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「中国はアメリカの競争相手」とブッシュ大統領

  • 2006/02/01(水) 23:54:45

 ブッシュ米大統領は31日(日本時間だと今日1日)連邦議会上下両院合同会議で、今年の施政方針を示す一般教書演説を行った。

今年のアメリカの内政・外交がどういったものになるか、これまでの政策と変化があるのかないのか注目があつまった。

引用記事

一般教書演説全文(英文)

 演説では、今後もアメリカが自由と民主主義の世界への拡大を擁護し、独裁主義やテロリズムに対する戦いを継続していくことを訴えた。

そして世界の半分が依然、独裁国家の支配下にあるとして、北朝鮮やイラン、シリアなどを名指しした。

またブッシュ大統領は、引き続き中東を含む世界に関与していくとして、イラク駐留米軍の犠牲者が増えつづけていることを背景として、アメリカ国内で湧き上がりつつある孤立主義を拒絶することを表明した。

 続いて経済に話題が移ったが、アメリカの好調な経済を強調しつつも、”新しい競争者”として中国とインドをあげ、保護主義に陥ることなく、これからも世界経済をリードしていくため、アメリカ自身の競争力の維持・向上の必要性を指摘した。

次にアメリカの競争力の維持・向上のための国内諸政策(福祉や省エネ、教育、技術力向上など)を訴えて、アメリカの将来が明るいものであることを強調して演説をしめくくった。

 クロフネが気になるのは、アメリカの対外政策についてだが、自由と民主主義の拡大という方向性は変わらないようだ。 むしろ一層強調されているように思える。

自由の敵としてブッシュ大統領は、アルカイダのようなテロ組織と北朝鮮やイランのような独裁国家をあげた。

 ただ今回はじめて、一般教書演説の中で中国の台頭を指摘し、これまで避けてきた”競争者”という表現を使ったように、アメリカが考える、自由と民主主義の敵の”本丸”は、今や世界最強の独裁国家となった中国なのではないだろうか?

独裁国家として中国を名指しせず、中国の台頭をインドとセットにして経済分野のところで言及したのは、”中国脅威論”に対してヒステリー的発作をおこしがちな、中国共産党政府にたいする一定の配慮のように思える。

 ブッシュ政権が今月上旬に議会へ提出する”4年ごとの国防戦略見直し”(QDR)では、アメリカ海軍艦艇の増強と、太平洋にアメリカ海軍が保有する潜水艦の約60%、空母の半数以上を配備する”太平洋シフト”が、新しい国防戦略として含まれる予定だが、独裁国家・中国の台頭がもはや無視できなくなったことの証拠だろう。

引用記事

 だが演説を聞く限りでは、アメリカの対中政策は当面、中国に対する”封じ込め”ではなく、関与政策になるのではないか。

一般教書演説で、孤立主義と保護主義を戒めているのは、少々問題を起こしても中国に対して経済制裁などの報復・封じ込め政策は、今の所とらないということの表れだろうし、ゼーリック国務副長官も「中国は国際社会の責任ある利害共有者」と盛んに主張している。

 しかし何度も主張しているように、中国が国際ルールを破るなど問題行動を起こしたら、実効性のあるペナルティを与えなければ、ルール破りをやめさせることは不可能だろう。

中国の為替操作やダンピングに対しては、アメリカがペナルティとして経済的な報復手段をとらないと、中国が自発的にそうした問題行動を止めることはないと思う。

その場合の報復手段は保護貿易主義とは別けて考えるべきであり、中国がルール破りを止めればペナルティをとけばいいのだから、保護主義とは言えないだろう。

 やはりゼーリック副長官が主導していると思われるアメリカの対中政策は、やや甘いといわざるを得ない。

世界は中国に関与し、中国が豊かになることに協力してきたが、依然強固な独裁体制のままで国際ルールを破っても恥を知らない。 関与政策だけでは限界があるのは明白だ。

 ゼーリック氏に関連した話題として、彼が訪米した自民党の逢沢一郎幹事長代理らと会談し、小泉純一郎首相の靖国神社参拝を受け中国と韓国が反発していることについて、「米国としては関係がさらに悪化することを望まない」と懸念を表明したという。

引用記事

 これにも再度反論したいが、中国がアメリカ大統領に「アーリントン国営墓地を参拝するな。参拝したら米中首脳会談を拒否する。」といったような、許しがたい内政干渉を日本対して行っていることが、問題の根本なのであって、中国が内政干渉をやめれば解決する話だ。

それともゼーリック氏は中国から要求されたら「アーリントンへは行くな」と大統領を引き止めるのだろうか? アメリカの歴史教科書を「朝鮮戦争はアメリカの中国への侵略」と書き換えるのだろうか?

 そして問題の第二点は、中国が自分たちを侵略したとしているアメリカやイギリス、フランスの慰霊や歴史教育については一切不問とするのに、日本だけ執拗に追い回していることだ。

これは白人が中国を侵略するのは問題ないが、日本人だけは許さないとする人種差別であり、日本としては絶対に受け入れられない。

そして中国国民の感情とは、中国政府の洗脳教育と恣意的な情報コントロールの結果であり、中国国民が正しい情報に自由にアクセスできないことが、日本への誤解の大きな原因となっている。

中国が国際ルールと自由・人権を尊重し、内政干渉と人種差別、洗脳教育をやめれば、一切の歴史問題は解決するのである。

中国でのビジネスに目がくらみ”中国の魔術”に惑わされて、自由と民主主義をないがしろにする人がいるとしたら、あまりにも無責任ではないだろうか。

 最後に小泉政権に対して、日本の立場をアメリカに理解してもらうための働きかけが、充分なのだろうか? 外務省や在米日本大使館はちゃんと働いているのだろうか?

世界に日本の立場を理解してもらう働きかけをおろそかにして、「靖国参拝を批判するのは理解できない」とだけ言っているのでは、中国のプロパガンダと”日本封じ込め戦略”の前に手痛い敗北を喫する可能性だってある。

国際社会における日本の補給線の確保を、絶対におろそかにしてはいけない。


関連記事・”中国の魔術”

関連記事・アメリカ・ゼーリック氏のナイーブな対中外交

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