初めていらっしゃった方へ

スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第1回 北朝鮮の将来(その1)

  • 2005/02/20(日) 12:28:12

 朝鮮半島は古来より日本の安全保障にとって、極めて影響の大きい場所であった。

そして現在も核や弾道ミサイルの保有、日本人誘拐と殺害、麻薬や偽ドル札の製造と密輸など、短期的にみて日本の安全保障にもっとも脅威を与えている国も、半島にある北朝鮮である。

それに加えて、ノ・ムヒョン左翼政権の登場により韓国の外交が、一時の感情に流され、軸がブレだした昨今の状況から、不透明さをますます増した半島の将来を占うのは非常に難しくなっている。

 そこでまず、しばらく南北統一は無いという仮定の上で、北朝鮮の将来について、いくつかのシナリオを想定してみるとともに、今後日本が取るべき、対北朝鮮外交を考えてみたい。

 それでは北朝鮮の将来のシナリオをいくつか想定してみる。

シナリオ1.北朝鮮が現在の金正日個人独裁体制を継続し、経済の改革も限定される場合。

このシナリオの場合、経済のさらなる悪化は避けられない。
北は中国や韓国を脅したり、情に訴えたりしながらカネを無心するだろうが、脱北者の激増・核心(支配)階層の動揺から北の崩壊というハードランディングもありうる。

シナリオ2.金正日個人独裁体制を継続しながらも、経済の改革・開放政策を積極的にすすめる場合。

この場合、経済が上向く可能性がある。
中国もこのシナリオを望んでいるとされているが、共産党官僚による集団独裁体制の中国と違い、個人独裁の北では、開放政策によって自由を知った国民、核心階層が金正日個人独裁体制に不満をつのらせ、いっきに体制が揺らぐ可能性がある。

金正日が恐れているのはまさにここで、開放して経済を立て直したいが、離反した軍・国民に処刑されたルーマニアの独裁者・チャウシェスクの二の舞にはなりたくないというジレンマに陥る。

もっとも、クーデタから労働党官僚による集団独裁体制で改革開放政策へというシナリオは、なかなか言う事を聞かない金正日に愛想を尽かし始めている中国が望んでいるホンネという話もある。

その他、金正日が体制維持のために、せっぱつまって北朝鮮軍を南進させ、韓国を武力征服するといったシナリオもあるが、それはほぼないだろう。

開戦となれば非武装ラインにはりついている、北朝鮮軍の砲兵や地対地ロケットの攻撃でソウルの一部にかなりの損害がでるかもしれない。

だが、たったそれだけで韓国が降伏するならともかく、もはや大半の兵器が旧式の北朝鮮軍では制空権もにぎれず、韓国軍の防衛ラインを突破するというのは現実的では無い。

また、北朝鮮の一部の国民に金正日独裁体制にたいする不満分子が存在するようだが、本格的に立ちあがって金正日体制を打倒するような兆候は、今のところないようである。

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する


・いつもコメント&TBありがとうございます。

アダルト系ブログからの、サイトポリシーに違反したコメント・TBが後を断たないため、受信したコメント・TBを管理人が審査することにしました。

サイトポリシーに違反したものについては予告無く破棄します。

また問題の無いコメント・TBを頂いても表示されるまで少し時間がかかります。 悪しからず御諒承ください。

「管理者にだけ表示を許可する」にチェックを入れると、管理人だけが読める非公開コメントになります。 非公開コメントを下さる方のプライバシーを尊重し、あえてお返事をしておりませんが、「公開コメントでも良いのでレスが欲しい」という方は、非公開コメントにその旨をお書き添えください。
                

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。