

信頼度・民度・社会性

 はじめまして、クロフネさま。数ヶ月ほど前から拝見させていただいております。
 この外交講座シリーズの「低信頼社会と高信頼社会」、手を打つ思いで拝読させていただきました。まさしく日本は「高信頼社会」として成り立ってきた数少ない国家の一つだと思います。
 日本が高信頼社会を持つ国となった理由の一つとして、クロフネさまは「島国という閉鎖空間に定住して生活し~」と考察されていまして、以前読んだ「ネズミの時間 ゾウの時間」という本でこれに通じる考察の記述があったことを思い出しました。いわく

 「大陸では常識はずれの事を考えても、もし白い目でみられたら、よそに逃げればいい。だから、強靭な大思想が生まれる。しかし、島では出る釘はすぐに打たれてしまう」
 「アメリカは競争の激しさゆえに、天才科学者や技術者が生まれるが、一方で一般のサービスレベルは低い。日本では突出した天才は生まれないが、一般人の能力は高い」
 「地球はしだいに狭くなって島的になるから、日本人がつちかってきた島の知恵が有効になる。しかし別の見方をすれば、世界がフラット化して競争が激しくなるため、島であったはずの日本も大陸的になるとも言える」

 とのことです。うーん、なるほど、と思わされたものです。
 最近、ルールやマナーを国民がどれだけ守るかの概念「民度の高低」という言葉を知りました。これはほぼ「低信頼社会か高信頼社か」に置き換えられるのではないかと思えます。

 私は日本人の民度の高さの理由として、もっと小さい範囲、つまり「ムラ社会」での生活、それも一つ処での生活が大きかったのではないかと思っています。
 コミュニティーを作り、役割を分担して効率の良い生存・生活を目指すのが人間。役割分担の当然の帰結としての「有るところから無いところへ」という物流がよく知る近隣同士に存在すれば、通貨ナシ・ある時払い(助け合い)・口約束が当然かなと。
 誰かが役割を分担しないで楽をしようとしたら、他の人間だって楽をする、それではムラ自体は立ち行かず、コミュニティーの恩恵にも預かれない。
 こういったいわば「社会・経済を実感できるサイズ」というのはムラ社会なのではないかと考えます。
 このサイズなら「嫌なこと(役割)は自ら進んでやる」「他人の立場になって考える」「周囲に迷惑をかけない」といった道徳やらマナーやらモラルやら言われるものが発達するのも説明できるのではないかと。


 取り留めの無い文になってしまいました……。
 このシリーズ、これからも楽しみにしております。

  • 投稿者: ぢまみれ
  • 2010/05/15(土) 15:01:31
  • [編集]

ぢまみれさん、はじめまして。

>「アメリカは競争の激しさゆえに、天才科学者や技術者が生まれるが、一方で一般のサービスレベルは低い。日本では突出した天才は生まれないが、一般人の能力は高い」
>「地球はしだいに狭くなって島的になるから、日本人がつちかってきた島の知恵が有効になる。しかし別の見方をすれば、世界がフラット化して競争が激しくなるため、島であったはずの日本も大陸的になるとも言える」

鋭い指摘だと思います。

>私は日本人の民度の高さの理由として、もっと小さい範囲、つまり「ムラ社会」での生活、それも一つ処での生活が大きかったのではないかと思っています。

>誰かが役割を分担しないで楽をしようとしたら、他の人間だって楽をする、それではムラ自体は立ち行かず、コミュニティーの恩恵にも預かれない。

私もそう思います。

あと、日本人は「よそ様に迷惑をかけてはいけないよ」としつけられて育てられるから、というのもあると思います。(最近はどうかわかりませんが)

中国や朝鮮半島の場合は「他人を打ち負かしてえらくなりなさい」と教えられて育てられることが多いそうで、それプラス儒教の血族第一主義がミックスされて、あの「自分と家族の利益のためなら他人にどんな損害を与えてもかまわない」という精神文化が生み出されたのでしょう。

>このシリーズ、これからも楽しみにしております。

すみません、ご期待に沿えないかもしれません。

このシリーズはブログを立ち上げた初期のもので、一応完結させたつもりです。

何か強く思うところがあれば、続編を書くこともあるかと思いますが...。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2010/05/15(土) 23:26:33
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する


・いつもコメント&TBありがとうございます。

アダルト系ブログからの、サイトポリシーに違反したコメント・TBが後を断たないため、受信したコメント・TBを管理人が審査することにしました。

サイトポリシーに違反したものについては予告無く破棄します。

また問題の無いコメント・TBを頂いても表示されるまで少し時間がかかります。 悪しからず御諒承ください。

「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れると、管理人だけが読める非公開コメントになります。 非公開コメントを下さる方のプライバシーを尊重し、あえてお返事をしておりませんが、「公開コメントでも良いのでレスが欲しい」という方は、非公開コメントにその旨をお書き添えください。
                

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。