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対中外交で官邸と外務省がギクシャク?

  • 2006/01/06(金) 23:27:14

 日本の対中外交の方針をめぐって、官邸と外務省であつれきが生じているようだ。

外務省OBの栗山尚一氏が官邸の強気な対中外交をたしなめて、「首相ら政府の責任ある立場にある者が靖国神社に参拝するのは”大東亜戦争”肯定の歴史観を共有しているとの印象を与えかねず、靖国参拝を控えるべきだ」といった内容の論文を月刊誌「外交フォーラム」に寄稿したという。

http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20060106-00000005-san-pol


 民主政治のルールを破る事になってしまうので、現役の外務官僚が政府の方針にあからさまに反対する事は許されない。 だからOBに外務省の考えを代弁してもらおうという意図でもあるのだろうか。

それはともかく、今現在日中間に存在する様々な問題の根本のひとつは、今まで日本の対中外交を主導してきた外務官僚と自民党”ハト派”がやってきた誤った外交政策であるのは、もうわかりきった事だ。

中国など特定アジア三国は「自分たちは戦争に勝ったのだから、敗戦国・日本に対しては何をやったって許されるし、日本人は中国の言うことには絶対従わなければならない。」といった”Total Victory”(全面勝利)という極めて害の大きい思想にとりつかれて、対日外交をしてきた。

その結果、教科書や戦没者慰霊といった日本の内政問題にまで干渉してきて、日本の独立国家としての基盤が大きく揺らいだ。

 本来なら政府・外務省が「中国のやり方は明確な内政干渉であり覇権主義である。 日本は日中基本条約の精神に違反する中国のこうした行為は受け入れられない。」と、全面勝利論に陥った中国側の”感情”とやらに、最初の段階で明確に「NO!」を言って、突っぱねておけばよかったものを、

対中外交を主導してきた外務官僚が愚かにも「中国側の”感情”に配慮しなければ対中外交は絶対にうまくいかない。」などと理由をつけて、どんなに理不尽な要求を中国につきつけられても「とりあえず謝罪して中国の言う通りにしておこう。」といった具合に、中国の全面勝利論外交をひたすら受け入れてきた。

そうしたツケがたたって、東シナ海の日本の海底資源を吸い取られ、反日暴動では日本企業や日本国民が襲われ、とうとう日本の外交官に自殺者まで出してしまった。

こうして、貴重な日本国民の生命・財産が失われていった責任は、当然今までの対中政策を主導してきた外務官僚にある。

にもかかわらず、まだ外務官僚が中国の”全面勝利論”外交に荷担したという自らの過ちを認めずに、日本外交を再びミスリードして恥の上塗りをしようというのだろうか。

第一、靖国参拝に反対している民主党の前原党首が訪中したとき、「中国脅威論をとなえる前原氏とは会談できない」と言って、中国政府が前原氏を追い返したではないか。

結局のところ中国は全面勝利という思想に基づいて、自分たちにとって気に食わない存在である日本を、歴史だの何だのと理由をつけて力ずくで全面的にねじ伏せようとしているだけである。

 こうした今までの過ちに気がついたのだろう、去年の6月~7月以降、小泉政権は中国の内政干渉に明確に「NO!」を言い始めた。

すると7月には2000年サッカー・アジアカップの日中戦直後に発生した反日暴動で破壊された日本大使館の公用車を中国側が弁償した

サッカーで日本に負けた事に腹を立てた中国の観衆による暴動が発生した直後、川口元外相は「中国政府の警備はよくやっている」などとかばったが、中国はそれに感謝するどころか厚顔無恥な姿勢を貫き、公用車の弁償をずっと拒否してきた。

しかし反日暴動を放置した中国に対して、日本が毅然とした態度で強い批判を続けた結果、去年の7月ようやく中国に公用車の弁償をさせることができたのではないか。
 
 これ以後、中国の全面勝利論外交を支持する日本の一部の外務官僚のやり方が間違っていた事が、続々とあらわになってくる。

中国政府は「反日暴動は、靖国参拝をやめず歴史認識をあらためない小泉政権に原因があるのであって、中国側に一切責任は無い。」として暴動で破壊された日本の公館の弁償を拒否し、しつこく靖国参拝を中止するよう日本側に圧力をかけてきた。

しかし小泉首相は昨年10月に靖国参拝を実行し、それ以後も「靖国問題は外交カードにならない。」という日本の立場を繰り返し主張している。

 中国の全面勝利論外交を支持する日本の外務官僚の理屈では、これで日中関係は破滅するはずだったが、そうはならなかった。

11月には、中国側が拒否していた北京日本大使館の修理が中国側の費用負担ではじまり

12月には上海・日本総領事館でも中国側負担による修復工事がはじまった

「相手側の感情に配慮してとりあえず言う通りにしておこう。」ではなく、中国の理不尽な主張に断固たる姿勢で抗議したからこそ、今までの中国側の問題行動を修正し、日本が受けた損害を償わせることができたのである。

 現在の日中関係に関連して、アメリカのヒル国務次官補が「欧州で極めて困難な歴史問題を処理し、統合に向かっているのは”印象的だ”と述べ、日中韓3国も欧州に倣い、歴史問題を解決するよう期待を示した」そうである。 

http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20060106-00000033-jij-int


ヒル次官補の発言全文がわからないので論評は避けるが、日本のある大物外務官僚も、第二次世界大戦後それまでの恨みを”忘れて”EU統合をすすめる独仏関係を、戦後の日韓関係にもあてはめて考えようとしていたが、それははっきり言って適切ではないと思う。

同じキリスト教文明圏に属するドイツ・フランスの関係と、独自の文明をもつ日本とそれとは全く異なる儒教文明圏に属する中国・韓国との関係という、大きな違いを無視するのでは、日中・日韓関係を正しく見る事はできない。

具体的に言えば、儒教文明圏の中国・韓国は、伝統的に非儒教文明圏である日本を文化的に一段低く見なしており、「野蛮な日本人が文明国である中国・韓国を一時的にでも支配したのは、生意気で許せない。」といった、儒教文明圏側に存在するある種の人種差別思想の存在が、戦後の日中・日韓関係の正常な発展の大きな障害となってきたからである。

だから、同じキリスト教文明に属する独・仏間では存在しないような複雑な問題が、日中・日韓関係には存在するのであり、そこを見ぬけないようでは適切な外交政策をたてることなどできない。

 それでも日中・日韓関係を独仏関係になぞらえたいのであれば、第二次大戦後ではなく第一次大戦後の独仏関係のほうが、適切であろう。

第一次大戦の戦勝国となったフランスは全面勝利論に基づき、敗戦国・ドイツを徹底的に屈服させようとした。 それは敗戦国・日本を全面的に屈服させようと必死になっている現在の中国・韓国の態度と全く同じだった。

 しかし、そうしたフランスやイギリスの態度はドイツにおけるナチス台頭の引きがねともなり、最終的に第二次世界大戦の悪夢へと欧州をひきずりこんだ。

第二次世界大戦後に独・仏の和解と蜜月関係が成立したのは、全面勝利論外交という過ちが、とりかえしのつかないような大戦争を導いてしまったという反省の結果であって、そういった歴史から何も学ばず全面勝利論外交を展開する中国・韓国を、第二次大戦後の仏・英になぞらえるのは全く間違っている。

そして独仏のように、2回も日本と中国が大戦争をしなければ、全面勝利論の害毒に気づく事ができないというのであれば、こんなに愚かしいことはない。


 こうしたことを踏まえてみても、たとえ日中関係に波風が立っても、国際ルールを平気で破るような中国側の理不尽な言動には、毅然とした態度で批判・抗議し、日本側の立場をしっかりと主張するような外交が、いかに大切であるかがわかる。

そして事実、毅然とした外交に転換したおかげで、公用車の弁償・破壊された日本公館の修理など日本側の要求が達成されているのである。

今後も、靖国神社や神道による慰霊の考え方をよく説明し、「日本の首相が靖国神社に参拝しただけで、翌朝、中国の天津に日本軍が上陸して北京に向かって進撃を始めるなんてことは起こり得ないし、中国側はそのような心配をする必要もない。」と繰り返し説得すべきであろう。

 ただ、クロフネは日中関係に関しては一筋の光が見え始めているように思える。

口では日本を激しく非難しながら、結局破壊された公用車や日本公館の弁償をしたことからもわかる通り、中国は、救いようの無い幼稚国家・韓国とは、全く違う外交をする国だからである。

「日本人は怒り狂うと”鬼”になる」という事は、世界で中国人が一番よく知っていたはずだった。 日本人と直接闘った蒋介石や毛沢東・周恩来はそのことがよくわかっていた。

 しかし戦後50年たって、軍歴の無い江沢民はそのことをすっかり忘れてしまい、「日本人はどんなことをしても怒らない」と勘違いして、やりたい放題に日本人を”殴ってしまった”。

愚かな江沢民の間違った対日外交の総決算が中国各地でまきおこった反日暴動であったのだが、これによって中国の東に浮かぶ島で眠っていた”鬼”が目を覚ましつつある。

中国が超えてはならない一線を超えた事で「どんなひどいことをしても絶対怒らない」はずだった日本人が、突如として怒り狂い始めたことに、胡錦涛政権が当惑しているというのが、今現在の日中関係だと思う。

「日本人は怒り狂うと”鬼”になる」ことを忘れた江沢民の愚かさと「日本人はどこまでやったら怒り狂うのか」という事を、胡政権が理解して対日外交をする事ができれば、日中関係の障害は自ずから取り除かれると思うのだが。

この点で、胡政権の能力が試されよう。


関連記事・”Total Victory”の妄想にとりつかれた中国

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<html><font size="5"> 外務省の解体・再構築が急務だ。対中国政策で官邸と外務省に対立 </b></font><font size="3"> 新年初のエントリを書かせて頂くにあたり、どんなテーマを選ぼうか逡巡(しゅんじゅん)していまし

  • From: 屋根の上のミケ |
  • 2006/01/07(土) 11:22:40

この記事に対するコメント

外務省解体が急務だ。日本よ鬼になれ!

日本が怒れば鬼になるというのは、長い歴史で何度も証明されています。鬼にならなければ、ならない状況に立ち至っては、日中ともに不幸です。それまでに、ぜひ、中国が反省してほしいと思います。ミケ

  • 投稿者: 屋根の上のミケ
  • 2006/01/07(土) 11:25:51
  • [編集]

>外務省解体が急務だ。日本よ鬼になれ!

ブログの記事を拝見させていただきました。

しかし、谷内次官の発言の中には、ちょっと問題があるのではないかと思われるものがあります。

官僚は民選政治家の命令には絶対服従しなければなりませんが、もし谷内次官の発言の中の「外部の政治家の圧力」が、外務官僚の上司である首相や外相、官房長官などその他の閣僚のことを指しているのであれば、懲戒免職ものですよ。

それはあきらかな”超然主義”であって、民主主義のルールからすれば、絶対に許されない犯罪です。

谷内次官には発言の真意をとっくりと釈明してもらわなければなりません。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/01/08(日) 01:01:59
  • [編集]

中国の外務省になっているのでは

外務省は、中国政府に弱みを握られていると思います。
日本をすでに裏切っているのだから自殺すべきでは、どんな弱みを握られているんだろう。気になる。

  • 投稿者: 月夜裏 野々香
  • 2006/01/16(月) 10:35:56
  • [編集]

月夜裏 野々香さん

>日本をすでに裏切っているのだから自殺すべき

まだ事件の詳細がわかっていないので、何とも言えませんが、中国人女性と関係をもっただけでは、その外交官が日本を裏切ったとはまだ断定できないと思います。

そして女性問題をネタに脅迫されて彼は死を選んだわけですが、何も中国のスパイにしゃべっていなければ、セーフです。

 それから中国の内政干渉については、こちらも相互主義に基づいて内政干渉し返すのもアリだと思います。

例えばこちらの歴史教科書についてケチをつけられたら、こちらも中国の教科書の内容を攻撃するとか...

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2006/01/17(火) 01:26:01
  • [編集]

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