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しっかりしろ、アメリカよ!

  • 2005/12/19(月) 23:54:42

 ブッシュ政権の国家安全保障局(NSA)が最大数千人を対象に、アメリカ国内でテロ関連の情報を盗聴してきた事が発覚。
これに対して、野党・民主党やメディアは、ブッシュ政権に対する批判を強めている。

http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20051219-00000004-mai-int


 アメリカがイラク戦争を始めたのも、テロリスト関係者のものと疑われるアメリカ国内から外国への通信を盗聴したのも、すべてはテロへの恐怖が原因だろう。

多くの日本人がテロをどこか他人事のように考えているが、9.11の同時多発テロ以降、アメリカは自爆テロリストの影にずっとおびえてきた。

自爆テロリストは制服をきているわけではないので、一般市民や外国人移民・観光客とは全く見分けがつかず、その行動を把握することは難しい。

そしてテロリスト自身が死を全く恐れていないのも、テロ防止をいっそう困難にさせている。

そういったことがテロへの恐怖を生み、恐怖は疑心暗鬼の状態を生む。
ひとつの疑いがまた別の疑いを生んで、”疑いの底無し沼”のような状態になり、そこから「たとえヤバイ手段を使ってでも、やられる前にやらなければ」といった心理を生じさせる。

このような疑心の悪循環が、今回の盗聴事件やイラク戦争を生じさせたのではないだろうか。

 今回の盗聴事件が、違法なのか合法なのか最終的にどういった形で解決するのかはまだわからない。

しかし一般論として、アメリカ大統領そして共和党は自由と民主主義の世界最強の擁護者なのだから、アメリカ大統領や共和党自身が、たとえ自由や民主主義を守るためであっても、自由や民主主義の価値観を否定するような手段を使うべきではない。

もちろん「きれいごとだけでは自由を守る事はできない」といった声も出てくるだろうが、長い目で見れば自由・民主主義の価値観を重視した方が、遠回りのように見えても、実はアメリカと世界の双方の利益を守る近道なのではないだろうか。

 特に、世界には、ブッシュ大統領と共和党がスキャンダルで自滅するのを願う者が大勢いる。

国内のライバル・民主党やリベラル派のマスコミはもとより、民主党出身のアメリカ大統領にアジアにおける自国の覇権確立を見逃してもらいたい中国、同じく核武装と独裁政権維持と国際犯罪を見逃してもらいたい北朝鮮、そして北朝鮮によって篭絡された韓国など、独裁国家とその一味もブッシュ共和党がつまづくことを強く願っている。

ブッシュ共和党政権のつまづきが原因で、孤立無援となった世界中の民主国家が独裁国家からの挑戦にことごとく敗れてしまうような事態が起これば、人類史上最悪の悲劇である。

 そういった点をふまえると、世界中の民主国家とブッシュ政権にとって今後大切になってくるのは、イラク問題をどう解決するかである。
イラク問題を含む、アメリカの対中東政策がうまくいかないから、ブッシュ政権も危ない橋も渡らなければならなくなるのである。

そこでせんえつながら、このクロフネがイラク戦争の出口戦略を考えてみたい。

 アメリカがまず一番にやらなければならない事は、やはりイラク政府の治安維持能力の回復であろう。

イラク警察に治安維持のために必要な力を与え、すみやかにイラク人自身の手で治安が回復できるようにしなければならない。 もし必要ならば周辺国を脅かさない程度で、イラクの再軍備も検討すべきだろう。

 そして民主的な選挙によってイラク新政府が発足し、新政府がある程度自分たちで治安を維持できるようになったところで、アメリカ軍をすみやかに撤退させる。

 確かに大量破壊兵器は出てこなかった。だが、イラク戦争が100%悪だったかというとそうではない。

それまで少数派のフセイン政権が独裁体制を維持するために、多数派のシーア派住民やクルド人に対する大量虐殺事件を繰り返してきた。

しかしイラク戦争によってフセイン独裁政権が倒れた事で、そういった深刻な人権侵害を阻止し、これまで迫害されてきたシーア派住民やクルド人を民主政治プロセスに参加させることができたのは事実だ。

よって、イラクに民主的な新政権を発足させ、すべてのイラク住民に自由と政治参加の道を開いたことで、「アメリカは勝利をおさめ」撤退する。

 新政権発足後は、サウジなどのGCC諸国やヨルダン・トルコといった周辺国と連携を取りながら、イラク政府内のシーア派・スンニ派・クルド人の各勢力と緊密に交渉し、内戦の勃発を防ぎつつ周辺国の脅威にもならないようイラクを導いていく。

 もしイラクが多数派であるシーア派住民の影響で親イラン国家になっても、フセイン政権を打倒して民主政治を導入してしまったのだから、それは仕方が無いだろう。

その場合でも、アメリカ軍をクウェート-サウジ-ヨルダンのラインまで後退させ、一旦体勢を立て直す。

そして当分の間はアラブの同盟国の力を借りて、なるべくアラブの事はアラブに任せるより他ないだろう。

 以上がクロフネのイラク戦争の出口戦略である。これが親愛なるアメリカの友人たちへの助けとなる事を切に祈っている。

 ところで、東欧の秘密刑務所の問題やNSAの盗聴事件など、ここ1ヶ月の間にブッシュ政権のスキャンダル事件が続発している。

どれも事実なのだろうが唐突な感が否めない。

特にNSAの盗聴事件を暴露したニューヨークタイムズは1年も前からこの事件を知っていたことがはっきりしている。今まで黙っていたのに、なぜこの時期になって突然報道に踏み切ったのか不可解だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20051216-00000099-mai-int


http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20051105-00000012-san-int


これら一連のスキャンダルの第一報は、いずれもニューヨークタイムズやワシントンポストのようなリベラル系新聞だったのも気になる。

 ここからは何の裏づけも無い私のたわごとであるが、ある事件をきっかけにブッシュ大統領を辞任に追い込もうとするパワーが働き出したように思える。

その事件とは、10月の終わりか11月の始めごろにかけて行われた、ブッシュ大統領訪中に向けた米中間の準備交渉である。

http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20051102-00000117-kyodo-int


 この時、中国からブッシュ大統領の訪中を公式訪問にするよう要請があったが、”中国脅威論”を重視したブッシュ政権はこれを拒否し、中国に対して民主化や人権の尊重を求めたと思われる。

そして実際のブッシュ大統領の極東歴訪では、日本を民主主義の同盟国と位置付け支持する一方、中国の民主化や人権尊重の遅れに注文をつけた。

これをみた中国は、中国にとって非常に目障りなブッシュ大統領を謀略によって失脚させようと決断したのではないだろうか。

具体的に言えば、共和党に反対し中国に同情を寄せるアメリカ国内のリベラル勢力に何らかの働きかけをして、アメリカのリベラル系マスコミに東欧の秘密刑務所事件やNSAの盗聴事件を暴露させ、これによって中国に歯向かうブッシュ大統領を辞任に追い込もうとしたのではないだろうか。

 おまけにここで問題となっている10月末の米中協議の後、ブッシュ政権の数少ない知日派である、マイケル・グリーン国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長の退任が決まっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051121-00000192-kyodo-int

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051217-00000050-mai-int

ここでも反ブッシュ・反日米同盟のパワーを感じるのである。

彼の後任に、アメリカ政府内の親中派が就任するか、ブッシュ政権そのものが倒れるようなことになれば、ブッシュ政権打倒運動の黒幕は中国で、一連のスキャンダル事件発覚も中国の謀略という、私の推理が一層裏付けられることになると思うのだがどうだろうか。

 ブッシュ政権のスタッフは、大統領をワナにかけようとしている連中に気をつけたほうが良いと思う。 もしそういった連中が存在するのであれば、アメリカは断固たる対抗手段をとるべきである。(もちろん合法的な手段で)

日本政府も”前線”における勝ち負けにばかり気を取られるのではなく、こういった”後方支援””補給線の確保”の問題にも充分注意し、必要な手を打っていかなければならない。


関連記事・結論・イラク戦争とはなんだったのか?(その1)

関連記事・結論・イラク戦争とはなんだったのか?(その2)


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私の体験から見たアメリカ国内の雰囲気

 拝啓、クロフネさん。

 私が、住んでいるユタ州は、田舎の州であるからかも知れませんが、アメリカ国内のテロ戦争に対するムードは、どちらかといえば、全体的に白けた雰囲気の方が、強いような気がします。

 こちらのほうでは、新聞、テレビ、そして、インターネットのニュースサイトなどで、連日、テロ関連、または、イラク復興関連の報道が、流され続けていますが、アメリカ国民の大部分は、これらの報道、または、現地の雰囲気(といっても、カンザスとユタしか知りませんが、支持運動をするわけでも、反対運動をするわけでもなく、わりと冷め切った雰囲気です。

 俗な言葉で表現しますと「もういいよ、いいかげん、終わってくれ。」というなんとも言いがたい倦怠感と「もう他の地域の民主化なんて、どうでもいいから、自分達のことだけやってくれ。」という行き詰まった末の孤立主義的な雰囲気が、強くでているように、私には、感じられます。

 以前居たカンザスの大学でも、そうでしたが、ここの学生連中も、CNNなどの報道番組よりもスポーツ専門番組を見ている連中のほうが多く、どこか、無関心な行動に逃げ込んだ現実逃避のように、思えるのです。(どこか、他人事のように錯覚しているように見えます。)

 24時間中、ぴりぴりしていろというわけではありませんが、アフガン戦争、または、イラク戦争開戦から、終戦、そして、復興初期に、アメリカを包んでいた雰囲気(さあ、これから、たいへんだけど、なんとか、やりとげよう。)といった一種の覚悟と、やる気が、現在は、前述したような雰囲気に、変わってきているように思えます。(分岐点は、去年の後半あたりからだと思います。)

 アメリカ国内に、確実に、孤立主義と無気力感が、漂い始めているような気がします。(ということは、国内優先的傾向の強い民主党が、政権を奪回すれば、アジアにおける中国の台頭に譲歩し、ブッシュ政権が採ってきた戦略的競争政策から、クリントン政権時代の戦略的友好政策のほうに、後退してしまう可能性も、充分に、考えられると思います。(実際、民主党系リヴェラル派の中には、どこまで有力な支持があるかは、わかりませんが、「アジアのことについては、多極主義で、中国と共同で、協調しながら、やっていこう。そうすれば、アメリカの世界における負担は軽減される。」と主張する連中(観念的親中派)も存在するのです。)

 今回、おっしゃられておられるブッシュ叩きの背後に中国の影があるかどうかは、わかりませんが、ご指摘のように、ブッシュ政権が、かつてのニクソン政権のようにスキャンダルで崩壊、または、レイムダック化すれば、アジアにおける中国に対する歯止め役が、存在しなくなり、また、せっかくまともな方向に、戻り始めている我が国の外交政策も、梯子を外された格好となり、せっかく息の根を止められかかっている売国勢力が、再び息を吹き返し、迷走と混乱の末、以前より、更に悲惨な対中、対韓従属路線に引き戻され、実質的な植民地のようになる恐れが、出てきます。

 クロフネさんが、おっしゃられるように、「日本政府も”前線”における勝ち負けにばかり気を取られるのではなく、こういった”後方支援””補給線の確保”の問題にも充分注意し、必要な手を打っていかなければならない。 」というのは、我が国にとって、火急のことのように思います。

 そのためにこそ、政府主導での対外情報戦略専門省庁の設立が、急がれます。

 駄文、長文、失礼しました。

  • 投稿者: アメリカ在住
  • 2005/12/20(火) 18:51:13
  • [編集]

共和党が政権を維持しないことには、日本の民主主義と自由を脅かしかねない死活的問題になりそうですね。
「嫌ブッシュ」的な空気を作り出しているリベラルの偽善的な工作に不快感を感じます。
再来年も共和党が政権を獲る事を願います。

  • 投稿者: 東京
  • 2005/12/20(火) 23:52:14
  • [編集]

>私の体験から見たアメリカ国内の雰囲気

 報道では、アメリカの一般国民の考えや社会のムードまではなかなか伝わってこないので、貴重な情報です。

ありがとうございます。

>「もう他の地域の民主化なんて、どうでもいいから、自分達のことだけやってくれ。」という行き詰まった末の孤立主義的な雰囲気が、強くでているように、私には、感じられます。

 孤立主義が広くアメリカ国民にまんえんするのは世界にとって、好ましいことではありません。

第2次大戦の原因のひとつは、アメリカのルーズベルト民主党政権が誤った孤立主義外交をとって、ナチス・ドイツの軍拡によって欧州の勢力均衡が崩されるのを、放置しておいたからです。

当時のイギリスを日本に、台湾をフランスに、ナチス・ドイツを中国に置きかえると、現在の状況にほぼ一致します。

共和党・民主党の別なく、全てのアメリカ国民に、過去の過ちを繰り返してほしくありません。

アメリカが孤立主義に陥らないよう、日本を含む同盟国が励ましつづけなければなりません。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2005/12/21(水) 00:42:29
  • [編集]

東京さん

外国人である我々が、アメリカの政権を担当するのはどこの政党が良いか口出しする事は、内政干渉になるので控える必要がありますが、

やはり世界全体のことを考えられる政党が担当して欲しいという願望は私にもあります。

アメリカ民主党がしっかりしてくれるよう期待したいです。

  • 投稿者: クロフネ@管理人
  • 2005/12/21(水) 00:47:16
  • [編集]

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